IWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)シャフハウゼンは、時計の本場スイスの技術と、アメリカの大量生産技術を融合した老舗ブランドである。
シンプルで機能的な作りは今日でもファンが多く人気が高い。特に、懐中時計が主流であった時代においても、IWCの懐中時計は極めて高く評価されていた。そのため、現在でもこのブランドの懐中時計はかなり人気が高いと言える。
IWC vintage pocket watch / wstryder
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懐中時計は需要がある?
携帯電話、スマートフォンにはないファッション性やこだわりが強く感じられるため、親しむ人や「ロマンがある」と思う人が多い。
古いアメリカ西部のワークマン(職人)やレイルマン(鉄道員)ファッションの重要アイテムとしても人気がある。他の人とは違うものを持ちたいという人や、ただ時間を見るのはつまらないという人々に長く愛され続けている。
懐中時計はその装飾の美しさと昔ながらのロービート(低拍動数)なムーブメント(中の機械)も魅力であると言える。 また、様々なデザインやムーブメントが存在するため、これらを集める多くのコレクターが世界中に存在する。
「時間を見る道具」というよりは、「芸術品を見る」という目的で集める人が多いと言われている。
そして金属アレルギーといった理由で仕事上、腕時計を着用できない人にとっても欠かせないのが懐中時計である。鉄道時計やナースウォッチといった懐中時計であれば、仕事上の携帯品として古くから使われ続けている。
懐中時計のタイプ
ここで、4つの懐中時計のタイプを詳しく紹介していく。
オープンフェイス
ケースのフタがないタイプのもの。ポケットから取り出した際、瞬時に時間が確認できるのが最大の特徴である。また、ホコリが内部に入りにくい構造で作られているため、長く愛用したい人には特にお勧めのタイプである。
ハンターケース
懐中時計の風防(ガラス)を守るために、ケースにフタが付いたタイプ。映画で使用される懐中時計のような雰囲気を味わいたい人に人気のタイピである。
ハーフハンターケース(デミハンター・ナポレオン)
デミハンター・ナポレオンとも言う。上記のハンターケースのフタに、丸い穴を開け、ガラスをはめ込んだタイプである。フタの真ん中が透明になっていて、フタを閉じたままでも時間が確認できるように、フタにも12時間表示が付けられているものが多い。
スケルトン
文字盤やケースにガラスを使用し、中のムーブメントが見えるようになっているタイプ。他の懐中時計と違い、中のムーブメントにも装飾が施されているものが多く、高級懐中時計によく見られる特徴である。電池で動くクォーツ懐中時計にはない、機械式懐中時計だけの魅力があるのはこのタイプだけである。
また、贈り物としてもスケルトンタイプは人気のため、商品の状態が綺麗なスケルトンタイプなら、プレゼントとして購入を希望している人に売ることができることから高めに査定してくれる専門店も存在する。
番外編として個性的な懐中時計を紹介する
上記でも軽く紹介したが、懐中時計の中にも定番なものとは一味違う、個性的な懐中時計も存在する。
鉄道時計
強い磁力でも影響されない加工や視認性の高さを誇っているため、実際に鉄道職員が使用しているタイプ。抜群の視認性から、鉄道時計ファンや年配の方、初めて懐中時計を持つ人への贈り物に人気も高いのが特徴である。
ナースウォッチ(ナース時計)
文字盤にパルスメーター(脈拍計測に使用するメーター)やクリップなどで固定して使うための、6時方向にリューズがあるタイプ。蓄光やカレンダーのような機能も付いているため、名前の由来通り、看護師(ナース)への贈り物に支持されている。
懐中時計を使う上での注意点
鍵や携帯電話と一緒にポケットに入れない
懐中時計をポケットに入れる際、なるべく鍵や携帯電話などと一緒に入れないよう注意しておくと良い。 一緒に入れてしまうと、携帯電話の影響で磁気帯びしてしまったり、 傷付いてしまうことがもあるため十分に気をつけてほしい。
フタの有無について
懐中時計の使用の際、大きく関係してくるのがフタの有無。理由としては、懐中時計は基本的にポケットに入れることができるが、 どんなに清潔に保っていてもポケットの中にホコリが入り込んだり、 細かいホコリが時計内部に侵入することがあるからである。 特にフタのある時計の場合は、フタと時計本体を繋ぐ 蝶番(ちょうつがい)やフタを留める部分から入りやすくなっている。
