スマートフォン利用者のほとんどが、通信会社と利用契約などを結んでネットに接続していると思われる。Wi-Fiだけの運用もあるにはあるが、Wi-Fiは、近くにアクセスポイントがないと接続できず、屋外では、全国津々浦々に展開されている通信会社のネットワークに接続したほうが、確実にネットに接続できるからである。
だが、通信会社と契約して利用を開始してから、契約内容を確認する人はあまりいないかもしれない。利用して特に問題がなければ、契約内容を確認する必要はあまりないからである。
しかし、利用するのに特に問題がなくても、契約内容を確認した方がいい時もある。その通信会社との契約を解約する場合や、MNP転出をする場合が、それにあたる。
ただ、契約内容の確認方法は通信会社によって異なっており、契約内容の確認方法を事前に把握しておく必要があるといえる。
そこで、今回は、MVNOの1つであるDTI SIMの契約内容の確認方法について記載する。
DTI SIM
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DTI SIMとは
DTI SIMは、老舗のプロバイダーである株式会社ドリーム・トレイン・インターネットが展開するMVNOのブランドである。
DTI SIMは、1GB〜20GBのデータ定量プランのほか、高速のデータ通信量の使い放題プラン、オプションで5分以内の通話がかけ放題、特定のアプリに通信量をカウントしない「DTI SIM ノーカウント」をといったユニークなサービスを、業界最安クラスで提供している人気の高いMVNOである。
契約内容の確認が必要な理由について
解約時やMNP転出時などで契約内容の確認が必要な理由についてだが、契約しているプランや契約期間によっては、解約時やMNP転出時に違約金が発生する可能性があるからである。
通信会社が提供するプランの中には、最低限利用を義務付けられている期間、いわゆる最低利用期間が設定されている場合があり、その最低利用期間中に解約やMNP転出をした場合は、違約金を支払う必要がある。
最低利用期間が設定されているプランや、最低利用期間の長さ、そして違約金などは、通信会社により異なるので、契約している通信会社のシステムを確認する必要がある。
DTI SIMの場合
DTI SIMでは、これらはどのようになっているか、というと、DTI SIMは、音声通話プランに12カ月の最低利用期間が設定されており、この間に解約すると、9,800円(税別)の違約金(DTI SIMでは契約解除料と呼ばれている)を支払う必要が出てくる。
データ通信プランは、最低利用期間は設定されておらず、契約期間に関わらず違約金は発生しない。
契約しているプランや契約期間を確認すれば、例えば、音声通話プランで9か月目なので、今解約すると、9,800円(税別)が必要になるから、あと3か月待って解約しよう、などと検討することができるのである。
また、解約やMNP転出以外にも、データ通信の使用量やオプションの有無などを確認して、プランやオプションを最適化すれば、DTI SIMをもっと安く快適に利用することも可能で、契約内容を確認するメリットは大きいといえる。
DTI SIMの契約方法の確認方法について
DTI SIMにおける契約内容の確認はDTI SIMのwebページから確認することができる。DTI SIMのwebページから利用者ページであるMyDTIで確認することとなる。
MyDTIにログインするには、契約時に登録したメールアドレスとパスワードが必要になる。初期パスワードは契約時に送付される書類に記載してあるが、書類を失くしたなど、パスワードがわからない場合は、ログインページに確認するリンクがあるので、そちらから確認をしたほうがいいだろう。
MyDTIにログインすると、現在の契約内容を確認することができる。MyDTIは、契約内容の確認のほか、利用料金の確認、プランの変更やデータ通信量のチャージ、さらには、解約やMNP予約番号の発行依頼などもできる、DTI SIMにとってはとても便利なサイトとなるので、ブラウザのブックマークに登録するなどして、いつでもアクセスできるようにしたほうがいいだろう。
DTI SIMにおける更新月の扱いについて
通信会社との契約において更新月という単語が出てくるときがある。更新月とは、契約が自動更新される場合において、更新された契約期間が開始される月のことを指す。
契約が自動更新されるような場合は、契約期間が最低利用期間に設定されている場合が多く、契約中に解約すると違約金が発生するが、更新月に解約する場合に限り違約金は発生しない。
つまり、契約が自動更新される場合は、解約するのに違約金が必要ない更新月は非常に重要な時期といえる。
