アメリカで人気を博したEd Hardy(エドハーディー)は、日本でも注目を浴びている。ロサンゼルスのセレブも愛用しているこちらのブランドでは、タトゥーをモチーフにしたユニークなデザインのファッションアイテムを数多く発表している。
ただ、残念ながらこのEd Hardyにもコピー品が増える傾向にある。今回は、偽物と本物の見分け方を簡単にご紹介するので、Ed Hardyのアイテムを購入をするときの参考にしてみてはいかがだろうか。
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偽物の見分け方「パンツの場合」
Ed Hardyのパンツは、男性、女性を問わず人気があるアイテムだ。こちらのブランドのパンツは、バリエーションが豊富。デニム素材のジーンズはもちろん、ハーフパンツやルームウェアとして活用できるソフトな素材のパンツまで幅広いラインアップがある。
スカルやハートといったEd Hardyならではのモチーフがデザインされていることが多く、日本の通販ショップでも完売になる商品が相次いでいる。Ed Hardyのパンツが本物かどうかを見分けるときに、チェックしておきたいのが次のようなポイントだ。
- ・縫製の仕上がり具合
- ・パッチの素材
- ・プリントされているデザイン
偽物は、縫製の仕方などが本物と異なるケースが多い。裾の部分から繊維が飛び出ていたり、素材が不均一にカットされていたりする場合は、本物を真似て作られたコピー品ということもあり得る。実のところ、偽物のEd Hardyのパンツは、使用されている糸の色も本物と違う可能性がある。
ステッチの色は正規品の画像と見比べることで簡単にチェックできるので、購入する前に確認しておくとよいだろう。Ed Hardyのパンツには、背面にパッチがついているモデルもある。このようなパッチの素材が本物と違う品も、偽物の確率が高い。例えば、本物のパッチはレザーであるにもかかわらず、手元にある品がポリエステルの場合は、偽物を疑ったほうがよいかもしれない。
実店舗でチェック
このような細かい違いは画像ではなかなか確認できないため、通販ショップを利用するとどうしても偽物を購入するリスクが高くなる。店頭であれば、実際に手で触ってチェックができるので、素材の種類などもある程度識別できるだろう。本物のEd Hardyのパンツかどうかを見定める場合、プリントされているデザインにも少し注目してみよう。
Ed Hardyのパンツによく見られるのが、タイガーなどのロック調のデザイン。「Ed Hardy」のロゴが一緒にペイントされている場合、一見本物に見えてしまうかもしれない。ただ、こういった特徴的なデザインはまねがしやすい。雰囲気が似ていても実は偽物ということがあるので、ほかの部分も見て冷静に判断をしよう。
偽物の見分け方「Tシャツやパーカーの場合」
Ed Hardyのアイテムでもとくに人気が高いのが、Tシャツやパーカーといったトップスだ。このブランドのトップスは、アメリカのセレブも愛用しており、インターネット上には有名人が着用している写真が数多くアップされている。インパクトのあるEd Hardyのトップスは、着こなしに遊び心を加えてくれるのが特徴。
ブランドの知名度がアップしてからは、クラス感のあるカジュアルアイテムとしても人気を得るようになった。トップスの場合も、偽物を見分ける基本的なポイントはパンツと同じだ。ただ、トップスは、以下のようなポイントもチェックしておこう。
- ・素材のシルエット
- ・ストーンなどのアクセサリーの位置や数
- ・襟裏のタグ
薄手の生地が使用されているトップスは、素材の質によってシルエットが変わりやすい。例えば、ストレッチが利いた素材を使ったTシャツなどは、丈が長いロングタイプでもボディラインに沿うようなスリムなシルエットになることが多い。
偽物は、プリントのデザインなどは似ていても、シルエットが異なることがあるので注意をしよう。デコルテや袖口のカッティングなどは、とくに注目しておきたいポイントだ。細かい部分にも注目して、正規品と見比べてみよう。
細部も要チェック
Ed Hardyのトップスには、ストーンやビジューなどがアクセントに施されている品もある。こういったトップスは、Ed Hardyの人気商品の1つだが、実のところ偽物も多い。偽物は、ストーンやビジューの数が少なかったり、本物と位置が違ったりすることがある。同じようなデザインに見えても、細かい部分まで確認しておくのがよい方法になるだろう。
また、襟裏のタグもぜひ見ておきたい。Ed Hardyの正規品は、ブランドのオリジナルのタグが襟裏の部分についている。タグが見当たらないときには偽物の可能性が高いので、販売店などに理由を聞いてから判断するとよいかもしれない。
偽物の見分け方「帽子の場合」
Ed Hardyの帽子は、ほかのアイテムに比べて価格が安くデザインのバリエーションも幅広い。タトゥーをイメージさせるカラフルなデザインが刺繍されているモデルが多く、ファンからも人気が高いアイテムと言える。
