キヤノンは国内外、プロ・アマチュアを問わず、多くのカメラ好きのためのカメラを作り続けているメーカーである。中古市場でも人気が高く、カメラの状態さえよければ高値で買い取ってもらえるだろう。
しかし、大切に使っていたカメラやデジカメを売却する際に、まず確認しておかなければならない点がある。それが、モデル名と型番情報である。特にキヤノンは沢山のモデルや機種があるので、業者とスムーズにやりとりをするためにも正しい情報を伝えることは大切なことだ。
今回はキヤノンのカメラとデジカメのモデル名・型番の調べ方、さらに知って置くことのメリットについて少し紹介して行こうと思う。是非参考にして今後役立てて欲しい。
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キヤノンのモデル名と型番はどこに記載されている?
まずはキヤノンのモデル名・型番がカメラのどこに記載されているのかを紹介しよう。買取業者に査定を依頼する際はカメラのモデル名・型番が必要となるので、あらかじめ必ず確認しておくようにしよう。
モデル名と型番位置
モデル名と型番は、カメラの正面から見て右上や左下などにメーカー名よりも小さいアルファベットと数字で記載されている。例えば、PowerShot Aシリーズは「PowerShot A5」、PowerShot Gシリーズは 「PowerShot G1」のようにモデル名と型番はセットとなっている。
実は中古店や買取業者などではカメラの型番を伝えるだけで大体の買取価格が分かるようになっている。しかし、数字を少しでも見間違えると査定額が異なってくるので注意しておこう。
キヤノンのデジカメのモデル名・型番
キヤノンのコンパクトデジタルカメラ(デジカメ)は、PowerShotシリーズとIXYシリーズの2シリーズから展開されている。さらにPowerShotシリーズは9種類に分けられるようだ。
PowerShotシリーズ(無印)
PowerShot 600、30、30T、350、600N
PowerShot Aシリーズ
PowerShot A5、A5ズーム、A50、A20、A10、A40、A30、A100、A200、A70、A60、A300、A80、A75、A310、A95、A85、A400、A520、A510、A410、A620、A610、A420、A530、A540、A430、A700、A630、A640、A710 IS、A450、A460、A550
A570 IS、A560、A650 IS、A720 IS、A590 IS、A580、A470、A1000 IS、A2000 IS、A1100 IS、A480、A2100 IS、A495、A3100 IS、A2200、A3200 IS、A1200、A3300 IS、A3400 IS、A810、A4000 IS、A2400 IS、A2600、A1400、A3500 IS
PowerShot Sシリーズ
Sシリーズはコンパクト機の中〜上位シリーズだ。2桁の数がいっぱいになったため、途中から3桁に変わっている。
PowerShot S10、S20、S40、S30、S45、S50、S60、S70、S80、S90、S95、S100、S110、S120、S200
また、Sシリーズは一桁モデルも販売されていて、こちらは現在「SXシリーズ」が後継している。
PowerShot S1 IS、S2 IS、S3 IS、S5 IS
PowerShot Gシリーズ
デジカメのGシリーズはキヤノンの一眼レフ・ミラーレフカメラのシリーズである「EOS」のサブ機として使われることが多いようである。4・13は忌み番号であるため、PowerShot G4・G8・G13・G14は欠番となっている。
PowerShot G1、G2、G3、G5、G6、G7、G9、G10、G11、G12、G15、G16 Gシリーズにはさらに上位モデルのXシリーズもある。
PowerShot G1 X、G1 X Mark II、G7 X、G3 X、G5 X、G9 X、G7 X Mark II、G9 X Mark II
PowerShot Proシリーズ
PowerShot Pro70、Pro90 IS、Pro1
PowerShot SXシリーズ
PowerShot SX1 IS、SX10 IS、SX20 IS、SX30 IS、SX40 HS、SX50 HS、SX60 HS、SX100 IS、SX110 IS、SX120 IS、SX130 IS、SX150 IS、SX160 IS、SX170 IS
200番台シリーズは本体のコンパクトさがより特徴化されている
SX200 IS、SX210 IS、SX230 HS、SX260 HS、SX280 HS
