中学受験・高校受験テキストを売るならどこがおすすめ？

受験で使ったテキストは他の書籍と同様に中古買取できるアイテムの一つだ。買取に応じてくれる業者やサービスは少なくはなく、テキスト専門で査定する業者もある。専門業者では、一般的な古本屋などで買取を断られたテキストでも売れるケースがあるため、一度売れなかったからと言って諦めない方が良い。

当コラムでは、中学・高校受験のテキストの買取価格と、高価買取のポイントを紹介する。なお、記載した買取価格は2023年8月時点の価格であり、今後変動する可能性もあるのでご留意いただきたい。

（2023年8月29日更新）

勉強 / snogglethorpe

中学受験・高校受験のテキストは売れるのか？

中学や高校の受験で使用したテキストや参考書を売らずに手元へ残したい人も多い。しかし、テキストも書籍であるため発行年数から長く経過したものは売れにくい傾向がある様だ。

テキストや参考書は教育課程に沿ってつくられるもので、改訂された後ではその前に発行されたアイテムにはほとんど需要がなくなってしまう。このため、受験で使ったテキストはなるべく早めに売る方が高価買取につなげやすい。

高価買取にしたいならテキストや参考書を新品で購入した時からいつか売ることを想定して使うのが大切になる。なぜなら、きれいに使われているものは業者が高く売ることができるからだ。

しかし、中古買取する場合は内部への書き込みや極端な折れがある書籍の買取は断られたり、査定を低くしたりする業者は多くある。

教材専門買取業者なら書き込みがある方を高く買い取る場合も

一般的な古本屋や中古買取業者では買取を拒否されるケースが高いが、実はそのような業者で査定してもらえないようなアイテムを高く売る方法はある。テキストや参考書のみを専門的に買い取る業者に売る方法だ。

中古教材専門業者やサービスであれば、予備校で使われるテキストなどでは、書き込みなどがあっても売れる可能性がある。特に、塾の講義内容が分かる状態であれば査定の評価が高くなる傾向だ。

書き込みが多いテキストは業者の案内を確認してから持ち込むと良い。古い時代のテキストや参考書で貴重なものは発行年数から10年以上経過していても専門業者には売れる可能性がある。ただし、発行年数の古さが逆に査定評価を高くするものなので、書き込みが多いと高価買取にはならないケースがほとんどだ。

テキストや参考書を専門的に取り扱う業者で特に需要が高いのは一般で販売されていない塾や予備校のオリジナルアイテムだ。オリジナル教材は、一人一部しか購入できないシステムになっているため、数が少なく中古市場で高く評価される。また、夏季講習など限られた期間に販売されたテキストや、中でも塾生から不人気だった講座で使用されたものも高額になるケースがある。

尚、フリマアプリのメルカリやヤフオクでも、実際に合格した人の書き込みのあるテキストを買って、勉強する方がゲン担ぎが出来るということで人気がある。

中学受験・高校受験のテキスト買取価格を調査

この項では代表的なテキストの買取価格を比較した。専門業者と大手古本業者では買取価格にどのような違いがあるのだろうか。なお、ここに記載した価格は2023年8月時点の価格であり、変動する可能性もあるためご留意いただきたい。

2024年度受験用 中学入学試験問題集 国語編 男子・共学校 (中学入学試験問題集シリーズ)　

• 出版日：2023年7月12日
• JUNコード：9784840308298
• 定価：3,410円
• 出版社：みくに出版（日能研が運営する出版社）

2024年度受験用 中学入学試験問題集 算数編 (中学入学試験問題集シリーズ)

• 出版日：2023年7月12日
• JUNコード：9784840308311
• 定価：2,750円
• 出版社：みくに出版（日能研が運営する出版社）

きらめき算数脳トライアル　最上級編児童書

• 出版日：2007年7月
• JUNコード：4861690204
• 定価：1,980円
• 企画：進学教室サピックス小学部

一歩先を行く リーダードリル〈算数〉小学6年の計算 (四谷大塚 リーダードリル)

• 出版日：2018年3月27日
• JUNコード：4890857746
• 定価：990円
• 出版社：四谷大塚出版

高校入試対策問題集 合格への最短完成　国語

• 出版日：2020年7月30日
• JUNコード：9784046043573
• 定価：1,4300円
• 出版社：栄光ゼミナール

　

中学受験・高校受験のテキスト買取におすすめの業者

次に、中学受験・高校受験のテキストにお買取をおこなっている業者ごとの特徴や買取価格を紹介する。なお、記載した価格はこちらも2023年8月時点の価格である。

教材ウリボー！

教材ウリボー！は、一般業者で買取が難しい参考書や教材の買取をしている専門業者だ。多少の書き込みがあっても買い取ってくれ、書き込みが多く価格を付けるのが難しい場合でも無料で引き取ってくれる。
買取は郵送買取で、送料、手数料、査定料は全て無料だ。
サピックスや日能研のテキストも高価買取商品となっているため、中学受験、高校受験のテキストを売却したいときにぴったりである。買取価格は以下の通りである。

