「SHOGUN」や「NINJA」などの独特なネーミングで知られるATOMOS(アトモス)はハイエンドモデルを多く展開しているブランドだ。4Kの映像撮影が可能なだけでなく、編集を効率化させてくれる製品でもある。一般的にはあまり知られていないが、映像撮影のプロからは高い支持を集めているメーカーだ。
新品のものは価格が高いため、中古の商品も人気がある。買取業者に査定を依頼すると、喜んで買取ってもらえるだろう。この記事ではATOMOSの詳しい説明と、買取相場、カメラをより高い値段で買取ってもらうためのコツ、そしておすすめの買取業者3つを紹介する。
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ATOMOS(アトモス)とは
ATOMOS(アトモス)は一般の消費者からはあまり知られていないメーカーだが、プロとして撮影をおこなっている人の間では有名だ。4Kなどの高画質の撮影が可能なだけでなく、編集もしやすいことからよりクオリティーを高めることができる。「SHOGUN」や「NINJA」など独特なネーミングも特徴の一つだ。
以下ではATOMOS(アトモス)について詳しく説明していこう。
オーストラリアのメーカー
ATOMOS(アトモス)は機器の名前が「SHOGUN(将軍)」「SAMURAI BLADE(侍のの刃)」「NINJA(忍者)」など、日本の戦国時代を思わせるものが多いことから、日本のメーカーだと思われがちだ。しかし実はATOMOSはオーストラリアのメーカーだ。CEOを務めるのはジェロミー・ヤング氏。
彼はかつて日本のカノープス(現在のグラスバレー株式会社)に7年勤めていた。カノープスは日本のビデオ編集機器およびコンピューター周辺機器メーカーとして世界中に知られている。ジェロミー・ヤング氏はそこで海外営業を担当していた。
カノープスを退社したのち、2010年にジェロミー・ヤング氏はATOMOSを設立する。日本で広くATOMOSの名前が知られるようになったのは、全米放送事業者協会が2014年に主催したNAB展がきっかけだ。世界最大の放送機器展覧会と呼ばれるNAB展では、2014年にSONYの「α7s」が出展された。
α7sは世界初の4K撮影が可能な一眼レフカメラだったが、本体だけでは4K記録ができないものだった。そこでα7sから出力された4K映像を記録するものとしてATOMOSの「SHOGUN」が同時に登場したのだ。SHOGUNはα7sと共に広く認知されるようになった。
当初SHOGUNはα7s専用機器だったが、ファームアップデートによりSONYの他の機種やCanonにも対応するようになった。
独特なネーミング
将軍や忍者、侍など、ATOMOSの機器のネーミングは独特だ。最初名前を聞いたときに日本ないしは台湾や香港のメーカーを想像する人は少なくない。なぜオーストラリアのメーカーがこのように日本の戦国時代を連想する名前を機器につけているのかというと、CEOのジェロミー・ヤング氏が日本で働いている間に日本文化に深く感銘を受けたことが影響している。
社名でありブランド名でもあるATOMOSはギリシャ語で「これ以上分割できない」「原子」「始まり」を意味する「アトム」からも由来している。しかし同時に有名な手塚治虫の漫画『鉄腕アトム』も意識していると言われている。4Kの撮影など、基本的にATOMOSの製品はハイエンドモデルのものが多いが、日本人はネーミングから製品のターゲットとする層がイメージしやすくなっている。
「SHOGUN」は販売価格が25万円なのに対し、「NINJA」は16万円と若干お手頃価格だ。NINJAシリーズはHDMIのみサポートする製品ではあるが、映像編集を格段に効率化させてくれる。撮影した映像をしっかりと編集したい人にはおすすめの製品だ。
ATOMOS(アトモス)の主なカメラ
代表的なATOMOSの製品を紹介しよう。それぞれ特徴があり、ターゲットも異なる。しかしどれも映像撮影のプロから高い支持を受けている製品たちだ。
撮影の記録から編集まで、広くサポートしてくれるだろう。
SHOGUN
再生機能が充実しているだけでなく、ファームアップされるたびにさまざまな機能が追加されたことによってより効率的な映像撮影を可能にした。ATOMOSの中でも最上位機種だ。4Kの撮影をサポートし、DNxHRのレコーディングコーデックおよびオーディオ機能も充実している。
色補正に必要なLUTが搭載されているのもありがたい。SHOGUNは最上位機種でもあるため、価格はATOMOSの製品の中でもかなり高い部類になる。しかし一度使うと二度とは手放せない魅力があるのもSHOGUNの特徴だ。
映像撮影を飛躍的に効率化し、仕事を捗らせてくれることだろう。
NINJA
SHOGUNに比べると安価な製品だが、NINJAは接続するカメラをワンランク以上ランクアップさせてくれる製品でもある。接続したカメラの性能が格段に上がり、撮影だけでなく編集も簡単にできるようになる。撮影モニターも非常に優秀であり、幅広い編集機能がついている。
高いコントラストかつ色味は正確であり、波形モニターも表示ができる。撮影の際にはピントが合っているかどうかが重要であり、4K撮影では特にピントの精度を高めなければならないが、NINJAにはフォーカスアシスト機能も搭載されている。ピントが合っている部分がカラー表示されるので、より被写体にピントを合わせやすくなるだろう。
SHINOBI
SHINOBIはATOMOSの中でも最初となる小型モニターが特徴の製品だ。小型ではあるもののディスプレイとカラー処理が可能な機能を搭載している。ほとんどのカメラおよびスマートフォンとの接続が可能だ。
NINJAシリーズよりも軽量化されており、非常に使いやすい製品でもある。カメラ機器はバッテリーの位置により左右の重さが偏ることが多いが、SHINOBIはバッテリーが中央に来るよう設計されているため左右のバランスが取りやすい。
