DRCがコート・ド・ボーヌ地区で自信を持って生産するグランクリュの赤ワインであるDRCコルトンは、DRCが畑を賃貸する形で2009年からリリースされた上質なワインだ。ここではDRCコルトンの買取相場・査定情報について解説しよう。
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DRCコルトンについて
DRCのコルトンは、クロ・デュ・ロワ、ブレッサンド、ルナルドという優良な3区画にある高齢樹のブドウだけをブレンドして生産されているワインだ。あのDRCがコルトンに参入することでコルトンの評価もさらに上がることが期待され、ワイン業界全体が今後の動向に注目しているのである。
イギリスのワインコラムニストのジェイミー・グッドは、自分のブログであるワインアノラックにおいて、2009年のコルトンは評価の高い区画をブレンドしているが、ワインの樹が十分な年齢に達したら、今後は別々に仕込まれる予定であることを報告した。
ジェイミーはDRCのワインに対し、高い酸さんに支えられパレット自体は硬い構造を備えているが、スパイスやチェリー、プラムの香りが主張していると評価し95点の高得点をつけている。
コルトンの評価
もともとコート・ド・ニュイの赤のグラン・クリュ達と比べると地味な印象があったコルトンだが、2009年からDRCがコルトンをリリースするというニュースは、ワイン関係者を一様に驚かせるできことだった。
それまでコルトンの評価はあまり高くなく、著名なワイン批評家であるロバート・パーカー氏から批判されていた時期もあったが、2000年以降は再び高い評価を得るようになってきた。2008年に当主が亡くなり、翌年の2009年にDRCがその畑を30年契約で賃貸契約を締結したのだ。
コルトンの畑
コルトンは、コート・ド・ボーヌにあるコルトンの丘と言われる標高400メートル弱の小高い丘で作られている。160ヘクタールという広大な土地の中にグラン・クリュ(特級畑)があり、その中にベルギー貴族の分家でもあるメルロード家のグランクリュも含まれている。
メルロード家は古くからコルトンを所有している伝統ある家系だ。コルトンの中でも一等地と言われる、クロ・デュ・ロワ、ブレッサンド、ルナルド、マレショードといった区画を所有してワインを生産している。
DRCコルトンは、DRCが自身の畑で生産するのではなく、メルロード家から借りた3区画をブレンドして作られているのだ。
コルトンの由来
コルトンの言葉の由来は、キュリティス・ドルトンから派生するといわれており、キュリティスはドメーヌの意味を、ドルトンは領域を支配していた初期のローマ皇帝オルトンのことを表している。時代の支配者に愛されていたワインだ。
西暦800年頃の西ローマ帝国の皇帝であるカール大帝は、かつてコルトンの丘にぶどう畑を所有していた。シャルルマーニュと言われた彼はワインが大好きで、畑では主に白ワインを作っていたと言われている。
コルトンの品質
160ヘクタールの広い面積を誇るコルトンだが、かつてこのあたりのワインの製造家の多くは自分が作ったワインをコルトンと勝手に名乗っていた。同時にコルトンの畑の面積も徐々に増えていき、近年では1978年にも一部の区画がコルトンに昇格していたのだ。
また、面積を拡大して生産量が増えると、区画によっては品質の低いものが作られるケースがある。同じコルトンであっても生産者によって品質に差が生じてしまい、たとえ品質の高いものがあったとしても、コルトンの全体的な評価が下がってしまうのだ。
DRCコルトンの種類
DRCのコルトンにはいくつか種類があるので、紹介していく。
コルトン
芳醇な赤ワインのコルトンは、コルトンの丘の斜面の比較的低い部分で生産されている。比較的粘土や鉄分が多い栄養どのある土壌から、深みがありミネラルを豊富に含んだ新鮮なぶどうが生まれている。そのぶどうから、フルボディの濃厚な味わいを醸しだす赤ワインコルトンが産み出されているのだ、
コルトンシャルルロマーニュ
白ワインであるコルトンシャルルロマーニュは、コルトンの丘の斜面の上部にある石灰中心の畑で作られている。斜面の南東側で太陽の光を十分に浴びた栄養満点のぶどうを、完熟に達するまでギリギリ待ってから収穫を行いワイン作りを始めるのだ。
