骨董品としてであったり、季節の飾り物として親しまれることが多い兜。愛好家であれば、長期にわたって保有することも考えられるが、多くの人は家に置いていても邪魔なため処分を検討するだろう。
その際に、兜はどれぐらいの値で売れるのだろうか。今回は兜の価値や買取価格についてまとめていく。
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いらない兜は処分するより買取を選ぶ方が良い
家にいらない兜がある場合、家に置いていても邪魔になるだけなので、処分することを検討するだろう。しかし、物が物だけに気軽に捨てるのも惜しくなってしまうのが兜だ。もしかしたらものすごい価値が眠っているのかもと考えると、迂闊に捨てることもできないだろう。
そういった場合、いらない兜は処分するのではなく、買取ってもらうという方向性で考えた方が良いだろう。買取の方が実際に兜の査定をしてもらうため、品物の価値を知ることもできる。また、売却してしまえば現金を得ることもできる上に、いらない兜を処分することができる。
リサイクル業者などに引き取ってもらう場合には、逆に手数料などを取られる可能性だってある。そう考えると、得るものがある買取の方が断然おすすめできる。
また、買取業者は買取ったものを転売することによって儲けを出している。販売したものは、兜のコレクターや兜を必要としている人の手に渡ることになる。そう考えると、兜を処分するのにも躊躇が必要なくなるという物だ。
全ての兜が高値で売れるわけではないが、いらない兜を処分することを考えるのであれば、買取という選択肢を真っ先に検討することをおすすめする。
兜にもいくつか種類がある
兜といっても、大きく分けて2つに分類することができる。1つは子どもの日などに飾られている、いわゆる「五月兜」というものだ。これは、行ってみれば鑑賞用、お飾り用という用途で使われているものでもある。子を持つご家庭であれば、子どもが小さい間は五月兜を家に飾っているはずだ。
2つ目は、骨董品としての兜だ。これは例えば、兜が実際に武具として使われていた時代に作られたようなものであったり、工芸品として作られたものである。気軽に飾ったりするようなものではなく、大事に保管するようなものである。
骨董品としての兜と「五月兜」はどちらの兜の方が価値が高いのだろうか。もちろん品物によって、価値は異なるので、一概にいうことはできないが、骨董品として扱われている兜の方が価値は高いといわれている。五月人形の場合、単純な鑑賞用という用途で作られたものもあるため、そこまで高い価値は付かないと考えられる。
しかし、例外も考えられる。五月兜であっても、例えば、祖父の代から脈々と受け継がれてきた兜の場合、価値が高い可能性が考えられる。有名な作家が作ったものであったりすると工芸品としての価値が認められるため高価格での買取も期待される。
一般的には、骨董品として親しまれている兜の方が、高値で買い取ってもらえる可能性が高いと考えられるが、査定を受けるまではどういった評価がなされるかはわからないだろう。もし兜の処分を検討しているのであれば、まず自分が所有している兜がどちらに属するのかを把握しておくといいだろう。
兜はどこで買い取ってもらうのがいいのか?
次に、兜を買い取ってもらう場所について触れていこう。中古品の買取サービスは多岐にわたる。お近くにも店を構えている場合も多い上に、ネット上でもサービスを受けることができる。
あらゆる選択肢がある中で、できるだけ正確な査定をしてもらうにはどうすればいいのだろうか。最も良いのは、やはり専門店で買い取ってもらうことだ。骨董品を専門に取り扱っている買取業者に依頼するのがベストだろう。
一般的な買取店との違いとしては、専門点には専門分野に詳しい鑑定士が在籍しているという点だ。やはり専門知識を持っていなければ、正確な査定を行うことはできない。また、鑑定士がいなければ、買取自体を断られる可能性だってある上に、安く買いたたかれる可能性もあるだろう。
また、専門店も玉石混交といえるだろう。いくら鑑定士がいるからといっても、質が低ければ、正当な査定は期待できないし、不当な安値を提示される可能性だってあるだろう。買取を依頼する側に兜に関する知識がなければ、たとえ安値を提示されても、それが間違っていると気づくことは難しいだろう。
そのため、兜の買取業者を選ぶ際には、いくらか慎重にならなければいけない。信頼できる専門店を選ぶポイントとしては、経験と知識の豊かな鑑定士が在籍していることなどが挙げられる。
鑑定士としての実績があり、著名な人物であれば、信頼して査定を依頼することができるだろう。また、その専門店が過去に買取を行った実績を確認するというのも1つの手段だ。
どのような兜がどれぐらいの価格で売れたのかという情報は、これから買取を依頼する身としては重要な情報だ。いくら「高価買取」という文字が踊っていたとしても、それは買取価格に関して何の説得力もないだろう。やはり具体的な買取金額を確認したうえで、買取業者を選ぶことによって、正確な査定を受けられるというものだ。
高く売れる兜ってどんなもの?