では、DTI SIMにおける更新月の扱いについてだが、実は、DTI SIMにおいては、更新月は存在しない。
DTI SIMは、音声通話プランに最低利用期間が設定されているものの、最低利用期間が終了すれば、再び最低利用期間が始まることはない。つまり、最低利用期間が終了すれば以降いつ解約しても違約金は発生しないのである。
DTI SIMにおいては、更新月の時期などを気にする必要はないだろう。
MNP転出とは
本コラムでも何度も出て来る単語MNP(Mobile Number Portability、番号ポータビリティとも言う)転出だが、他の通信事業者に乗り換えても今までの番号をそのまま変更せずに利用するために行う手続きである。他社に乗り換える場合は電話番号はもちろん変わってしまうため、いちいち電話番号が変わったというお知らせが非常に面倒なので大半の人がMNP転出をしている。
MVNO乗り換えの流れ
MNP予約番号を発行した後の流れは以下の通りである。
まず契約したいMVNOに申し込み、本人確認書類の写真を撮り、ウェブサイト上で画像をアップロードする。手続きが終わった後、SIMカードやスマホが発送されるので、それらを受け取り、回線切り替えの申請をする。その後、接続設定をし、完了すれば利用開始ができる。
申し込みに本人確認書類、連絡用のメールアドレスとクレジットカードが必要になるので準備しておくと手続きがスムーズでしょう。
MVNOに乗り換える際は
MNPでMVNO(仮想移動体通信事業者)に乗り換える際は、MNP予約番号を発行する必要がある。その後、MVNOに申し込み、本人確認手続きをしたら数日後にSIMカードが手元に届き、開通できるようになるという仕組みになっている。
注意点としてはまず、MNP予約番号発行=解約ではないので注意しよう。他の通信事業者に契約し、回線が完全に開通したら現在のキャリア契約が解約となるため、MNP予約番号を発行してもすぐに解約ということにはならない。
そして、MNP予約番号は15日間(発行日を含む)の有効期限がある。万が一有効期限内にMNPが行われなったら、せっかく発行したMNP予約番号は無効になってしまうため注意しておこう。ただし、MNP予約番号が無効になった場合は再発行が無料である。
また、MNP転出後、今までで契約していた有料コンテンツは移転されないため注意しておこう。なぜなら、Eメールアドレスのドメイン(@docomo.ne.jp、@ezweb.ne.jpなど)が変わってしまうからである。そのため、いつでも使えて、携帯のメールアドレスではなく、自分で変えようとしなければ変わらないフリーメール(gmailなど)を利用することがオススメである。
最後に、あまりないとは思うがMNP転出をやり過ぎてしまう人もいるようだ。なぜなら、他キャリアから乗り換えると色んなものがお得になり、ついつい短期間に何度も色んなキャリアのMNPを繰り返してしまうからである。このようなことに万が一なった場合、携帯会社のブラックリストに入れられてしまい、一定の期間契約することができなってしまうのである。
ブラックリストに入れられてしまう基準は公開されていないが、MNP後は最低でも180日間は他キャリアに乗り換えたり、再度MNPをすることは避けた方が良いだろう。
MNP転出手数料
MNP転出をする際は、MNP転出手数料として各キャリア共通で2,100円支払う必要がある。更新月にMNP転出をすると、更に新規契約事務手数料の3,150円が発生し合計5,250円の支払いになる。
お得にMNPで乗り換える
意外に手数料が高いMNP転出だが、お得に乗り換える方法もいくつかあるので紹介していく。
キャンペーンの開催
キャンペーンを行っているMVNOはほとんどであり、上手く利用すればとてもお得に乗り換えることだできる。数ヶ月の月額料金またはSIMカード料金が無料になったり、格安スマホの本体が安く購入できたり、商品券など様々な特典が用意されている。
エントリーパッケージ
<エントリーパッケージは英数字のコードが記載されているパッケージ(SIMは入っていない)のことで、購入すると申し込み時に必要な契約事務手数料が無料になるのが最大の特徴である。価格は300円から2,000円と様々で、家電量販店やアマゾンで購入することができる。エントリーパッケージを使えば非常にお得にMNP乗り換えができるでしょう。
まとめ
DTI SIMの契約期間の確認方法などについて記載したが、前述のように解約やMNP転出以外にも、DTI SIMを快適に利用するためにも、契約の確認を実施したほうがいいだろう。
そのためにも、DTI SIM利用者にはとても便利なサイトであるMyDTIは、ブラウザにブックマークするなどして、いつでもアクセスできるようにしておこう。