世界中のワイン生産者が憧れ、その香りや味わいを目指す。世界中のワイン愛好家は、その香りや味わいに心奪われる。このような世界最高峰のワインを製造しているDomaine de la Romanee Conti(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)、通称DRC。
そのDRCが手掛けたエシェゾーというワインをご存じだろうか。フランスはブルゴーニュ地方最高のドメーヌDRC社が特級畑であるエシェゾーより収穫されたブドウから作った赤ワインだ。
今回は、このDRC エシェゾーからDRC エシェゾー2001年にポイントを当て、特徴や販売、買取などの価格にまつわる話、査定情報についても紹介していこう。
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DRCとは
フランスはブルゴーニュ地方にあるヴォーヌ・ロマネ村。DRC社はこのヴォーヌ・ロマネ村を本拠地とし、世界最高峰と称されるワインを製造している。ワインの製造として有名であるのと同時に、世界で最も有名なワイン生産者としても知られている。
なぜそこまでDRC社やDRCのワインは有名なのだろう。その要因には、DRCが造るワインのクオリティの高さや、生産量の少なさがあげられ、それらが人気に拍車をかけているようだ。
DRCが人気な理由
DRCのラインナップはどれも生産量が少ないことで有名だ。市場ではいつも慢性的に在庫不足となっているので、その希少性の高さが売り文句として使われることは珍しくない。
そのような世界中でも数が限られる、希少性の高さを誇るワインを口にできる消費者は限定される。それほど価値のあるワインを手に入れた消費者は何とも得難い優越感に酔いしれながら、世界最高峰のワインに舌鼓を打つのだろう。
このような希少性の高いワインの生産者はDRCだけではない。しかし、数多のワイン生産者のなかからDRCが最高峰と呼ばれる理由も気になるところだ。
DRCを世界最高峰にした立役者
DRCのワインが世界最高峰とされるのは、製造するワインの味や香りだけが理由ではない。彼らを世界最高峰に仕立て上げた立役者ロマネ・コンティの存在なしには語ることはできないだろう。
DRCの社名にも冠されているロマネ・コンティ。ワイン愛好家ならずとも、ロマネ・コンティという名を一度は聞いたことがあるのではないだろうか。
それほどまでに世にその名を知らしめ、高級ワインとして取引されているロマネ・コンティを生み出したブドウ畑を、DRCは単独で所有している。このことはDRCを世界最高峰へと仕立て上げた要因のひとつだと言っても過言ではないだろう。
DRC エシェゾーとは
DRCのエシェゾーといえば、このような言葉が有名だ。「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティのエシェゾーからは、エシェゾーの畑の真髄を知ることができる。」
DRCの中では比較的カジュアルに楽しむことのできる赤ワインとなっているエシェゾーは、香りのボリュームと濃縮感が特徴的だ。その味わいは、グラン・エシェゾーの弟のように表現されることもある。
濃厚な果実味と、ふんだんに広がる土の香り。しっかりとひきしまった味わいがお好みの方にはぜひ飲んでもらいたい逸品だ。
早熟な味わいが魅力
DRC社の製造する特級ワインにおいて、DRC エシェゾーは最も早熟なワインと言われている。製造後早くから楽しめることでも有名だ。
長い年月をかけ、熟成を増すことで価値を上げていくヴィンテージワインが多い中、DRC エシェゾーはおおよそ5年もあれば十分な成熟を迎える。たった5年でDRC エシェゾー特有の凝縮感あふれるワインへと変貌を遂げるのだ。5年未満の若いDRC エシェゾーは、バラやすみれ、チェリーなどのようなみずみずさや、フレッシュさを想像する香りがあり、そこに加えタンニンとまろやかな味わいが堪能できる。
DRC エシェゾーの畑とブドウの特徴
DRC エシェゾーの畑は、実はDRC所有のものではない。畑は全て賃貸となっている。それでも世界に誇るワインを世に送り出しているのだから、DRCのラインナップは侮れない。
ブドウの種類は全てピノ・ノワールだ。ブルゴーニュ地方発祥のピノ・ノワールという品種のブドウは、赤ワイン専用のブドウとして作られた。