五月兜にも骨董品としての兜にも、価値の高いものとそうではないものがある。高い価値を持つ兜を売却すればかなりの金額を期待することができるが、逆の場合、そこまでの臨時収入は望めないだろう。
五月兜の場合、重要となるのは作った人物となる。著名な作者・作家が制作したものであれば、高い価値を持つことになる。逆に、作者が不明なものに関しては、単なる飾り物としての価値しか持たないだろう。
また、当然ながら真贋によっても価値は上下する。著名な作者が制作したものとして買取を依頼しても、それが贋作だった場合、高価買取は難しくなるだろう。
骨董品としての兜の場合、例えば有名な武将が所持していた兜であれば、かなりの価値を持つことになる。武将ごとに兜の形やデザインなどが異なっており、高価買取が期待できる。また、合戦用として作られた兜だけではなく、工芸品として作れたものもあり、精巧に制作された兜には高値がつく場合も考えられる。
もちろん兜自体の保存状態などによっても価値は上下するだろう。しかし、最も買取価格に影響を及ぼすと考えられるのは、その兜が持つブランドであるといえる。
兜をより高く買い取ってもらうコツは?
兜の買取価格には、ブランドが重要である点はもちろんだが、これに関してはどうすることもできないだろう。ここでは、これから兜の買取を依頼することを考えている場合に、どのようなポイントを押さえていれば、より高く買い取ってもらえるかについて解説していく。少しでも高く買い取ってもらうためにも、最低限守っておきたいところだ。
キレイな状態を保っている
当然ながら、埃をかぶっていたり、錆ついていたりするような汚い状態で保存されている兜よりも、手入れの行き届いたキレイな兜の方が高く買い取ってもらえる可能性が高い。
愛好家でもない限り、日常的に兜の手入れをするという人はあまりいないが、将来的に買い取ってもらうことを考えるのであれば、できるだけキレイな状態で保存しておくべきだろう。買取依頼前にもキレイに磨いてあげることによって査定価格に好影響を与えることができる。
付属品なども一緒に売却する
兜には、本体だけではなく、アクセサリーや箱などの付属品がついている。価値の高い兜であれば、付属品だけでも高い価値を持つことも考えられる。加えて、それらがセットになっていることによって、より高い価値を発揮することができる。
例えば、兜が入れる箱には、銘が入っていることがある。これがあることによって、その兜の作者が誰であるかがハッキリする。この点は査定価格に影響を及ぼすことが考えられるため確認しておくべきだ。
査定価格を比較する
買取業者に依頼をする場合、1社だけの査定を受けるのではなく、数社の査定を受けて、買取価格を比較したうえで、一番高く売れるところに依頼するのがいいだろう。
その場合には、気軽に査定を依頼できるサービスを利用するといいだろう。最近では、メールやLIINEを利用した画像査定を行っている業者も多い。そういった無料で受けられる査定を複数行い、査定価格を比較することが、高価買取につながるといえる。
兜の買取方法にはどんなものがある?