通販サイトやヤフオクなどのオークションサイト、フリマアプリで取り扱われている商品の数も多いので、偽物の見分け方はぜひ知っておきたい。Ed Hardyの帽子の定番であるキャップの場合は、次のようなポイントをチェックしてみよう。
- ・刺繍のデザイン
- ・刺繍や裏面の縫製
- ・トップの金具
キャップの場合、刺繍のデザインに注目するのが偽物を見分けるときのアプローチになる。コピー品は、本物と同じ色調やモチーフを起用して刺繍を施していることが多いが、細かい部分のデザインが正規品と異なるケースが多い。例えば、雰囲気は正規品と似ているが、デザインの位置が本物と違うなどはコピー品によく見られるパターン。
正規品のパロディのような紛らわしいデザインになっていると、違いに気付かずに購入してしまう人もいるだろう。コピー品と明示して販売されていれば、通常は購入する時点で偽物であることがわかる。ただ、本物とデザインが違うことに本人が気づいていないと、ときに恥をかくこともあるので注意をしよう。
縫製の良し悪し
刺繍を見るときには、縫製の良し悪しもしっかりと確認しておきたい。Ed Hardyのキャップの刺繍は、大胆でインパクトがあるデザインが多い。本物の縫製は細かい部分まできちんと仕上げられているので、通常は購入した時点で大きな問題が見られることはない。最初から一部分の刺繍がゆがんでいたり、線が切れていたりするときは、偽物という疑いがでてくるだろう。
また、裏面の縫製もよく見ておくのがベスト。Ed Hardyのキャップは、裏側に通気性のよいメッシュ素材が使われている。新品にもかかわらずメッシュの部分が毛羽立っているような場合は、質が悪い素材を使った偽物の可能性がある。また、トップの部分に金具がついているタイプは、金属の素材やデザインなども本物と比べておこう。
偽物の見分け方「ベルトやサングラスの場合」
Ed Hardyの場合、べルトやサングラスといった小さなファッションアイテムも人気が高い。例えば、Ed Hardyのベルトにはほかのブランドには余り見られない鮮やかなデザインが多い。ブランドのロゴやタイガーがデザインされたベルトは、Ed Hardyならではの自由な雰囲気があるのが特徴だ。このようなベルトやサングラスをチェックする際には、以下のような点を確認してみよう。
- ・素材
- ・バックルや内側の表記
- ・ケースなどの付属品の有無
Ed Hardyのベルトは、本革が使用されていることが多い、遊び心があるデザインでありながらも、プランド品ならではの高品質な素材が使われているのがこのブランドのベルトの特徴だ。粗悪な偽物は、ビニールなどの合成の素材が使用されていることが多いので、品質表示を見ただけですぐに判断ができるケースもある。
また、バックルやレザーの内側の表記にも注意しておこう。Ed Hardyのベルトのバックルやレザーの内側には、ブランド名などの表記があるのが一般的だ。この手の表記がないときは、正規品でない可能性がでてくるので要注意。
サングラスの場合も、素材や細かい部分の仕上げに目を配ろう。Ed Hardyのサングラスは、かけ心地などをしっかりと考えて作られている。レザーを使用したモデルもあるので、安価なサングラスとは一線を画す品質になっているのが特徴だ。
このようなEd Hardyのサングラスには、オリジナルのケースが付いている。ケースが付かない場合や、正規品と異なるケースが付いている場合は、偽物という可能性があるので気を付けよう。
Ed Hardyの製品を購入するときの注意点
偽物の見分け方をひととおり知っていても、通販を利用する場合などは十分にチェックができない可能性もある。不本意な結果を避けるには、次のような注意点を意識しておくとよいかもしれない。
- ・信頼できるお店を選んで購入する
- ・安すぎる商品は購入しない
インターネットを通じてEd Hardyの製品を購入する場合、利用するサイトを間違えると偽物やコピー品を購入するリスクが高くなる。実際、どのようなサイトで購入するかによって、本物を手に入れられる確率が変わる。例えば、Ed Hardyの正規代理店は、本物を購入できる可能性が高い。
一方、誰でも品物を出品できるヤフオクなどのオークションサイトやフリマアプリのメルカリなどは、正確に本物を見分けるスキルがないと偽物を購入するリスクが高くなるだろう。また、相場よりはるかに安い金額で販売されている商品もリスクが高い。実のところ、余り安すぎる製品は、購入を見送ったほうが無難だろう。
まとめ
Ed Hardyの偽物と本物の見分け方を紹介してきた。Ed Hardyのようなブランド品は、おたからやなどの買取店でも売れる可能性がある。ただ、偽物はほとんどのお店が買取をしていない。後に製品を売る予定があるときには、本物を手に入れるのが高額査定を受ける第1歩になるわけだ。
高く売るためには、売りどきを見計らったり、日頃からクリーニングやメンテナンスをしたりするのがコツになる。Ed Hardyの製品の場合は、海外のセレブの動向などをチェックしておくと売りどきを把握しやすいだろう。