Vaboo(バブー)とVALUE BOOKS(バリューブックス)はどちらも宅配で書籍を買取しているサービスだ。2つのサイトを確認してみると、どちらもお互いのサイトがリンクされており、サービスの内容で類似している箇所が複数ある。
そのため、「同じ会社が運営しているのでは」と思っている方もいるのではないだろうか。そこで、本コラムではVabooとバリューブックスを運営している会社を明らかにし、それぞれのサービスの特徴や違いについて解説していく。
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このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
Vabooとバリューブックスの運営会社
Vabooやバリューブックスのサイトを見てみると、どちらもお互いのサイトがリンクされているのが確認できる。また、提供しているサービスで複数の似たような部分があることから、同じ会社が運営していると思っている方が少なからずいるだろう。
実は、Vabooとバリューブックスは同じ会社が運営している買取サービスで、運営しているのは株式会社バリューブックスという会社だ。下記では参考までに、各サイトにおける運営会社の確認方法を紹介しておく。
Vabooの確認方法
Vabooの運営会社を確認する方法は簡単で、トップページから下部にスクロールすると運営会社が記載されている。また、トップページの下部にある「特定商取引に基づく表記」のページを開いても確認が可能だ。
バリューブックスの確認方法
バリューブックスの運営会社を確認する方法は2つあり、1つは先ほど同じくトップページの下部にある「特定商取引に基づく表記」から確認する方法。もう1つは、トップページの下部にある「会社概要」というページを開き、「COMPANY」のところを開けば確認できる。
Vabooとバリューブックスのサービス内容は?
ここでは、Vabooとバリューブックスがどのような買取サービスなのかを詳細に解説していく。
宅配買取のVaboo
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
Vabooは書籍・コミック・ゲーム・CD・DVDなどの買取サービスを提供している業者だ。非会員制のサービスなので、会員登録をせずに利用が可能。本を中心に多数の買取実績があり、市場価格が高い商品や人気商品を中心に高価買取している。
バブリープライスと題して、毎月1日には1カ月限定で掲載されている漫画・書籍・ゲームの買取価格を特別価格で買取しているので、高く売りたい方は定期的にチェックしておくとよいだろう。
買取方法は宅配買取のみとなっており、1箱につき500円の送料がかかる。送料は査定額から差し引かれる仕組みになっているので、利用者に対して直接請求されることはない。商品が到着したら2~4日以内(土日や年末年始などの繁忙期は除く)に査定結果が通知され、承諾が取れたら最短で翌営業日に入金される。
宅配買取のバリューブックス
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
バリューブックスは書籍・コミック・ゲーム・CD・DVDなどの買取だけでなく、本の販売もおこなっている業者だ。会員登録制のサービスとなっているので、利用する際には無料の会員登録が必要である。
おためし査定には2種類あり、1つは本の背表紙をスマートフォンのカメラを使って読み込むことで査定額が分かる本棚スキャン。もう1つは、バーコードをカメラで読み込むバーコードスキャンが利用できる。
買取方法はVabooと同様、宅配買取のみの対応。宅配買取では1箱につき500円の送料が発生し、送料は査定額から差し引かれる仕組みになっているため、利用者が直接請求されることはない。査定結果は商品が到着してから通常だと2〜4日ほどかかり、通知方法はメールだ。その後、査定結果の承認が取れたら入金される。
Vabooとバリューブックスの同じ部分
下記にある表はVabooとバリューブックスの提供しているサービスを比較したものだ。
項目 | Vaboo | バリューブックス |
---|---|---|
買取対象 | 書籍・コミック・ゲーム・CD・DVD | 書籍・コミック・ゲーム・CD・DVD |
買取方法 | 宅配買取 | 宅配買取 |
送料 | 1箱につき500円 | 1箱につき500円 |
会員登録 | 不要 | 必要(無料) |
事前査定 | なし | あり |
身分証明書の提示 | 毎回 | 初回登録時のみ |
買取明細の発行 | なし | あり |
Vabooとバリューブックスのサービスにはいくつか共通しているところがある。ここでは、その中から査定基準や買取価格、そのほかのサービスなどについて解説していく。
査定基準と買取価格
Vabooとバリューブックスは査定基準が同じなので、買取価格も同じとなっている。どちらも買取基準はリセール商品・リユース商品・リサイクル商品の3基準となっており、詳細については下記の以下の通りだ。
リセール商品
リセール商品は人気商品や最新の商品が中心だ。市場だと高値で売買されているため、高価買取が期待できるだろう。参考例としては、発売されてから1年以内のものや専門書、全巻そろったコミックなどが挙げられる。
リユース商品
リユース商品は数年前に発売された商品や一時期人気だった商品が中心だ。これらは既に市場価格が下がっているため、高値で買取してもらうのは難しいだろう。参考例として、古い書籍やふぞろいのコミックなどが挙げられる。
リサイクル商品
リサイクル商品は査定対象外の商品や値段がつかない商品が中心だ。リサイクル商品に該当するものに関しては値段がつかないため、買取に出す段階で該当する商品がある場合は仕分けておくとよいだろう。参考例としては、数十年前に発売された書籍やゲーム、CD・DVDのほか、商品の状態がひどいものなどが挙げられる。
ソフクリサービス
Vabooとバリューブックスには「ソフクリ」というサービスがある。通常、商品の査定が済んだら査定結果を通知し、承認が取れてから査定金額の入金手続きに入るだろう。