最も最適な入れる場所
入れるポケットの場所で最も最適と言えるのがベストのポケット、 スーツの裏地の胸ポケット、 スーツの胸ポケット、サイドポケットといった場所が挙げられる。 ポケット部分が動きにくい部分を選ぶと安心して仕舞うことができるだろう。
そしてポケットに収納する際、チェーン部分は外に出しておくと、見た目の格好良さが増すだけでなく、チェーンと時計本体が擦れて傷が付いてしまう心配もなくなる。 普段の使い方によってはチェーンや紐を結んでいない場合、ポケットや手のひらから落としてしまうということもあるため、チェーンや紐を結んでおく方が安全である。
高く売るためのテクニック
付属品を揃える
高く売りたい場合、付属品は揃えた上で査定に出そう。外箱、保証書はもとよりタグなどもあると更なる査定額アップに繋がる可能性が高い。買い取る側の立場からすると新品未開封の品が一番望ましく、需要がある。そのため、購入時の付属品は揃えてあると高額査定に繋がりやすい。
査定額キャンペーンも活用を
IWCならば、世界的に人気が高いので、買取強化ブランドとして買取額10%アップキャンペーンを実施している店もある。キャンペーンを活用する上でも、売る時はブランド時計の買取専門店を選んで査定申込しよう。
販売ルートを持っているお店を探せ
さらに言えば、IWCの懐中時計について買取実績のある店舗の方が望ましい。IWCならば取り扱い実績のある店は多い。実績があるということは、買い取った後、売れる販売ルートを確立していると判断できる。まったく新規で取り扱う店より、勝手を知っている販路を持っている店の方が、買取に対して前向きに、そして高額にて査定対応してくれると言える。
査定基準
商品のモデル・型番
時計の鑑定士は、まず商品のモデル・型番を見る。モデルがはっきりすると発売年がわかる。基本的には発売年から日が経っていない商品の方が高値で買取されるので、売却意思がある場合は早めに売りに出すことがおすすめである。
しかし、IWCの場合、アンティークとしての価値がプラスされる場合もある。そのモデルの市場流通量と合わせて価値が判断され、希少性があると判断される場合は、骨董的価値も加味された査定額が算出される。
新品に近い時計は高額鑑定
もし、同じIWCのモデルが売りに出されたと仮定すると、一般的には傷や汚れの少ない、いわゆる新品に近い品ほど高値で取引される。
買い取られた懐中時計は、次の顧客に売買される。買う側からしてみれば、同じモデルなら見た目の綺麗な時計を買いたいと思うのは当然の心理である。よって、買取店側も、買い取るならば見た目の綺麗な懐中時計を取引したいと考えている。できる範囲で構わないので、掃除をしておこう。
ブログに掲載されている買い取り実績に注目
IWCの懐中時計を査定するのはあくまで人である。掃除がされている懐中時計ならば大切にしていたと判断し、査定額を引き上げようという心理も働きやすい。特に、専門店の鑑定士の場合は、懐中時計そのものが好きな人も多いので、大切にされていたとわかる品ならば、大事に買取したいと考えてもおかしくないのである。
現在は、鑑定士の実績が掲載されたブログ記事なども各ウェブサイトにある。売りたいIWCの懐中時計を取り扱ったことがあるか、その際はいくらくらいの額をつけたのか、事前に調べておいて、鑑定士を選ぶのも効率的だろう。
参考買取相場まとめ
IWCの懐中時計は人気がある。日本での市場流通量も多い。中古でも数十万で取引されているような相場である。また、ものによっては数百万の値がつく懐中時計も存在する。例えば、Scarabaeus Fuchs Pocketwatchは100万円前後で取引されている。現在では懐中時計より腕時計が主流であるため、一般的に懐中時計の相場価格を調べるのは腕時計に比べると難しいが、IWCの場合は各モデルの買取実績が豊富である。自分が売りたい商品が過去いくらくらいで取引されたか、ネットなどで検索すると意外と情報を得られるので活用してみるのも効果的である。
なお、なんぼやでは懐中時計など査定の難しいアンティーク品も高額買取を行っているので査定に出してみるといい。
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