【保存版】西鳳酒(シイフォンジュ)の参考買取相場・査定情報

知らない人も多いと思われるが、お酒は売ることができる。そこで、本コラムでは、お酒の買取について取り上げる。

そして、そのなかでも、買取市場で中国酒は高い金額で売れるものが多い。

ここでは、「西鳳酒(シイフォンジュ)」という中国酒にテーマを絞って紹介する。中国酒の買取を考えているならば、しっかりとポイントは押さえておくべきだろう。

引用：http://www.togenkyo.net/modules/liquor/67.html

西鳳酒とはどんなお酒なのか？

まず、この西鳳酒がどのようなお酒であるのか紹介していこう。

基本的な知識を身につけておいたほうが買取サービスを利用する上で損をするリスクを回避することができるだろう。はたして、この西凰酒はどのようなお酒なのだろうか。

西鳳酒は、白酒という分野のお酒で中国では高級酒にあたる

中国酒の歴史は長く、そのお酒の種類もたくさんある。そのいくつかある種類のなかで、この西凰酒は白酒といわれるお酒の一つである。

度数の高いお酒

この白酒は中国本土では国酒とも言われており、お酒といえば白酒がポピュラーなのである。

ちなみに日本でよくみる紹興酒というお酒は黃酒というお酒であるため、白酒というジャンルのお酒には馴染みがない場合も多いだろう。

この白酒のアルコール度は非常に高いことでも有名で、55度、62度、64度の3種類と、アルコール度数の高さは白酒の特徴とも言える。

好みのわかれる癖の強い味わい

そして、この白酒は香りが立つお酒で、かなり癖もある味わいのため、好き嫌いがわかれやすいお酒なのだ。

この西鳳酒は、白酒で有名な貴州茅台酒や五粮液に比べると、安い白酒ではあるが、白酒は世界でも有名な三大蒸留酒であるので、白酒であるということだけでも価値はある。

中国白酒十大銘酒の一つ

また、この西鳳酒は中国白酒十大銘酒といわれる中国酒なのだ。間違いなく、この西凰酒は高級酒であり銘酒だ。

ちなみに、この中国白酒十大銘酒は、貴州茅台酒、五粮液、剣南春、董酒、古井貢酒、洋河大曲、濾州特曲、郎酒、西鳳酒、汾酒とどの中国酒も高級酒として人気の中国酒なのである。

白酒は中国では特別なもの

白酒というお酒の特徴は上記の通りである。ここで白酒の中国内での価値も触れておこう。

お祝いや行事の席で振舞われるお酒

中国には、友人や知人をもてなすとき、祝い事や国内の行事などで、お酒で出迎えるという風習がある。そんな行事などで振る舞われるのが白酒である。この白酒は中国では国酒として名高い高級酒なのである。

中国のお酒といえば、日本では老酒や薬酒、また黃酒を指すことが多い。だがそれは大きな間違いで、中国ではこの白酒こそが国酒なのである。

日本では入手困難

この白酒は中国の代表的なお酒の一つに数えられるもので、そのなかでも貴州茅台酒、五粮液などは、このカテゴリのなかでも高級なお酒で高価なものである。

上記でも述べたが、ブランデー、ウイスキーなどの蒸留酒と並ぶ、世界的にも有名なお酒なのだ。また、最近では販売価格も上がってきていると言われている。そして、日本国内で輸入量が少ないため、なかなか入手できないお酒でもある。

中国にとって、この白酒は非常に特別なお酒なのだ。

西鳳酒は、評判の高い中国酒

西鳳酒は、陝西省宝鶏市鳳翔県柳林鎮産の白酒である。

アルコールの度数は65度と非常に高い。だが、清香タイプの大曲酒であるため、白酒のなかでも飲みやすい。

この西鳳酒は、酸味、甘味、苦味、辛味、香味の五つが完全に調和し、バランスのとれた白酒と中国の評論家内でも評判の良い銘酒である。

西鳳酒の歴史は長く、権威ある伝統的なお酒である

西鳳酒は、陝西省の鳳翔、宝鶏、岐山、郿山の一帯で造られていたお酒であったようだ。

鳳凰が生まれた伝説のある土地

鳳翔城の西の柳林鎮産が一番有名な産地と言われている。

鳳翔というのは、古名を雍城といい、春秋時代（紀元前770～紀元前476）に秦の穆公が都にしていたところで、この地は周代のはじめから鳳凰が生まれた土地という民間伝説ともなっている。

また、穆公の姫君である弄玉が簫を吹いて鳳凰を呼んだという説も残っているようだ。

鳳凰の伝説

穆公のころの人、簫史は簫が上手で、その妙なる調べは孔雀や白鶴を招き寄せることができ、穆公の姫君弄玉はそれがひどく気に入って、穆公は簫史と姫を結婚させた。

簫史が毎日鳳鳴の調べを教えているうちに、姫も鳳をまねて吹けるようになったことで、鳳凰が飛んできて屋上に止まるほどになった。

穆公が鳳台を建ててやると二人はその上に住み、数年後、夫婦揃って鳳凰とともに仙人になって飛び去ったという話が『列仙伝』にあるようだ。

このような伝説が語られているくらい、この西凰酒は権威のあるお酒であり、また古い歴史を持った伝統的なお酒なのである。

長い期間を要してじっくり熟成させる

西鳳酒の原料だが、この地方特産の精選された高粱で醸造されている。そして、大麦（60%）、えんどう豆（40％）を麹にして、井戸水を使って造られるお酒だ。

その工程には細かくいくつかあり、細かな順序と技術を要するお酒なのである。

白酒ではよく天然の古い穴蔵を使用するのだが、西鳳酒では古いものを使わず、新窖を使う。

発酵期間は14～15日で、蒸留後、柳の枝で編んだ籠に血料紙という豚の血と石灰をまぜてつくったものをはりつけてつくった容器（酒海）に入れ、3年間貯蔵してから出荷する。

