引越し時のピアノ運搬費用・料金相場表

本記事ではピアノを持っていける場合の運搬に関してピアノを運び出す費用について徹底調査を行い、依頼先としておすすめできる業者や一括見積もりサイトを紹介している。

piano / nori_n

引越しにあたり、引越し先の広さ的にピアノを置けるのかということや、場所的にピアノを弾いて良い環境なのかによって、引越しする前にピアノを処分するのか、搬送するのかといったことが関係してくる。

例えばグランドピアノやアップライトピアノの場合でも、引越し先の環境が整っていなければ近隣住民とのトラブルの原因となりかねない。

ピアノを持っていけない環境の場合

ピアノを運べる環境にある引っ越し先で、ピアノが入るスペースがあったとしても、ご近所さんの中には口うるさくいう方や、ピアノの音をあまり良く思っていない方も住んでいるかも知れない。確認がまず必要だ。

そのため、まず引っ越し先にピアノを持っていくかどうかということから考えなくてはならない。もし下調べをした結果、ピアノを持っていけないような事情があるようであればピアノ一括査定サイトなどでピアノを売却するのも手だろう。

ピアノを持っていける環境の場合

ピアノを持っていける環境であるならば、専門の運搬業者に頼むのが良いだろう。というのも、ピアノに関しては仏壇と同様に引っ越し業者で運ぶことが困難であるからだ。

引っ越し作業員でもピアノを運搬することは非常に困難で、持ち上げるだけでも一仕事となるので、専門の運搬業者に頼んで、トラッククレーンによって移動させるなどの手段を用いることになる。しかし、引っ越し業者によってはトラッククレーンを保持している会社もあるのでそこのところは確認が必要である。

引っ越し時のピアノの運搬料金の高さ

引っ越しに掛かるピアノの運搬料金の相場を以下に示す。

ピアノの運搬に掛かる基本料金の相場

・距離　～10km

アップライトピアノ　18200円　グランドピアノ　31417円

・距離　20km

アップライトピアノ　20150円　グランドピアノ　33800円

・距離　30km

アップライトピアノ　22100円　グランドピアノ　39260円

・距離　40km

アップライトピアノ　23400円　グランドピアノ　39867円

・距離　50km～79km

アップライトピアノ　27950円　グランドピアノ　49400円

このようにアップライトピアノであっても、グランドピアノであってもピアノの運搬に掛かる費用というものは高いものである。もし引っ越し先に持っていけるとしてもこれだけの運搬料金が掛かることは覚悟しておいたほうが良い。

また、これはあくまで基本料金であって、その他階段1階ごとにプラスα、エレベーター利用でプラスα、クレーン使用でプラスα、手吊りでプラスα、保管でプラスα、解体・組み立てでプラスαと、特殊作業代金まで考えるとプラスで1万円～3万円は多く掛かると見たが良い。

ピアノの運搬業者の選び方・一括見積もりサービス

ピアノの運搬費用はなるべく安く済ませたいものである。ピアノの運搬業者への見積もりを掛けるなら一括見積もりサービスを利用すべきである。複数のピアノ運搬業者の費用が数分で、しかも無料でわかり、簡単に運送に掛かる料金やサービスを比較することが可能である。

特に、ピアノの運送業者については、アート引越しセンターやサカイ引越しセンターのように名の知られている業者ではないのでどれが良いか見つけるのが難しい。

運搬業者の選び方

では、どのようにして安い業者を探すかはわかったが、大事なピアノを安いだけで業者選びをして良いのだろうか。やはり、安いだけでなく、しっかりとしたアフターケアなどのサービスが充実した運搬業者を選ぶと良いだろう。

ピアノ運送の専門業者に依頼すると、引っ越し後にクリーニング、調律、引っ越し先のピアノ配置の変更など、引っ越しするときの運送だけでなく、利用した後のアフラーサービスも充実していることがある。アフターケアを考えるとピアノの専門業者に頼んだ方が安心できるのではないだろうか。

確かに引っ越し業者に依頼する方が引越しとセットでピアノを運ぶことができ、手間がかからず良い手段ではある。ピアノの運送費用で、引越し費用を安くしてくれる業者もあるだろう。

しかし、本当に安いかというと、実は引っ越し業者が直接運ぶことはなく、提携しているピアノ運搬業者が対応をしているため、中間マージンが発生して割高になっている可能性が高い。

そのため、少しでも引っ越し費用を抑えたいのであれば、料金見積もりから運送当日までピアノ引っ越しの専門業者に依頼を掛けることをお勧めする。運送内容が変更になった場合でも直接連絡が取れるので便利である。

