近年稀に見る当たり年との呼び声が高いDRC モンラッシェ2007年。世界最高の白ワインとまでささやかれている。
フランスはブルゴーニュ地方の特級畑のブドウの実を使用して生産された,、DRC モンラッシェ2007年とはどのような白ワインなのだろう。ここでは、DRC モンラッシェ2007年の特徴や魅力、販売・買取・フリマ情報や、査定のポイントなどをまとめて紹介する。
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DRCとは
ロマネ・コンティというワインをご存じだろうか。日本でもよく知られている高級ワインだ。ワイン愛好家にとってロマネ・コンティは、一生に一度は飲んでみたいと言わしめるブルゴーニュ最高峰のワインである。
そのロマネ・コンティを製造したのが、今回紹介するDRC モンラッシェ2007年の製造元、DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ/Domaine de la Romanee-Conti)だ。DRCはフランスはブルゴーニュ地方にあるヴォーヌ・ロマネ村に醸造所を構えている。ここでは赤ワインと白ワインを製造し、世界最高のワイン製造業者として認められている。
社名にも盛り込まれているロマネ・コンティは、DRC社が所有している最も有名なワイン畑であるロマネ・コンティからつけられたのだ。
モンラッシェとは
世界中のワイン愛好家の憧れのワイン、ロマネ・コンティを製造したDRCが手掛けた世界最高峰の白ワイン、それがモンラッシェだ。モンラッシェは年間250ケースのみしか製造されていないことから、生産量の少なさがみえてくる。あのロマネ・コンティでも生産量が少なく希少性の高さがうたわれているにもかかわらず、それをさらに上回る生産数の素君さとなっている。
フランスの有名な小説家、アレクサンドル・デュマ(Alexandre Dumas)は、モンラッシェの魅力を次のように語っている。「脱帽し、ひざまずいて飲むべし」と。
ここまでの賛辞を贈らずにはいられない白ワインが他にあるだろうか。並み居るブルゴーニュ地方の逸品ワインの中でも最も高価なワインの一つとまで言われているのだ。
モンラッシェの味や香りの特徴
世界で最も高価な白ワイン、モンラッシェの味や香りの特徴についても触れておこう。味わいは果てしなくどこまでも続いていくかのような、豊かさと濃密さを兼ね備えている。ひとくち口に含めば全身を駆け巡り、体中から香り立つのではないかと思わせられるほどの素晴らしい香りを放つ。
限りのない深みと優雅さ。この2つを同時に感じることができる白ワインとなっている。
モンラッシェの5つの特級畑
モンラッシェの原材料となるブドウ畑は、ピュリニー・モンラッシェに5つある特級畑のひとつだ。この特級畑で生産されたぶどうを使用して誕生するワインは、世界中で最も高価な白ワインとなる。また、希少性が大変高いことでも知られているのだ。
この畑では、白ワイン専用のブドウの品種となるシャルドネのみを栽培している。シャルドネは辛口の白ワインを生産することだけが法律で許されているのだ。
モンラッシェが所有している畑は、ピュリニー・モンラッシェに存在する5つの特級畑の中では2番目の広さを誇る。すべて合わせるとその広さはおよそ9ヘクタールほどにもなる。これだけの広さとなるため、ピュリニー・モンラッシェとサシャーニュ・モンラッシェの2つのエリアにまたがった場所になっている。
DRC モンラッシェの人気ラインナップ
今回ピックアップするDRC モンラッシェ2007年を含め、DRC モンラッシェの白ワインはどの年代が人気があるかをご存じだろうか。ランキング形式で5つご紹介しておこう。
第5位 2008年
クオリティの高さに定評のある2008年が第5位となった。この年は良質なシャルドネが収穫されたことにより、クオリティの高いヴィンテージの生産に成功している。
モンラッシェの特徴ともいえるハチミツの甘さ・ナッツの香ばしさ、そして上品で深みのある味わいが生きている。その結果、モンラッシェ愛好家やワイン評論家のハートを射止め、その舌を満足させたのだ。
第4位 2006年
まもなく飲み頃を迎えようとしている2006年が第4位となる。飲み頃を迎えるヴィンテージである2006年は、モンラッシェが提唱する白ワインの王様と呼ばれる所以を思う存分味わうには絶妙のタイミングだ。酸味や甘み、奥行きの深さを感じる味わいをぜひ堪能してもらいたい。
第3位 2009年
