MVNOと契約する場合、スマートフォンをセットで購入することも有るかもしれない。MVNOによっては、スマートフォンを購入することで割引などがあり、お得に購入できるからである。
ただ、大手通信会社と異なり、MVNOが販売しているスマートフォンには、人気機種があまりない場合が多い。
大手電機メーカーソニーが開発、販売しているXperiaや世界的に人気があるサムスンのGalaxy、今のスマートフォンの方向を決定したと言ってもいいAppleのiPhoneといった人気機種を、MVNOで購入出来ない場合がほとんどである。
しかし、MVNOの中には、XperiaやiPhoneといった人気機種を販売しているところもある。
もっとも、MVNOは、あまり高額の機種は販売していないことから、最新機種や高スペック機種というわけではないが、比較的安く購入できるので、XperiaやiPhoneなどを購入したいと考えているのであれば、それらを販売しているMVNOと契約して購入するものいいかもしれない。
今回は、MVNOのBIGLOBEモバイルが扱っているスマートフォンについて記載する。
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BIGLOBEモバイルとは
BIGLOBEモバイルは、ビッグローブ株式会社が運営しているMVNOのブランドである。
BIGLOBEモバイルは、当初は、NTTドコモの回線を利用した通信サービスを提供していたが、ビッグローブ株式会社が大手通信会社KDDIの子会社となった後に、KDDIが運営する移動体通信のブランドであるauの回線を利用した通信サービスも開始した。
そのため、BIGLOBEモバイルは、NTTドコモとauのそれぞれの回線を利用した通信サービスを提供する数少ないマルチキャリアMVNOとして知られている。
BIGLOBEモバイルが販売するスマートフォンについて
BIGLOBEモバイルが販売する最新のスマートフォンについて記載していく。
ZenFone Max Plus(M1)
台湾に本拠地を置く情報機器メーカーASUS(エイスース)の主力スマートフォンシリーズZenFoneの最新機種であるZenFone Max Plus(M1)は、ディスプレイに画面占有率約80%、画面比率18:9の縦長ディスプレイを採用したことにより、本来なら5.2インチクラスのディスプレイを搭載するボディサイズに、5.7インチの大画面ディスプレイを搭載した。
また、本体の厚さ8.8mmという極薄サイズながら4,130mAhの大容量バッテリーを搭載し、従来機種より長時間の稼働を実現。
さらに、ダブルレンズカメラや顔認証に対応したインカメラなど高性能機器を搭載しながら、本体価格は比較的安価で、コストパフォーマンスの高さが評価されている。
HUAWEI nova lite 2
中国に本拠地を置く大手情報機器メーカーHUAWEI(ファーウェイ)が販売するスマートフォンの最新機種であるnova lite 2は、2017年の世界で最も売れたスマートフォンの1つと言われた前機種であるnova liteの路線を継承しており、低価格ながら大画面ディスプレイ、軽量薄型のボディサイズ、長時間駆動を実現した大容量バッテリーと高いコストパフォーマンスを実現。
さらに、nova lite 2は、nova liteの後継機種として、ダブルレンズカメラやnova liteより性能が上がったCPU、nova liteより倍になったストレージ容量などnova liteよりさらに進化し、nova lite以上に評価されているスマートフォンである。
AQUOS sense lite
数少ない日本のスマートフォンメーカーであるSHARPの主力スマートフォンAQUOSのシリーズ機種であるAQUOS sense liteは、スマートフォンのAQUOSの代名詞ともなっている省電力ディスプレイの「IGZO」を搭載、SHARPが液晶TVで培った技術をもとに作られた「リッチカラーテクノロジーモバイル」と合わさって、SHAPRならではの美しい画面を実現した。
また、AQUOS sense liteは、日本メーカー製らしく日本独自の機能であるおサイフケータイも搭載、さらに、アメリカ国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810G)に準拠したテストをクリアするなど高い堅牢性も実現し、その上、防水、防塵性能(IPX5/8、IP6X)も搭載したことで、使う場所を選ばない使い勝手の良いスマートフォンとして、高い人気がある端末である。
BIGLOBEモバイルはiPhoneを販売している
BIGLOBEモバイルが販売している最新のスマートフォンについて記載したが、記載にあったのは、ASUS、HUAWEI、SHARP製であり、XperiaやiPhoneはない。
では、BIGLOBEモバイルは、XperiaやiPhoneを販売しているか、ということになるが、実は、BIGLOBEモバイルは、Xperiaは販売していないが、iPhoneは販売している。
BIGLOBEモバイルが販売しているiPhoneは、iPhone6s、iPhone SEの2機種である。
iPhone6s は、4.7インチRetina HDディスプレイ、4K画質の動画が撮影可能な12MPカメラ、長時間稼働を可能にしたバッテリーなどを搭載したことを特徴とするiPhoneである。
iPhone SEは、iPhone 5sと同じ4.0インチRetinaディスプレイを搭載した小型軽量のiPhoneであるが、iSightカメラやCPUなどのスペックは、同世代のiPhone6sと同等となっており、小型のiPhoneを求める層に人気が高く、2017年に3番目に売れたスマートフォンになった。
どちらも、iPhoneの第9世代に分類される機種で、現在販売されているiPhoneの最新機種であるiPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plusの第11世代に比べると、2世代古い端末となるが、iPhoneの場合、多少世代が古い機種でもOSのバージョンアップの対象となり、ハードウェアが対応していない場合を除いて、新機能も利用が可能であることから、第9世代のiPhone6s、iPhone SEでも、現時点での利用は特に問題はないだろう。
BIGLOBEモバイルのSIMにも対応しているiPhoneが買える?