おすすめの運搬業社

では、以下にて詳しくおすすめの運搬業社を紹介しよう。是非参考にしてみて欲しい。

池田ピアノ

池田ピアノはピアノの運搬専門業社である。しかし、専門業社であるのにその料金は10,800円からと比較的お得な値段で依頼できる点が強みである。ホームページには運搬方法などが詳しく載っているため、業者に大切なピアノをお願いするのは不安だという人は是非参考に見て欲しい。動画なども載っているようである。

また、時期によってはキャンペーンも行っているため、そういった時期と重なるとお得になるだろう。

ピアノ運送株式会社

ピアノ運送株式会社はヤマハ株式会社のピアノ搬送認定業社である。ヤマハというピアノを代表する大手のブランドに認定されているため、安心してお願いができると言える。営業所は全国15箇所あり、ネットから無料で見積もり依頼をすることができる。また、電話で問い合わせや相談が可能だ。

ピアノ運送株式会社では、運搬だけでなく、クリーニングや調律、ピアノ関連グッズの販売も行っているため、運搬だけでなく、他のメンテナンスの用途でもお世話になることができる企業だ。

日本通運

引っ越しの際に、日本通運であれば専門業社を紹介してくれる。そのため、自分で専門業社を探すのが大変な場合は、引っ越しを日本通運にお願いし、専門業社を紹介してもらうという手もあるだろう。

引越し侍

最後に、引越し侍を紹介しよう、引越し侍は、くらしのマーケットなどに並ぶ引越し一括見積もりの最大手とも言える業者紹介件数1120万件を超える無料一括見積もりができるサイトである。引越し侍に見積もり依頼をすれば、自分でわざわざ複数の業者に見積もりをもらう必要もなく、一回の入力で複数の業者の見積もりを比較することができる。また、引越し侍はその実績から、安心して見積もりができるだろう。

買取に出すことのメリット

ピアノを買い取りに出すメリットとしては次のようなことが挙げられる。

ピアノは高価格で買い取りしてもらえる

メリットとしては引っ越しにも持って行けず処分に困っている場合や、ピアノを弾いていた子どもが独立して不要となる場合も、持っていけなくなったピアノや使わなくなったピアノを高価格で買い取りしてくれる点が挙げられる。

買い取られたピアノは、海外のピアノを必要としている人や子どもたちの元へと送られて、再利用されることで新しい人生を送ることとなる。新しいオーナーの元で愛着あるピアノを再活用してもらえる点もメリットといえるだろう。

また、処分するにあたり売却代金を手にすることもできる。不要になったピアノを処分するだけでなく、お金まで手にすることができるという点も大いに評価できるところだ。

そして、ピアノ買取りシステムではピアノを捨てずに再利用、リサイクルできるので資源の無駄遣いを避けることができる。そのため、社会貢献にも繋がる。

査定基準

ピアノの音に関する査定基準は、「濁りのない透明感のある音」「響きの強さ」「音の立ち上がりの鋭さ」である。そのような音が弾けるピアノであればかなり高額な買取が見込めるだろう。

ピアノ高額買取を狙うためのピアノの手入れ

ピアノの高額買取を狙うのであれば、査定に出す前のピアノのお手入れは重要である。ピアノの手入れでは、塗装面と鍵盤の手入れの二つがある。

塗装面の手入れでは、表面についたホコリなどを柔らかい布や、もしあればピアノ用の羽毛で払い取ろう。やはり、ホコリが被ったピアノでは、大切にされていた印象はなく、ピアノ自身も良く見えなくなってしまうので査定金額に響いてしまい兼ねない。

また、ピアノ本来の光沢を取り戻すために、鏡面艶出し塗装の場合、ユニコンで丁寧に拭くと良いだろう。鏡面艶出し塗装でない場合は柔らかい布で優しく拭いてあげると良い。

鍵盤の手入れでは、柔らかい布やクロスを使って鍵盤についた汚れや指紋を拭き取ろう。もしこびりついた汚れがあれば水や石鹸水を柔らかい布に染み込ませ、硬く絞って鍵盤の汚れを拭き取ろう。水や石鹸以外の洗剤やアルコールは鍵盤のひび割れの原因になってしまい兼ねないので使わないようにしよう。

付属品を一緒に売りに出す

ピアノ本体だけ売っても買手にとっては使えなく、不利になってしまう。ピアノは、最低限そのピアノに合った椅子が必要となるので、最低限椅子は一緒にして買取に出そう。

また、ピアノのトップカバー、鍵盤の上に乗せる布など、できる限り付属品は全部揃えて買取に出すようにしよう。全て揃っていれば高額査定に繋がる可能性がかなり高くなるだろう。

