トレーディングカードのポケモンカードは、世界的に人気が高いトレーディングカードの1つで、アメリカのオークション会社eBayは、2020年に世界でもっとも市場が拡大したトレーディングカードとしている。
それほど人気が高いポケモンカードであるが、残念ながら偽物のポケモンカードが市場に出回っており、購入したポケモンカードが偽物である可能性が排除できないのが現状である。
そこで、本コラムでは、ポケモンカードの偽物・本物の見分け方などについて紹介していく。
CONTENTS
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偽物・レプリカの事例(海外版)
ポケモンカードの本物と偽物の見分け方について
では、ポケモンカードの本物と偽物はどのように見分けたらいいのか、代表的な見分け方について紹介しよう。
また、ポケモンカードだけでなくMTGなど人気トレカには偽物が出回っているので、興味があれば以下コラムも参考にしてほしい。

カードのサイズが異なる
本物のポケモンカードと偽物を比べると、カードのサイズが異なる場合がある。本物のポケモンカード複数枚と比較して、明らかにサイズが違うものがあれば、偽物と考えていいだろう。
紙質が異なる
本物のポケモンカードと偽物では、カードの紙質が異なるので、触ってみると偽物と本物では明らかに手触りが異なることがわかる。また、偽物は、本物のポケモンカードより薄く作られており、カードを曲げると本物のポケモンカードではあり得ないほど大きく曲がることが確認できる。
色合いが異なる
偽物は、カラーコピー機やインクジェットプリンターなどで作成されているため、本物のポケモンカードと色合いが異なっていたり、細かい部分の印刷が雑であったりすることが多い。
ポケモンカード公式が公開している画像などと見比べると、色合いなどが異なっていることがわかる。
輪郭がはっきりしない
偽物は、印刷したカラーコピー機やインクジェットプリンターの性能が低いためか、キャラや文字の輪郭がはっきりしないことがある。そこでも本物のポケモンカードと偽物を見分けることが可能となる。
裏面の印刷が異なっている
ポケモンカードの場合、裏面について、色合いのほか、ポケボールの輪郭や輝き、全体の印刷の仕上がりなど、表面以上に本物のポケモンカードと偽物で違いが大きい場合がある。
そのため、ポケモンカードを確認する場合は、表面だけでなく裏面もしっかり見るようにしよう。
レリーフ加工がない
ひかるコイキングやひかるリザードン等レアカードなどにレリーフ加工と呼ばれる浮き彫り加工が入っていることがあるが、偽物には入っていないことが多い。
レリーフ加工が入っているポケモンカードを拡大してみると、斜めに細かい線が入っていることがわかるが、それがレリーフ加工で、触ると細かい溝があることを確認できる。
偽物にはレリーフ加工がないため、拡大して見ても斜めの細かい線はなく、触るとツルツルしている。