DRC社の名前にもあるロマネ・コンティを始めとする多くの最高級ワインにピノ・ノワールが使われている。DRC エシェゾーにも当然このピノ・ノワールが使用されている。
ワイン畑の広さは4.67ヘクタール。植えられているブドウの木の平均樹齢は32年ほどとなっていて、比較的若いブドウの木が多いのも特徴だ。年間の平均製造量は1,340ケースほどで、本数にすれば20,000本程度だろう。
世界で唯一無二の存在DRC エシェゾー
DRC エシェゾーの生産になくてはならない特級畑エシェゾー。この畑は、ブルゴーニュ地方のコート・ド・ニュイのフラジャイ・エシェゾー村という場所に位置する。このエリアにはいくつかの特級畑があり、DRCの所有するエシェゾーもその中の一つだ。
フラジャイ・エシェゾー村には、エシェゾー以外にもグラン・エシェゾーと呼ばれる畑も存在する。しかし、両社とも1級畑ではない。このエリアの特級畑は1級が存在しないエリアなのだ。
エシェゾーの特級畑の広さは約38ヘクタール。比較的面積が広いため、畑のある位置によってはワインのできにもばらつきが出やすい。つまり、エシェゾーの名前が付くワインだからと言ってすべてが同じとは限らないということだ。必ず生産者が誰なのかを確認するのがセオリーとなっている。
今回紹介しているDRC社が生産しているエシェゾーは、並み居るどの生産者のエシェゾーも太刀打ちできない完ぺきなワインだ。圧倒的なできばえは、常に高い評価を得、人気や実力ともに世界で唯一無二の存在となっている。
DRC エシェゾー当たり年ラインナップ
DRC エシェゾーの当たり年の年代は以下のラインナップとなっている。
- ・DRC エシェゾー2005年
- ・DRC エシェゾー2009年
- ・DRC エシェゾー2010年
今回取り上げるDRC エシェゾー2001年や他の年代の物も決して引けを取らないのだが、2005年、2009年、2010年に収穫されたブドウのできばえや仕上がりは破格だと評されるほどの最高レベルだったのだ。最高峰の名をほしいままにしているDRCが送り出す赤ワイン DRC エシェゾーの3つの当たり年のワインについての情報を少しだけ紹介しておこう。
2005年
飲み頃は2014年~2030年と、今からが飲み頃を迎える旬な年代だ。平均的な販売価格は128,000円前後。ワイン消費者による評価は平均93.4点となかなかの高得点となっている。
2009年
飲み頃は2017年~2035年と、こちらも今からが飲み頃を迎える旬な年代だ。平均的な販売価格は111,000円前後。ワイン消費者による評価は平均93.4点と、2005年と肩を並べる高得点だ。
2009年は見た目は見事な濃い赤色をしている。イチゴを含む熟したベリーの香りが芳しい。加えて、DRC エシェゾー特有のタンニンが効いている。タンニンのレベルは中程度で、ベリーが長く後を引くフィニッシュが特徴的だ。
2010年
飲み頃は2020年~2035年と、飲み頃まではあと一息というころあいの年代だ。平均的な販売価格は118,000円前後。ワイン消費者による評価は平均94.8点で、当たり年ワイン3つの中で最も高いポイントを獲得している。
2010年は深い色調が目を引き、香りはラズベリーやストロベリーのような芳しさが際立っている。下に乗せるとまるで絹のようなバランスの良い味わいだ。
DRC エシェゾー2001年とは
容量は750ml、アルコール度数は15%未満。この辺りは他の年代のDRC エシェゾーと違いはない。ブドウのできなどは当たり年とまではいかないが、通常通りのできばえだったため、ワインの完成度は安定している。
飲み頃は2012年~2025年ごろ。今がまさに飲み頃な旬の一本だ。
年間製造本数
製造時の製造本数は1年間で16,424本となっている。1997年から2011年までの15年間でみると、この数字は多いほうの部類に入る。
製造本数が最も多かったのは、当たり年となった2009年で18,589本。逆に最も少ない製造数となったのは、当たり年の前年となる2008年で9,847本となっている。
ワイン消費者による評価
ワイン消費者代表による評価は、平均すると94.4点となっており、当たり年ワインよりも高い評価を得ている。ブドウの良しあしで影響を受けることは多々あるが、最終的には総合的な評価で判断されるということだろう。
ただ、この年のブドウも当たり年とまではいかなかったが、並~優良レベルの物となっている。クオリティの高いブドウを収穫して製造に使用しているので、高い評価を得る結果につながったのかもしれない。
