Dallmeyer(ダルメイヤー)とは、イギリスのレンズメーカーでジョン・ヘンリー・ドールメイヤーが創業したメーカーである。そんなダルメイヤーのレンズは、中央部はシャープに映るが全体的にソフトでにじみが強いという特徴がある。
今回の記事では、ダルメイヤーレンズの種類や特徴、買取相場などをまとめてご紹介していこう。おすすめの買取業者も紹介するので、利用してみてはいかがだろうか?
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ダルメイヤーレンズとは
ダルメイヤーはレンズだけではなく、カメラも製造しており、日本ではダルメヤーと表記されていることがある。また、日本の最初期の写真家である上野彦馬が坂本龍馬の撮影時に使用したレンズとしても周知されている。
ダルメイヤーレンズの種類
以下で紹介するダルメイヤーレンズは特に人気のあるレンズだ。あまり生産数が多くないので希少品として扱われることがある。レンズは、製造からかなりの年月が経っているので劣化も多くあるが、マニアには喉から手が出るほど欲しい逸品である。
アドン
アドンは小型の望遠レンズである。レンズの直径は約32mmで、撮影する際は先端を引き出した状態でピントが合う。
ダロン
ダロンは戦前の1930年代に製造されたテレポートレンズである。ダロンの鏡胴は真鍮でできているので耐久性が高く、ズシリとした重量感もある。
ペンタック
ペンタックはノーファインダーでの利用に向いたレンズである。また、天気が良くまぶしい環境でも表情を撮影できる。
セプタック
セプタックは開放で撮影した時の線の細い描写に定評がある。絞り込んだ時の回りのボケ味も面白く、雰囲気のある写真を撮影できる。
セラック
セラックはダルメイヤーの大判用レンズで、絞り値はF4.5~F32である。しっかりと映る描写を望む人におすすめの逸品だ。
スチグマチック
スチグマチックはダルメイヤー社の秘書だったヒュー・L.アルディス(Hugh L. Aldis)が作成した新シリーズで、今となっては現存が珍しいレンズである。
スーパーシックス
スーパーシックスはオールドレンズマニアを魅了してやまない伝説のレンズである。生産本数は年間300本ほどで、状態の良いモノはさらに少ないと言われている。
ダラック
ダラックは、ダルメイヤーの名を冠したレンズである。レンジファインダーにて最短撮影距離から無限遠まで撮影できる。
それぞれのダルメイヤーレンズの買取相場
以下では、上で紹介した8つのダルメイヤーレンズの買取相場について紹介していこう。
アドンの買取相場
アドンの買取相場は12,980円(2019年7月3日現在の情報)となっている。アドンの買取実績は、カメラ専門の買取業者ならば、まず買い取ったことがあるほどメジャーなレンズだ。ホームページ上に買取実績が掲載されていなくても事前査定を依頼してみるといいだろう。
ダロンの買取相場
ダロンの買取相場は5,350円~69,800円(2019年7月3日現在の情報)となっている。買取においては意外に思われるかもしれないが、純正品が最安値で、改造品が最高値となっている。レンズの保存状態によっても買取相場が大きく上下するので気をつけて保管しよう。
ペンタックの買取相場
ペンタックの買取相場は24,300円(2019年7月3日現在の情報)となっている。今現在ペンタックは、他のレンズよりも少し高い金額で取引されている。したがって、いま手放そうと考えている方はチャンスだろう。
セラックの買取相場
セラックの買取相場は5,350円~16,500円(2019年7月3日現在の情報)となっている。ダロンと同様に純正品が最安値、改造品が最高値となっている。逸品と言われるレンズであるため、改造品であっても純正品であってもマニアの目に止まれば高値で買い取ってもらえるだろう。
スーパーシックスの買取相場
スーパーシックスの買取相場は701,000円(2019年7月3日現在の情報)となっている。他のレンズと異なり、買取額が高いのは供給が少なく希少なレンズであるためだ。また、スーパーシックスのような大口径レンズは比較的買取価格が高い傾向にある。
セプタックの買取相場
セプタックの買取相場は不明(2019年7月3日現在の情報)である。セプタックは各買取業者のホームページ上に買取実績の掲載はあるものの、買取金額が表記されていない。したがって、買取相場を知るには直接メールか電話で聞くのが早くて効率的だ。
ダラックの買取相場
ダラックの買取相場は不明(2019年7月3日現在の情報)である。ダラックは、セプタック同様に買取実績はあるが買取額の詳細が掲載されていなかった。したがって、各買取業者に直接問い合わせてみるといいだろう。
ダルメイヤーレンズの状態
ダルメイヤーレンズは使用状態により買取額に幅が出る。例えば、使い古したレンズは買取額が大きく下がるし、未使用品は高額買取が期待できる。また、ダルメイヤーレンズを使い古していると湿気によりレンズ内にカビが発生することがある。それ以外にも、凹みやキズがあったり、手垢などでグリップ部分がベタついていたりすると買取額が大幅に下がってしまう。
したがって、普段からこまめなケアを心がけよう。もし、レンズを使う暇がないからと放置していると経年劣化が故障などの原因となり、買取額が下がってしまう。だから、使わないダルメイヤーレンズがあれば、なるべく早めに売りに出すのが得策だろう。
ダルメイヤーレンズを査定に出す際の注意点
ダルメイヤーレンズを査定してもらう前に、必ず確認してほしいのが以下の3つのポイントだ。
- ・グリップ(樹脂)部分がベトベトではないか
- ・凹みやキズなどはないか
- ・動作に異常はないか
上の3つの注意点を査定前に確認して対処しておくことで、高価買取を目指すことができる。以下では、それぞれの注意点に該当してしまった際の対処法を紹介しよう。
グリップ部分がベトベトではないか?
