重い荷物を吊り上げや吊り下げの際に便利なレバーブロックやチェーンブロックは、土木作業や建築現場、物流センターなどで重宝する。また、小型のタイプはDIYでも利用できるため、需要の幅が広く高価買取が期待できる製品だ。
今回は吊り上げ・吊り下げ作業で重宝するレバー・チェーンブロックの買取相場について紹介していこう。あわせて、買取業者を選ぶ際のポイントや売却する際に気をつけてほしいことについても触れていくので、チェックしてほしい。

CONTENTS
レバー・チェーンブロックの需要
チェーンブロックは重量物の吊り上げ・吊り下げ・引き抜きができるアイテムだ。レバーブロックはチェーンブロックよりも小さめで、引き寄せ作業で活躍する。土木作業や建築現場だけでなく、物流センターや製造・整備業、イベントや演劇のステージセッティングなど多く業界で活躍する。
そのため、どちらも非常に需要の幅広い製品であり、買取業界でも高額買取が可能なアイテムだ。また、電動式や手動式、エアー式に加えて、懸垂式やトロリー式などさまざまな種類がある。用途によって使い分けをおこなうので、ピンポイントで需要が高い製品の確定はできない。
しかし、人気の高いキトー(KITO)や象印チェンブロック、ニッチ、日立産機システムといったメーカーの製品は高価買取が期待できる。売却を検討しているレバー・チェーンブロックのメーカーをチェックしておこう。
レバー・チェーンブロックの買取相場
レバー・チェーンブロックは定格荷重や標準揚程(ようてい)、メーカーによって販売・買取価格が異なるため、正確な買取相場を提示するのは難しい。しかし、2020年12月時点で確認できた買取価格から大体の値を算出した。定格荷重が1t以下の小型製品は、中古で2,000円前後~5,000円前後、新品で6,000円~8,000円ほどで取引されている。
定格荷重が1tを超える製品は、中古で10,000円~15,000円前後、新品で20,000円~30,000円前後だった。しかし、定格荷重が1t以下の小型製品でも、キトー製の高機能な製品が60,000円ほどで取引された実績もある。
このように買取価格は製品の状態や機能、メーカーなどさまざまな要因で買取価格が変動してしまう。以下では、参考にした買取実績価格を紹介していくので、所持している製品や類似している製品を参考にしてほしい。ただし、買取価格や相場は常に変動していることは留意していただきたい。
- ・キトー チェーンブロック CF4-211:12,000円
- ・キトー チェーンブロック CF4 1t:4,000円
- ・キトー 電動チェーンブロック ED24ST:60,000円
- ・象印 チェーンブロック HM 250kg:5,000円
- ・象印 レバーブロック Y2-50:6,000円
- ・日立ホイスト 電動チェーンブロック ES 2t:15,000円
レバー・チェーンブロック買取におすすめの業者
レバー・チェーンブロックの需要は幅広いが、取り扱っている業者は限られる。新品や未使用品であれば、専門業者でなくとも買い取ってもらえる可能性は高い。しかし、中古品で多少状態が悪い製品の場合は、専門業者か知識・経験が豊富な査定士が在籍していないと低い買取価格になりかねないだろう。
以下では、建材や工具に詳しいレバー・チェーンブロックの買取におすすめの業者を紹介していく。業者選びに迷っている方や近隣の業者で買取を断れらた方は、ぜひ参考にしてほしい。
ワールドリサイクル
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ワールドリサイクルは、さまざまなジャンルのアイテムを取り扱っている総合リサイクルショップだ。電動工具や建築機材も積極的に取り扱っており、法人からの買取もおこなっている。発展途上国への流通ルートがあるため、古い製品や故障品でも買い取ってもらえる可能性が高い。
買取方法は出張・店頭・宅配に対応しており、買取にかかる手数料は無料だ。出張エリアは関西圏だが、案件次第でエリア外でも近隣はカバーしてもらえる可能性がある。買取できない製品も格安で回収してくれるため、1度相談してほしい。
エスクライン
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
