海外製品と比べて遥かに型番・品番の調査を行いやすいLaVieは、中古市場でも非常に人気の高いパソコンブランドだ。商品名だけでなく型番・品番まで把握しているユーザは、不要になった中古パソコンの売却をスムーズに行う傾向がある。また型番・品番といった情報は意外と多くのシーンに役立てられるため、気になる人は当ページの方法を使って自分の愛用品に関する知識を深めてみても良いだろう。
今回は、国産のパソコンブランドLaVieの命名規則、品番・型番の調べ方などをわかりやすく解説していきたい。
LaVie Touch イベント / Norio.NAKAYAMA
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LaVie とは？
LaVie とは、NEC（日本電気）におけるパソコンを中心とした個人向け製品のブランド名だ。1995年のWindows95発売を機に登場したLaVieには、フランス語で「人生」という意味がある。また同時期に発売されたブランドAileには、「翼」というフランス語の意味があったと言われている。
2015年にデスクトップパソコンを吸収統合
LaVieは、1995年から長きに渡ってノートパソコン専門ブランドとして認知されていた。しかし発売から20年を迎えた2015年に、今までVALUESTARブランドだったデスクトップパソコンも吸収したLaVieは、個人向けパソコンへと再定義されたようだ。
またNECの主要アプリにもLaVieという呼称が使われ始めてからは、このブランドの知名度が更に高まったと言われている。
LaVieではどんな製品が作られているの？
2017年10月現在NECでは、ノートパソコン、モバイルノート、デスクトップパソコン、タブレットがLaVieブランドとして発売されている。こうした形で近年におけるパソコン市場の大半のカテゴリが取り扱われているLaVieは、家庭用PCを探す皆さんにとって選択しやすいブランドになると言えそうだ。
国内シェアの高い人気シリーズ
LaVieブランドを取扱うNECは、niftyが行なった「自宅で使用しているパソコンのメーカーは？」というランキングで2位になっている。この調査結果を見てみると、LaVieを中心したNECのパソコンは、全体の17.7%のユーザに支持されている実態に気付かされる。また年代別のランキングでは、国産メーカーを好む50代〜60代のユーザがNECのLaVieブランドを高く評価しているようだ。
中古市場でも流通量の豊富なLaVieシリーズ
国産ならではの信頼性の高いLaVieは、中古市場でも多くのユーザが注目する人気ブランドだ。個人間取引のできるヤフオクでは、2017年10月21日時点で7,020件ものノートパソコンが出品されている。
またこの中には中古パソコン販売店の出品者も少なからず存在しているようだ。こうした形で売る側・買う側のバランスの良いLaVieシリーズのパソコンは、型番・品番などの情報を相手にきちんと伝えることでスムーズに手放しやすい存在と捉えて良いだろう。
OSの立ち上がるLaVieの型番・品番を調べる方法
完動品のLaVieの場合、オペレーションシステムから型番・品番の調査ができる。LaVieブランドのパソコンには、その全てにWindowsというOSが搭載されている。これに対してタブレット端末には、XperiaやGALAXYなどのスマホと同じAndroidが入っているため、型番・品番を調べる際にはこの両者の違いを混同しないようにして欲しい。
Windowsが搭載されたLaVieの場合
OSが立ち上がった状態のLaVieパソコンで型番・品番を調べる時には、まずWindowsキー+Rのショートカット使って「ファイル名を指定して実行」のウィンドウを立ち上げる。その画面にmsinfo32と入力してOKを押すと、さまざまな項目が記載されたシステム情報というウィンドウが開く仕組みだ。この中でシステムモデルと書かれた項目が、型番にあたる形となる。
確認のメリットが多いシステム情報
Windowsのシステム情報という画面には、型番・品番に繋がるシステムモデルだけでなく、OSやBaseboard、メモリ、プロセッサといった幅広い項目が並んでいる。ヤフオクやメルカリなどでLaVieパソコンを売却する際には、システム情報に書かれた情報を記載することで落札者に細かな仕様を伝えられる。
また近頃では、システム情報のキャプチャー画面をアップする出品者も増えているため、LaVieのパソコンをスムーズに売るためには必要不可欠な画面と捉えて良いだろう。
Androidが搭載されたLaVieのタブレットの場合
一般的なAndroidタブレットの場合、メニューアイコンの中から「設定」を選び、その中にある「端末情報」を開く。そうすると、「モデル番号」と書かれた項目の中に、型番・品番に位置づけられる情報が記載されている。タブレット端末の設定情報は初期設定を含めたさまざまなシーンで活用するメニューとなるため、Windows搭載のLaVieパソコンと比べると容易に欲しい情報が探せると捉えて良いだろう。
電源が入らない・OSが立ち上がらないLaVie の型番・品番を調べる方法
国産メーカーならではとも言える良心的な対応で定評のあるNECでは、OSの立ち上がらないジャンク品扱いのLaVieにおける型番・製造番号を調べる方法を下記のようにホームページ上で公開している。
デスクトップパソコン（ディスプレイ一体型）
テレビ、音楽、録画も1台で楽しめるオールインワンPCの場合、本体背面に型番などの書かれたシールが貼ってある。メーカー側で公開する情報によると、商品検索を行う上でも欠かせない型番はいちばん上に記載されている。また同じシールの中に製造番号も書かれているため、LaVieやVALUESTARといったNECのデスクトップパソコンは、他社と比べて型番調査のしやすい位置づけになりそうだ。
