陶器買取は非常に難しいので慎重に売るべきだ。また、骨董品のなかで陶器は高価買取になりやすい。そのため陶器は骨董品買取において高額で売れるやすいが、損をする可能性は高いので注意して売るようにしよう。
とくに、ここで取り上げている島岡達三(しまおかたつぞう)の陶器を積極的に買い取っている業者は多く、価値は高いだろう。島岡達三の陶器を売る前にしっかり情報やポイントを掴んでおいたほうがいいだろう。
そこで、本コラムでは、島岡達三にテーマを絞って、陶器を売る上で知っておくべき情報やポイントを述べていくので参考にするといい。
本記事のポイント
- 島岡達三氏は縄文象嵌で重要文化財保持者
- 縄文象嵌の技法とは？
- 師匠の濱田庄司が得意とした塩釉という技法も生かして作品を手がけている
CONTENTS
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陶芸家 島岡達三の略歴・経歴
最初にここで、島岡達三がどのような人物なのかを紹介していく。
陶器を売る前に、陶器の作者がどういう人物なのか把握しておくほうがいい。作者を知ることで陶器の価値を正しく把握できる。陶器を売るとき、陶器を作った人物や作家の基礎知識を身に付けて、正しく価値を把握しておき、陶器買取に臨もう。
民芸陶器で重要文化財保持者である人間国宝に認定されるほど名高い陶芸家
島岡達三は日本の有名な陶芸家である。民芸陶器で重要無形文化財保持者であり、人間国宝に認定されるほど名高い陶芸家である。
島岡達三は大正8年生まれの東京出身の陶芸家。学生時代には東京工業大学で窯業を学んでいたが、当時の日本の徴収制により兵役を務め復員する。その後島岡達三は家族とともに益子に移住している。ここから島岡達三は陶芸家として本格的な道を歩み始める。
民芸陶器で当時偉大な地位を確立していた濱田庄司に師事し、濱田庄司のもとで陶器について学び、また自分なりの陶器表現を探求する。そして、1953年には築窯し独立する。
この時、縄文時代の陶器と運命的な出会いがあった。このことが島岡達三の名を全国に知らしめることとなる。その縄文時代の陶器に島岡達三は向き合い試行錯誤しながら作陶する。そして、その努力が実り、島岡達三の陶器は高い評価を受けて、人間国宝になるまで独自の陶器を探求した。
今でも島岡達三の陶器は人気があり、高額な値段で売買されている。島岡達三の陶器は価値が高いので慎重に売るようにしよう。
島岡達三の陶器はどの作品も価値が高い
島岡達三の陶器は上記で述べたように名高い陶芸家であるため、数多くある陶器のなかでも芸術性は高く評価されている。そして、人気の陶芸家でもある。そのため、買取市場において、島岡達三の陶器はコレクターの需要は高く、さらに島岡達三の大皿や花瓶、ぐい吞み、湯吞み、茶碗、コーヒーカップなどの陶芸作品には付加価値もあるので高額査定は期待できるだろう。
そのことを裏付けるように骨董屋・質屋で島岡達三の陶器は積極的に買い取られている。この島岡達三の陶器を高額査定作家として挙げている業者も多いようだ。島岡達三ほどの陶芸家となれば、どの作品も価値が高いので慎重に売るようにしよう。
島岡達三の陶器の査定情報
次は、島岡達三の陶器の査定情報について述べていく。
島岡達三の陶器は高額査定が期待できる。だが、陶器査定は厳しいので注意しておくべきだ。陶器買取の査定では減額も多いので、ここでどのようなポイントが陶器の査定に大きく影響してくるのか、陶器の査定情報を押さえておくほうがいいだろう。
陶器の買取では作者や窯元は大事なポイント
陶器の査定で、最も査定額に影響するのは、作者や窯元。陶器買取では、どの作者が創作した、由緒正しい窯元で作陶された陶器なのかが、非常に重要なポイントになるようだ。
