陶器は高額査定となる可能性が高い骨董品である。買取において高額で売れる可能性の高いものは、簡単に売らず慎重になったほうがいい。また、ここで取り上げている陶器を収集しているコレクターは多く存在し、さらに陶器を買い取っている業者はネットの普及もあって、非常に多くなってきている現状があるのでリサーチはしっかりしたほうが良さそうだ。
陶器を売るのであれば、売る前にしっかり情報やポイントを掴んでおくことは大事だろう。そこで、本コラムでは、濱田庄司にテーマを絞って、陶器を売る上で知っておくべき情報やポイントを述べていく。参考にするといいだろう。
本記事のポイント
- 濱田庄司は人間国宝に指定されている
- 銘がないため、贋作が多い
- 査定額の目安とは?
CONTENTS
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濱田庄司の略歴
ではまず、本コラムで取り上げている濱田庄司という人物について述べていこう。この濱田庄司がどのような人物なのかを知っておくことで、濱田庄司の陶器の価値を知ることができるだろう。それほど大事なポイントだ。陶器を売るとき、陶器を作った人物や作家の基礎的なポイントは押さえておいたほうがいいので覚えておこう。
昭和を代表する益子焼の陶芸家
濱田庄司(読み方:はまだ・しょうじ 本名:濱田象二)は昭和に活躍した日本の陶芸家である。現在の東京工業大学で窯業科に入学し、陶芸の基礎を学んだのち、さらに陶芸家として有名な板谷波山に師事し、窯業の基礎科学面をしっかりと学ぶ。その後、イギリスに渡り築窯をしてロンドンで個展を開催するに至る。その個展で成功すると知名度は一気に上がり、帰国後も沖縄にて壺屋窯などを学ぶが、そこから濱田庄司は深い関心を寄せていた益子焼の産地・栃木県益子町で作陶を始める。
そして、濱田庄司の陶器は手轆轤のみを使用するシンプルな形に拘り、釉薬の流描による大胆な模様を突き詰め、濱田庄司独自の陶器に昇華させた。この濱田庄司の陶器に魅了されているコレクターは非常に多く、濱田庄司の陶器の価値は高い。また、重要無形文化財保持者に認定、紫綬褒章、文化勲章を受章するなど芸術性の評価も高い。
濱田庄司の陶器は高額査定になりやすい?
濱田庄司の作品は先述したように、陶器のなかでも芸術性が高く人気のある骨董品だ。これは買取市場においても濱田庄司の作品には人気があり、さらに名高い陶芸家である濱田庄司の作品には付加価値があるようだ。そのため、濱田庄司の陶器であれば、高額査定になりやすいだろう。
さらに多くの骨董屋・質屋で濱田庄司の陶器は積極的に買い取られており、この濱田庄司の陶器を高額査定作家として挙げている業者も多いのも高額査定が見込める理由である。濱田庄司ほどの人物となれば、どの作品も価値が高いので、安く売ってしまわないように注意しておくべきだ。
濱田庄司の陶器の査定情報
次は、濱田庄司の陶器の査定情報について述べていく。濱田庄司や彼の窯元の花瓶や皿、茶碗、湯吞、ぐい吞み、コーヒーカップなどの作品はどれも価値が高いため、高額査定が期待できるが、損をするリスクも高い。なので、ここでどのようなポイントが査定額に大きく影響してくるのか、査定情報も重要なポイントになるので、この機会に押さえておくほうがいいだろう。査定ポイントを把握しておくことで、査定での減額を減らすことができるだろう。高く売るためには重要なポイントになる。
誰が作った陶器なのかで値段は決まる
陶器の査定で、最も査定額に影響するのは、誰の作品かという点になるため、、陶印やサインなどからこの点はしっかり押さえておこう。陶器の買取において、作者は非常に重要なポイントになるのだ。基本的に骨董品は、いつの時代に描かれているものなのかという点と、誰が創作した作品なのかで大半の価値は決まる。ここで売れる金額も大きく変わるのである。
また、陶器はコレクター向けの市場になっているため、人気のある作家や人物の作品は高く売れる傾向にある。つまり需要が高いということだ。上記で述べたように、濱田庄司は国内で有名な陶芸家である。評価・人気ともに国内外問わず高い。濱田庄司の作品は高額査定となる可能性は非常に高い。なので、濱田庄司の陶器を売る場合は、買い叩かれることのないよう、慎重に売るようにしよう。
陶器の保管状態には要注意
陶器の査定でもうひとつ大事な査定ポイントは、状態の良し悪しだ。陶器のような骨董品は、状態の良さが非常に厳しく査定されるので覚えておこう。陶器は鑑賞用の骨董品として、価値が高いため、作品の価値を大きく損なうような状態には厳しい査定額が提示されるだろう。また、状態が酷い場合は大きく減額するだけでなく、買取不可になることもあるようだ。そうならないように、陶器の保管状態には気を配っておくべきだろう。
普段から陶器の手入れやメンテナンスを欠かさず、良い状態を保てるような保管方法で陶器の状態を悪くしないようにしよう。では、ここで悪い状態とはどんな状態について触れていこう。汚れ、ヒビ、キズ、デザインの擦れ、欠けなどの状態があった場合、大きな減額になるようだ。とにかく、このような状態には査定が厳しいので細心の注意を払っておこう。
鑑定書や保証書の扱いも大事
陶器の鑑定書や保証書にも価値があり、査定額に影響するので押さえておこう。この鑑定書や保証書があるのであれば、忘れずに持参して、一緒に売るべきだ。陶器の査定では、鑑定書や保証書は多くの業者でプラス査定となるだろう。骨董品の鑑定は難しく、鑑定士によっても鑑定が違い、価値や売れる金額は変わるので大事になってくるのである。