西鳳酒の買取査定について

上記では、西鳳酒の特徴と中国ではどのようなお酒なのかを詳しく紹介してきた。この西鳳酒は、白酒という中国酒で高級酒であるので、高額な買取となりそうだ。

そこで次は、西鳳酒の査定ではどのような点が見定められるのかについて紹介していこう。

年代、産地、デザイン、アルコール度数が査定される

同じ西凰酒であっても、年代、産地、デザイン、アルコール度数によって、買取金額は違ってくる。

つまり、ワインやブランデーのように何年もので、数十年寝かせたものかなどで査定されるということだ。先述したように、西鳳酒は中国酒のなかでも歴史は長い。

特に高価買取の年代

この西凰酒が作られた年代は、最近のものから昔のものまで様々あるだろう。そのため、古い年代のものは希少価値があり、高価買取となりやすい。

そのなかでも、1960年～1980年代の西凰酒であれば、芸術的なデザイン、陶器の酒器が骨董品や古美術品のような価値を持っており、驚くような高額買取となることもある。

産地

ワイン、ウイスキー、ブランデーのような価値があるわけだが、さらに、この西凰酒は高級酒であるため、偽物や輸出用の廉価ものが多い。そのため、どこで作られている産地の西鳳酒なのかかが査定される。

アルコール度数

また最近では、この白酒も飲みやすいものが主流となっており、アルコール度数が低いものがある。

そのような度数が低いものは最近のものでまた廉価版であるため、買取金額は安くなるか、業者によっては買取不可となるケースは少なくない。

付属品や状態の良さは買取で大きく影響

この西凰酒のような白酒は高級酒であるため、豪華な外箱がある。

実はこのような外箱などの付属品もあると買取金額は高くなる。また、古い年代のものはデザイン性が高いため、買取金額が高くなるだろう。

上記でも少し触れたが、中国酒はお酒としての価値だけでなく、骨董品や美術品としての付加価値がついてくるのだ。

実際に白酒のような高級酒は骨董品や古美術品を扱う業者でも売れるもので、そのような古酒は1本数十万円で売れるのだ。

そのようなレアなものである場合、傷やホコリ、劣化具合などもシビアに査定されるため、日頃の保管方法にも気を配っておくといいだろう。

西鳳酒の買取相場について

ここまで、西鳳酒の基本知識や査定情報を紹介してきた。最後に、西鳳酒の買取相場について述べていこう。

買取サービスを利用する前に、ある程度の相場を把握しておくことは重要なポイントとなるのでしっかり押さえておいてほしい。

買取金額は比較的高い水準

まず、西鳳酒は国内であまり出回っておらず、入手が困難なお酒ということもあって、買取自体があまり行われてないお酒のようだ。

この西凰酒は、お酒の買取業者やフリマアプリでも売れていた。

実際に売れた金額は2,500円〜5,000円であった。やはり、白酒のなかでもトップクラスで売れる貴州茅台酒や五粮液の1本7,000円という価格よりは少し低い買取金額となるようだ。

古い年代のものであれば、高額な金額になることもある

西鳳酒の買取金額相場だが、先述したように相場は2,000円～5000円くらいで売れればいいお酒だ。

だが、そのほかのお酒と比べると、中国白酒十代銘酒の一つである西鳳酒の買取金額は高額買取になっていると言える。

あくまで貴州茅台酒や五粮液に比べると安い買取金額なわけだが、古い年代のもので、骨董品や古美術としての価値がある西凰酒であれば、数十万円で売れることもあるだろう。

まとめ

ここまで、西鳳酒の査定情報や基礎知識などを説明してきた。

中国酒の買取は買取市場でも注目されている商品である。また、種類なども多いが情報は少ないので、本コラムで紹介した情報は最低限知っておくべきだ。

古いもの、状態のいいものは骨董・古美術品を扱う業者へ

まず、押さえておきたいのは、年代や状態の良さによっては非常に高額な買取になるということ。もしもそのようなものであれば、骨董品や古美術品を扱っている業者での買取サービスを利用すべきだろう。

リスクを避けるためにもしっかりとリサーチしておこう

お酒の買取自体、まだあまり知られておらず、どれくらいの金額で売れるものなのか、どのような価値がお酒にあるのかが掴みにくいものだ。

ただし、ここで紹介したように不要だからと安易に売ってしまうと、本当は高い金額で売れるものであるものが安い金額で売ってしまい、知らない間に損をする可能性もあるので、慎重に買取サービスを利用すべきだ。

特に中国酒のなかでも高級酒と言われる白酒の西鳳酒は、海外でも高価なお酒として高い金額で売れることも多いお酒だ。損をしてしまわないように、ここで紹介した一般的な知識やポイントは押さえておくといいだろう。

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更新日 : 2023/01/24

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