フランス・ブルゴーニュのヴォーヌロマネ村は世界最高峰と言われるシャルドネとピノ・ノワールの聖地である。ここにはDRCというワインの製造業者があり、DRCが所有する畑では長年に渡り世界中に知れ渡る最高級のワインを生産し続けている。
DRCの正式名称は、Domaine de la Romanee Conti(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ)と言い、世界中のワイン愛好家の中で知らない人はいないほど有名なワインの生産業者の1つである。
DRCが作り出すワインは全部で7種類あるが、どれも素晴らしい味と品質を誇っている、生産量が少ないことから希少価値が付き、いずれも常に高値で取引されているのだ。
特にDRC リシュブールは飛び抜けて素晴らしいワインであり、ブルゴーニュワインの頂点に立つ一品だと言われている。DRCリシュブールについて詳しく解説しよう
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DRC リシュブールの特徴
DRCリシュブールは、いくつもの花の香りを集めてきた爽やかで華やかさのあるワインだ。DRCが所有する特急畑で栽培されたピノ・ノワール種のブドウから造られた赤ワインである。
ブルゴーニュらしいワイン
もっともブルゴーニュらしいと評価されることが多いこのリシュブールは、年間生産される本数は約12,000本である。DRCが造る特級赤ワインの中ではロマネ・コンティ、ラ・ラーシュに次いで評価が高く、当たり年にはラ・ターシュと同じレベルの評価を受けることもあるほどだ。
複雑かつ華やか
百の花の香りを集めてきたようだと形容されるほど複雑であり華やかな味わいがこのワインの特徴だ。スミレ、カシス、いちごなどの果実の味がする芳醇な味わいは、一口飲んだ後に長い余韻を味わうことができるのだ。
特級ワイン
著名なワイン評論家マット・クレイマーが、新しく格付けを行えば、ロマネ・コンティを差し置いて赤ワインのトップになると絶賛するほど、DRCリシュブールは評価が高い特級ワインなのだ。
リシュブールの語源
リシュブールの語源は、リシュが濃厚の意味であり、ブールが豪村の意味を有すると言われている。リシュブールの高貴さと深い味わいの芳醇さを表す印象を持つ言葉である。
リシュブールの畑
リシュブールはフランスにあるブルゴーニュのワイン名産地である、コート・ド・ニュイに位置する特級畑で作られている。この畑はヴォーヌ・ロマネ村にある6つ特級の中のひとつであり、コート・ドールの丘の中腹ほどの場所、ラ・ロマネとロマネ・コンティの中間に位置している。
ロマネ・コンティの次に小さなリシュブールの畑は標高260m〜280mに位置しており、斜面は東向きから南東向きに、横長に広がっている。
リシュブールは全体で8ヘクタールほどの面積があり、ロマネ・サン・ヴィヴァンについでヴォーヌ・ロマネの中では2番目の広さを誇ってる。現在この特級畑を所有するのはDRCとグロ一族の2つの生産者であり、8ヘクタールのうちDRCは3.51ヘクタールの畑を所有し、その中でDRCリシュブールを生産しているのだ。
DRC リシュブールの種類
リシュブールには、DRCが生産しているロマネコンティ・リシュブールだけでなく他の生産者が生産しているリシュブールもある。いずれも品質の高いリシュブールを生産している、定評のあるワインの醸造業者だ。
ドメーヌ・ジャン・グリヴォ リシュブール
知る人ぞ知る老舗のワインの製造会社であるドメーヌ・ジャン・グリヴォが手がけたのがジャン・グリヴォ リシュブールだ。イギリスのワイン専門誌が、時代を通じて素晴らしい1本に選んだほど評価の高いワインなのである。
ドメーヌ・ルロワ リシュブール
かつてDRCの共同経営者であったドメーヌ・ルロワが独立して製造したワインがドメーヌ・ルロワ リシュブールだ。批評家の中では、ドメーヌ・ルロワ リシュブールの方がDRCよりも品質がいいと言われているほど価値のある一品なのだ。
アンリ・ジャリエ リシュブール
DRCリシュブールの他に、同じ畑で生産されているもう1つのリシュブールがある。それはアンリ・ジャリエが生産したリシュブールだ。
アンリ・ジャリエはブルゴーニュの神様と言われており、2006年に84歳で亡くなった。長年にわたり低温浸漬を広め、有機的な栽培に取り組んだ人物でもある。
ドメーヌ・ルロワのオーナーであるラルー・ビーズ・ルロワ氏は、アンリ・ジャリエ リシュブールを夢のワインと表現し、豪華であり圧倒的な存在だと語っている。全体的なバランスとエレガントさが際立っているのが、アンリ・ジャリエ リシュブールの特徴なのだ。
