子供の成長にともない不要となることが多い百科事典は、一般の書籍と比べて売却が難しい存在だ。買取業者各社のサイトを見ていると比較的柔軟な対応を行うブックオフやブックマニア、宅買い.comなどでも買取不可の欄に百科事典を並べている。
また、常に新しい情報が求められる百科事典の場合は売り時にも注意点があるため、そのポイントを掴むことが効率のよい処分につながるだろう。今回は、将来的な百科事典の処分を検討している皆さんと一緒に、百科事典の売却が難しい理由と査定情報、買取相場、高額査定してくれるおすすめの買取店情報などを詳しく確認していく。
CONTENTS
こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
百科事典の買取業者が少ない理由
世界大百科事典、日本大百科全書、大日本百科事典、ブリタニカ国際大百科事典、マイペディア、ポプラディア、エンカルタなどの百科事典を高価買取して貰うために欠かせない査定情報を紹介する前に、まずは、なぜ百科事典の買取業者は少ないのかという皆さんの抱える疑問を解消していこう。
中古の百科事典を買う人が少ない
インターネットやタブレット端末を使って大半のことを調べられる今の時代は、昔と比べて百科事典の購入者自体が少なくなってしまった。また小学校の入学祝いで百科事典をプレゼントする場合は、多くの人が新品を買い求める傾向があるため、一般書籍のように古本需要が非常に低いことも百科事典の買取が難しい実情と大きく関係しているのだ。
管理や処分が面倒
一般の古本と比べて1冊あたりのボリュームが大きく重い百科事典は、古本屋のスペースをかなり占領する存在となってしまう。また百科事典には、運搬や持ち運びが面倒という難点もあるため、高齢の店主などによって営まれている古本屋では基本的に歓迎されないものなのだ。
新しい情報が求められる
使う人々にフレッシュな情報を与える必要のある百科事典は、購入から3年以上たった時点で買取がかなり難しくなる。また前述のとおり、今の時代はインターネットやタブレット端末を使った調べ物や児童教育が主流になりつつあるため、古い百科事典の魅力がほとんどないといった意味でも高価買取は難しいと捉えた方が良さそうだ。
百科事典の買取相場
高価買取の難しさが際立つ百科事典も、幅広い販売ルートを持つ専門店では安くとも1,000円~2,000円以上の査定を付けてくれる。また1冊あたりの販売価格が高い百科事典は、このカテゴリを歓迎する業者に持ち込むことで意外と高値で売れるケースもある。
そのため、それなりに新しいものであれば売却を諦める必要がないと考えて良いだろう。これから紹介する4つの百科事典は、多くのショップで高価買取実績があるため、もし処分予定があるなら積極的な問合せにチャレンジをしてみて欲しい。ちなみに買取相場は、2019年11月時点のものになる。
小学館こども大百科 キッズペディア
ジャーナリストの池上彰もおすすめする『小学館こども大百科 キッズペディア』は、3,000もの項目を収録する話題の百科事典で、小学生向け百科事典のランキングでも上位に入る。
この書籍は、コンディションの良いものを早めに売却すれば1,750円~2,200円ほどの高額査定が付くこともある。また、この百科事典は大人でも楽しめる充実度で知られているため、対象年齢が限定的なものよりも遥かに幅広いニーズがあると捉えて良いだろう。
地球博物学大図鑑
『地球博物学大図鑑』は、教科書の出版で知られる東京書籍の百科事典だ。本体価格が9,500円の地球博物学大図鑑は、多くの古本屋で高価買取対象となっている。買取相場については3,000円~4,600円ほどとなるため、他の百科事典よりも遥かに高く売れるシリーズと位置付けていいだろう。
総合百科事典 ポプラディア
全国35000校で採用されている『ポプラディア』は高価買取実績の多い百科事典だ。古いシリーズのポプラディアは全12巻で12,600円前後の買取価格となる。これに対して、2011年にリニューアルした新訂版については多くの専門家に監修されたフレッシュな情報を掲載していることにより12巻で45,000円以上の査定がつくこともあるようだ。
ブリタニカ国際大百科事典
5人のアメリカ大統領と110人のノーベル賞受賞者を含む4,000人以上の寄稿者によって書かれた『ブリタニカ』は、学術的に大変高い評価のある英語の百科事典だ。日本で翻訳された紙媒体のブリタニカ国際百科事典は、2003年以降の発行はおこなわれていない。
買取業者の中には全19巻と総索引のセットで、33,000円の査定を付けたところもある。また業者によっては1冊1,000円~1,400円前後の買値を付けるショップも見受けられる。
不要な百科事典を高価買取に繋げるコツ
買取可能なショップが限られる百科事典を売るときには、これから紹介する5つのポイントが高額査定の鉄則となる。
売却するなら3年以内に手放す
フレッシュな情報が求められる百科事典は、購入から3年経った時点で買取自体が難しいと捉えた方が良い。また重い・大きいといったネガティブな要素の多い百科事典は、引き取り処分をする業者も少ない傾向があるため、処分したいなら少しでも早く行動を起こす心掛けが必要だと言えるだろう。
各社のサイトをチェックする
宅配買取で百科事典の売却をする場合は、書籍の送り先となるショップが百科事典を歓迎しているのかを必ずチェックして欲しい。このポイントを確認せずに大量の百科事典を送りつけてしまうと買取NGの場合に着払いで返送されてくることもあるため、注意が必要だ。こうした形で無駄な出費が生じる可能性もある百科事典は、一般書籍よりも遥かに業者選びを慎重にすべきだと言えるだろう。
複数のショップに問合せをしてみる
百科事典の高価買取を狙うなら、複数のショップに問合せをして相見積もりを取るとよい。たくさんの専門店とコミュニケーションを図る余裕のない人には、百科事典の名称で買取額の調査ができる買取価格比較サイト「ヒカカク!」の活用もおすすめだ。
