中古のiPad本体の購入に多く用いられるメルカリにおいても、出品者と購入者の間にトラブルが起こってしまいやすい傾向があるようだ。
また、近頃では、赤ロムと呼ばれる違法性の高いiPadを出品する悪質業者や詐欺犯も増加傾向にあるのだ。そのため、こうした出品者が仕組んだ罠にかからないためにも、中古iPad本体購入に必要不可欠な注意事項を知っておくべきだと言えるだろう。
そこで今回当コラムでは、メルカリを使って中古のiPadを購入する際のチェックポイントを、読者の皆さんと一緒に整理していきたいと思う。ぜひ、参考にしてほしい。
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メルカリで中古のiPad選びをする前に決めなくてはいけないこと
メルカリを使って自分の欲しい中古のiPad本体を見つけるためには、まず「自分の欲しい機種はどのタイプなのか？」と言うことを決めておく必要がある。このステップでしっかり比較検討を行っておけば、スムーズに自分の欲しいiPadを探せるようになることだろう。
逆に、一番最初からメルカリを見てしまうと、想像以上に高い商品を掴んだり目移りによってなかなか決断ができなくなるなんてことになりかねない。そのため、どんなに忙しい場合でも機種や通信手段を決める作業からまずスタートするべきだと言えるだろう。
どんな機種のタイプのiPadがいいのかを選ぶ際に、注目してみてもらいたい項目をいくつかご紹介していこう。
液晶サイズ
2017年6月現在のApple Storeでは、スタンダードサイズとも言える普通のiPad以外に, 12.9インチ、10.5インチ、mini4といった四種類の商品が販売されている。
自分のライフスタイルに合わない大きすぎるiPadを買ってしまうと、重い・持ち運びが面倒といった理由で使用頻度が下がってしまう。そのため、Appleやキャリア会社のサイトから現物のイメージが掴めない場合は家電量販店などのショップに行ってサイズや重量を確認することも必要だと言えるだろう。
ライフスタイルはもちろん、「自分はどのような用途でそのiPadを使いたいのか？」と言ったところをよく考えて決めてみてほしい。
例えば、動画などをみたい場合には大きいものを選ぶ方がいいだろう。一方で、普通のスマートフォンのように使いたい、持ち運びたいと言った場合には小さいものを選んだ方がいいだろう。
ストレージ容量
iPadの金額は、サイズとストレージ容量によって変わってくる。Apple Storeで公開されている情報（2017年6月現在）の中では、32GBのiPad（Wi-Fiモデル）が37,800円と最も安い価格で販売されている。
サイズの大きな12.9インチや10.5インチiPadについては、最低でも64GB以上の容量となっており、金額についても69,800円〜119,800円とかなり高額になる傾向があるようだ。
こちらもまた、「どのような使い方をするのか」によって選び方を変える必要がある。ネットサーフィンをしたいだけであればストレージ容量も少なくていいだろう。しかし、画像や動画を保存したいとなるとストレージ容量の多いものを選ばなくてはならなくなる。
クラウドを使うなら大容量は要らない
しかし、画像や動画を保存したいと言っても、iCloudなどを使ってサーバに写真データの保管をする場合は、ここまで大きな容量は不必要となる。
また、写真や音楽、動画データを一切入れず、アプリやブラウザを使ってSNSや動画視聴を楽しむだけといった場合についても容量が小さく最も安いiPad 32GBで十分と捉えて良いだろう。
電話回線モデル？Wi-Fiモデル？
タブレット型端末のiPadには、電話回線を使ったWi-Fi+3G/4G/Cellularモデルと、Wi-Fiモデルの二種類がある。
自宅やオフィスの無線LAN回線を使ってインターネットを楽しむ場合は、格安SIMやキャリア会社との契約不要で端末代も安いWi-Fiモデルで十分だ。
これに対して出張中の客先を含めた幅広いシーンでiPadを利用する皆さんには、通信会社の電波を使って利用するWi-Fi+3G/4G/Cellularモデルがおすすめとなるだろう。
SIMフリー端末という選択肢
Apple Storeで販売されている
こうした形でSIMフリーとなった製品を購入する場合は、iPadのモデルだけでなく格安SIMの会社選びも行う必要が出てくる。
Apple SIM
12.9インチと10.5インチのiPad Proには、オンラインで携帯電話データプランを選べるApple SIMが内蔵されている。この機能があれば、近くにWi-Fiのホットスポットがない場合においても、iPadの画面上で携帯電話会社のデータプランを選ぶことができるのだ。
この機能はiPad mini4と普通のiPadには付いていない。そのため、これらの機種のiPadの購入を考えている人は注意をして欲しい。
欲しいモデルが決まったら販売価格相場を確認
