iPhoneのトラブルで多いのが、充電がすぐなくなる、充電に時間がかかるなどのバッテリーに関する問題だ。そのようなトラブルが起きる原因は、もしかしてバッテリーの寿命にあるかもしれない。では、そんな問題を抱えたバッテリーを無料で交換してもらうことはできるのだろうか。
iPhone / matsuyuki
CONTENTS
このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク！」と「magi」の紹介も含まれています。
充電が不調ならすぐにバッテリー交換を
iPhoneの充電に以下のような症状があれば、バッテリーの不調を疑おう。
- ・バッテリーの％表示がおかしい
- ・異常なほど充電の減りが早い
- ・電池残量はあるのに突然電源が落ちる（シャットダウンされる）
- ・そもそも充電できない
このようなトラブルが初めてであれば、アプリやシステムのバグから発生している可能性もある。しかし、連日不調が続くとなればバッテリー自体の問題を疑おう。
劣化したバッテリーのまま使い続けると、その他の故障の原因に繋がってしまったり、セキュリティ面が脆くなるなどの危険も促してしまうため、早めに交換するのが安心だ。
バッテリーの膨張は交換ではない
もしもすでにバッテリーが膨張しているようなら、バッテリー交換だけでは済まなくなってくる。バッテリーの膨張から他の故障も誘発されている可能性があり、本体自体の交換が必要になってしまうのだ。電池が膨張し、iPhoneのディスプレイを下から押し上げて表面と背面に隙間ができてしまっているような状態はかなり危険なので、すぐに修理を依頼しよう。
まずはバッテリー状態を診断
電池不良がバグによるものではないかを判断するため、まずは、バッテリーが寿命を迎えていないかどうかを確認しよう。
iOS 11.3以降は、端末でバッテリーの寿命を確認できる
iOS 11.3以降にアップデートした端末なら、バッテリーの寿命を自分で確認することができる。以下の手順に沿って調べてみよう。
- 1.「設定」アプリを開く
- 2.「バッテリー」を選択
- 3.「バッテリーの状態（ベータ）」を押下
このページにて現在のバッテリーの最大容量と、ビッグパフォーマンス性能を確認することができる。
バッテリーの最大容量
バッテリーの確認画面にも表記されているが、一般的にスマホのバッテリーは消耗品のため、経年劣化が進むにつれて性能が低下していく。
最初にアクティベートされた時点のバッテリーの最大容量を100％として、現在はどれほどの容量を維持しているかどうかをこの「最大容量」の項目で確認するのだ。
iPhoneに搭載されるリチウムイオンバッテリーは、約500回のフル充電を繰り返した後にパフォーマンスが徐々に低下し、最大容量が減っていく。500回以降も最大容量の80％は維持できるように設定されているが、80％に近いほどバッテリーが寿命に近づいていると言える。
ピークパフォーマンス性能
電池劣化に伴いピークパフォーマンス性能も低下していくことがある。
ピークパフォーマンス性能とは、バッテリーが劣化したiPhoneの突然のシャットダウンを防ぐため、ピーク（最大）パフォーマンスを管理してくれるシステムのこと。バッテリーが劣化すると、操作に必要なピーク電力をバッテリーが供給できなくなってしまい突然のシャットダウンが起きることがあるが、このような事態が起きないよう自動的に最大パフォーマンスを管理してくれる機能なのだ。
バッテリーが正常なら、ピークパフォーマンス性能の欄には「お使いのバッテリーは、現在、標準のピークパフォーマンスに対応しています。」と表記されている。
しかし、バッテリーに問題が発生している場合は「お使いのバッテリーは著しく劣化しています。Apple正規サービスプロバイダでバッテリーを交換すると、最大限のパフォーマンスや容量を取り戻すことができます。」や「このiPhoneで、必要なピーク電力をバッテリーが供給できなくなったため、突然のシャットダウンが発生しました。この現象が再度発生しないように、パフォーマンス管理が適用されました。」などの文言が追加される。
もしこのような表記があれば、迅速にバッテリーを交換しよう。
iPhoneのバッテリー交換を無料でする方法
今回の本題である、iPhoneのバッテリー交換を無料でする方法について紹介しよう。