デスクトップパソコン（ディスプレイ分離型）
仕事に使うユーザも多いタワー型PCの場合、本体側面に型番・製造番号が記載されたシールが貼ってある。モニタの右側、デスクの上に本体を乗せてパソコンを使っている場合は、少し奥に目を向けるだけで容易に型番が調べられると言えるだろう。これに対してパソコン本体を足元などに置いている場合は、必ず電源を切った上で全てのコードを抜いてから型番の書かれたシールを確認するようにして欲しい。
ノートパソコン
LaVieシリーズの主軸とも言えるノートパソコンの場合、本体底面にシールが貼られている。ヤフオクなどで販売されている中古品の場合、使用中に本体を擦り動かすことでシールに記載された情報が薄くなることもある。これはLaVieに限らず他のノートパソコンブランドについても同じことが言えるため、中古市場で買い物をする際には注意をして欲しい。
タブレット
2017年夏に発売されたタブレットも、本体の裏側に型番・製造番号が書かれている。この製品の場合、パソコンに貼られているのと同じ真っ白なシールには「S/N：」という見出しで製造番号だけが書かれている。型番についてはシールの上の欄、メーカー名と製品名の下、3段目に見出し無しで記載されているようだ。こうした形でタブレットにも商品検索に使える情報を記載するNECは、やはり海外メーカーAppleなどと比べて良心的だと捉えて良いだろう。
保証書
LaVieのパソコンやタブレットには、保証書にも型番と製造番号が書かれている。ホームページに掲載された画像データによると、このメーカーの保証書には「型名（型番）」や「製造番号」といった形で番号の前に見出しもついているようだ。またタブレット端末の場合は、製品についてくる「LaVie Tab 安全上のご注意・サポートガイド」の裏面に、製造番号と型番、型名が書かれている。
LaVie製品における型番・品番の特徴
2017年10月現在、シリーズ全体で7種類ものモデルが存在するLaVieには、型番・品番の融けられ方についてもそれぞれの製品に異なる特徴がある。
- ・LAVIE Note NEXT
- ・LAVIE Note Standard
- ・LAVIE Hybrid ZERO
- ・LAVIE Note Mobile
- ・LAVIE Desk All-in-one
- ・LAVIE Tab E
- ・LAVIE Tab S
ノートパソコン
メインPCやビジネスシーンでも活躍するノートパソコンのカテゴリには、LAVIE Note NEXT、LAVIE Note Standard（ハイスペック・ベーシック）という3商品がある。その中でも最新高速のCPUを搭載したLAVIE Note NEXTについて見てみると、男性から人気の高いグレイスブラックシルバーという色だけでも3つもの製品（型番）が存在することに気付かされる。
- ・NX850/JAB Core i7-8550U、メモリ8GB、SSD 128GB+HDD 1TB
- ・NX750/JAB Core i7-8550U、メモリ8GB、SSHD 1TB
- ・NX550/JAB Core i5-8250U、メモリ4GB、HDD 1TB
こうした形でCPUやメモリ、HDDの多彩なバリエーションのあるLaVieの場合、LAVIE Note NEXTだけでもトータル9種類もの製品が存在する形となる。しかし国産ブランドLaVieでは、全てのカラーや製品に型番がきちんと付けられているため、海外メーカーのBTOパソコンと異なり、情報収集や比較検討は非常に行いやすい特徴があると言えるだろう。
モバイルパソコン
ノングレア液晶やタッチパネルといったビジネスシーンに活躍する機能の充実したモバイルパソコンでは、LAVIE Hybrid ZERO 13.3型ワイドとLAVIE Note Mobile11.6型ワイドという2製品が販売されている。上位モデルとなるLAVIE Hybrid ZEROについては、やはり前述のノートパソコンと同じように1カラーにつき3種類の型番・品番が存在している。こうした形でコンパクトなモバイルパソコンでもCPUやSSD、メモリなどを選べるLaVieは、自分の目的に合った商品と出逢いやすいブランドと位置づけて良いだろう。
タブレット
CPUやSSD、メモリといった部分のカスタムメイドのないタブレットについては、OS・ディスプレイの大きさ・統合アプリ（Office）の有無によって下記4種類の製品が用意されている。
- TE510/HAW：10.1型ワイドLED IPS液晶、ホワイト、メモリ3GB、Office mobole
- TE508/HAW：8型ワイドLED IPS液晶、ホワイト、メモリ2GB、Office mobole
- TE507/FAW：7型ワイドLED IPS液晶、ホワイト、メモリ2GB
- TS508/FAM：8型ワイドLED IPS液晶、グレー、メモリ3GB
こうした形でLaVieシリーズ全製品を見ていくと、このブランドの型番・品番をチェックしただけでは製品仕様まではわからない実態に気付かされる。しかし型番や製品名がわかっていれば、他メーカーのノートパソコンやタブレットとの比較検討もしやすくなるため、このブランドに関心を持っているなら商品情報収集の第一ステップとして型番・品番を確認しておくのが理想と言えるだろう。
LaVieの品番・型番を調べるメリット
パソコンの売買に関わる情報をネット検索できる今の時代は、型番・品番が調査の鍵になる項目と考えられている。また品番や製品名がわかれば、LaVieの製造販売を行うメーカーや中古パソコン専門店などへの問い合わせもしやすくなると言えそうだ。
もし高価買取を狙う上で欠かせない多くのショップにメールや電話をする作業が面倒な場合は、複数社に一括査定の依頼ができる当サイト・ヒカカク！も活用してみて欲しい。