エスクラインは、地域密着型の工具買取専門の業者だ。電動工具やハンドツールだけでなく、計測器や加工機などの専門性が高い製品の買取もおこなっている。また、工場や工務店からの大量案件にも対応しており、チェーンブロックの買取実績も確認できた。
出張買取のみの対応だが、出張料や査定料といった手数料はかからない。エリアは大阪・兵庫・京都の一部となるが、査定額や場所によっては対応してもらえる。自社業務に必要と判断された製品の場合は、相場以上の価格で買い取ってくれることもあるので査定だけでもチャレンジしてほしい。
パワーセラー買取.com
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
パワーセラー買取.comは多ジャンルの製品を扱っている総合リサイクルショップだ。電動工具専門で扱っている部門もあり、レバー・チェーンブロックを強化買取している。特にキトーや日立、富士製作所の製品に力を入れているので、該当メーカーの製品を所持している方におすすめだ。
買取は出張と宅配で対応しており、出張エリアは東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の1都3県だ。小型の製品であれば、梱包キットも用意してくれる。また、大量の電動工具や機械類にも対応してくれるので、廃業を検討している方も相談してみよう。
工具男子
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
工具男子は、工具・建機・農機具の買取をおこなっている買取専門業者だ。専門知識が豊富なスタッフが在籍しており、丁寧に査定をおこなってくれる。また、自社でメンテナンスがおこなえるので、故障品や不動品でも買取が可能だ。
買取は出張・宅配・店頭の3つで対応しており、買取にかかる利用者の負担は完全無料。出張エリアは東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬・福岡となっている。法人買取にも対応しているため、大量案件でも安心して依頼が可能だ。
レバー・チェーンブロックの買取業者の選び方
おすすめの買取業者を紹介してきたが、ほかにも多くの買取業者がある。しかし、少しでも高く買い取ってくれる業者や自分にあった買取業者を選択したい方もいるだろう。以下では、買取業者選びの際にどこに注目したら良いのかポイントを紹介していく。買取業者選びに迷っている方は、参考にしてほしい。
専門業者か専門知識が豊富なスタッフが在籍
レバー・チェーンブロックを売却する際は、工具専門の業者か専門知識・経験が豊富なスタッフが在籍している業者がおすすめだ。専門業者は知識や査定実績が豊富でこれまで情報がデータ化されているため、査定もスムーズに進みやすい。
さらに専門業者の場合、独自の流通経路を確保しているケースが多く、高価買取が期待できる。海外にも販路を確保している業者や修理技術を有している業者もあり、部品や古い製品、ジャンク品の買取をおこなっている業者も多いのだ。
また、専門知識を持っているスタッフが在籍している場合、製品の価値を見抜く力量があるため、的確な査定が受けられる。査定結果も丁寧に説明してくれるケースが多く、安心して取引ができるだろう。
手数料がかからない業者
買取業者を利用する際、査定料や送料、出張料などの手数料が発生することがある。多くの買取業者が査定料は無料に設定しているが、なかには送料や出張料、振込手数料などは利用者負担にしているケースも少なくない。
どの手数料もひとつひとつは微々たる金額だが、積み重なった場合や買取価格が低い場合には大きな痛手になるのだ。できる限り手数料がかからない買取業者を選ぶ方が手元に残る金額が多くなる。
そのため、利用する際には手数料の負担は業者なのか、利用者なのか確認しておこう。あとのトラブルを避けるためにも不明な場合は業者に問い合わせてハッキリさせておくと良い。
レバー・チェーンブロックの高価買取ポイント
レバー・チェーンブロックを売却する際には、いくつか手間をかけておくと高価買取につながりやすくなる。もともと販売価格が高額なレバー・チェーンブロックは高価買取されやすい。しかし、状態が悪い製品や性能が低い製品、手動の小型タイプでは低い買取価格を提示される可能性がある。
