新生活が始まる季節、新たなノートパソコンの購入を検討している方も多いのではないだろうか。数多あるパソコンの中からどの機種を選べばいいのか。どのような観点で探せばいいのか。スペックを比べようにも、CPUやメモリといった聞き慣れない専門用語に戸惑う方もいるだろう。「できることなら高機能のパソコンを長く使いたい」と考える人は多いのではないだろうか。
今回は、そんな悩める方々におすすめのずっと使えるハイスペックなノートパソコン3選を紹介したい。
Google Keep note art / @sage_solar
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なぜハイスペックなノートパソコンを買うべきなのか
巷で人気のパソコンはスペックが低く、安いパソコンが多い。そんな中、なぜハイスペックで高いパソコンを買うべきなのか。それは、長期的にメリットがあるからだ。具体的には、安いパソコンを買って満足しても、1〜2年で使えなくなってしまうようなものであれば、結局は買い替える羽目になってしまうのを避けることができる。
また、パソコンとしても高機能であるため、何らかの作業をマルチタスクで行うときの処理速度や安定感(ソフトがフリーズしない、など)についてイライラせずに済む、など良いことがたくさんある。
ノートパソコン購入時にチェックするべき点
Clever Girl / liquene
おすすめのパソコン選定にあたって重視したのは以下の2点である。なお、今回は一般的な用途(ネットや書類作成等)を想定した内容であることをご理解いただきたい。
- 1、持ち運ぶのに最適なサイズ・重さであること
- 2、ハイスペックであること
今回の趣旨はハイスペックかどうかであるが、もちろんノートパソコンなので持ち運びを前提としたサイズであってほしい。そこで、持ち運びに難がなく、ハイスペックというバランス感のあるパソコンを選出した。なお、ノートパソコン用のモバイルバッテリーのおすすめは以下のコラムを参考にしてほしい。
持ち運びに最適なサイズ・重さとは
E o mundo não pára! / Luciano Meirelles
持ち運ぶなら重くても2kg、できれば1.5kg以下が望ましい。モニターは14インチ以下がカバンに入れやすく快適だ。最近は安価なノートパソコンも多く出回っているが、軽量なものほど価格は上がる傾向にある。持ち運びに最適なサイズで今後ずっと使えるスペックのものとなると、予算は10~20万前後をみておいた方がいいだろう。それより安いものだとスペックか重さのどちらかを諦めることになる場合が多い。
「ハイスペック」とは何を意味するのか?必ずおさえたい3つの比較ポイント
EeePC900 Specs / mgminthu
どうせ買うなら長く使えるハイスペックなパソコンを選びたい。ノートパソコンのスペックとは、その機能や大きさ、能力値のことを意味する。それを比べる上で注目したいのが、CPU・メモリ・ハードディスクの3つである。
パソコンの頭脳、CPU
Intel Core 2 Duo E7300 CPU / William Hook
CPUはパソコンの頭脳であり、性能の決め手となる部分である。CPUの性能が高くなるほど作業時間が短くなり、スムーズに利用できるようになる。
マウス、キーボード、ハードディスク、メモリー、周辺機器などからデータを受け取り、コンピュータでの「制御・演算」を行っていおり、パソコンの性能や値段に大きく関わってくる部品である。
インテル社のものが広く普及しており、Core i 3(ネット・エクセル・パワポなどを普通にこなせるレベル)、Core i 5(動画を快適に見られるレベル)、Core i 7(動画編集や重たいソフトが快適に使えるレベル)の3種類から用途に応じて選ぶのが望ましい。長期利用に適しているのはCore i 5以上だとされているため、価格とのバランスを考えながら決めてもらいたい。
上記以外にもCeleron、Pentiumといった、さらに低価格で性能の低いCPUも存在するが、長期間買い換えないつもりならばおすすめはしない。また、これらの低スペックなパソコンがamazonやカカクコムでは人気なので注意が必要だ。スペックが低い分パソコンが安いので満足する人が多いのだが、3年はもたないものが多い。
パソコンの作業場の大きさ、メモリ
Dell XPS17 / Patrick Hoesly
メモリとは、例えるならば作業場の大きさである。メモリの容量が大きくなるほど、パソコンで同時にたくさんの作業を行うことができるようになる。ネットや資料作成等の一般的な用途ならば4GBで十分であるが、動画編集など行う場合はさらに大きなモデルがおすすめである。
パソコンの収納スペース、ハードディスク
Thecus N4100+ HDD Bays / William Hook
ハードディスクは、パソコンのデータを保存するための場所である。SSDとHDDの2種類に分けられる。SSDはHDDよりも消費電力が少なく衝撃に強いが、容量が少なく価格が上がってしまうのが特徴である。どのくらいデータを保存するかで変わってくるが、外付けHDDなどもあるのでそこまでこだわらなくてもいいだろう。
OS、ワード、エクセルなどのソフト、作成データなどがすべて収納されている。
ハードディスクの小さいPCを安く購入し、後から外付けハードディスクを利用するという方法もあるので、一番応用の効く部分と言えるだろう。
外付けハードディスクのメリットは、端子に接続するだけで利用することができて、大きな容量のファイルも利用できる点である。バックアップ用に利用するという方法を多くの人がとっているのではないだろうか。USBメモリに比べると1GBあたりの価格が安く、データ転送も高速なので利用しやすい。
