不動産投資の一環としてアパートやシェハウスなどの収益物件を個人で保有しているオーナーが増えてきている。しかし、収益物件としての価値が低下してきたアパートは、一括査定サイトを使って効率よく買取業者探しをしたうえで、なるべく高値のうちに売却したほうが、投資効率から考えると理想的だ。特に節税対策としてアパート購入をする富裕層が海外市場に注目し始めた現代では、こうした不動産投資物件特有の「売れにくさ」が投資活動に致命傷を及ぼしかねない。これら不動産投資にまつわるリスクを回避するためにも、一括査定サイトを活用することが、結局は満足度の高い売却につながると考えて良いだろう。
そこで今回は、一般の住宅や分譲マンションなどと比べて投資や運用が難しいと考えられる収益物件「アパート」について、不動産の一括査定サイトを使うことで得られるメリットを詳しく紹介していきたい。そのうえで、おすすめの一括査定サイト4つを紹介している。収益物件の売却を考えているオーナーの方はもちろん、現在売却予定がないという方も最後までお読みのうえ、今後の不動産投資活動に役立てていただきたい。
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収益物件「アパート」に一括査定サイト利用が適している理由
下記のような特徴のあるアパートには、一括査定サイトを使った安全かつスピーディーな取引が最も適していると断言できる。
アパート専門買取業者は存在しない
アパート1棟を売ろうと考えた時、多くの人が最初にぶつかる壁が「アパート専門買取業者がないこと」である。インターネットを使ってさまざまな情報収集を行えば、「収益物件買取業者でアパートも手放せること」に気付くことができる。しかし多くの人はこの結論に辿り着くことなく、物件近くの不動産会社などに問い合わせを繰り返す「アパート売却ジプシー」に陥ってしまうのだ。
このように普通の住宅などと比べて業者探しが難航しやすいアパートの場合は、たくさんの業者が集う一括査定サイトを利用することにより、不動産会社を探す手間や時間が飛躍的に省けることになる。
アパートにはさまざまな手放し方がある
古くて入居者も少ないアパートの場合には、「立ち退き後の解体」や「リフォーム後の再販」といった多種多様な手放し方や売り方がある。またそれなりに入居者がいる場合は、立ち退き交渉なども難航する傾向があるため、「選択肢が多い分、オーナーが抱える悩みも多い」と言えるのだ。このように「今収益が全く出ていないアパートをどうにかしたい」と思っているオーナーにとっては、一括査定サイトを通して「自分のアパート物件に興味を持ってくれる業者と出会うこと」が良策を生むと考えて良いだろう。
アパート物件は問題も多い
売却や買取が検討されているアパート物件には、「なかなか入居者が集まらない」とか、「設備が古すぎて需要がない」といったさまざまな問題が隠れている。また1棟アパートの場合は、節税対策や収益物件としての購入がほとんどとなるため、「買い手が限られる」というのもアパート物件の背景にある大きな問題と言える。住宅や分譲マンションなどと比べて売れにくい要素が多いアパートを手放すなら、買取に積極的ではない地域の中小不動産会社に問い合わせをするよりも、収益物件の買取実績の豊富な大手不動産業者と一括査定サイトで知り合った方がはるかに効率的だと言える。
トラブルに巻き込まれにくい
不動産一括査定サイトに参画している業者は、厳正な審査に通過した信頼性の高いところばかりである。また大半の一括査定サイトはトラブルなどを相談できるサポート体制を整えているため、第三者の目で業者の質や取引がチェックされていると考えれば、安全性の部分で不安を抱えるユーザにとっても、安心できる要素が高いWEBサービスである。
より高く早く売れる
不動産一括査定サイトを使えば、売却・買取どちらでも高くアパート物件を手放しやすくなる。特にWEBサービスによるマッチング件数が多い場合、そのアパートのニーズが高いと捉えても良いことになるため、各社の査定書を受け取った上でじっくり価格交渉を進められるはずである。また一括査定サイトから入手した査定書は、WEBサービス外の不動産会社との話し合いにも使用できる。その意味で一括査定サイトは、収益物件の参考買取相場調査用としても活用できるのだ。
アパートにおすすめの一括査定サイトまとめ
ここからは、アパート物件を手放す際におすすめしたい、口コミサイトなどでも定評のある4つの一括査定サイトを紹介しよう。
楽侍
アパート、土地、ビルといった収益物件専門買取業者が集結する、話題の一括査定サイトである。査定依頼の入ったアパート物件の売却理由や築年月、地域、査定額などがリアルタイムで表示されているため、登録をしなくても簡単に買取相場を把握できる。また楽侍の入力フォームには、満室時想定年間収入や現況年間収入などの項目もあることから、「現状を漏れなく買取業者に伝える」という意味でも利用するメリットは大きい。収益物件の買取をよく理解している一括査定サイトと位置づけられる。
RE-Guide(リガイド)
アパート1棟を売ることになったオーナーへのヒアリング項目が充実しているWEBサービスである。アパートの戸数、階数、構造、間取り、年間家賃収入が必須入力項目となっているため、査定書を送ってきた業者との間に「認識のズレ」が生じることも少ないと考えて良さそうだ。またRE-Guide不動産一括査定では、希望売却価格や希望売却時期も登録できるので、業者とつながった後で「こんなはずじゃなかった」といった状況も起こりにくい。希望連絡日時の項目も用意されており、オーナーと業者のコミュニケーションも当初からスムーズにいきそうだ。
不動産査定エージェント
利用者数30万人を突破した、人気の不動産売却一括査定サイトである。トップページで物件の種類、都道府県、市区町村、町名を選択するだけで、売却見積もり可能な業者数を把握できるシステムとなっている。また入力フォーム内には、簡易査定・訪問査定の選択や、査定会社への希望を詳しく伝えられる配慮がなされているため、問題のあるアパート物件の扱いに悩んでいる人にも使い勝手の良いWEBサービスと言える。
ふじたろう
人工知能が選定した不動産会社6社から見積もり金額を一括でもらうことのできるふじたろう。1321社から人工知能が最適な買取業者を選んでくれるという。60秒で精度の高い査定依頼できるので、まずは無料見積もりしてみるといいだろう。700万円もの買取価格差が出たという事例も報告されているほどだ。さらに、建物名や住所、駅、郵便番号等を入力するだけで、即座に周辺地域の相場がわかる「相場検索」も非常に便利。売却予定がなくても常にチェックしておきたいWEBサービスの1つである。
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ヒカカク×イエウールは、手間をかけずに不動産売却をスムーズに進めたい方へおすすめする。ヒカカク!内で査定をリクエストし、仲介業者を探す手間を省けることが魅力的だ。
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まとめ
「売る・貸す」のどちらにしても、ユーザーを悩ませる要素の多い「アパート」。もし売却をお考えであるなら、今回紹介した収益物件買取を得意とする一括査定サイトを通して、業者選定するのがおすすめだ。机上査定と訪問査定の両方を用意しているサイトの場合は、参考買取相場の調査用としても十分に活用できる。「業者とつながる」以外に「情報収集のみ」といったスタイルでも十分にメリットのあるWEBサービスなので、オーナーの方はぜひ上手に活用して、効率的な不動産運用を心掛けていただきたい。
また、記事後半で紹介したヒカカク×イエウールも、不動産売却をサポートする上で非常に有用なサービスなので、興味があれば1度利用してみてほしい。