熟成には新らしいタルのみを使い、芳醇でありながら上品な酸味とふくよかで適度な渋みが調和した一品だ。長期熟成に向く偉大なワインがコルトンシャルルロマーニュなのだ。
コルトン・ブラン
コルトンと同じ畑でピノ・ノワールではなくシャルドネを植えて白ワインを造ると、コルトン・ブランという白ワインのグラン・クリュが生まれる。それこそがコルトン・ブランだ。
樹齢23年のブドウ樹から手摘みで収穫され、厳しく選果されたもののみを使用している。フレンチオークのタルで主発酵させ14~16ヶ月間熟成する。
美しい鮮やかなゴールド色の外観に、洋ナシやアプリコットの凝縮感ある香りを放つコルトン・ブランは、世界中の白ワイン愛好家を唸らせる一品なのだ。
DRCコルトンの買取価格
DRCコルトンは2009年からリリースされたワインであるため、それほど多くの数はまだ出回っていない。買取価格はヤフオク!で一件のみ見つけることができたので紹介しよう。
- ・DRCコルトン2014年 14万4000円
参考までに市販価格を紹介する。(2019年4月現在 楽天市場調べ)
- ・DRCコルトン2009年 22万8,000円
- ・DRCコルトン2010年 13万8,000円
- ・DRCコルトン2014年 19万8,000円
- ・DRCコルトン2015年 23万8,000円
- ・DRCコルトン2014年 19万8,000円
どの年代もおおよそ20万円前後の高値で販売されていることから、DRCコルトンの買取相場価格をある程度想定できる。DRCが自らの威信をかけて2009年から販売開始したコルトンは、市場での評価も高く今後さらに高額になってくることが予想される。
DRCコルトンの主な買取業者
DRCコルトンは発売されてまだ年が浅く、DRCが生産した他のワインに比べると市場に出回ってる数もそれほど多くはない。しかしDRC生産のワインであることから、DRC生産のワインの買取実績のある業者であれば高値で買い取ってくれる可能性が高いと言える。
ここではDRCが生産しているワインの買取実績のある業者をいくつか紹介する。いずれもメリットだけでなくデメリットもあるので優良業者を見極める目が必要なのだ。
ストックラボ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ウェブサイトを確認すると、ストックラボはこれまで2本のコルトン買取実績がある、信頼できるおすすめ買取業者だ。メールやLINEでの無料査定や、宅配買取と店頭買取、出張買取を用意しており幅広い層のお客様の要望に応えている。
さらにまとめて買取してもらうと通常の買取金額より高くなるのでお得になるので、複数ワインを所有しているのなら、一度査定してもらってもいいだろう。
リカスタ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
リカスタはこれまで複数のDRC関連のワインを買い取っており、DRCコルトンの買取実績がある信頼できる取業者だ。24時間対応のWeb査定やLINE、電話査定やファックスでの無料査定を用意している。
リカスタはどんなに汚れているお酒でも、丁寧に査定することをモットーにしているから安心だ。もしラベルや栓が汚れていたり、便の周りに多少に傷がついていても、リカスタに相談するといいだろう。他の業者では根がつかなかったワインでも、思わぬ高値が付く場合もあるからだ。
ジョイラボ
買取価格
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ウイルス
対策
ジョイラボは3つの買取方法である店頭買取、宅配買取、出張買取を用意しており、たくさんの売り手のニーズに応えた査定を行ってる好感が持てる業者だ。電話やファックス、ネットで気軽に見積もり依頼できる。LINEによる簡単見積もりも導入しているので、スマートフォンで手軽に査定してもらえる点が便利な業者だ。
これまでコルトンの査定実績もあり、ジョイラボを活用すれば円滑に買取査定してもらえるので安心だ。
ファイブニーズ
買取価格
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対策