第3位を飾った2009年は、熟成された味わいを存分に堪能できる仕上がりになっている。この年はシャルドネの生育がよく、質のいいシャルドネを使って生産されたヴィンテージだ。
2009年というと、まだまだ歴史の浅さを感じるだろう。しかし、短い期間でも重ねた年月で熟成され、その折々に違った変化を見せてくれるのだ。
黄金色に輝くそのさまは、美人と称したくなるような美しさ。甘さとフルーティさが相まって柔らかい味わいを引き出している。しかし、根底にある濃厚でしっかりとした重みもきちんと感じることができるだろう。
第2位 1999年
2位の座に輝いたのは1999年だ。この年は生産数が少ないモンラッシェの中でも多く生産された方で3,590本と言われている。
モンラッシェを語る上で忘れてはいけないパーカーポイント。パーカーポイントとは、辛口で有名なワイン評論家、ロバート・M・パーカー Jr氏がワインに対し与える評価のことを指している。1999年はパーカーポイントが93点という高得点を獲得し、ワイン評論家の中でも高評価となったことが点数からみえてくる。
甘さが強めな1999年は、豊潤さとブドウの凝縮感の影響でリッチな仕上がりになっている。口に含むと鼻孔をくすぐるオークの芳香とハチミツの香りに酔いしれることができるだろう。
第1位 2005年
みごと1位の座に輝いたのは、DRCモンラッシェの中でもひときわ輝き突出した味わいをもつ2005年となった。モンラッシェの当たり年の中でも特にできのいい偉大なヴィンテージだ。
この年の白ワイン用のブドウ、シャルドネの育ち具合やできあいを一言で説明するならば、傑出。他の追従を許さない飛びぬけて素晴らしいできとなったのだ。ワイン愛好家によるテイスティングでは平均98.1点もの高得点を獲得している。
淡いゴールドの色味に豊潤で優雅なフルーツの香り。飲み頃は2012年~2040年ごろと言われているので、今まさに飲みどきのワインと言えるだろう。
DRC モンラッシェ2007年とは
ここからは、DRC モンラッシェ2007年の特徴について触れていく。2007年といえばつい最近のような気がするのではないだろうか。フランスではサルコジ氏が大統領の座につき、イギリスではブレア首相が辞任。日本ではホームレス中学生やハニカミ王子などが流行していた年だ。
このような時代に誕生したDRC モンラッシェ2007年とはどのようなワインなのだろう。
当たり年となる2007年
DRC モンラッシェ2007年の年間生産数は3,799本。いくつかある当たり年の年代の中にDRC モンラッシェ2007年も入っている。
当たり年となる理由には、天候の良さや良質なシャルドネが収穫されたことが大きな影響を与えている。素材の質が格段に良いことから、製造したワインも自ずと質の高い物が完成した。DRC モンラッシェ2007年を含む当たり年のモンラッシェは、高値で流通されており、お酒専門の買取業者なども積極的に買い取ろうとするだろう。
2007年の評価と味や香り
2011年~2038年ごろが最も最適な飲み頃とされ、今まさに旬だと言われているDRC モンラッシェ2007年。人気ラインナップ1位に輝いた2005年と同じく、この年に収穫されたシャルドネの出来栄えは傑出している。その結果、みごとなクオリティなヴィンテージとなって今日に至っている。
ワイン愛好家によるテイスティングでは、平均97.2点という高得点を獲得。750mlの容量の薄い黄金色のワインは、フルーツの香りが豊かに広がり、余韻のある味わいが特徴的だ。
DRC モンラッシェ2007年にまつわるお金の話
ここからは、最高級の白ワインと名高いDRC モンラッシェ2007年にまつわるお金の話に注目していこう。DRC モンラッシェ2007年の市場販売価格や買取価格、フリマでの取引額などに注目してほしい。
DRC モンラッシェ2007年を含むDRC モンラッシェは生産数が少ないことから、市場に出回っている数が圧倒的に少ないため、価格が高騰しやすい傾向にある。買取を検討しているのであればぜひ参考にしてほしい。
販売価格
大手総合ネットショッピングサイト楽天市場で調査すると、2019年4月29日現在の販売価格の相場は1,166,400円前後となっている。これはかなりの高額といえる。その理由は、この価格で販売されているDRC モンラッシェ2007年のラベルに不良があるにもかかわらず、この金額が付けられているいう所からも見えてくる。