DRC エシェゾー2001年にまつわるお金の話
ここからは、DRC エシェゾー2001年にまつわるお金の話に注目していこう。DRC エシェゾー2001年は比較的高額での売買が行われているので、買取を検討しているのであればぜひ参考にしてほしい。
販売価格
2019年4月30日現在のDRC エシェゾー2001年の販売小売価格は148,000円前後となっている。状態などによっては150,000円を超える価格をつけている物もあるようだ。
しかし市場を見ていると、それなりの生産数があったものの、DRC エシェゾー2001年は売り切れが目立つ。DRC エシェゾー自体が全体的にじわじわと価格が高騰しているので、この価格も少し経つと値上がりする可能性もあるだろう。
買取価格
2019年4月30日現在のDRC エシェゾー2001年の買取金額は110,000円前後となっている。DRC エシェゾーとしては平均的な買取価格と考えてもらえればいいだろう。1999年などは150,000円程度まで高騰するようだが、どの年代も平均すると2001年の価格とは大差ないようだ。
フリマ価格
メルカリ、ヤフオク、ラクマと3大大手サイトでDRC エシェゾー2001年の取引を知らべてみたが、残念ながら2019年4月30日現在、DRC エシェゾー2001年の出品は見当たらなかった。しかし、メルカリのみDRC エシェゾー2001年の空きボトルを出品している取引がみつかった。
名のあるヴィンテージ物は開封済みやボトルだけでも買取が付くケースは珍しくない。もし自宅にDRC エシェゾー2001年があるが、すでに開封していたり、飲みきってしまいボトルだけという状態であっても、フリマなら価値を見いだせる可能性が出てくる。
しかし、それはフリマだけには限らない。お酒の買取専門業者でも、物によっては空ボトルを買い取ってくれるというケースは往々にして存在する。試しに一度査定を依頼してみるのもいいかもしれない。
だが、DRC エシェゾー2001年はそこまで希少価値が高いわけではないので、空ボトルへの買取価格にあまり期待はできなさそうだ。参考までに記しておくと、メルカリでは3,000円程度の値段で取引されていた。
おすすめの買取業者3選
ここからは、DRC エシェゾー2001年を買取してもらうための専門業者選びについて話して行こう。高価買取が期待できる可能性があるワインの買取となるので、できるだけお酒を専門に取り扱っている買取業者をチョイスしよう。取り扱い品目が豊富な買取業者の場合も、お酒専門の部門・部署を構えていることに越したことはない。
正しい知識と豊富な情報量を駆使して、適正な価格を提示してもらうのだから、専門性の高いスタッフに対応してもらいたいものだ。多くのお酒を専門に取り扱う買取業者を3つ紹介する。ぜひ業者選びの参考にしてほしい。
スパナ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
東京都は新宿に店舗を構えるお酒の専門買取店スパナ。高額買取を期待するにはふさわしい、お酒の買取に特化した買取業者だ。
公式ホームページとSNSが連動し、常に最新情報を配信。ホームページも分かりやすく、検索しやすいことに定評があるため、老若男女問わず利用がしやすい。もちろん、ネット査定のページもあるので積極的に利用したい。
買取方法は一般的な宅配・店頭・出張の3パターン。査定見積りについてはホームページのネット査定やLINE査定など、スマホ世代をターゲットにしている。多忙を極める人が利用しやすいお手軽査定が魅力だ。
銘柄や年代、さまざまな理由から他の業者に断られたお酒でも買取してくれる可能性が高い。試しに一度問い合わせてみるといいだろう。
ストックラボ
買取価格
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許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
お酒の買取を専門におこなう業者の業界では不動のナンバー1の地位をほしいままにしている買取専門業者ストックラボ。経験豊富な鑑定士が買取の際の査定をおこなうことでも有名だ。
知名度が高いことにあぐらをかくことなく、丁寧でスピーディーな対応の良さは他者を追従させないクオリティの高さだ。また、独自の販売ルートを確立しているため、業界内でも最高水準とまでいわしめるレベルの買取価格を期待させてくれる。