グリップ部分がベトベトの場合、掃除をしてベトベトを取り除くといいだろう。そのお掃除方法は以下の通りだ。
グリップ部分が軽度のベトベトの場合は重曹を水に溶かし、布を重曹水に浸し、しっかりと絞ってからグリップ部分を拭こう。なぜなら、あまりにもびしょ濡れだとレンズなどに付いてしまう可能性があるからだ。
一方で、グリップ部分が重度のベトベトの場合はシリコンスプレーを布に付けてグリップ部分を軽く拭こう。また、シリコンスプレーを使用する場合には、必ずゴム手袋などを付けるようにしよう。なぜなら、強アルカリ性のため、手が荒れてしまうからだ。そして取り扱いにも十分注意しよう。
凹みやキズなどはないか?
カメラレンズの凹みやキズは、なるべく各メーカーやカメラ修理店などのプロに修理のお願いをするのが良い。なぜなら、自分の浅い知識でキズを直そうとすると返って悪化させてしまう可能性があるからだ。例えば、研磨剤などを使ってキズを無くすことはできても被写体の映り方が変わってしまったり、キズがついていない部分のコーティングを無意識に剥がしてしまうことがある。
レンズの買取額にもよるが、凹みやキズの修理額を回収できるならプロに依頼し修理をしよう。
動作に異常はないか?
動作に何かしらの異常があった場合は、各メーカーやカメラ修理店などのプロに修理の依頼をしよう。なぜなら、素人がハンパに触るとより壊れてしまう可能性が高いからだ。プロにお願いすると高くつくかもしれないが、自分で直そうとして壊してしまうよりずっといいだろう。
何か動きが悪いな?と思ったら早めに修理に出して、その後のメンテナンスの仕方もプロから伝授してもらうのが最善である。
査定額がどのように決まるのかを徹底解説
ダルメイヤーレンズの査定額は依頼先の買取業者の担当者がいくつかのチェック項目を確認し、査定額を決めている。その時のチェック項目は実際のダルメイヤーレンズの使用状態であったり、依頼主のやり取りなどのハード面であったりとさまざまだ。しかし、中にはこれは欠かせないと思われているチェック項目が存在する。そのチェック項目は以下の2つだ。
- ・付属品があるか
- ・使用状態が良いか
特に異常がないダルメイヤーレンズならば上の2つのポイントをおさえておけば、高価買取にグッと近づくだろう。そのためには先にあげた2つのポイントで突っ込まれないようにしっかりと準備しておくことが大切だ。どのような準備をするのかは、以下で詳しくご説明しよう。
付属品の有無を確認する
ダルメイヤーレンズは付属品があるかないかで査定額が劇的に変わる。例えば、別売アクセサリーやレンジフードなどを合わせて査定に出すことによって高値の査定額になりやすい。だから、付属品はなくしたり捨てたりしないように決まった場所へ保管しておこう。
また、レンズを買ったときの箱も査定額に大きく影響を与えるので捨ててしまわず、大事に保管しておこう。
使用状態などに気を付ける
ダルメイヤーレンズは、ほこり汚れがひどい状態にならないように普段からレンズの手入れをしておこう。もし、レンズにほこりがついた場合はレンズクリーナーを使ってキレイにしよう。また、ブロワーを利用してもいいだろう。
ブロワーは、ほこりを飛ばすための空気を吹き出す役割を持っている。レンズを決して傷つけることがないので心配症の人にはおすすめだ。
高値で買取ってくれる買取業者の見つけ方
ダルメイヤーレンズをせっかく売るなら、高値で買取を目指したいところである。ダルメイヤーレンズを高値で買取ってくれる買取業者の見つけ方は、以下の通りだ。
- ・カメラやレンズを専門に扱っている
- ・高値での買取実績がある
- ・査定スタッフの対応が丁寧かつ早い
- ・複数社相見積もりを依頼する
それでは4つのポイントについて、以下で解説しよう。
カメラやレンズを専門に扱っている
カメラやレンズを専門に扱っている買取業者は高価買取を期待できる。なぜなら、専門業者として他の買取業者にレンズを持っていかれたくないからだ。近年の総合買取業者は、大規模に店舗を展開していてCMをバンバン出して集客をしている。
だから、お客さんはまず総合買取業者への持込みを検討するだろう。その現状を打破するために専門業者が買取額を高くするのは必然である。カメラやレンズの専門業者を見つけることは高価買取への大事な1歩だ。
高値での買取実績がある
査定に出そうと考えている買取業者のホームページにダルメイヤーレンズの買取実績は掲載されているだろうか。査定に出す買取業者には、ダルメイヤーレンズの買取実績があるのか確認しておこう。なぜなら、買取実績があるかによって買取額が違ってくるからである。