残念ながら畑の契約の終了とともにこのアンリ・ジャリエ リシュブールの生産は終了し、新たなアンリ・ジャリエ リシュブールを見ることはもうできないのだ。
アンリ・ジャリエ リシュブールの買取価格
リシュブールは、アンリ・ジャリエ リシュブールもDRCリシュブールもともに高値で売買されている。それぞれの買取価格の例をいくつか紹介しよう。(2019年4月3日現在ヤフオク調べ)
- ・アンリ・ジャリエ リシュブール1980年 35万円
- ・アンリ・ジャリエ リシュブール1983年 35万円
- ・アンリ・ジャリエ リシュブール1986年 60万円
ちなみにアンリ・ジャイエ リシューブル1985年の平均価格は1万5195ドル(約189万円)と言われている。一般的にはロマネ・コンティが最も高価なワインと見なされているが、アンリ・ジャイエ リシューブル1985年は市場にほとんどなく、ワイン商によってかなりの高値で取り引きされているのだ。
ロマネコンティ リシュブールの買取価格
ロマネコンティ リシュブール年代ごとに買取価格の相場が異なるのが特徴だ。参考にインターネットを介したオークションによる買取相場の実績を紹介しよう。下記はヤフオク!で落札されたロマネコンティ リシュブールュの価格だ。(2019年4月5日ヤフオク!調べ)
- ・ロマネ・コンティ リシュブール1995年 15万円
- ・ロマネ・コンティ リシュブール1997年 19万9,000円
- ・ロマネ・コンティ リシュブール2002年 25万円
- ・ロマネ・コンティ リシュブール2010年 23万7,000円
- ・ロマネ・コンティ リシュブール2014年 22万5,000円
ちなみにロマネ・コンティ リシュブール2000年は、過去にお酒買取専門店パスワークで買取された実績があるが、残念ながら買取価格までは公開されていていなかった。販売価格を確認するといずれの業者も40万円前後で販売されているので、かなり高値で買取してもらえることが期待できそうだ。
いずれにせよ年代を問わずコンスタントに高値で買取されているので、もし手元にあれば査定に出してみてもよいだろう。
DRC リシュブール2000年の主な買取業者
ホームページ上に高値買取と記載する買取業者は数多くあるが、その業者が本当に信頼できる会社なのかしっかりと判断することが大切だ。ここでは、リシュブールを買い取ってくれる主な業者を紹介する。
お酒買取専門店パスワーク
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対策
お酒買取専門店パスワークはこれまで2000年のリシュブール買取実績がある、信頼できるおすすめ買取業者だ。メールやLINEでの無料査定や、写メール査定やファックス査定、電話査定までを用意しており幅広い層のお客様の要望に応えている。
さらにまとめて買取してもらうと通常の買取金額より高くなるのでお得になるので、複数ワインを所有しているのなら、一度査定してもらってもいいだろう。
ジョイラボ
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対策
ジョイラボは店頭、宅配、出張買取と、3つの買取方法を用意しており、幅広い売り手のニーズに応えた査定を行ってる好感が持てる業者だ。
電話やファックス、ネットで気軽に見積もり依頼できる。LINEによる見積もりも導入しているので世代を超えて簡単に査定してもらえる点が便利でおすすめの業者だ。
これまでラ・ターシュの査定実績もあり、ジョイラボを活用すれば円滑に買取査定してもらえるので安心だ。
レッドバッカス
買取価格
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許可番号
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ウイルス
対策
レッドバッカスは積極的にコスト削減を実現し、高価格での買取をしてくれる業者である。
無店舗経営を行い、インターネットを使ったWEBオンライン査定やLINE査定を積極的に実施している。自宅にいながらスピーディーに査定してくれる点がレッドバッカスの特徴なのだ。
また、通常お酒の買取査定は減点方式で行われる一方で、レッドバッカスは上乗せ査定を採用している。この査定方式でレッドバッカスは他の店より高い買取価格を行っているのである。
ファイブニーズ
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対策