希少価値が高くハイクオリティのヴィンテージであるからこそ、ラベルなどの破損や汚れがあっても強気の価格設定で販売するのだろう。そして愛好家たちは、それでも喉から手が出そうなほどほしいと思う白ワインなのだ。
買取価格
2019年4月29日現在のDRC モンラッシェ2007年の買取相場は300,000円程度とされている。この金額を高額と感じたのなら驚くのはまだ早い。
実はこの買取価格は、DRC モンラッシェの中では安い方なのだ。高額なものになると400,000円前後まで高騰することも珍しくないのだ。
DRC モンラッシェがこれほどまでに高額な買取価格となる理由には、以下の3つがあげられる。
- ・生産数が少ないため希少価値が高い
- ・伝統を守り、こだわった生産方法をおこなっている
- ・世界最高峰の白ワインとして高い評価を受けている
フリマ・ネットオークション価格
メルカリやラクマなどのフリマサイトと、ヤフオクなどのネットオークションでのDRC モンラッシェ2007年の取引価格について調べてみた。しかし、販売価格・買取価格ともにこれだけの高額となる白ワインなせいか、未開封の物の取引はほぼ皆無だ。年代によっては取引されている物もあるようだが、それすら1~2点といったところだった。
しかしここで注目したいのは、空き瓶の取引があるという点だ。DRC モンラッシェのような付加価値・希少価値の高いお酒は、空き瓶にすら価値を見いだされることは珍しくない。
2007年のものは残念ながら見つからなかったが、他の年代の物では空き瓶1本につき10,000円程度の値がつけられている。中にはコルクのみの販売もあり、コレクターによっては価値を見いだせるのかもしれない。
おすすめの買取業者3選
数ある買取業者の中からどの業者を選ぶのか。これこそが高額買取を狙う上で重要なカギを握っている。
しかし、高額買取の数字だけに惑わされてはいけない。自分のライフスタイルや考え方、ニーズに沿ったサービスが提供されているかどうかも判断材料にしてもらいたい。今回はお酒の専門買取を行う業者を3つ紹介するので、業者選びの参考にしてほしい。
買蔵
買取価格
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手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
業界内最高値で買取に挑戦中との看板を掲げている、お酒専門買取店買蔵。業界内のパイオニアとして、期待と注目を集めている。常に向上心を持ったスタッフたちが、勉強会や研修などで得た知識をいかんなく発揮し、その知識量のお陰で、適正価格をあっというまに導き出すことに長けている。
全国の飲食店や小売店などと連携することで、独自の幅広いネットワークを持っている。このネットワークを駆使するからこそ、他の業者よりも高い買取が実現する。
買取方法は、宅配買取、店頭買取、出張買取の3パターン。まずは査定だけという場合には、電話やホームページの査定フォーム、LINEやFAXなどの利用も可能だ。
買蔵がオススメしているのは、宅配買取サービスだ。電話かホームページの専用フォームから宅配買取の依頼をすれば、すぐに送るための宅配キットを無料で発送してくれる。専用の申込用紙を同梱して発送すれば、煩わしいやり取りなしに査定から入金までスムーズに行われる。
原則全ての手数料が無料となっているが、査定額に納得がいかずキャンセルとなる場合には返送料が発生するので、その点は注意したい。
エイブイ
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対策
査定をしたらその場で現金化も可能というスピーディーな対応が魅力のお酒買取エイブイ。宅配買取もおこなっているが、東京近郊であれば出張買取もおこなっている。価値のあるワインを高く売りたいと考えれば、顔が見える取引がしたいと考える人もいるだろう。そのような人にはぜひ出張買取をおすすめしたい。
エイブイは出張料や送料のような手数料は一切かからない。もちろん、買取依頼後のキャンセル料も発生しないのでありがたい。
酒類販売業取得免許を取得しているうえに、お酒に詳しい専門スタッフが常駐しているので、相場の理解度は高い。これは高額買取が期待できるだろう。
また、なんといってもすぐに現金化できることが強みだ。早く現金化したい、時間をかけたくない場合は迷わずエイブイで査定を依頼するといいだろう。無料オンライン査定もおこなっているので、対面でのやりとりが煩わしいタイプにもうってつけだ。
ネオスタ
