AndroidはiPhoneと比べて、メモリの増設やバッテリーの交換が圧倒的に容易であり、端末のデザインやインタフェースも多彩で自由度が高い。指紋認証やコントロールセンター、マルチタスキングなどもAndroidがiPhoneに先立って実践されてきた。そのAndroidを購入するうえでチェックしておきたいポイントをいくつかまとめてみた。
▲人気スマホは買取価格も高いようだ
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iPhoneにはない独自の機能
Visa sticks NFC into a microSD card / Tom Purves
せっかくAndroidを使うならiPhoneにはないAndroid独自の機能を使いたい。iPhoneにはなくAndroidで利用可能な機能として赤外線通信、おサイフケータイ、ワンセグ、防水などがある。iPhone6/6 PlusにもApple Payという決済機能が搭載されているが、現在2015/3/26の時点では日本国内で対応されていない。
また、おサイフケータイに利用されているNFCという機能は、Suicaなどの電子マネーカードの残高をアプリで確認したり、近づけるだけでBluetooth機器と接続できたりと大変便利な機能であるので、是非搭載されているか確認しておきたいさらに防水機能搭載の端末ならば海辺や川辺など水回りでの撮影や取扱いが安心である。
逆にiPhoneに当たり前に搭載されている機能がAndroidに搭載されているかはちゃんと確認しておきたい。テザリングやBluetooth、インカメラがあるかなどはしっかり確認しておこう。
せっかくAndroidならスペック比較が肝
Intel Celeron CPU / Uwe Hermann
Androidには様々なスペックのものがある。スマホの頭脳にあたるCPUの性能は、○○GHzと表記されているクロック周波数の値が大きいほど処理速度が速く、コア数が多いほど作業を分散できるのでやはり処理速度が速くなる。
現在Androidはオクタ(8)コアまである。またCPUとは別にメモリという一時的にデータを保存しておく場所があり、このメモリの容量が大きいほど一度に多くの処理を安定して行うことができる。メモリは製品情報のところではしばしばRAMと表記されているので注意。スマホの場合、メモリが足りなくても物理的に増設することは難しい。
しかしAndroidの場合であれば仮想メモリを設置することが可能である。「Swapper」というアプリを使うことで、端末に差し込まれているSDカードが仮想メモリとして働いてくれる。これによりアプリなどの安定性を向上させることができる。このときSDカードのclassが高いものほど処理速度が速くなる。
Androidはバッテリーも要チェック
Battery / AndyArmstrong
スマホのバッテリー持ちの悪さに悩まされる人は後を絶たないため、バッテリーがどれほど持つかは重要になってくるであろう。これは最大待ち受け時間で表記され、基本的に電池容量に比例し画面のサイズに反比例する。
大容量バッテリーモデルも数多い
iPhone6の最大待ち受け時間が250時間、電池容量1,810mAなのに対し、Androidは最大待ち受け時間500時間~、電池容量2000mA~を数多く取り揃えている。中国メーカーGiONEEの「Marathon M3」に至っては、他のスマホに比べ重量が1.3~1.4倍あるのが難点ではあるが、5000mAのバッテリーを搭載しており、最大待ち受け時間は780時間を超える。
消費電力の低いディスプレイ
バッテリー持ちを決めるのは電池容量と画面のサイズだけではない。ディスプレイに液晶ではなく有機ELを用いている機種もあり、バックライトを持たない分電力消費が抑えられる。さらに表示できる色の幅が広く、発色が美しいというメリットもあるが、液晶パネルよりも画面が暗く、コントラストが低い。
また、液晶にIGZO技術を用いることで静止画表示の消費電力を大幅に抑えることができる。実際に、京セラの「S301」はIGZO技術を応用したTFT液晶を用いており、「Marathon M3」の半分以下の電池容量で同程度の最大待ち受け時間である。
おわりに
AndroidとiPhoneのどちらがより優れているかは、一概には言い難い。Androidの強みは、その多彩さにこそある。例えば、写真を綺麗に撮りたい人には、カメラの画素数の高い機種が用意されている。このようにAndroidには、ユーザーの用途、要望に応える選択肢が数多く用意されているので、Androidを買うならまずしっかりと比較するとよいだろう。
なお、安く手に入れるなら中古スマホを買う手もある。
【格安SIM×iPhoneの黄金コンビへ】SIMフリーのiPhoneを安く買うならケータイアウトレットを見てみよう!【格安スマホ攻略】というコラムで、中古スマホの購入サイトであるケータイアウトレットについて紹介している。Android端末を中古で安く買う際にも利用できるので、ぜひチェックしてみてほしい。