兜を買取業者に買い取ってもらうことを考えたときに、どのような方法があるのかを紹介していく。基本的には、店頭買取、宅配買取、出張買取の3つの手段がある。それぞれの方法の特徴などを以下にまとめていく。
店頭買取
店頭買取は、買取を行っている業者が運営している店舗に赴き、品物を査定してもらうという方法だ。店頭に直接品物を持って行くという特徴から、査定の依頼から買取までに時間がかからないというメリットがある。対面でのやり取りとなるので、安心感もあるだろう。
ただ、兜という品物の特性を考えると、自分で店舗まで運ぶのは注意しなければならない。運搬に気を遣うという点でもそうだが、装飾品や小道具などがある場合には、忘れずに持って行く必要もある。
また、店舗が家の近くにない場合には、かなりの手間になることも考えられる。品物の運搬やアクセスなどにデメリットがある方法といえるだろう。
宅配買取
宅配買取は、品物を業者の元へ宅配で送り、査定を受けてもらうという方法だ。店頭まで商品を運ばなければならない店頭買取に対して、宅配買取はそのような労力が必要ないという点で優れている。
買取業者の中には、宅配に関して無料で実施しているものもあり、家にいながら全ての作業を行うことができるというメリットがあるだろう。店舗に品物を持って行く必要がないという点を考えると、非常にメリットが大きな買取方法といえるだろう。
出張買取
出張買取は、専門の査定員が自宅まで訪れ、品物を査定するという方法だ。自宅にいながら依頼から査定までが完結し、宅配買取のように品物を梱包する必要もないため、最も手間が少ない買取方法といえるだろう。
買取業者によっては、出張料や査定料を無料で受けさせてくれるものも多く、出張買取を依頼する場合は、そういった業者がおすすめだ。対面でのやり取りとなるので、査定を受ける上で、不備なども少なく丁寧な説明を受けることができる。忙しい方や、手間をかけずに買取を行いたいという人におすすめの方法だ。
兜の買取実績を掲載している買取業者
買取業者の中には、ウェブサイト上にこれまで買取を行った兜の実績を掲載していることがある。買取実績として紹介されている兜を見ることによって、これから自分が売却しようと考えている兜の価値や高価買取を実施しているかどうかを判断することもできる。
もちろん買取実績に掲載しているものと同様の品物を買い取ってもらったとしても、同額査定を保証しているわけではない。個別の品物ごとに保存状態や市場の需給によって価値は変動するものでもあるため、参考程度に留めておくのがいいだろう。それでは、兜の買取実績を掲載している買取業者を見ていこう。
KURAYA
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
骨とう品や美術品などの買取を専門に扱っている業者である。質の高い査定と高価買取を売りにしている。買取方法には、店頭買取、宅配買取、出張買取の3つに対応している。KURAYAでは、買取実績として、参考価格も含めて掲載している兜が1件ある。
【買取実績】
- 鉄地漆塗十二間筋兜:180,000円
MARUKA
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランド品から骨董品まで幅広い品物の買取を取り扱っている買取業者だ。各取扱品目ごとに買取実績を掲載しており、兜だけではなく、あらゆる品物の買取価格の参考になるだろう。
買取方法には、店舗買取、宅配買取、出張買取の3つに対応しており、東京、京都、大阪、神戸、福岡に拠点を構えているため、対応エリアの広さも魅力だ。
【買取実績】
- 面頬 中古品相場:30,000~40,000円
- 兜 中古品相場:20,000円~30,000円
Dan-Sha-Ri
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
「Dan-Sha-Ri」は甲冑専門の買取業者で、兜の買取も受け付けている。豊富な販路と、インターネットを活用した効率的な取引、経験豊富な鑑定士によって高価買取を可能としている。買取方法には店頭買取、宅配買取、出張買取の3つに対応している。
【買取実績】
- 甲冑 兜:52,000円
さすがや
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
宝飾品やその他多数の品物の買取を実施している買取業者である。買取方法には、店頭買取、宅配買取、出張買取の3つに対応している。
「さすがや」では、五月人形としての兜の買取実績を掲載しているが、やはり五月人形の飾り物としての兜なので、買取価格についてはどうしても低くなるのは否めない。
【買取実績】
- 寿慶 兜飾り:1,500円
日晃堂
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
日晃堂は、骨とう品や古美術品の買取を行っている業者である。兜の買取も実施しており、店頭買取、宅配買取、出張買取の3つに対応している。日晃堂では、買取実績を掲載しているが、兜に関しては、買取品目の掲載のみで、価格については公開していない。
【買取実績】
- 鉄地黒漆塗桃形兜
- 黒漆塗頭形兜
- 六十二間筋兜 月輪紋
買取実績からわかる兜の価値は?
買取実績を掲載している買取業者を見てみると、いくつかの傾向がうかがえる。五月人形などの飾り物としての兜に関しては、高価買取となる可能性は乏しく、数千円前後といった買取価格が予想される。
武具や美術品としての兜に関しては、作者などが不明なものに関しては数万円、ブランドなどが明らかになっている場合には、数十万円の高価買取も可能という結果になった。
まとめ
兜の買取を依頼する場合には、自身が所有している兜の価値について、ある程度認識しておくべきだろう。買取業者の買取実績などを参考にしながら、できるだけ高値で買い取ってもらえるように、複数の業者の査定価格を比較しながら、満足のいく買取ができるといいだろう。
兜はその分野について詳しくないと、正確な価値を判断することが難しい品物でもあるので、売却を考えるときには、しっかりとした情報収集が必要となるだろう。
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