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ウイルス
対策
東京都内にある実店舗の多さが圧倒的なお酒買取専門店ネオスタ。お酒買取専門店と謳っているが、実は幅広い商品の豊富な買取実績を持っているのだが、お酒の買取専門に特化したサイトを用意しているため、情報収集にもうってつけだ。またスタッフの対も評判で、知識量や対応も文句の付けどころはない。
店頭・宅配・出張と3パターンの買取方法が用意されており、出張費や発送の際に発生する送料などは全て無料。東京都内に多数の実店舗を構えていることから、お酒を持参して査定・買取依頼をする方も多い。状況によってはキャンセル料が無料になるケースもあるが、キャンセル料は基本発生すると考えておいてほしい。
とにかく、迅速かつスピーディー、親切な対応と利用者にとって有難いことばかり。豊富な取引実績を武器に、家に眠っているお酒以外のものも一緒に査定・買取してもらうことも可能だ。
DRC モンラッシェ2007年を高く売るためのコツ
自宅に眠っているDRC モンラッシェ2007年を買取に出そうかと検討しているのであれば、1円でも高く査定をしてもらえるように努めたい。そこでここからは、お酒専門の買取業者に1円でも高く査定してもらうためのポイントを紹介していこう。
第一印象にこだわる
ヴィンテージとなるものは、見た目の印象も査定に影響を与える。ボトルは汚れていないか、箱などの付属品はついていてそれらも美しい状態であるかなどは、基本的なこととして覚えておいてほしい。
ボトルや箱の汚れ、ホコリについては、柔らかい繊維のクロスやシートを使い、優しく丁寧に拭き取っていくといいだろう。力を入れすぎると表面に細かな傷をつけてしまいかねないので要注意だ。
乾いたクロスやシートでは落ちない汚れやホコリの場合は、少しだけ濡らした布などでゆっくりと優しく拭き取ってみよう。その際、ボトルのラベルなどが濡れてしまうことがないように気を付けてほしい。濡れてしまうことでカビや破損の原因になり兼ねない。
年代などは関係なく、お酒は口に入る物として扱われている。そのような点を鑑みても、できるだけ見た目は美しい状態にしておくほうが査定アップにも繋がる可能性が出てくる。
液面低下に注意
お酒の専門買取業者に依頼すると、その道のプロとなる鑑定士が査定をおこなうことが珍しくない。彼らはだてにプロを名乗っているわけではないので、ずさんな管理状態で保存されていたものは見抜かれてしまうことも珍しくないので注意したい。
ワインの保存状態で最も注意したいのは、液面低下だ。液面低下は温度の高い所に保管してあるワインに多く見受けられる。温度の高さによってワインからガスが発生し、その圧力の影響でコルクの細かな隙間から吹き出してしまうという現象が起こる。
年代の古いものになればなるほど、コルクがワインに浸かっているので腐食し始め、その影響で吹きこぼれやすくなってしまい、液面低下を招くのだ。見た目の美しさやラベルや付属品・箱などの状態が査定に影響しやすいことはもう理解しているだろうが、液面低下も大きなポイントとなる。
大切なワインの液面低下を避けるためには、縦置きにして保存するのではなく、横に倒した状態で保管するといいだろう。
ワインの理想的な保存方法
ワインを保存するならワインセラーに入れておくことを強くオススメする。最近では10,000~20,000円台の物も販売されているので、ワインが手元にいくつかある場合や、今後も保存するというのであれば買って損はないだろう。
ワインの保存には適切な温度管理と湿度管理が鍵を握る。また直射日光や、部屋の蛍光灯などの明かりも品質に影響を与えてしまう。それに加え、季節などによっても保管場所を変えることが望ましいので、その手間と面倒を解消してくれるワインセラーはオススメだ。
ワインセラーがない場合は、温度や湿度の変化が少なく、直射日光が当たらない冷暗所に保存しておこう。冷蔵庫などは匂い移りの可能性が出て来るので、できれば避けたほうがいい。
まとめ
世界最高峰の白ワインという名誉ある肩書を持つDRC モンラッシェ2007年について紹介した。とても良い白ワインとして世界的に有名で価値の高い白ワインなので、ぜひ大切な1本として扱ってもらいたい。
もしDRC モンラッシェ2007年が自宅に眠っていて買取を検討しているのであれば、焦らずじっくりと買取を進めてほしい。査定も1社だけに依頼するのではなく、複数の業者に一括査定をしてもらい比較検討をおこなおう。