知名度の高いお酒はもちろん、あまり流通しておらず希少なものでも、お酒であれば積極的に買い取るため実績が高く、これらも安心材料になるだろう。公式サイトに掲載されている買取実績を事前にチェックしておくと、買取価格の目安などが見えてくる。
買取方法や査定方法はお酒専門買取業者としては一般的なものばかりだ。しかし、ストックラボの価値はそこではなく、状態の悪いお酒でも買い取る可能性が高い所にある。古くなっている物や液面低下しているもの、澱(おり)があるなど、通常であれば悪い状態のお酒でも諦めず一度相談してみるといい。
フードマインド
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
お酒の専門買取といえば、価値の高い物が喜ばれる。しかし、安価なワインでも査定・買取を行ってくれるのはフードマインドだ。しかしよく見ると、公式ホームページの名前には「高級ワイン買取専門店 フードマインド・ジャパン」と書かれているが、その点はあくまでもキャッチコピーなので気にしなくていいだろう。
ワインの情報誌へ記事の掲載をするなどの実績を持つフードマインドでは、日本ソムリエ協会資格を所有するスタッフが、適正な査定をおこなえる強みを持っている。その時々の相場や、ワインの歴史に背景、それぞれから適正価格を引き出し価格を決定する。
もし他の業者での査定額よりもフードマインドでの買取価格が低くなった場合は、再度査定のやり直しを行ってくれる。大切なワインを1円でも高く売りたいと考えている方にはオススメだ。
ワイン以外のお酒の買取にも力を入れているが、フードマインドのベースとなるのはワインの買取だ。DRC エシェゾー2001年のようなワインを所有しているのであれば、ぜひ一度利用してみる価値はあるだろう。
DRC エシェゾー2001年を高く売るためのコツ
平均的な買取金額や特徴などが分かったところで、ここからはDRC エシェゾー2001年の買取を検討している人のために、少しでも良い買取価格をつけてもらうためのアドバイスを紹介していこう。
買取を希望すると、まずは業者に査定を依頼することとなる。その際注意したいポイントは以下の3つだ。
- ・見た目のきれいさ
- ・付属品の有無
- ・保存状態
見た目のきれいさ
飲むかどうかが問題なのではなく、あくまでもお酒というものは口に入れることを前提とされている。その点を考えると、見た目はできるだけきれいにしておくことに越したことはない。ボトルに付着したホコリや汚れは、やわらかい布で丁寧に拭き取ろう。
風を吹きつけてホコリを飛ばすことができるスプレーなどもうまく使うといいだろう。くれぐれも深追いをしすぎて、ラベルの破損やボトルへの傷を増やしてしまわないようだけは注意してほしい。
付属品
付加価値を上げるという意味では、箱や付属されている物があるかどうか、破損していたり汚れていないかどうかも、加点対象となるだろう。本来DRC エシェゾーは、年代を問わずDRCオリジナルの木箱に収められている。その箱にはナンバリングがされていて、DRC エシェゾーの場合は1060と入っているだろう。
保存状態
最後の保存状態に関しては、できる限りの努力をしてもらいたい。ワインの場合、保管状態が悪いと液面低下や澱(おり)などが出てしまい、見るからに劣化していることがわかる状態になる。ワインセラーなどで保存するのが適切だが、無理なようであればできるだけ早く査定に出してしまうことをおすすめする。
まとめ
今回は、DRC エシェゾー2001年の特徴や買取相場、査定の際に買取金額を少しでもアップさせるためのポイントについて紹介した。DRC エシェゾー自体がよいワインとして世界中で有名なので、1円でも高く買い取ってもらえるポテンシャルを秘めている。
良質な高級ワインであることをきちんと把握していれば、査定に出した際に提示された価格が正当かそうでないかを見極めることができるだろう。もちろん、査定に出す場合は複数の業者に依頼し、比較検討をおこなうことをおすすめしたい。
複数の専門買取業者に依頼する手間が面倒だったり、時間がないという場合は、ヒカカク!のような一括査定を積極的に利用してみてはどうだろう。これなら1度の手間で最大20社への査定見積り依頼が可能となる。効率よく査定をおこない、DRC エシェゾー2001年を高く買い取ってもらおう。