学参プラザ

学参プラザは参考書や赤本、予備校のテキストなどの買取を専門におこなう業者だ。大きな特徴は買取代金をいろいろな方法で受け取れるところだ。現金はもちろんamazonギフト券やPayPayなどでの受け取り方法があり、種類により査定額から3％〜5％UPした金額を受け取れる。
Webサイト上で買取UPキャンペーンを多く開催しておるので、タイミングを見計らって査定に出すことをおすすめする。中学受験・高校受験のテキスト買取価格は以下の通りだ。

Vaboo（バブー）

Vaboo（バブー）は専門書などの古本買取業者で、中学受験や高校受験の参考書の買取もおこなっている。
宅配買取は14時までの申し込みで当日集荷が可能、その後2〜4日で査定完了と、スピーディーに査定してくれる点が強みだ。
姉妹店バリューブックスのWebサイト上で本棚の写真を登録すると買取価格の目安がわかるお試し査定がある。なお、中学受験・高校受験のテキスト買取価格は以下の通りである。

テキスタ

テキスタは参考書専門買取点だ。各受験のテキスト、参考書はもちろん、通信教育のテキストなどの買取もおこなっている。なお、中学受験・高校受験のテキスト買取価格は以下の通りである。
宅配買取では、配送キットが無料でもらえる。送料は査定額2,000円以上で無料となり、手数料と査定額は無料だ。
Webサイト上でバーコードを入力すると買取価格の目安がわかるお試し査定がある。買取価格は以下の通りだ。

古本市場

古本市場は、全国に100店舗以上を展開する大手企業だ。書籍を中心にゲームやスマホなど幅広く買取している。高価買取キャンペーンや買取強化商品も多い。中学受験・高校受験のテキストも対象だが専門店と比べると対象範囲はやや狭く価格も低めである。
買取は店頭と、ふるいちOnlineというオンラインサイトから申し込める宅配買取があり配送キットも無料だ。なお、中学受験・高校受験のテキスト買取価格は以下の通りである。

ブックオフ

ブックオフは全国に多くの店舗を持つの古本業者だ。書籍やCD/DVDゲームなどの買取販売をしている。
買取は店頭買取、宅配買取、出張買取に対応しており、店頭買取では買取代金を電子マネーで受け取ることもできる。なお、中学受験・高校受験のテキスト買取価格は他社と比べると少額であるが幅広く対象となっている。

駿河屋

駿河屋は書籍だけでなくホビー商品やファッション商品まで買取をしている大手リサイクル業者である。書籍はさまざまな分野のものを買取対象としており、中学受験・高校受験のテキストも対象だが専門店と比べると対象範囲はやや狭い。
買取は店頭買取と宅配買取に対応しており、専門知識を持つ各分野の査定員が丁寧に査定してくれる。
中学受験・高校受験のテキストの買取価格は以下の通りだ。

高価買取につながるポイント

この章では、中学受験や高校受験のテキストをなるべく高額で買い取ってもらうためのポイントについて紹介する。

買取可能な状態か確認

まずは、売却しようとしているテキストが買取可能かどうか見てみよう。以下は、教材ウリボーのWebサイトに記載されている買取が難しい状態だ。売却する際にはこれらの状態にないかどうかチェックしてから査定に出すことをおすすめする。

見た目を綺麗にする

テキストや参考書を中古買取に出す前に、少しでも査定額がアップするよう努力してみよう。まずチェックしたいのは見かけである。

表紙に汚れやシミがあるものは、売却前に拭き掃除することをおすすめする。濡れたティッシュなどで紙を傷めない程度に汚れを取ると良い。目立った汚れが無い場合も表紙の美しさは査定に影響するので、乾いた布で軽く拭いておくと良いだろう。

中のページにあるシャーペンや鉛筆での不要な書き込みは消しゴムで消し、紙が折れた部分は平らな重しをしてなるべく目立たないようにするなども査定額をアップさせるポイントだ。本全体が丸まったり反れたりしている様な型崩れも重しをしてなるべく元の状態へ戻すようにメンテナンスをしよう。

付属品を揃える

次に、チェックするのはテキストや参考書本体に附属しているものだ。CDやDVDなどの付録や、解説がされている別冊や小冊子は一つでも欠けていると買取の対象にならないケースが多いので、日頃から無くさないように管理するのが大切になる。

表紙カバーやボックスなどの附属品が揃わないアイテムも買取がNGと言う業者がほとんどだ。特に表紙やカバーの上に重ねてある帯は無くても困らないものだが、あるのと無いのとでは業者によっては買取価格に差が出る。

コミックなどの帯とは異なり、教材に附属している帯は売る時に必ず本体と一緒に持ち込むようにするべきだ。

配送に気をつける

受験で使用するテキストはかなりの冊数になるケースも多いが、街にある古本屋や買取業者に持ち込むのは重くて大変と感じる人もいる。このような場合は、宅配買取を利用すると便利だが、業者へ配送中にテキストが傷つく可能性がある。

一般的に宅配買取では段ボールを使用するが、段ボールへテキストや参考書を詰め込む時に注意したいのが本と本の間や段ボールとの間にできる空間だ。配送業者は荷物をある程度傷めないように運んでくれるが、段ボールの中でテキストが寄ってしまうと当然紙でできているものは折れたり破れたりする可能性がある。