欲しい中古のiPad本体のモデルが決まったら、メルカリの画面を開く前に中古販売価格の相場情報をチェックしてみよう。ソフマップ、ドスパラといった中古のiPad販売店や、オクファン・モノレート・価格.comなどのサイトを開けば、本日時点の価格相場を調べられる。
相場を頭に入れた上でメルカリの画面を開けば、明らかに安すぎたり高すぎる価格帯で出品されているiPadについても、良い意味での疑問を抱けるようになるだろう。
「赤ロム」の中古のiPadを掴んでしまわないために注意すべきこと
メルカリの商品情報においては、「赤ロム」と呼ばれるiPad購入により生じるトラブルを防ぐ心掛けが必要となる。これから紹介する七つの注意点をしっかり頭に入れておけば、メルカリ利用で起こりやすい購入者の失敗についても回避しやすくなる。ぜひ、注意してながら読み進めて行ってほしい。
そもそも「赤ロム」とは？
割賦販売された端末が支払い途中で市場に出品され、購入後の滞納などによりキャリア会社によって利用停止とされてしまっている状態のデータ端末のことをを「赤ロム」と呼ぶ。
「赤ロム」iPadの中には、窃盗品や紛失品といった問題を抱えた端末も大変多く見受けられる。せっかく購入したiPadが使えないなんてトラブルよりもさらに複雑なトラブルに巻き込まれる可能性もあるため、購入するiPadが「赤ロム」出ないかどうかは確実にチェックしておきたいポイントだ。
「赤ロム」の中古のiPadをメルカリで購入した際に生じるトラブル
「赤ロム」のiPadなどのデータ端末を購入してしまうと、せっかく自宅に到着したiPadが使えないと言ったトラブルが起こってしまう。割賦契約されたiPadの支払いがしばらく行われていれば、購入から数ヶ月後に利用停止になることもある。
一度こういった状況に陥ってしまったiPadについては、Apple Storeやキャリア会社に持ち込んだとしても解除は不可能となってしまう。そのため、このようなトラブルだらけの「赤ロム」のデータ端末を避けるための確認は徹底して行うべきだと言えるだろう。
メルカリでは「赤ロム」に該当するデータ端末の出品を禁止している
メルカリでは、契約中の携帯電話や残債のある携帯電話などのデータ端末を禁止されている出品物のリストに含んでいる。しかし、メルカリ側で実物のチェックができない中古のiPad本体については、こうした規約を掻い潜って出品を行う悪質業者が大変多く見受けられる。
また、中には規約の存在自体を知らないユーザもたくさんいると言われている。そのため、「出品ルールがあるからメルカリは安全だ！」といった過信は禁物だと捉えた方が良いだろう。
自分の身は自分で守るつもりで、厳密に質問をしてみるなどと、購入したい中古のiPadがどのようなものなのかを徹底して確認しよう。
「赤ロム」のデータ端末を見破るためにはIMEI（端末識別情報）の存在が欠かせない
キャリア版iPadの不正端末を見破るためには、全ての携帯電話やスマートフォンなどに付番されている16桁のIMEI（端末識別情報）を入手する必要がある。
メルカリの規約では、IMEI情報の掲載をすることを出品者側に義務付けられている。もし商品情報の中にIMEIと思われる番号が書かれていない場合は、コメント欄から質問をするか、トラブル回避のためにその端末の購入を諦めた方が良いだろう。
IMEI（端末識別情報）をキャリア会社の確認ページに入力してみる
IMEI（端末識別情報）番号がわかったら、docomo、au、SoftBankの各社で用意しているネットワーク利用制限携帯電話の確認・照会サイトにその情報を入力してみよう。この番号を入れると、照会結果として「○」、「×」、「△」、「−」のいずれかの記号が表示される仕組みとなっている。
メルカリで購入しても問題のない状態の中古のiPadとは？
キャリア版端末で何の問題もなく購入できるのは、ネットワーク利用制限の対象ではない「○」の中古のiPadの本体だけとなる。
過去にショップなどで修理交換した履歴のある端末や、SIMフリー版のiPadについては、「−」が表示されると言われている。
前者の場合は出品者からキャリア会社に問い合わせをしてもらえば「○」にすることもできるようだ。しかし、そこまでのやり取りが面倒であれば無理にお願いせずに、最初から「○」が表示されるiPadを探した方が効率的と言えるかもしれない。
「赤ロム」はこんなにも使い物にならない！
中古のスマホなどを販売している業者であると、「赤ロム」になってしまったiPadやデータ端末に対して、「永久保証制度」と言う保証を設けている。この制度では、「赤ロム」になってしまったデータ端末を永久的に返品対象にしていると言った保証内容だ。
そのような保証制度が設けられるほど、「赤ロム」は使い物にならないということだ。
個人が販売を行なっているメルカリで、そんな「永久保証制度」が設けられているわけがない。さらに、いくら「赤ロムで」あってもその知識がない人も出品者の中に入るだろう。そうなってしまうと、保証どころの話ではなくなってしまう。