しかし、ソフクリサービスを適用すると査定結果の承認に関する流れが省略され、査定が完了したらすぐさま入金される。 買取の流れが短縮されるため、買取金額に関わらずとにかく処分したいという方にはおすすめだ。
ただし、ソフクリを適用すると買取のキャンセルや商品を返送してもらえないため、査定結果を確認してから売りたいという方は留意しておく必要があるだろう。なお、ソフクリを適用すると査定金額に100円が追加されて入金される。
Vabooとバリューブックスの違い
Vabooとバリューブックスは同じ会社が運営していることもあり、サービスの内容は同じところが多い。ただ、これら2つのサービスにはいくつかの明確な違いがある。先ほど紹介した比較表を参考に、Vabooとバリューブックスの違いについて解説していく。
会員登録の有無
Vabooは会員登録制のサービスではないので、利用する際は会員登録が不要である。一方、バリューブックスは会員登録制のサービスであるため、利用する際には無料の会員登録が必要だ。
会員登録の有無によって買取の手続きにかかる時間には違いがあり、すぐさま売ってしまいたい方にとっては会員登録の必要がないVabooの方が利用しやすいだろう。何度も利用する方であれば、初回の手続きさえ済ませてしまうと2回目以降の作業は軽減されるため、バリューブックスの方が便利である。
身分証明書の提示
買取の依頼をする際は身分証明書の提示が必要だが、Vabooとバリューブックスでは対応が異なる。Vabooの場合は買取の依頼をするたびに身分証明書を提示しなければならない。
一方、バリューブックスの場合は会員登録制ということもあり、身分証明証を1度登録してしまえば、2回目からの提示は基本的に不要だ。
査定結果の詳細
Vabooとバリューブックスでは査定結果の通知内容が異なる。Vabooの場合は買取点数と合計金額のみ通知されるため、商品1点ごとの金額は分からない。一方、バリューブックスの場合は買取明細が発行されるため、商品1点ごとの詳しい金額が分かる。
以上のことから、個別の金額を気にせず処分だけを考えている方であればVaboo、金額の詳しい内訳を知りたい方や明細が必要な方はバリューブックスというふうに使い分けてみるのがよいだろう。
買取キャンペーン
Vabooとバリューブックスは同じ会社が運営しているが、それぞれのサービスでおこなっている買取キャンペーンは別々の内容だ。Vabooの場合は買取金額がアップしたり、送料が無料になったりする買取キャンペーンをおこなっていることがある。
特に、初めて利用する方には手厚いキャンペーンを実施していることがあるので、まだ利用したことがない方はキャンペーンを狙うとよいだろう。
一方、バリューブックスの場合は本を売ることでさまざまな商品がもらえるキャンペーンを実施していることがある。商品としてはこれまでにトートバッグや靴下、コーヒーなどが対象になったことがあった。
Vabooとバリューブックスのどちらを利用するか悩む方がいるかもしれないが、その際はキャンペーンを判断の材料に入れることも1つの決め方だろう。
本を高く売るコツ
本はもともとの単価が安いため、購入したときのような値段で買取してもらうことは難しいが、それでも売り方次第で高く売れる方法がある。ここでは、本を高く売るためのコツを紹介していくので、買取に出す際の参考にしてみてほしい。
キレイな状態で売る
本を売る際は事前にキレイな状態にしてから買取に出してもらいたい。本の買取価格は新品に近い状態であるほど金額が高いため、状態が悪いと高価買取してもらうのは難しくなるだろう。
本は本棚に保管している方が多いだろうが、長いこと放置していればホコリが付着しているはずである。また、お菓子を食べながら本を読めば、お菓子の汚れが付着している場合もあるだろう。
ホコリや汚れが付着した本は査定で減額の対象となり、あまりに状態が悪ければ値段がつかないこともある。簡単に落ちるホコリや汚れなら、落としてから買取に出した方が査定の印象としてはよい。
発売されてから早いうちに売る
本を高く売りたい方は、発売されてから早いうちに売ってもらいたい。通常、本の買取価格は発売後がもっとも高く、月日がたつにつれて下がっていく傾向にある。
発売後の買取価格が高い理由としては、新商品なので需要があること。また、発売してから間もないころは中古市場で商品がそれほど出回っていないことなどが挙げられる。
月日がたってから売る際には、既に中古市場では在庫を抱えるお店が多くなってしまうので、高値で買取してもらうのは難しくなっているだろう。
ちなみに、先ほどキレイな状態で売るということを紹介したが、長い月日がたつと本は経年劣化して傷んでしまうことがある。そのため、経年劣化する前に早く売ってしまえば、キレイな状態で売ることもできるだろう。
シリーズものはまとめて売る
シリーズものを売る際は1点ずつではなく、まとめて売る方がよいだろう。シリーズものの場合は1点ずつ売るよりも、まとめて売る方が高く買取してもらえる場合がある。特に、コミックに関しては1巻ごとの単価を合計した金額と全巻セットの金額ならば、後者の方が高い場合が多い。
また、宅配買取で送料がかかる場合は何回かに分けて買取の依頼をするよりも、1度にまとめて依頼した方が送料の節約にもなる。
まとめ
書籍の買取サービスを提供しているVabooとバリューブックスの運営会社を明らかにし、それぞれのサービスの特徴や違いについて解説してみた。
Vabooとバリューブックスは同じ会社が運営しているが、それぞれのサービスには違いがある。主な違いとしては会員登録や事前査定、買取明細の発行の有無などがあり、買取キャンペーンもそれぞれのサービスで中身は別物だ。
もし、どちらを利用するかで悩んでいる方がいれば、これらの違いを参考にして選択してみるとよいだろう。なお、下記にあるコラムでは書籍の買取でおすすめ業者が紹介されているので、売却する際の参考にしてみてほしい。
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