バッテリーの交換は基本的に有料だが、保証期間内であれば無料で交換することも可能。
AppleCare+に加入しているかによって無償交換の期間は異なる。
- AppleCare+加入者：iPhone購入から2年間
- AppleCare+未加入：iPhone購入から1年間
が該当期間となるようだ。
AppleCare+の加入の有無や保証期間などについてはオンライン上で確認できるので、交換を依頼する前に一度確認してみよう。
保証状況とサービス期間の確認方法
保証内容を確認する際には、iPhoneのシリアル番号が必要となる。
まずは「設定」アプリから「一般」→「情報」と開き、「シリアル番号」の欄にて番号を控えておこう。シリアル番号を長押しするとコピーすることができる。
次にブラウザから「iPhone 保証状況」と検索。Appleサポートによる「製品の保証状況」とサービス期間を確認する」のページが見つかったらアクセスしよう。ページに飛んだら、先ほど控えたシリアル番号と、画面上に表示されている暗号認証コードを入力すると、無償電話サポート期限や修理サービス保証期間が確認できる。交換希望の場合は、そのままAppleサポートで交換を申し込むとスムーズだ。
iPhoneのバッテリー交換サービス料金
無料期間が終了してしまっていても、修理費用を払えばバッテリーを交換してもらえる。
今なら期間限定で、2018年12月31日までは、iPhone SE、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone Xに該当する機種なら、1台につき3,200円（2台目以降は通常料金の8,800円）でバッテリーを交換してもらえるようだ。
その他の機種はデバイス1台につき8,800円。期間終了後は対象機種も通常料金に戻る可能性が高いが、念のため事前に問い合わせることをオススメする。
在庫があれば即日交換できるが、在庫切れの場合には1週間ほど時間を要することもあるようだ。
携帯キャリアでバッテリー交換を依頼する
アップルのサポートセンターでなく、契約中のキャリアにてバッテリーを交換することもできる。どのキャリアでも、無償交換期間についてはAppleのサービスと同様。しかしAppleのメーカー保証適用期間以降については、修理代金やサービス内容が異なるため注意が必要だ。
念のためキャリアごとのサービス内容を確認しておこう。
docomo
iPhone店頭修理サービス対象店舗
- 修理予約：可能
- ・ドコモショップ丸の内店
- ・ドコモスマートフォンラウンジ名古屋
適用期間外の修理代金
- ・iPhone 6〜iPhoneX：3,200円
- ・iPhone 6以前の機種：9,800円
- 修理期間：4〜7日
au
iPhone店頭修理サービス対象店舗
- 修理予約：可能
- ・au SHINJUKU（東京・新宿）iPhone／iPad Repair Corner
- ・au みなとみらい（神奈川・横浜）iPhone／iPad Repair Corner
- ・au SENDAI（宮城・仙台）iPhone／iPad Repair Corner
適用期間外の修理代金
- ・iPhone 6〜iPhoneX：3,200円
- ・iPhone 6以前の機種：8,800円
- 修理期間：在庫がある場合は即日修理可能。在庫切れの場合は預かり修理。
SoftBank
iPhone店頭修理サービス対象店舗
- 修理予約：可能（予約者優先）
- ・ソフトバンク表参道店
- ・ソフトバンクグランフロント大阪店
適用期間外の修理代金
- ・iPhone 6〜iPhoneX：3,200円
- ・iPhone 6以前の機種：8,800円
- 修理期間：在庫がある場合は即日修理可能。在庫切れの場合は3～5日。
バッテリー交換前の準備
実際にバッテリー交換をする前には、あらかじめ必要なデータのバックアップをしておくことと、「 iPhone を探す」の設定をOFFにする必要がある。交換前に準備不十分の場合、修理を受け付けてもらえないこともあるようだ。また、店舗でバックアップを取ることはできないので注意していただきたい。
交換に伴う注意事項