記載内容がおかしい
偽物に記載されているHPや攻撃力、弱点、抵抗力やにげる、などの数値が、本物のポケモンカードと異なっていることがある。
特に海外のポケモンカードの偽物には、HPや攻撃力が異常なほど大きい場合があり、数値を見ただけで偽物とわかる場合がある。
文字のフォントや大きさが異なっている
ポケモンカードに印刷されている説明の文章やHPの数値などのフォントや大きさが、偽物と本物のポケモンカードで異なっていることがある。
ぱっと見ではよくわからないかもしれないが、本物のポケモンカードと見比べると、明らかに異なるので、注意して見てみよう。
スペルが間違っている
海外のポケモンカードの場合、偽物に印刷されている英単語のスペルが間違っていることがある。
本物のポケモンカードのエラーカードという可能性もなくはないが、スペルが間違っている時点でほぼ偽物のポケモンカードと考えていいだろう。
ネットオークションやフリマアプリで偽物を見極めるポイント
本物のポケモンカードと偽物の代表的な見分け方について解説してきた。しかし、ヤフオク!やメルカリなどのネットオークションやフリマアプリでは、現物をじっくり見たり、触ったりすることができないので、偽物と本物の見分けが困難となる。
では、ネットオークションやフリマアプリで偽物を購入しないためには、どうしたらよいだろうか。注意したい出品者のポイントについて紹介しよう。
明らかに安い価格で出品している
ポケモンカードを相場より明らかに安く出品している場合は、注意した方がいいだろう。偽物を出品する場合は、本物のポケモンカードを入手するより費用がかからないので、その分安くできるのだ。
また、いずれ偽物であるとバレる恐れから、早く売りさばきたい、という心理が働く。大幅な値引きをしてくれたり、購入手続きを不自然なほど急がせたりする場合も気を付けてほしい。
評価が悪い
これは、ポケモンカードに限らず、ネットオークションやフリマアプリを利用するときの基本的な対策であるが、評価が悪い出品者には関わらないようにしよう。
通常、ネットオークションやフリマアプリでは、よほどのことがない限り悪評価はつかない。しかし、その悪評価が複数もあるような場合は、何らかのトラブルが繰り返し発生している可能性が高いのだ。もし、その出品者と取引した場合は、今度は自分がトラブルに巻き込まれるかもしれないので注意しよう。
新規出品者
新規の出品者は、信用がおける相手かどうかわからないので、すぐに取引するのはやめておいた方がいいだろう。
新規の出品者は、本来は、ネットオークションやフリマアプリに初めて出品する人、となるのであるが、実は、これまでに出品したことがある人も、アカウントを変えれば新規の出品者となるのである。
そのため、評価が悪い出品者が、評価を隠すためにアカウントを取り直して、新規の出品者として出品する場合も多いのだ。新規の出品者は、ほかの人との取引の様子を確認してから取引した方がいいだろう。
大量に出品している
ネットオークションやフリマアプリでポケモンカードを出品する場合に、1枚や数枚ではなく、何十枚もセットにして出品する場合があるが、その中に偽物を入れる、という手口もあるのだ。
本物のポケモンカードの中に少量の偽物がある状態なので、偽物があることに気付きにくく、気付いたときには取引が終了していた、ということになりかねない。
大量のポケモンカードを出品している場合は、出品内容をしっかり確認できないかぎり、避けた方がいいと考えられる。
質問にきちんと回答しない
カードの画像が不鮮明だったり、出品の内容がよくわからなかったりした場合、出品者に質問することがあるだろう。だが、偽物の出品者は偽物であることがバレる恐れがあるため、質問にきちんと回答しないことがある。
「カードはすでに梱包してしまったので画像は出せない」「代行で出品しているのでカードの詳細はよくわからない」といったように、曖昧な回答しかしない場合は、取引をやめた方がいいだろう。

安心安全の取引ができるトレカ専用フリマアプリ「magi」
ポケモンカードの偽物と本物の見分け方などを紹介してきたが、精巧な偽物が流通する可能性もあり、偽物の購入を完全に防げるとは言い難い。
そこで、おすすめしたいのがフリマアプリmagi(マギ)である。magiは、トレーディングカードの売買に特化しており、ポケモンカードをはじめ、さまざまなトレカに対応している。
magiの大きな特徴として、取引したポケモンカードの真贋判定をおこなう「あんしん取引」というものがあり、取引が成立した場合、出品者より送られたカードを、トレカを扱う専門のショップで鑑定をおこなうのだ。
本物であると確認された場合や、出品内容とカードの情報が一致している場合のみ、カードの送付や購入代金の送金をおこなうので、安心して購入できる。フリマアプリで偽物のトレカを購入してしまうのが心配なら、ぜひmagiを活用してほしい。

まとめ
ポケモンカードの本物と偽物の見分け方について、紹介してきた。基本的に、偽物は本物に比べて細かなポイントに粗がある。パッと見ただけでは気づきにくいので、慎重に見極めてほしい。
また、ネットオークションやフリマアプリで購入する際は、実物を手に取って確認できないため、今回紹介した注意点を参考にしよう。それでも心配な場合は、ポケモンカードの真贋判定をおこなうトレカ専用フリマアプリ「magi」を活用してほしい。
- 参考サイト
- 4Gamer.net
- magi