また市場に精巧な偽物や模倣品が多いということである。そのような理由が重なり、鑑定書や保証書が出せる鑑定士の鑑定書や保証書などは非常に信頼が高い。そのため鑑定書や保証書に価値があるのだ。そして、鑑定書や保証書を一緒に売ることで、査定額は上乗せになることも多いので、鑑定書や保証書も忘れず一緒に売るようにしよう。
付属品は価値があるので一緒に売るべき
そして、陶器の査定では付属品も査定額に影響する。陶器を入れる木箱や作家の書物などの付属品がある場合は、陶器と一緒に売るようにしたほうがいいだろう。これらの付属品も鑑定書や保証書と同様に、査定額は上乗せになることが多いので、忘れずに付属品も一緒に売るようにしよう。その付属品のなかでも、共箱と言われる作家の本名のサインや印がある桐箱は非常に価値が高いので、共箱の扱いにも注意しておくべきだ。
濱田庄司の陶器の買取相場
最後に、濱田庄司の陶器がどれくらいの金額で売れるかを述べていく。できるだけ、この陶器を高く売りたいのではあれば、買取相場は把握しておくほうがいいだろう。また、これは買取における基本的なポイントになる。売る前に買取相場をリサーチしてから陶器を売るようにしたほうが、損をせず売ることができるので大事なポイントだ。
陶器の相場は掴みにくい
では、ここで取り上げている濱田庄司の陶器がどれくらいの金額で売れるものなのかを述べていく。というのも、多くの業者で実績や金額を公開していない。そのため、実際に査定へ出してみないと買取額はわからないのが現状なのである。基本的に骨董品の多くは明確な相場が掴めないため、慎重に売るように注意しよう。
もしこの濱田庄司の陶器を売る場合は、必ずいくつかの買取業者で見積もりを出してもらってから売るほうがいい。各業者で提示された査定額を比較して、納得のいく金額を提示してくれた業者で売るほうが安定した金額で陶器を売ることができる。陶器の買取において、業者選びで金額は決まると言えるほど重要なので、リサーチは怠らないようにしよう。
有名陶芸家の陶器はどれくらいを目安にしたほうがいいのか
上記で濱田庄司の陶器は明確な相場がわからないと述べた。だが、濱田庄司の作品は非常に評価・人気も高い。そのため、高額査定は期待していい。では、どれくらいで濱田庄司など有名陶芸家の陶器はどれくらいで売れるかについてだが、陶器の買取において有名作家・人物の作品は、数十万~数百万円で売れることが多いようだ。下記がその買取金額の一例となる。
- 松井康成 大壺…800,000円
- 加藤唐九郎 志野茶碗…1,200,000円
- 13代酒井田柿右衛門 濁手花瓶…650,000円
- 藤田喬平…600,000円
- 島岡達三 皿…400,000円
- 藤本能道 花瓶…250,000円
上記の買取金額をみてもわかるように、陶器買取は高額査定になりやすく、その査定額は数十万円代が非常に多い。上記の金額を目安にするといいだろう。
LINE査定に対応している買取業者
八光堂
茶道具で濱田庄司を作家として取り上げている八光堂は大手の買取業者。査定はLINEやメール、ビデオ通話などでおこなうことができる。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
アート買取協会
買取作品例として、琉球窯赤絵茶碗や青釉流描角皿、柿釉丸紋花瓶などを紹介しているアート買取協会では、電話・メール・LINEでの査定に対応している。
買取価格
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手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
出張買取に対応している買取業者
古美術永澤
古美術永澤は、買取作家として濱田庄司を挙げている。出張買取は全国で、電話での相談となる。「出張買取をメインに買取りを行っておりますので、もしお引越しや遺品整理・ご実家整理でお悩みの場合も、お気軽にお電話などでご相談下さい」とあるため、量が膨大でも対応してもらえそうだ。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
本郷美術骨董館
濱田庄司について、毎月取り扱いがあるという本郷美術骨董館は、買取ナンバーワンを誇る買取業者。出張買取も全国対応と買取範囲が広い。
買取価格
スピード
手数料
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ポリシー
ウイルス
対策
まとめ
本コラムでは、濱田庄司の陶器の買取相場・査定情報をテーマに、陶器を売るときの基本的なポイントや情報を紹介してきた。陶器のような骨董価値の高いものを売るときは慎重になったほうがいい。骨董品の多くは非常に相場が掴みにくく価値もわかりづらいだろう。売る前にしっかりリサーチはやっておくべきだ。
本コラムで紹介した濱田庄司のような有名作家の陶器は高額査定となるので、尚更リサーチは入念に行なうようにしよう。そして、濱田庄司の陶器を売るときは、陶器の買取では信頼できる業者を選んで売ることが重要なポイントになるので、業者選びはしっかり比較検討をしよう。