このような理由より、メルカリで中古のiPadを購入する際には「白ロム」のものを購入するようにしよう。
保証やコンディションの確認も必要
メルカリを利用して中古のiPadを購入する際には、商品のコンディションについても注意をしなければならない。傷や汚れなどの多いiPadについては、その状態に至るまでの過程で何らかの乱雑な扱いがあったと捉えた方が問題を抱えた端末をつかみにくくなると言えるだろう。
IMEI（端末識別情報）番号から保証状況を調べる
中古のiPhoneやiPadといったApple製品は、下記URLにIMEI番号を入れれば、保証状況とサービス期間の確認ができる。
https://checkcoverage.apple.com/jp/ja/このページからわかる情報の中には、有効な購入日、電話サポートの有無、修理サービスの補償範囲の有無といった内容も含まれている。そのため、万が一のトラブルが起こる可能性を考えると必ずチェックしておくべき存在だと言えるだろう。
「商品の状態」で絞った検索を行う
メルカリを利用すれば、商品の状態を元に中古のiPadの絞り込みを行うこともできる。なるべく綺麗なiPadが欲しいと考えている皆さんは、「新品、未使用」もしくは「未使用に近い」、「目立った傷が汚れなし」といった項目にチェックを入れて検索を行うと良いだろう。
また、傷や汚れのある中古のiPadの購入でもいいと考えている場合は、過去の落下歴などを出品者に確認してみても良いかもしれない。
バッテリー残量や交換状況
メルカリで買ったiPadをすぐに使いたいといった皆さんには、バッテリー残量や過去の交換履歴の確認もおすすめする。良心的な出品者は、バッテリーの減りやすさを含めた細かな情報を商品ページに記載してくれる。これに対して少しルーズな出品者の場合は、バッテリー充電に支障が出ている事実を敢えて書かないこともあるため、商品到着後のバッテリー交換といった手間が気になる人は必ず現状の確認をするようにして欲しい。
出品者の評価
メルカリを使って取引を行う場合には、中古のiPadの本体だけでなく出品者自身の情報についてもしっかり確認する必要がある。その判断基準として活用しやすいのは、「良い・普通・悪い」の3段階で行われている評価と、商品ページから投稿できるコメント欄だ。
「普通」・「悪い」が多い場合はコメント欄も要確認
出品者に「良い」以外の評価が多い場合は、必ずコメント欄を開いて「なぜ悪いと評されているのか？」を確認してみて欲しい。
コメントの中に「梱包が適当でした」とか「到着した商品が壊れていました」といったネガティブな記載がある場合は、その出品者との取引は避けた方が良いと考えられる。
出品者への質問から相手の反応を見ることも必要
商品ページから確認できないIMEI（端末識別情報）情報やネットワーク利用制限、詳しいコンディションなどは、コメント欄から積極的に質問してみると良い。質問を通して出品者とのコミュニケーションを図れば、相手方のApple製品やメルカリ出品ルールに対する理解度や知識を把握することもできる。
さらに、質問への返答の仕方などもみておくといいだろう。適当なやりとりを行われたら、あまり取引を積極的に進めない方がいいかもしれない。思いやりを持って返答や返事を返してくれる人の方が取引をする上で信頼しやすいだろう。
少しでも違和感がある場合は取引しない
評価やコメントへの対応を見て少しでも違和感が生じた時には、トラブルを予防するためにも、なるべくそのユーザとの取引をしない方が良いと言えるだろう。
特に、ネットワーク利用制限の確認ができないモデルについては、転売詐欺や盗難品である可能性も高くなってしまう。そのため、出品者とコミュニケーションを図る中で一つでも納得できない要素がある場合は、無理に取引しないことがメルカリを利用して高額なiPadを購入する上で失敗を防ぐ良策だと言えるだろう。
メルカリで中古のiPadを購入する際には十分注意をしよう
中古のiPadの本体をメルカリを利用して購入する際には、十分に注意をしながら取引を進めていってほしい。業者とではなく個人同士の取引となるメルカリは何かとトラブルが絶えないものとなっている。
基本的にトラブルのある端末が届いてしまっても全て自己責任となるため、最新の注意を払って端末、さらには出品者を選ぶようにしよう。
業者は慎重に選ぼう
せっかく買ったのに、届いた時は使い物にならないといった自体は誰でも避けたいもの。そこでおススメしたい業者が、中古スマートホンの売買しているスマホのマーケット(スママ)だ。スママではトラブルがないよう、動作保証サービス・品質チェック・SIM診断など偽物を買う心配もなく購入してから安心て使うことができる。購入後万が一の事があっても返金保証などオプションも選んでおくことができるので失敗したくないのならスママをススメしたい。
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