まだまだ人気が続くiPhoneシリーズ、通常の値段で購入しようとするとかなり高くついてしまうが、中古で購入すればかなりお得に手に入れることができる。BIGLOBEモバイルのSIMにも対応しているスマホのマーケットスママでは、SIMも対応はもちろんiPhoneも安くキレイな状態で購入することができるのでおススメだ。スママも利用してみよう。
BIGLOBEモバイルでiPhoneを購入する場合「スマホまる得プラン」とのセットとなる
BIGLOBEモバイルでiPhoneを購入する時は、BIGLOBEモバイルが提供するプランの1つである「スマホまる得プラン」とのセットが必須となる。
スマホまる得プランとは、音声通話SIMとBIGLOBEでんわ通話オプションがセットになったプランで、BIGLOBEでんわ通話オプションは、国内通話無料通話90分か国内通話10分までかけ放題かのどちらかが選択できる。
さらに、スマホまる得プランに加入することで、端末料金が最大25,200円割引になるというお得なプランである。
BIGLOBEモバイルでiPhoneを購入する場合の注意点について
BIGLOBEモバイルでiPhoneを購入する場合の注意点について記載する。
前述のようにスマホまる得プランは、お得に利用できるプランではあるが、スマホまる得プランは、2年間の定期利用期間が設定されており、最低2年間の利用が必要となる。
また、スマホまる得プランの契約は、解約の申し出がない場合自動更新となり、2年契約が終了後、また2年契約が始まる。
解約する場合、契約から24カ月目と25カ月目の更新期間月に解約した場合費用はかからないが、それ以外では、2年契約プラン解除料6,000円(税別)が必要になる。
さらに、契約の翌月から12か月目までに解約する場合、音声通話サービス契約解除料8,000円(税別)も必要となり、解約する時期によっては、14,000円(税別)もの費用が必要となる場合もある。
BIGLOBEモバイルでiPhoneを購入する場合、最低2年間はBIGLOBEモバイルを利用しなければならないので、注意したほうがいいだろう。
BIGLOBEモバイルは、前述のようにNTTドコモとauのそれぞれの回線を利用した通信サービスを提供する数少ないマルチキャリアMVNOであるが、スマホまる得プランは、auの回線を利用した通信サービスであるタイプAでしか契約することはできない。
新規にスマホまる得プランを契約する場合は、タイプAで契約し、BIGLOBEモバイルのNTTドコモの回線を利用した通信サービスであるタイプDを契約している場合は、タイプAに変更する必要がある。
スマホまる得プランでタイプDからタイプAへの変更する場合は、変更にかかる費用は無料となり、タイプDで利用していた電話番号は、そのままタイプAでも利用できるようだが、音声通話SIMの場合、タイプAからタイプDへの変更をすることはできない。
諸事情で、auの回線では利用に問題があるような場合は、スマホまる得プランを契約する前に、検討しなおした方がいいかもしれない。
まとめ
BIGLOBEモバイルが販売しているスマートフォンとiPhoneについて記載したが、BIGLOBEモバイルでもやや古い世代ではあるがiPhoneを購入可能であり、しかも、お得なプランで利用することができる。
しかし、Phoneを購入するためには、MVNOの中では期間が長い2年間契約の特定プランへの加入が必要で、また、利用できるのはauの回線のタイプAのみというのは、人によってはiPhoneを購入するまでのハードルはやや高いかもしれない。
BIGLOBEモバイルで、iPhoneを利用したい場合は、スマホまる得プランでiPhoneを購入するのもいいが、他の通信会社向けやSIMフリーのiPhoneにBIGLOBEモバイルのSIMカードを挿して利用する事も検討したほうがいいだろう。