ATOMOS(アトモス)買取相場
買取業者にATOMOSの買取を依頼する際、ある程度の相場を理解しておく必要がある。悪質な買取業者を相手にした場合、相場よりもかなり安く買い叩かれてしまい損をしてしまうためだ。状態によっても買取価格は大きく異なるが、事前に買取相場を理解しておくようにしよう。
SHOGUN
ATOMOSの中でも最上位機種であるSHOGUNは、7万円前後が買取相場だ。販売価格が13〜20万円と高めなので、SHOGUNシリーズの中でも人気のものはより高い値段で買取ってもらえるだろう。
NINJA
NINJAシリーズはATOMOSの製品の中でも比較的安価ではあるが、ユーザーから高い支持を得ている製品でもある。販売価格が9〜10万円ほどのNINJA Vは、5万円前後で買取ってもらえる。NINJA Vよりも販売価格が少し高めで11〜13万円のNINJA INFERNOも5万円前後で買取ってくれる業者も多い。
カメラをより高く買取ってもらうためのコツ
買取業者にカメラの買取を依頼する際、より高く買取ってもらうためのコツが存在する。以下のコツをおさえた上で買取業者を利用するようにしよう。
なるべくきれいな状態で査定にだす
買取業者で買取られたカメラは中古カメラとして販売されることになる。もちろんきれいな状態であればそれだけ印象が良くなり、中古カメラとしても人気が高くなる。査定を依頼する際にはすぐに中古カメラとして出品できるくらいきれいな状態にするようにしよう。
メンテナンスも重要だ。カメラ表面の汚れを落とすだけでなく、きちんとカメラとしての機能が果たせる状態で査定にださなければならない。事前にしっかりとメンテナンスをすることで、より査定額もアップするだろう。
化粧箱や付属品もそろえる
だいたいの場合カメラは箱に入った状態で購入する。買取業者に査定を依頼するときには、購入時にカメラが入っていた箱も一緒にだすようにしよう。中古カメラとして出品する際、化粧箱がそろっていた方が見栄えが格段によくなる。
見栄えがいい中古カメラはその分買い手もつきやすくなる。そのため多くの買取業者では化粧箱がそろった状態でカメラを買取りたいと思っているのだ。購入時の付属品もすべてそろえた状態で査定を依頼するようにしよう。
特にバッテリーや充電器は重要だ。不足していると査定額が著しく下がってしまうことも珍しくない。さらにバッテリーがない場合、査定時にカメラの動作確認ができないために買取を断られてしまうことさえある。
カメラの修理歴を伝える
修理歴を伝えることによって買取価格が上がる可能性もある。長く使っているカメラはどうしても故障などを起こしやすくなってしまう。以前修理やオーバーホールなどをおこなっている場合は、その履歴もきちんと伝えるようにしよう。
信頼できる修理業者が修理やオーバーホールをおこなっている場合、修理部分の寿命が伸びていると判断される。結果として査定額が上がることさえあるのだ。
おすすめの買取業者
ATOMOSの製品をより高く買取ってくれるおすすめの買取業者を3つ紹介する。
カメラ買取アローズ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ネット買取は店舗買取よりもコストを削減しやすいのが特徴だ。カメラ買取アローズは店舗を持たず、ネット買取に特化した買取業者である。そのため流通コストを下げ、高価買取を実現した。
査定から入金までのスピードが非常に早いのもカメラ買取アローズの特徴の一つと言えるだろう。商品が到着したらすぐに査定をおこなってくれる。買取価格が決まったら2日以内に入金してくれる。
ただし査定額に満足できず返品してほしい場合は、返送料金を負担しなければならない。地域にもよるが返送料金は1,000〜2,000円ほどかかる。買取キャンセル料はかからないが、キャンセルする場合には多少の出費が必要であることを覚えておこう。
写屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
写屋は全国に店舗を構えているだけでなく、ネット買取にも力を入れている買取業者だ。買取から販売までの中間コストの削減を徹底しているため、カメラの高価買取を実現した。カメラの買取に特化しているところも魅力の一つだ。
専門の鑑定士が在籍しているのでカメラの価値を正確に見定めてくれる。宅配買取もとても便利かつ簡単だ。梱包キットを自宅に送ってもらえるため、カメラを送るだけで査定・買取が完了する。
カメラは精密機器であるため、梱包が難しくなりがちだが、写屋の梱包キットを使えば簡単に安全な発送ができる。
家電買取のリサイクルネット
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
家電買取のリサイクルネットはカメラだけでなく家電の買取に力を入れている買取業者だ。買取業者では複数の製品をまとめて査定をだすことで査定額がアップすることがある。自宅にカメラだけでなく、ほかにも不要な家電がある場合は家電買取のリサイクルネットのような業者を利用するのもおすすめだ。
通常よりもより高い値段で買取ってもらえるかもしれない。ただし、宅配買取を利用した上で買取をキャンセルした場合は返送分の送料を負担しなければならない。無料査定のサービスもあるので事前に利用するようにしよう。
まとめ
ハイエンドモデルを多く展開しているATOMOSは、多くのユーザーから高い支持を受けている。4Kの高画質映像を撮影する上で必要な機能が充実しているだけでなく、編集がしやすいため作業をより効率化させてくれる。一度使ったら二度とは手放せない製品だ。
しかし値段は決して安いものではなく、新品の商品を購入するためにはそれなりの金額が必要になってくる。だからこそ中古の人気も非常に高い。高価買取してくれる業者も少なくない。
ATOMOSを手放す際には買取業者を利用するようにしよう。信頼できる買取業者を利用することで、より高い値段で現金化ができる。