そのため、以下では少しでも高く買い取ってもらうためのポイントを紹介していこう。所持している製品に不安がある方や少しでも高く売却したい方はチェックして、ぜひ実践してほしい。
簡単な清掃とメンテナンス
売却する際には査定前に本体外側やロードチェーンをせっけん水や乾いた布で丁寧にふき取っておこう。取り扱いが荒いまま長年使用した場合は、どうしてもキズや汚れが目立ってしまう。
特にロードチェーンにホコリや砂などが入りこんでいる場合は取り除いておくことをおすすめする。キズは仕方ないが、落とせる汚れはキレイにしておくと見た目が良くなり、プラス評価につながりやすい。
あわせて、正常に動作するかも確認して、簡単なメンテナンスをおこなっておこう。ロードチェーンにギアオイルなどを注油し、固定ボルトなどにゆるみがないかもチェックしておくと良い。分解してまでメンテナンスをおこなう必要はないので、できる範囲に留めておこう。
付属品はできる限りそろえて
購入時に付いてきた付属品は、できる限りそろえて査定に出そう。また、オプション品を付けて購入した場合は、オプション品もあわせて査定に出すようにしてほしい。
付属品やオプション品があると次の購入者が見つかりやすく、不良在庫になりにくいため、買取業者も査定額をUPしやすくなる。メーカーやモデルによって付属品は異なるが、以下にまとめたのでチェックしてほしい。
- ・取扱説明書
- ・クレーン等安全規則抜粋集
- ・電気チェーンブロック検査証
- ・チェーンゲージ
- ・チェーンバケット
定格荷重が0.5t以上の中古品を売却する際に、定期点検の記録があれば一緒に提出しよう。法令に定められた点検を実施していることは、製品の安全性も保障してくれるのでプラス査定になる。メーカーによるメンテナンスを受けている場合も、証明書があれば提出しよう。
まとめ売りやキャンペーンの活用
レバー・チェーンブロックの中古品を売却する際には、不要品やフック・ボルトといった関連商品をまとめ売りしよう。まとめ売りすることで、自宅に眠っている不要品を整理でき、買取額アップも期待できる。業者によっては、まとめ売りキャンペーンと称して期間限定で買取額アップしていることもある。
買取キャンペーンは簡単に買取価格をアップできるため、積極的な利用がおすすめだ。キャンペーンは、特定の製品やメーカーに絞っておこなっていることが多い。レバー・チェーンブロックをピンポイントで指定している業者は少ないが、ジャンルを指定して実施しているケースもある。
電動工具ジャンルでキャンペーンをおこなっている業者があれば、比較対象として候補に入れておこう。また、期間限定でおこなっている業者が多いので、見つけたらすぐに行動することが大切だ。キャンペーン中であってもしっかりと買取実績や査定額を比較して、お得な方を選ぶようにしてほしい。
買取業者を比較する
買取業者によって買取価格が異なっているので、複数の買取業者を比較しておくことが重要だ。複数業者の比較をおこなうことで、一番高額な査定額を提示 した業者を選択できる。ほかにも、サービス面や手数料、クチコミなど総合的に比較すると満足度の高い取引ができるだろう。
しかし、査定額だけでも総合的でも、複数業者の比較は非常に時間と労力がかかる作業だ。そのため、業者比較をおこなわない方も少なくないだろう。そこでおすすめしたいサービスがヒカカク!だ。
簡単な情報入力だけで最大20社の買取業者に査定依頼ができて、大まかな査定額の比較ができる。気になる買取業者の査定実績やクチコミ、手数料などもチェックできるため、業者選びや比較が手軽に完了するので活用してほしい。
まとめ
今回はレバー・チェーンブロックの買取相場を紹介するとともに、買取業者の選び方や高価買取のポイントについて紹介した。多くの現場で活躍する製品で需要の高い製品のため、買取業者も注目している。
高値で売却するには、清掃やメンテナンス、付属品をそろえるなどの工夫は忘れないようにしてほしい。また、複数業者の比較は非常に大切なポイントとなってくるため、ヒカカク!を上手に利用して、所持している製品を高く買い取ってもらおう。