しかし、非常にデリケートな機器であるため、ちょっとした衝撃でも壊れてしまうことがあるのが難点だ。利用する際には設置場所や携帯方法に十分注意して利用することをおすすめする。特にコード類に引っかかって落とす、倒すということで壊してしまうということが多くあるので、コード類のまとめ方、取り扱い方には十分注意しよう。
「長期間使えるハイスペックなノートパソコン」3選
以上の観点からみて、ハイスペックかつバランスのいいノートパソコンはどれなのか。ビックカメラやヤマダ電機といった大手家電量販店で、人気のノートパソコンを紹介しよう。
NEC PCーLZ650TSB LaVie Z(¥ 140,291)
- ブランド:NEC
- CPUブランド:インテル
- CPU:Intel Core i 5
- CPU速度:1.7GHz
- メモリ:標準4GB
- RAM容量:4GB
- ハードディスク:約128GB(SSD)
- モニター:13.3
- 解像度:1290×1080
- ディスプレイ最大解像度:フルHD(1020×1080)
- 重量:0.96kg
- HDDインターフェース:DMA
- グラフィックアクセラレータ:Intel HD Graphics 4400
- バッテリー駆動時間:約10.3時間
- OS:not_machine_specific
DVD再生可能なドライブがついてないとはいえ、1kg以下という軽さは魅力的である。スペックもいいが、ハードディスクの容量が少ない点を気にする方もいるかもしれない。また、CDやDVDを再生したい方は別途外付けのものを買うことになる。
外付けDVDドライブのオススメを紹介する。
Bengoo 外付けドライブ改良版
厚みは14mmと超薄型で270グラムと軽量化にも成功している。バッグに入れても持ち歩きやすい薄さを追求するために、内部構造を一から設計したものとなっている。USB3.0でデータの転送速度が最大5Gbph となり、以前の10倍の速度となっている。SVCD、CD-R、CD-RW、DVD-R、DVD-RWを読み込め、CD-RW、CD+RW、DVD-RW、DVD+RWを書き込める。Windows10/Win8/Win7/Win2003/WinXP、Linux、Mac10 OSのバージョンをサポートし、mac最新のOS sierra 10.12.6に対応できる。
注目すべきは、ACアダプターが不要という点である。従来のACアダプターを利用するものはUSBポートを2つ使うなどの多少の不便さがあったが、この型はUSBを挿せばすぐに利用ができるので、非常に使いやすい。
値段もAmazonで2,768円と手ごろに手に入れることができる。
Like 3C USB3.0 外付けDVD CD ドライブバスパワー
データ転送速度は最大5Gbpsで、USB2.0よりはるかに高速となっている。USB3.0/ USB2.0/USB1.0に対応でき、力不足の心配はない。
先進的なチップと技術を採用し、従来のドライブと比較して素速いスピードで利用することができる。メディアなどの使用状況をドライブで学習し、無駄な電力をカット、従来よりも電力消費を低減する。このことによって消費電力が低く、発熱も下がり、故障リスクも下げることに成功している。
アルミニウム合金の材料を採用し、スリム、軽量で耐衝撃なデザイン構造となっている。4つのゴム足を搭載し、滑り止めの機能もついている。
外部のドライブが必要ない、プラグアンドプレイとなっている。USBケーブルをパソコンのUSBポットに接続するだけで利用可能。2つのケーブルを含んで、デスクトップにUSB3.0データケーブルとUSB2.0電源ケーブルを接続し、電力も賄っている。
Windows XP / 2003 / Vista / 7 / 8.1 / 10、Linux、Mac10 OSシステム、laptop、desktop、notebook に対応できる互換性を備えている。
値段はAmazonで2659円と、手ごろな価格となっている。
富士通 ノートパソコン FMV LIFEBOOK SH75/T FMVS75TWP(¥ 160,286)
- ブランド:富士通
- CPUブランド:インテル
- CPU:Intel Core i 5
- CPU速度:2.2GHz
- メモリ:標準4GB
- RAM容量:4GB
- モニター:13.3
- 解像度:1920
- ディスプレイ最大解像度:1920
- 重量:1.38kg
- HDDインターフェース:HDD 5400 rpm
- グラフィックアクセラレータ:Intel HD 5***
- バッテリー駆動時間:約11.1時間
- OS:Windows8
軽量でスペックもちょうどいい。ドライブが外せるため、さらに軽くして持ち運ぶことができる。ワード・エクセルといった文書利用のみの方には、Core i 3搭載のLIFEBOOK UH(\)がさらに安いのでおすすめだ。
dynabook R73(\)
- ブランド:東芝(TOSHIBA)
- CPUブランド:インテル
- CPU:Intel Core i 7
- CPU速度:2.5GHz
- メモリ:標準4GB
- RAM容量:4GB
- ハードディスク:約128GB(SSD)
- モニター:13.3
- 解像度:1290×1080
- ディスプレイ最大解像度:フルHD(1020×1080)
- 重量:0.96kg
- HDDインターフェース:DMA
- HDD容量:1000GB
- グラフィックアクセラレータ:Intel HD Graphics 4600
- バッテリー駆動時間:約10.3時間
- OS:not_machine_specific
普通に使うには十分すぎるほど高性能で、重さも及第点だ。ドライブがついているのも特徴である。タッチパネル非対応なので注意。
その他おすすめのノートパソコン
もう少し予算があるなら、Let's note LXシリーズも人気が高くおすすめだ。軽いのに頑丈で、バッテリー駆動時間が20時間以上と非常に長いのが特徴である。電源の無い場所でもずっと動いてくれるので便利だ。