折角、新品同様のテキストを高く売ろうとしているのに業者へ到着した時には買い取りできない状態になっていては勿体ない。段ボールにテキストを詰める時には、すき間を埋める緩衝材として新聞紙などを利用し、段ボールを多少傾けても中に詰めたアイテムが傷つかない状態を保つようにするのが大切だ。

ヒカカク！で買取価格を調査

なるべく高額で中学・高校受験テキストを買い取ってもらうためには最低でも3社以上の業者で見積もりをとる必要がある。そんなときにおすすめしたいのがヒカカク！だ。ヒカカク！は買取ってほしい商品を入力するだけで対象となる業者の買取価格を調べられる。一括で最大20社まで比較できる上、無料で使えるのでぜひ試してみてほしい。

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業者選びのポイント

テキストを中古買取する業者選びも高額買取につなげるためにチェックしたいポイントだ。

前述したが、一般的な古本屋や中古買取と教材を専門に扱う業者では査定内容に差がある。また、中学・高校のテキストなどは地域によっても需要が異なるので、売る場所によっては査定額が変わる可能性も考えられるのだ。

近年、ネット上で展開されている中古買取業者は多くあるが、教材専門で買取るサービスも検索してみるとこちらも数多い。選択の幅は広いので多くのサイトをチェックして、自分が売りたい物に適した買取業者を見つけると上手にアイテムを売れる。

無店舗型のお店は買取価格が高い傾向

特に、実店舗のないネット専門の業者では、店舗運営の費用やスタッフにかかるコストなどが削減されているので、その分を買取額に上乗せしてくれるケースも少なくはない。一般的にネットのみで展開されている買取業者は宅配買取をメインとしているが、冊数が少なくても送料無料で買取してくれる場合と、何冊以上で送料が無料になる場合とがあるため事前にチェックすると良い。

古本の宅配買取サービスを利用

また、テキスト専門業者ではないが、ネットオフなどの梱包用段ボールを無料で用意してくれる業者は便利なので利用しがいがあると言える。

ネットオフは書籍からブランド品まで幅広いジャンルのアイテムを買取り対象にしているが、一般教材の査定もしてくれる大手の業者だ。

書店で購入したテキストで書き込みがあるものは一般的な買取業者ではNGだが、ネットオフでは少々の書き込みがあっても買取してもらえる。使い込んでいないテキストが大量にある場合や、ちょっと線を引いた程度で買取を断られたテキストがある場合は、専門業者でなくてもネットオフで手軽に宅配買取が可能だ。

特に中古買取の初心者にとって、ネットオフは有名業者であるため安心して査定を依頼しやすく、初回利用のユーザーに対するクーポン券が発行されるなどのお得なサービスが受けられる。

珍しいテキストや参考書を売る時は専門店へ

書店では購入できないテキストや、定価が高額な参考書などを多く売りたい場合は、教材を専門で買取る業者を利用すると高価買取にできる場合も多い。

さらにその中でも業者によっては査定内容を自動で承認するサービスを利用すると迅速に代金を振り込んでくれるケースや、現金ではなくAmazonギフトカードやiTunesのギフト券で支払われるサービスをしている業者もある。ギフト券で受け取る場合は買取額が数パーセント上乗せされる場合もあるため高価買取になりやすい。

また、多くの業者では期間限定でキャンペーンもされているため、買取額がアップする期間を狙ってテキストや参考書を売ると得になる。

テキストや参考書は一冊ではなく一度で大量に売った方が買取額が高くなりやすいが、業者によって査定額に差が出るケースがほとんどだ。買取業者を利用する際には一つの業者ではなく、より多くの業者で査定してもらうと高値で買取ってくれる業者が分かりやすい。

まとめ

中学・高校受験テキストを売る際のおすすめ業者や買取価格を紹介した。中学・高校受験のテキストは古本市場やブックオフなど大手古本業者でも買取をしているが、専門店と比べると買取対象商品や買取価格は劣ってしまう。そのため、中学・高校受験テキストをなるべく高額で売却したいなら参考書やテキストを専門の買取業者で査定してもらうことをおすすめする。

一般的に本類を売る場合、書き込みやアンダーラインなどがあると、NGだが、テキストや参考書のみを専門的に買い取る教材専門業者やサービスなら、買い取ってもらえる。また、塾や予備校のオリジナル教材、夏季講習など限られた期間に販売されたテキストは、数が少なく、中古市場で高く評価される。

査定額やサービスは買取業者によって異なるので、より多くの業者で査定してもらい、高値で買取ってくれる業者を見つける様にしよう。見積もりを比較したい場合は、ヒカカク！を利用する方法もある。

期間限定のキャンペーンやお得情報をチェックして、自分が売りたい物に適した買取業者を上手に見つけよう。どの業者やサービスを選ぶかはあなた次第だ。

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参考サイト

• ・教材ウリボー！
• ・学参プラザ
• ・Vaboo（バブー）
• ・テキスタ
• ・古本市場
• ・ブックオフ
• ・駿河屋