AQUAは、白物家電では世界最大のシェアをもつ中国の山東省青島に本拠地を置く家電メーカーであるハイアール傘下のブランドである。三洋電機を子会社化したパナソニックは、2012年にパナソニックの事業と競合する三洋電機の白物家電部門を、三洋電機と繋がりがあったハイアールに売却した。ハイアールは、譲渡された三洋電機の白物家電部門を「AQUA」として立ち上げ、ハイアールとは別ブランドとした。
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特徴
AQUAの冷蔵庫は、日本国内に展開しているハイアールの冷蔵庫に比べると機能が多く、どちらかというと日本メーカーの冷蔵庫に近い。また、小型のワンドア冷蔵庫から容量400リットルを超える大型の冷蔵庫まで豊富なラインナップとなっている。
高く売れる人気機種
冷蔵庫の天面部分はオーブンレンジが置ける耐熱性樹脂でできたトップテーブルを採用、デリケートな食品を低温で保存することで鮮度が長持ちする「フレッシュルーム」、下段まで明るくクリアに照らす「LED庫内灯」などを搭載した3ドア冷凍冷蔵庫AQR-271D。
上段+下段の2つの引き出しを設けることで見やすく、整理しやすくなった「まん中2段フリーザー」、デリケートな食品を低温で保存することで鮮度が長持ちする「フレッシュルーム」、下段まで明るくクリアに照らす「LED庫内灯」などを搭載した4ドア冷凍冷蔵庫AQR-36D2L。
AQUAの冷蔵庫の売却について
大型冷蔵庫から小型冷蔵庫まで幅広いラインナップのAQUAであるが、それぞれ売却について時期などを検討する必要がある。冷蔵庫自体は、食品や飲み物を冷やしたり氷を作ったりする夏に需要が高くなる商品で、夏の初めころに買取価格が上がる傾向にある。
そのため、売却するのであれば、夏の初めころに売却するのがいいのだが、実は、小型冷蔵庫にはもう1つ買取価格が高くなる時期がある。小型冷蔵庫は、学生などに人気があり、学生が新生活を始める春に需要が増すため、春先に買取価格が上がる傾向にある。
自分が持っている冷蔵庫がどのようなタイプか確認し、有利な時期で売却するようにしよう。
売却時期の注意
ただし、冷蔵庫など生活家電については、製造から5年を過ぎると買取されなくなる。生活家電の耐用年数が5年で設計されている事が多いためである。なので、有利な条件を探すにしても、待ち過ぎると今度は売却できなくなってしまうので、時期と製造年式を考慮に入れて売却する時期を検討してみよう。
査定基準について
AQUAを含む冷蔵庫の一般的な査定基準は、製造年式、冷蔵庫の需要、冷蔵庫の状態、付属品の有無、が挙げられる。
製造年式
製造年式については、新しいほど高額査定となり、年月を経ると下がって行き、前述のように製造から5年を経過すると、売却できなくなる可能性が高い。もし、製造から5年以内の冷蔵庫の売却を検討している場合は、時期にもよるが、早めに売却したほうがいいだろう。
冷蔵庫の需要
AQUAは、2012年に設立された新しいブランドであるため、一般の認知度はあまり高くなく、需要も高いとはいえない。ただ、前述のとおり時期によっては、高い査定となることもあるので、売却前に買取業者に確認したほうがいいだろう。
冷蔵庫の状態
冷蔵庫の状態については、冷蔵庫が正常に動作するか、冷蔵庫の外観、内部の汚れなどが査定対象となるが、外観や内部の汚れは、清掃し落とすことで査定が上がる事もあるので、売却前に丁寧に清掃しよう。
付属品の有無
購入時に付いてきた付属品が揃っていれば、査定は高くなる。売却前にできるだけ揃えておいた方がいいだろう。
冷蔵庫のお手入れ方法
冷蔵庫は口に入れるものを保存しておくため、衛生的にも高く売るためにも常にキレイにしておきたい。
庫内を掃除するときは、口にいれても大丈夫な「重曹水」を使おう。重曹水をつけたキレイな布で拭いたあと、水拭きで仕上げ拭きをしよう。重曹による脱臭効果も期待できる。
冷蔵庫のドアまわりは意外に汚れがたまるので、こまめに掃除して清潔に保ちたい。ドアはホット重曹水で掃除しよう。重曹をお湯で溶いてホット重曹水を作ろう。全体掃除をしてから部分掃除をするのが、すばやく掃除をするコツである。まずは最初にキレイな布やマイクロファーバーでドア全体を拭き、次にゴムパッキン部分を掃除しよう。パッキンの中の部分の汚れも、綿棒やわりばしにガーゼを巻きつけたものでしっかりとかき出して掃除をしてほしい。最後に水拭きをして終了である。
冷蔵庫の節電方法
プチ知識として冷蔵庫の節電方法を紹介していく。
設定温度を再確認
庫内の設定温度を「標準(中)」にしておこう。そうすれば1年中自動で温度調節をしてくれる。さらに冬場や食品の入れ具合に応じて設定温度を「弱」にすると、設定温度が「標準(中)」の時と比べて一日あたりの消費電力量が約18%(0.30kWh)削減される。
省エネモードなどを活用する
冷蔵庫の機種により、省エネモード、節電モード、エコモードなどが設定できるものがある。ドアの開閉や庫内温度など冷蔵庫の使用状況に合わせて消費電力の少ない運転をしてくれるので、省エネになるのだ。
扉の開け閉めを気を付けよう
普段から冷蔵庫の中は詰め込みすぎず整理整頓しておき、ムダな開閉を減らすようにしよう。冷蔵庫の開閉時間と回数を半分にすれば、一日あたりの消費電力量は約12%(0.199kWh)削減される。
庫内の吹き出し口の位置を確認する
庫内にある冷気の吹き出し口の前に物を置くと庫内温度が下がりにくくなることがある。吹き出し口の位置を確認し、すぐ前に物を置かないようにしよう。
熱いものは冷ましてから入れよう
食材などを熱いまま入れると庫内温度が上昇し、他の食品が傷んだり、消費電力が増加する。冷ましてからしまうようにしよう。
より冷やしたい物は下段に入れる
冷蔵庫の上段や扉の内側は温度が高くなるので、設定温度を高め(中~弱)にした時は、低い温度で保存したいもの(生魚や肉など)は下段に置くようにしよう。
古くなったパッキンは交換
ドアのパッキンが古くなっているとすき間から冷気がもれて消費電力が増加してしまう。名刺などをはさんでずり落ちるようであれば、パッキンを交換しよう。
参考買取価格
買取専門店アシストにおいて、
2014年製4ドア冷凍冷蔵庫AQR-361CLが15,000円、
2014年製2ドア冷蔵庫AQR-D28Cが5,000円、
2014年製6ドア冷凍冷蔵庫AQR-FG40Cが38,000円で、買取された実績がある。