当サイト「ヒカカク!」を使えば、百科事典の最高買取価格も簡単に把握できる。また各社の特徴も簡単に把握できるため、時間的余裕のない人にも百科事典処分のよきサポーターになることだろう。
他の書籍と一緒に売却する
良心的な書店では、店舗に持ち込まれた百科事典以外の本次第で、百科事典などの引き取りをおこなう場合がある。こういった取引をする場合は、百科事典以外の書籍の価値が重視されるため、各社が積極的に収集しているカテゴリや希少性、歴史的価値の高い本を持っているな、査定時に百科事典の話をしてみてもいいかもしれない。
売れない場合は「古紙」回収業者を利用
どうしても百科事典に査定額が付かない場合は、古紙回収業者に売却する選択肢も存在する。比較的良質で重量のある百科事典は、古紙回収市場でも高値が付きやすい存在だと言われている。こういった回収専門店を利用すると、ごみ収集場所まで重い百科事典を持ち出す必要がなくなるため、処分時の負担を軽減も可能になるだろう。
百科事典の買取・処分に積極的なおすすめ業者
最後に、百科事典買取に積極的な姿勢を見せる専門業者を皆さんに紹介していきたい。
買取大臣
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
大変幅広い買取品目で知られる買取大臣でも、数多くの百科事典の査定をおこなっている。この業者では自社で買取可能な百科事典をキーワードから検索できるため、査定士とのコミュニケーションが苦手な人でも売却につながる情報が得られやすいサイトになることだろう。
買取大臣のクチコミ・評判
引用: 買取大臣のクチコミ・評判・体験談5見積り(メール)の段階で引き取ってもらうかどうかの選択ができました。 当日、いらっしゃる前に電話連絡をくださり、時間も正確でした。 追加で急な査定を追加しましたが、その際も非常にスムーズでした。 細かく値段を付けてくださり、値段が付くと思わないものにまで付けて頂いたので、感謝しております。
買取大臣のクチコミ・評判
引用: 買取大臣のクチコミ・評判・体験談5大変丁寧かつ、迅速にご対応いただきました。事前の電話も、実際に引き取りに来られた方々も、とても印象が良かったです。 少し早めに来られましたが、事前に電話をいただけて助かりました。 またの機会があれば、お願いしたいです。
駿河屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
あんしん買取検索で有名な駿河屋では、百科事典の大半を「メールにてお見積」にしている。この業者の買取価格表・一覧の中には科学や自然、健康、宗教、哲学といった百科事典も多く公開されているため、専門性の高い書籍を多く所有する人でも売却のしやすい存在になることだろう。
買取参考価格一例
- 世界大百科事典 プロフェッショナル版 スペシャル 第2版:4,400円
- <<自然科学>> 科学・技術・倫理百科事典:20,000円
- <<児童書・絵本>> [新訂版]総合百科事典 ポプラディア 全12巻セット:17,000円
- <<園芸>> A-Z 園芸植物百科事典:17,000円
- <<科学・自然>> ケース付)動物学の百科事典:10,000円
- <<趣味・雑学>> 郵便消印百科事典 / 山崎好是:9,200円
- 世界大百科事典 第2版 & 百科事典マイペディア デジタル地図帳付き:8,500円
- <<医学>> ストレス百科事典:8,500円
- 世界大百科事典 第2版 ベーシック版:2,300円
- NEW 百科事典マイペディア マルチメディア図鑑 Navi付き(スリムパッケージ版):150円
駿河屋のクチコミ・評判
引用: 駿河屋のクチコミ・評判・体験談5o2oで店舗に持ち込み、特に問題なく査定通りの金額でした。店員によって当たり外れがあるようですが、新人さんっぽかったのが逆に良かったのかもしれません。
厚生書店
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
他店で断られた百科事典や文学全集も買取可能な厚生書店では、大阪・近畿エリアを中心に出張査定をおこなっている。買取品目の内容によっては全国出張にも対応してくれるため、自宅の本棚にある書籍を一気に処分する場合に依頼をかけてみてもいいだろう。
新明和
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
百科事典や古書、辞典といったカテゴリの引き取りを積極的におこなう新明和は、古紙回収の専門店だ。この業者のサイトでは、古紙回収の流れやよくある質問などもわかりやすく整理されている。
また一般の古本屋では買取の難しい教科書や参考書、研究資料についても古紙として回収をしてくれるため、「捨てる前に現金化ができる」と考えると自治体のごみ収集よりも利用のメリットが高いと考えて良いかもしれない。
百科事典を売るならヒカカク!で賢く一括査定申込み
オークションサイトやフリマアプリなどを使うのは面倒、取引の際のトラブルも不安。 「ヒカカク!」は世界大百科事典、日本大百科全書、大日本百科事典、ブリタニカ国際大百科事典、マイペディア、ポプラディア、エンカルタなどを楽に高く売りたい時、様々な買取業者の買取価格を比較できる相場情報サイトだ。
上記では百科事典のおすすめ買取業者を紹介してきたが、最近ではフリマアプリを使って売るという方も少なくない。たしかに買取業者に持ち込むより手軽かつ自分が決めた値段で出品できるという点が魅力的だ。しかし、フリマアプリはユーザー間取引となる性質上、クレームなどのトラブルに発展しかねないというリスクもある。一方で買取業者を複数比較して百科事典を売るというのも面倒である。このような場合、どうすればいいのだろうか。
「ヒカカク!」ならそんな問題も解決できる。こちらから無料で複数の買取業者に対して一括査定依頼が可能だ。百科事典の買取を考えている人はぜひ利用してみてほしい。