基本的に骨董品は、いつの時代に描かれているものなのかという年代と、誰が創作した作品なのかというこの2点が鑑定される。そして、大半の陶器の価値はこの2点で決まるようだ。これは買取市場においても同様で査定額のほとんどが、作者で決まるとも言われているのである。
陶器はコレクター向けの市場になっているため、人気のある作家や人物の作品は需要が高いため、作者や窯元は非常に重要なポイントになる。上記で述べたように、島岡達三の陶器は高額査定となる可能性は非常に高いと言える。
状態には厳しい陶器査定
陶器の査定で重要なポイントとして状態がよく言われる。陶器買取で状態の良し悪しは査定額に影響する。陶器のような骨董品は、状態の良さが作品の価値に関わると考えられているため重要視されているのである。なので状態の善し悪しは非常に厳しく査定されるので注意しておこう。
陶器は鑑賞用の骨董品として、価値が高いため、作品の価値を大きく損なうことで価値は下がる。また、状態が酷い状態は買取不可になることもあるようだ。陶器の保管状態には普段から気を配っておくべきだ。陶器の手入れやメンテナンスを欠かさずにしたほうがいいだろう。陶器を売るならば、できるだけ良い状態で持ち込むようにしよう。
陶器の状態では汚れ、ヒビ、キズ、デザインの擦れ、欠け、割れなどは間違いなく大きな減額になる。これらの状態には十分気をつけておこう。
鑑定書や保証書は一緒に売るといい
陶器買取では鑑定書や保証書にも価値があるので覚えておこう。鑑定書や保証書は自己判断で捨てないようにしよう。また、この鑑定書や保証書も査定額に影響する大事なポイントになる。鑑定書や保証書があるのであれば、忘れずに持参して一緒に売るべきだ。
陶器査定では鑑定書や保証書は多くの業者でプラス査定となるだろう。それだけ骨董品の鑑定では鑑定書や保証書が重宝されている。鑑定書や保証書が出せる鑑定士の鑑定書や保証書などは非常に信頼が高く、一定の価値がある。そして、鑑定書や保証書を一緒に売ることで、査定額は上乗せになることも多い。
付属品である木箱や書物にも一定の価値がある
そして、陶器の査定では付属品も査定額に影響するので押さえておこう。陶器を入れる木箱や作家の書物などの付属品があるならば、陶器と一緒に持ち込んでセットで売るべきだろう。これらの付属品も鑑定書や保証書と同様に、査定額は上乗せになることが多いようだ。数万円くらい査定額は変わることもあるくらい大事なアイテムだ。木箱や書物などの付属品も忘れず一緒に売るようにしよう。
その付属品のなかでも、共箱と言われる作家の本名のサインや印がある桐箱は非常に価値が高いので慎重に扱うようにしよう。
島岡達三の陶器の買取価格相場
ここで最後に、島岡達三の陶器の買取相場について述べていこう。
陶器を高く売りたいのではあれば、買取相場はしっかり把握しておくほうがいい。そしてまた、買取相場を押さえておくことは、買取における基本的なポイントでもあるのでしっかり押さえておこう。売る前に買取相場をリサーチしてから、陶器を売るのは陶器買取の基本中の基本である。
陶器買取で明確な相場は掴めない
ここで取り上げている島岡達三の陶器がどれくらいの金額で売れるものなのかについて述べていきたいが、陶器の買取相場を調べても、明確な相場は掴めないのが現状だ。多くの業者で陶器を買い取ってはいるが、実績や金額を公開していないだろう。そのため、現物を査定へ出してみないと買取額はわかりにくい。
参考相場・買取価格実績
- 「象嵌赤繪皿」200,000円（緑和堂）
- 「塩釉象嵌縄文扁壷」120,000円（エコリング）
- 「窯変徳利」35,000円（緑和堂）
- 「地釉象草花文扁壷」30,000円（エコリング）
- 「刷毛目赤絵・湯呑」20,000円（エコリング）
- 「象嵌夫婦湯呑」12,000円（エコリング）
- 「象嵌赤絵湯呑」10,000円（エコリング）
- 「地釉 象嵌縄文」10,000円（エコリング）
- 「象嵌湯呑」3,000円（エコリング）
メルカリ・ヤフオクなどでの落札価格