さらに、忘れやすい付属品は保証書や説明書である。つい購入した後どこかにやってしまいがちだが、もし売ることを考えているのであれば重要である。保証書や説明書がない場合は、マイナス査定になってしまうこともある。保証書を故意に捨ててしまう人はなかなかいないと思われるため、なるべく家の中を探して見つけ出すようにすると良いだろう。

高く売れるピアノとは

一番高く売れる見込みがあるのは国産のピアノで、特にYAMAHAとKAWAIと言える。実はピアノは気候などに左右される楽器である。日本の高温多湿な環境用に作られたピアノは購入後のメンテナンスもそれほどかからず、日本で使いやすいように作られているのだ。

また、アップライトピアノとグランドピアノ、どちらの方が需要があるかというと、やはり庶民にとってはスペースもいらなく、手に入れやすい価格で買えるアップライトピアノが購入しやすい。初心者ではなく、ピアノを本格的に引いている人はグランドピアノを購入するだろう。

複数の業者に査定依頼するようにしよう

また、運搬業社を選ぶ際に複数の業者をヒアックしたのと同じように、買取査定出ても複数の買取業社を比較することが非常に重要になってくる。査定額は、同じ商品であってもどの業者に依頼するかで大きく差が出てくるからだ。そのため、最低でも3社は見積もりをもらい、比較するようにして欲しい。比較すると、交渉も可能になってくる。

時間がないという人は当サイト「ヒカカク！」やズバットなどの一括査定サイトの利用がおすすめである。一括査定サイトに依頼すれば、買取業社に1社ごとに連絡する必要もなく、一括で見積もりをもらうことができる。そこから買取業社を選ぶと非常に楽だろう。

しかし、一括査定サイトでは複数の業者に一括で依頼をするため、営業の電話が何度も後からかかってくることがある。たとえ他の業者に買取を決めたとしてもしつこくかかってくるケースがあり、そこが面倒な点だ。もし、電話がかかってくるのは迷惑な場合は、サイトによっては連絡手段が選べるようになっている。そこで忘れずにメールのみの連絡にすれな、日中しつこく電話がかかってくることもないだろう。

おすすめ買取業者の紹介

タケモトピアノ

タケモトピアノはCMでおなじみの人も多いかもしれない。「ピアノ売ってちょーだい」と歌って踊っているCMに見覚えはないだろうか。何年も放送されているあのCMは多くの人が見覚えがあるだろう。

タケモトピアノはネットでの査定も受け付けているが、電話での査定であれば、電話でその場で即査定を行ってくれる。早く済ませたいのであれば電話がスピーディかもしれない。全国買取台数1位を誇り、多少のキズや汚れがあっても買取可能である。また、査定や運送にかかる費用は無料。買い取ったピアノは国内のみでなく世界中に渡ることとなる。

ピアノパワーセンター

ピアノパワーセンターは、電話での無料査定だけでなく、ネットでの無料査定もおこなっている買取業者。ピアノ専門の買取業者で、出張買取に対応している。全国に流通ネットワークを持っているだけでなく、国内に自社工場も持っている専門店だ。

電話での問い合わせが面倒だという方におすすめの業者だ。公式サイト上にある査定フォームには、メーカーや機種名、製造番号などを入力するだけで簡単に無料査定がおこなえる。引取り作業にかかる費用は特殊作業にならない限り無料で、引取り時に現金支払いされるため、現金化も早い。

修繕技術もあり、壊れたピアノや古いピアノも買い取ってもらえるおすすめの買取業者だ。

セルライブ

セルライブは様々なアイテムをビデオチャット査定という査定方法を用いて買取を行なっている買取業者だ。もちろん楽器の取り扱いもあるので、ぜひチェックして見て欲しい。

ビデオチャット査定を用いるこのセルライブでは査定金額がそのまま買取金額になるため、減額されてしまうのではという心配もいらない。

まとめ

いかがだっただろうか。引っ越し時にピアノを運ぶにはそれなりの運搬料金がかかってくる。

しかし、ピアノ運搬の専門業者に依頼すれば安くすみ、なおかつアフターサービスも行なってくれる。引越し時にピアノも一緒に引越しをするのであれば是非上記点を押さえて運送業者を選んでほしい。

また、一緒に持っていくことができない、もうピアノを弾くことはない、買い換えたいなどの理由で売りに出す場合は、査定をすることで引越しで費用がかかるどころか現金を手に入れることができる点がメリットといえるだろう。買取に出す際も、きちんと最低限の手入れをし、付属品を揃えて売りに出してほしい。

【12社検証】ピアノ出張買取業者の査定額を一括比較してみた

更新日 : 2023/12/01

このコラムをチェックする

電子ピアノ処分時の費用は？無料の出張引取り業者はある？

更新日 : 2021/11/14

このコラムをチェックする