交換前にバックアップが必要なのは、万が一の場合データが全て消えてしまう可能性があるからだ。また、バッテリー交換以外の修理が伴う場合、画面保護シートやシール等をはがすことがあるが、はがした画面保護シート等の補償（新品交換・買い取り等）は対応してもらえない可能性が高いようだ。
機種変更もオススメ
長らく同じ機種を使用していると、バッテリー交換以外にも不調が発見されることが多い。
そのような場合には思い切って今まで使っていたデバイスを売却し、機種変更してみてはいかがだろうか。バッテリー交換代や修理代金を支払うことなく、お得に最新機種へ乗り換えよう。
中古iPhoneの買取相場
では、現在中古のiPhoneがどれほどの値段で買取されているのか、買取相場を確認しよう。
以下は完動品の相場価格となるため、バッテリー不調や故障箇所がある場合はいくらか減額される可能性がある。
- iPhoneX：64GB / 54,210〜60,210円、256GB / 60,090〜64,200円
- iPhone8 Plus：64GB / 41,430〜47,430円、256GB / 45,030〜49,260円
- iPhone8 ：64GB / 36,000〜45,630円、256GB / 42,630〜51,030円
- iPhone7 Plus：32GB / 41,400〜42,270円、128GB / 38,592〜45,942円、258GB / 40,362〜47,076円
- iPhone7：32GB / 31,830〜33,870円、128GB / 36,090〜39,726円、258GB / 36,666〜39,726円
- iPhone6S Plus：16GB / 22,200円、32GB / 28,200〜30,600円、64GB / 28,266〜30,672円、128GB / 31,872〜33,882円
- iPhone6S：16GB / 20,430〜21,690円、32GB / 21,600〜22,920円、64GB / 22,896〜24,210円、128GB / 27,096〜28,410円
- iPhone6 Plus：16GB / 16,974〜17,148円、64GB / 21,000円、128GB / 22,800円
- iPhone6：16GB / 16,800〜16,830円、64GB / 21,000〜24,180円、128GB / 22,800円
- iPhone SE：16GB / 11,202〜15,030円、32GB / 13,200〜15,840円、64GB / 18,030〜18,600円、128GB / 18,000〜18,180円
売却するならスママDASH
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
実際に売却するなら、スママDASHの利用がオススメ。
スママDASHは、自宅にいながらオンラインでiPhoneを買い取ってもらえるサービスだ。オンライン買取にありがちな、端末の写真やメールを送るといった面倒な操作もなく、査定フォームに入力するだけで仮査定額を確認することができる。
例えば、中古のiPhone X（256GB）の完動品で74,000円、中古のiPhone 7（128GB）の完動品で37,500円などの仮査定金額を確認できた。上記の相場と比べても納得のいく価格だと言える。仮査定は査定フォームに機種名などを入力すれば0秒で調べられるので、ぜひ試しに利用してみてほしい。
スママDASHならジャンク品も買取OK
スママ DASHの大きな魅力は、ジャンク品でも買取可能なところ。バッテリー劣化のみならず、画面割れやホームボタンの動作不良なども買取可能範囲となる。他店で買取を断られてしまったiPhoneも買い取ってもらえるので、家に眠っているデバイスがあったらぜひまとめて買取を依頼してみてはいかがだろうか。
無償交換時期をうまく使おう
今回はiPhoneのバッテリー交換を無料でする方法について紹介した。バッテリーを無償交換できる時期は限られているため、まずは自分の機種の保証期間を確認しよう。定期的にバッテリーの劣化具合も調べておくと安心だ。また、今回紹介した買取相場は2018年6月現在の価格のため、時期がくれば変動するので注意していただきたい。iPhoneは最新機種に近いほど買取価格が上がるため、もし売却する際には早めに手放すことをおすすめする。