もし、高値の前例があるとその査定額までの値段はつくため、高額買取になるかどうかの事前判断がつけやすい。高値の前例を確認するための方法は、査定を依頼しようと考えている買取業者のホームページを確認するか、直接電話で聞いてみるのもいいだろう。
査定スタッフの対応が丁寧かつ早い
査定の対応が丁寧で早くても、買取額に差なんて生まれないでしょと考えたあなたは、大きな勘違いをしている。買取というものはサービス業である。だから、査定スタッフの対応が丁寧で早いということは、後回しになりやすい人材の教育にお金を注いでいるということだ。
そういった会社は余剰資金があるので、買取額も高くなりやすく販売額も安くなりやすい特徴がある。だから、査定スタッフの対応が良ければ買取額は高くなる傾向にある。スタッフの対応を見るためには、直接店舗に行くのがおすすめだが他の査定方法を利用して対応を見てもいいだろう。
複数社に相見積もりを依頼をする
買取業者が事前査定をするためには、写真を撮影してもらい情報を集めなければならない。そして、それは査定してもらう立場からすると面倒な作業である。これから紹介する相見積もりは、あなたからすると実に面倒な作業に映ることだろう。なぜなら、相見積もりとは、複数の買取業者から見積もりを取る作業であるからだ。
相見積もりのやり方としては、少なくても2社以上の買取業者をピックアップし、査定依頼をかけよう。なぜなら、それぞれの見積もりを比較してどちらが高い見積もりなのかを判断するからだ。それができたら買取業者に依頼をしよう。
おすすめの買取業者をご紹介
以下では、おすすめの買取業者を紹介しよう。それぞれの特徴をまとめたので、あなたに合いそうな買取業者へ査定を依頼してみてはいかがだろうか?
カメラの買取屋さん
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
カメラの買取屋さんは名前の通りカメラの買取の専門店である。即日出張エリアもほぼ全国と対応エリアも広めだ。カメラの買取屋さんは急な出費で現金が必要、数が多すぎ・重くて運べない、使ってない機材を処分したいなどのお悩みを持っている人におすすめだ。出張買取に強いカメラの買取屋さんだが、加えて3つの特徴がある。
- ・買取額30%UPキャンペーン
- ・最短30分の訪問で、その日その場で現金化
- ・ジャンク品、フィルムカメラの買取も実施
特徴は、ホームページに記載してあるので、少しでもピンときたら査定を依頼してみるといいだろう。
カメラのリサマイ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
カメラのリサマイは、土日祝日も9時15分から20時半まで営業をしている。だから、土日休みのサラリーマンでも利用しやすいのではないだろうか。カメラのリサマイでは、もう使わなくなったカメラをどうにかしたい、カメラを高く売りたい、買ってはいたけど使っていないカメラがある、愛着のある商品だから確かな査定で譲りたいなど、心当たりのある人が利用するのにおすすめだ。サラリーマンが利用しやすいカメラのリサマイは、加えて3つの特徴がある。
- ・交渉からの、高額査定+αが期待できる
- ・疑問や査定は、電話で解決できる
- ・質量が重くても、宅配買取で対応してくれる
特徴に興味があれば、利用してみてはいかがだろうか?
スリースター商会
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
スリースター商会のショルダーネームは、カメラ高額買取専門店である。1円でも高く買い取ってほしいときは、利用してみるといいのではないだろうか。ホームページ内には、各カメラやレンズを高く売るコツが掲載されていて、消費者思いの店舗である印象を受けるはずだ。カメラの高額買取を目指す人向けのスリースター商会は、以下3つの特徴がある。
- 宅配買取では、運送会社の指定がない
- 買取事例と買取価格が掲載されている
- ジャンク品の買取も実施している
買取額のベースを知りたいなら、1度ホームページに足を運んでみてはいかがだろうか?
まとめ
ダルメイヤーレンズは買取相場の幅が広いカメラレンズだ。使用状態にもよるが希少価値の高いものや使いやすく人気の高いものまでそろっているため、高額買取が狙いやすい製品でもある。
ダルメイヤーレンズを売る場合は、査定に出す前の注意点を確認し実践しよう。高値で買取をしてもらいたいのであれば、日頃からしっかりとお手入れをするようにし、査定担当者により良い印象を持ってもらおう。