ファイブニーズは24時間年中無休でオンライン査定しており、迅速な査定に力を入れている。お酒専門の買取業者としてワインの高額買取にも力を入れており、リシュブールの高額買取も実施しているのだ。
日本全国に実店舗を出店しているので、実際に足を運んで査定してもらえる点も、安心してファイブニーズを選ぶポイントになるだろう。
ワイン買取コンシェルジュ
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対策
多くの買取業者がある中で、ワインの買取に特化した買取業者はそう多くはない。
数少ないワイン買取専門業者であるワイン買取コンシェルジュは、厳しい研修をクリアしたソムリエ資格保持者を始め、多くのプロフェッショナルたちが在籍している。豊富な知識と経験を踏まえたプロが確かな査定を行ってくれるので、安心して買取査定を依頼できるのだ。
多くの飲食店とコネクションがあるため中間のコストを削減することができ、安心して査定を依頼ができる業者である。
フードマインドジャパン
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対策
フードマインドジャパンは、世界の市場価格を知るワインの買取専門業社として5年以上の実績がある。ここは、ワイン輸入元が運営している業者なので安心して取引できる点が魅力的である。
査定方法は電話かインターネット、ファックスの中から選択でき、当日中にスピード査定をしてくれる点が特徴だ。最終的に目視査定を行っており、丁寧な対応をしてくれる買取業者なのだ。
DRCリシュブール2000年高く売るポイント
中身が同じものであっても、保存状態や見た目などによって実際の買取金額は変動するので注意が必要だ。せっかく希少価値の高いワインを買い取ってもらうのであれば、できるだけ高値で取引してもらいたいのが本音である。
しかし何も考えずに手元にあるリシュブールをそのまま買取に出してしまうと、予想以上に低い価格で評価されてしまう可能性があるので注意が必要だ。DRCリシュブール2000年をできるだけ高く買い取ってもらうためには、いくつかポイントを押さえることが必要なのだ。
ここでは、DRCリシュブール2000年を高く売るコツをいくつか紹介しよう。
まとめ売りをする
リシュブールなどの高級ワインは、一本で査定してもらうよりも複数同時に買取してもらう方が高値の査定がつくケースが多い。実際に、まとめ買取の方が買取額が高くなる業者もあるのだ。
一度に査定する商品の数が多ければ多いほど、査定にかかる時間を短縮しコストを削減できることから、その分を還元して買取金額が上がる可能性が高くなるからだ。
複数の業者に買取査定をしてもらう
DNCリシュブール2000年の買取価格は、買取業者によって変わることがあるので注意が必要だ。業者によってはかなり低い価格で買取する店もあり、大きな差が出ることから慌てて業者を選ばないように注意しなければならない。
買取業者に安く買われることを防ぐためには、時間と手間をかけてできるだけ多くの買取業者に査定してもらうことが必要だ。信頼できる業者を複数選び、最も高く査定してくれる業者に買い取ってもらうことをおすすめする。
保存状態を良好に保つ
高級ワインであるリシュブールはきちんとした環境で保存して、良好な状態を維持したまま査定してもらうよう心がけるといいだろう。
なぜならヴィンテージワインは時間の経過とともにコルクが乾燥することにより、ボトルとコルク間に隙間ができワインが蒸発するケースがあるからだ。中身が減ってしまったワインに対する評価は下がり、残念ながら買取価格も下がってしまうのだ。
瓶やラベル、外観を綺麗にして見栄えをよくしておく
ワインの外観やラベルに傷や汚れがついているとそれだけで印象が悪くなり、査定に大きく影響してしまう可能性がある。査定してもらう前には必ず汚れを拭き取り、ゴミやほこりがついてないか確認し、できる限り購入した時の状態で買取業者に査定してもらうように心がけるとよいだろう。
まとめ
DRCロマネコンティが生産する高品質なワインの一角を占めるリシュブールは、世界中に根強い愛好家がたくさんいる人気の高いワインだ。仕上がりのよい当たり年には、ワインの最高峰と言われているロマネ・コンティよりも高い評価を得た実績もあるほどなのだ。
リシュブールは、ワインの日本ブームの火付け役ともなった人気漫画にも登場し、その名を幅広い層にも知られるようになったことから、今後さらにリシュブールを求める人が多くなりその価値が高くなることが期待される。
DRCが製造するワインの中でも3番目に高いと評価されているリシュブールは思わぬ高値がつく可能性もある。もしリシュブールを保有しているのであれば、一度ぜひ査定してみてはいかがだろうか。