CD・DVDの中古ショップ「RECOfan」渋谷店が閉店へ

CDやレコード、DVDの販売・買取を取り扱う大型専門ショップ「RECOfan（レコファン）渋谷BEAM店」が閉店することが13日、分かった。今回はこちらの話題についてみていきたい。

RECOfan（レコファン）について

RECOfan（レコファン）は、昭和56年創業のCD・レコード・DVDの販売と買取を行う大型専門ショップだ。コレクターズアイテムやや貴重盤など、コレクションアイテムも買取が可能で、まとめ売りも依頼できる。

今回の閉店について

1996年12月の開店以来、約24年の歴史に幕を閉じる。2020年6月13日から始まった「閉店セール」は公式サイトやTwitterなどで告知されている。まとめ買いセールは、税別価格350円以上の中古商品・輸入新品が全て対象で、5点以上の購入で、1点あたり200円を税込み価格から割引を受けられる。閉店日は未定だが、サイトを見る限り買取も受け付けているようだ。 「お客様には1996年12月23日の開店以来、長らくご愛顧いただき、誠にありがとうございました。最後までどうぞよろしくお願いいたします」と呼び掛けている。

渋谷BEAM店は、総在庫数30万点、800平方メートルのメガストアとして知られた。インターネット上には「掘り出し物の場所が…」「あの迷路のようなＣＤ棚に囲まれて、お気に入りを探すのが楽しかったのに。残念」「最後の砦だったのに…渋谷の夢の楽園、宝島を奪わないで」などとファンから悲しみの声、惜しむ声が相次いでいるようだ。

RECOfan（レコファン）の今後は

今後は通販事業を拡大するとのことだ。「RECOfanとして通信販売を拡充し営業を続けてまいります。大切なコレクションの買取につきましも受付中です。今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます」と語っている。

ネット上でもこのように閉店を惜しむ声が続出しているというのは、レコファンが人々にとても愛されていた証拠だろう。多くのCDショップや買取サービスが生まれてくる中で、レコファンでしか体験できない価値が厳然とあったはずだ。店舗も買取サービスも利便性は高まりつつあり、オンライン化の流れも進んでいるが、ここにしかない価値を提供できる店舗はこれからも必要とされるのだろう。今後も人々に愛されるショップが生まれてくることを期待したい。

参考: sponichi.co.jp/entertainment/news/2020/06/13/kiji/20200613s00041000151000c.html