- 「象嵌赤絵 草花文花型組皿 六枚」106,000円（ヤフオク）
- 「象嵌赤絵草花文碗」79,000円（ヤフオク）
- 「地釉象嵌縄文方壷」70,000円（ヤフオク）
- 「象嵌赤絵 草花文皿」56,000円（メルカリ）
- 「象嵌赤絵皿」38,000円（メルカリ）
- 「夫婦湯呑」27,000円（メルカリ）
基本的に骨董品の多くは、明確な相場が掴めないため、損をしやすいのである。陶器を売る場合は、必ずいくつかの買取業者へ査定依頼を申し込み、必ず見積もりを出してもらってから売るようにしよう。
各業者で提示された査定額を比較検討して、納得のいく金額を提示してくれた業者で売るといい。この方法であれば安定した金額で陶器を売ることができるだろう。
なんでも鑑定団で高い値段の評価額
2016年放映の「開運！なんでも鑑定団」（テレビ東京系）では、島岡達三の大皿が500万円、2017年放映の「開運！なんでも鑑定団」（テレビ東京系）では、島岡達三の壺と大皿がセットで550万円の評価額がついている。
島岡達三の陶器はどれくらいで売れるのか？
上記で島岡達三の陶器は明確な相場がわからないと述べたが、島岡達三の陶器は評価・人気ともに高い。なので高額査定は期待していいだろう。だが、買取相場がわからない陶器買取で、どれくらいの金額で、この島岡達三の陶器は売れるのだろうか。
陶器の買取において有名作家・人物の作品は、数万〜数十万円で売れる傾向にある。この傾向から考えて、本コラムで取り上げている島岡達三の陶器は数万円〜数十万円で売れる可能性が高いため、まずはこの数万〜数十万の金額を目安にして買取を進めていくといいだろう。
LINE査定を実施している買取業者
古美術永澤
島岡達三を買取作家として紹介している古美術永澤では、LINEやメールでの査定に対応している。相続や企業の帳簿価格の見直し等で、美術品・骨董品の時価評価が必要な際にも頼ることができる。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
八光堂
創業４０年以上の大手・八光堂では、電話での相談やLINE査定のほか、全国の出張買取をおこなっているという。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
出張買取に対応している買取業者
エコリング
先述の通り、具体的な金額を明記して数々の買取価格を紹介しているエコリングは、東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知・大阪・京都・兵庫・広島・福島を中心に出張買取を実施中。それ以外のエリアについては、「お問い合わせください」とある。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
本郷美術骨董館
大手の本郷美術骨董館は、買取件数ナンバーワンの実績を持つ。出張買取は全国対応だ。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
まとめ
本コラムでは、島岡達三の陶器の買取相場・査定情報をテーマに、陶器を売るときの基本的なポイントを紹介してきた。
陶器のような骨董価値の高いものを売るときは、慎重に売るように心がけよう。骨董品の多くは非常に相場が掴みにくいのでリサーチが重要になる。そして価値もわかりづらく損をしやすいので気をつけておこう。陶器買取では損をしないよう売る前に入念にリサーチはやっておこう。
また、そのなかでも業者選びが非常に大事なポイントになる。いくつかの業者をリサーチするだけでなく、査定依頼もできるだけ多くの業者へ申し込み、各業者の査定額をしっかり比較してから、売るように心がけよう。
業者選びの際は、当サイト「ヒカカク！」で業者の評判や査定額を調べることもできるので利用してみてほしい。