400番台シリーズは500番台の姉妹機となっている
SX400 IS、SX410 IS
500番台シリーズは2桁モデルの軽量と小型化に特化したシリーズ
SX500 IS、SX510 HS、SX530 IS
600番台シリーズはよりコンパクト化されたシリーズ
SX600 HS、SX610 IS、SX620 HS
700番台シリーズは高倍率ズームが搭載されたコンパクトモデル
SX700 IS、SX710 IS、SX720 HS、SX730 HS
PowerShot Dシリーズ
Dシリーズはアウトドア向けに作られたシリーズで、防水や衝撃に強いことが特徴である。新しい機種になるほど型番の数も大きくなっている。
PowerShot D10、D20、D30
PowerShot Nシリーズ
PowerShot N、N100、N2
IXYシリーズ
IXYシリーズは今日まで続くステンレス製のデザインを初めて採用したモデルである。以下で一部の型番を紹介しよう。
IXYデジタル210IS、デジタル110IS、デジタル830IS、デジタル220IS、デジタル930IS、IXY10S(この機種以降は「デジタル」表記がなくなる)
IXY 120、IXY 140、IXY 130、IXY 150、IXY 640、IXY 170、IXY 160、IXY 190、IXY 180、IXY 650
Canonのデジタル一眼レフカメラ
次にデジタル一眼レフカメラのモデル名・型番を紹介していこうと思う。キヤノンのデジタル一眼カメラはプロフェッショナルモデル・ハイアマチュアモデル・エントリーモデルの3つのモデルがある。
キヤノンのオートフォーカス一眼レフカメラの型番には「EOS」が付けられており、これは「Electro-Optical-System」の略である。これはギリシャ神話に登場する女神エーオースの名ともされている。
プロフェッショナルモデル
EOS-1D X Mark II
ハイアマチュアモデル
ハイアマチュアモデルは型番にDがつくものがほとんどである。
EOS 80D、7D Mark II、6D、6D Mark II、5Ds R、5Ds、5D Mark III、5D Mark IV
エントリーモデル
エントリーモデルの型番には、「Kiss」がつくものが多い。
EOS Kiss X80、Kiss X7、Kiss X8i、Kiss X9、Kiss X9i、9000D
キヤノンのデジタルミラーレス一眼レフカメラ
デジタルミラーレス一眼レフカメラにもEOSがつくようだ。EOSの後に続く「M」はミラーレスの頭文字である。
EOS M、M2、M3、M10、M5、M6、M100
キヤノンフィルム一眼レフカメラ
次にフィルム一眼レフカメラのモデル名と型番について紹介していく。キヤノンのフィルムカメラは「35mm使用カメラ」と「APSフィルム使用カメラ」があり、こちらもEOSのアルファベットが付く。
35mm使用カメラ
EOS-1V、Kiss III L、Kiss 5、Kiss Lite、Kiss 7、7s
APSフィルム使用カメラ
EOS IX E、IX50
キヤノンの型番を把握しておくことのメリット
今まですでに少しは紹介はしてきたが、カメラの型番を知っておくことのメリットと型番の使い方について最後に紹介したいと思う。
そもそもなぜ型番を把握した方が良いのか。あまり意味がないのではと思っている人や中古に売りに出すつもりも買うつもりもないから、自分には関係がないと思っている人もいるかもしれない。
しかし、困ったときや購入に迷ったとき、普段から愛用してカメラを楽しむときにキヤノンのカメラの型番は非常に役立つ。是非ここで少し理解を深め、日常に役立てて欲しい。
型番は知りたいことを知る手がかりになる
まず、第一に言えることが、型番を知っておくことで知りたいことを簡単に素早く知ることができるという点である。
型番を知っていれば、何かわからないことがあった時に「商品名+型番」などの検索でネット上で簡単に調べることができる。商品名で検索してしまうと似たようなカメラの情報などが出てきてしまい、欲しい情報が見つかりにくくなってしまうケースも多い。型番で検索をすれば必ず自分のカメラと一致した情報が出てくるはずである。
また、わからないことを調べるだけでなく、自分の欲しいカメラを見つけたりするのにも型番はとても役に立つ。型番を知っていれば、それだけ受け取ることができる情報が多くなるのだ。
ネットオークションやフリマアプリでも便利
また、ネットオークションやフリマアプリなど、個人での売買のやりとりとなる市場でも非常に便利である。型番で検索をすれば欲しい商品を見つけることができるほか、正しい型番やモデル名が記載されているかどうかという点でその持ち主から買い取っても大丈夫か否かの判断材料になる。