ファイブニーズは24時間年中無休でオンライン査定を実施しており、顧客サービスに力を入れている業者だ。お酒専門の買取業者としてワインの高額買取にも力を入れており、コルトンの高額買取も実施しているのだ。
実店舗が日本全国にあることから、近くの店舗に実際に足を運んで査定してもらえる。ここも安心してファイブニーズを選ぶポイントになるだろう。
ワイン買取コンシェルジュ
買取価格
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対策
ワインだけを取り扱う数少ないワイン買取専門業者であるワイン買取コンシェルジュは、ソムリエ資格保持者を始め、厳しい研修を受講した多くのプロフェッショナルたちが在籍し査定してくれる。
その道のプロが豊富な経験を踏まえた上で間違いない査定を行ってくれるので、安心して買い取り査定を依頼できるのだ。
多くの飲食店とコネクションがあるため中間のコストを削減することができ、安心して査定を依頼ができる業者である。
アプレリカー
買取価格
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対策
アプレリカーはお酒買取の専門店だ。もちろんワインの買い取りも実施しており、飲食店様への卸販売、ネット通販、海外への販路を活用して査定し、高い買取価格を示してくれる。そのため、閉店する飲食店やリサイクルショップ様、質屋様などの業者も顧客にしている資本力のある買取業者だ。
アプレリカーの最大の特徴は、査定から支払いまでのスピードの速さだ。平日14時までの制約であれば、なんとその日のうちに査定金額を入金してくれるのだ。プロによる高額査定と迅速な支払いで、顧客満足度の高い買取業者と言えるだろう。
DRCコルトンを高く売るコツ
つづいて、コルトンを高く売るコツを紹介していく。
複数の業者に買取査定をしてもらう
DRCコルトン年の買取価格は、業者によって差があるので安く買い取られないよう注意が必要だ。かなり低い価格で買取する店もあり、大きな差が出ることから慌てて業者を選ばないように慎重に業者を決めなければならない。
買取業者に安く買われることを防ぐためには、時間と手間をかけてできるだけ多くの買取業者に査定してもらうことが必要だ。簡単に契約を決めずに、最も高く査定してくれる業者に買い取ってもらうことをおすすめする。
保存状態を良好に保つ
高級ワインであるコルトンは、良好な状態を保つためにワインに適した環境で保存するよう心がけることが大切だ。
なぜならヴィンテージワインは、環境の変化や時間の経過によりコルクが乾燥する場合があり、ボトルとコルク間の隙間からワインが蒸発するケースがあるからだ。中身が蒸発してしまたワインに対する評価は下がることから、買取価格も下がってしまう可能性があるのだ。
まとめ売りをする
コルトンなどの高級ワインは、一本だけ査定してもらうよりも複数同時に買取してもらう方が高値の査定がつくケースが多い。まとめ買取の方が買取額が高くなる業者もたくさんあるのだ。
一度に査定する商品の数が多ければ多いほど、査定にかかる時間を短縮しコストを削減できることから、その分を還元して買取金額が上がる可能性が高くなるからだ。
買取査定の前にきれいにする
ワインの外観であるトルやラベルに傷や汚れがついていると印象が悪くなり、査定に大きく影響してしまう可能性がある。
査定してもらう前には必ずゴミやほこりがついてないか確認し、もし付いていたらきれいに拭き取りできる限り購入した時の状態を保ったまま買取業者に査定してもらうように心がけるとよいだろう。
まとめ
ドメーヌドラロマネコンティ社が手がけている高品質なワインの中でも比較的新しいコルトンは、世界中にファンがたくさんいる人気の高いワインだ。
世界の名だたるワイン批評家がこぞって高い評価をするコルトンは平均点が94点と非常に高く、年々入手すること自体が困難になってきているのだ。
コルトンは「人生を楽しむ王様」と評価されたように、力強さが特徴のワインだ。長期熟成より旨みが凝縮されてコルトンの赤ワインの味わいを一層楽しめるので、ビンテージなコルトンであれば年を経るごとに高い査定をしてもらえる可能性がある。
もしコルトンを保有しているのであれば、一度ぜひ査定してみてはいかがだろうか。