画像と商品型番が一致しないケースなども場合によってはあり、これらは確実に怪しい。また商品型番が一部欠けていたり、忌み番号で避けられてる番号が記載されているものも要注意だ。
さらに型番とモデル名が記載されていない出品となれば、その持ち主がその商品を大切に扱っていなかった可能性も高くなってくるのではないだろうか。その分その商品の知識もないことになり、場合によっては故障していたり一部パーツが欠けていることでさえも考えられる。
このように、型番とモデル名などの情報を把握しているかどうかはその商品への自分の気持ちも関係してくるため、愛用していたかや信頼できるかどうかの判断材料になる。
さらに最近では型番検索などを取り入れているネットオークションやフリマアプリも多く、検索することで市場価値やそのカメラのニーズも手軽にわかる。実は自分の持っているキヤノンのカメラの価値が非常に高くなっていた、ということも考えられるためふと思い出したときなどにチェックしてみて欲しい。
買取業者に査定に出す時に便利
また、もちろんのことながら買取業者の査定に出す際に、正しい型番を把握しているか否かは大切だ。ここで桁や数字、アルファベットを間違えてしまえば自分の商品でない違う商品の査定額が提示されてしまう。実際に買取となった際に全く違う金額で買い取られることになってしまう自体も考えられるので十分に注意しよう。
突然の故障や操作が不明になった場合のサポートに使える
突然手持ちのキヤノンのカメラが動かなくなってしまったり、操作がわからなくて困ってしまうこともあるだろう。キヤノンはそんな時のために問い合わせ窓口を設けている。
この窓口ではちょっとしたトラブルや操作方法に関する問い合わせを電話(TEL:050-555-90002)で受け付けている。また修理は別窓口にて対応してもらえる。この際に必ず型番は聞かれる情報になるため把握は必須だ。また急な対応が必要になった際には型番を調べて...と対応していると非常に時間がかかってしまう。日頃から型番は把握しておくのがいざという時にも便利だ。
情報共有でカメラが楽しくなる
また、キヤノンの古い型のフィルムカメラの人気の向上なども含めてカメラは多くの人に愛される趣味となっている。カメラ好きの若者が増えていることはもちろん、家族で子供の可愛い写真を撮ることや、高齢者の人が趣味として始めることも増えて来ているのだ。
ネット社会の今であれば、そういった人々が様々な豆知識や写真を撮るコツをネットに記載していることがある。型番などの情報からそれらの情報共有から知識を得たり、自分と同じ趣味の仲間を見つけたり、わからないことがあれば質問することもできる。
キャノンのおすすめ買取業者
最後にキャノンのカメラやデジカメ買取に高価買取が期待できる買取店を紹介しよう。
グローバルサプライ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
グローバルサプライは中古カメラ買取専門店だ。キャノンのカメラやレンズの買取はもちろん、他社で断られるような古いカメラの買取もおこなっている。宅配買取をメインにおこなっているが、東京、神奈川県、千葉県、埼玉県への出張買取もおこなっているので相談してほしい。査定にかかる査定料・送料も無料だが、キャンセル時の配送料もグローバルサプライが負担してくれる。売れないと判断する前に一度、問い合わせをしてみよう。
じゃんぱら
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
じゃんぱらでは、キャノンのカメラやレンズを積極的に買取している。
多成堂
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
多成堂では、キャノンの中古カメラを積極的に買い取っている。宅配買取や出張買取(静岡の一部エリア)にかかる費用はすべて無料で、キャンセル時の返送料まで同社が負担してくれる。機種にもよるが、壊れていたり、カビが生えていても買取可能な場合もあるようなので、諦めて処分してしまう前に一度無料見積もりを試してみよう。ヒカカクでも対応や買取価格共に顧客の満足度が高く、口コミを見ていただくとわかるように、平均評価4.9と非常に信頼できる店舗だ。
まとめ
今回はキヤノンのフィルムカメラとデジカメのモデル名と型番の調べ方について紹介した。キヤノンの型番はモデルごとで共通しているものが多いため、お手持ちのモデルがわかればどういった型番の文字列なのか予想しやすいはずだ。
また、買取に出す際は正確な型番を知っておくと様々なメリットがある。特に中古で売りに出す際は把握しておくことは重要になってくるだろう。あらかじめ型番をチェックしておくことが大切だ。