一眼レフカメラを持っている人にとって、レンズの扱いは最も慎重にすることが多いだろう。指紋はもちろんのこと、雨の日では水滴や、静電気が発生することによる埃の吸いつきなど、心配事が絶えないのがレンズというものだ。
今回はそんなデリケートな存在である一眼レフのレンズを守ってくれるMARUMI レンズフィルターの買取相場や査定情報、またちょっとしたカメラのレンズにまつわる情報を紹介する。
一眼レフからコンパクトデジタルカメラに移行した人や、最近ではスマートフォンのカメラもライカ製のレンズを使っていたりするので、一眼レフの売却にともない、こうした小物がいらなくなることもあるだろう。是非こちらの記事を参考にして、財布に余裕を持った状態で新たなカメラを手にしてほしい。
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MARUMI レンズフィルターの開発元
MARUMI レンズフィルターを開発したマルミ光機は長野県に工場を構えている。月に10万枚のフィルターを生産しており、この地域は諏訪・辰野エリアとして光学機器や精密機器メーカーが集まる工業地域だ。
精密機器産業にとって、洗浄などに使う水の水質は高いほどいい。同社の製品はレンズフィルターで国内唯一の純国産をアピールしている。
これは関係会社との連絡を密にとれることや、製品の作り込みや仕様の打ち合わせがしやすく、品質管理などのポイントも共有しやすい点がマルミ光機のこだわりとして現れている。
レンズ保護としてのフィルター
前述した通り、一眼レフのカメラの大敵はレンズにつく皮脂や埃だ。MARUMI レンズフィルターなら帯電防止コーディングや撥水コーティング、防汚コーティング、さらにUVカットでCMOSセンサーへのダメージを防いでくれる効果もある。
対応している機種はAmazonで販売されているMARUMI レンズフィルターならキヤノン、ニコン、ソニー、タムロン、シグマなど様々なカメラに対応している。
形状は丸形でサイズは直径37~95ミリだ。以下にMARUMI レンズフィルターに施されたコーティングの効果を一つずつ紹介する。
- ・帯電防止コーディング:静電気を帯びにくくすることで、微細な塵や埃の付着を防止する
- ・撥水コーティング:水滴が付着しても、弾き飛ばす効果がある
- ・防汚コーティング:素手でレンズに触れてしまっても、汚れや指紋が付きにくく、また簡単に拭き取れるようになっている
フレア・ゴーストに強い
MARUMI レンズフィルターの特徴の一つにフレア・ゴーストに強いというものがある。フレア・ゴーストとは逆光や半逆光などの光源が強い環境で撮影した場合、写真全体が白っぽくなったり光の輪や玉状の物が写真に写り込む現象だ。
フレアを起こした写真はシャープさを失い柔らかい雰囲気になる。もちろんこの現象を活かした写真も多々あるが、基本的に防いでおきたい現象ではある。
またゴーストとは前述のとおり、レンズ内で反射した光が玉状の形状になって写真に写り込む現象だ。これは画像編集ソフトでもレタッチなどで除去しづらい。フレアにしてもゴーストにしても、防いでおいて正解なのは間違いない。
レンズの性能とフレア・ゴーストの関係
レンズの表面には光を反射しないようにコーティングが施されている。高級なレンズほど、反射率が抑えられ、フレアやゴーストが起こりにくくなっている。例えばニコンならレンズにナノクリスタルコートが施されており、フレアやゴーストが起こりにくいとされている。しかしこれも絶対に防ぎきれるというわけではない。あくまで発生しにくくなるという程度のものだ。
レンズフィルターの性能とフレア・ゴーストの関係
フィルターも光を反射するのでフレア・ゴーストを引き起こす一因となるが、無駄な反射をしない透過率のいいフィルターならばフレア・ゴーストが起こりにくい。
MARUMI レンズフィルターの反射率は0.3%ほどだが、これは超低反射フィルターのカテゴリに入るほどの高性能フィルターだ。レンズフィルターにはMARUMI レンズフィルター以外にもいくつか種類はあるが、ほとんどの実売価格は同じ水準だ。
レンズフィルターがフレアやゴーストが起こる原因にも
レンズフィルターもガラスでできており、装着した状態では二枚のガラスを通して写真を撮ることになる。しかしこの二枚目のガラス、つまりフィルターが原因となりフレアやゴーストが起こる原因になっている場合もある。
前述した通り、MARUMI レンズフィルターの反射率は0.3%だが、それはつまり低い確率でもフレアやゴーストが起こることを意味しているので、レンズの性能を最大限発揮するのであればフィルターは外して撮影した方がいい場合もある。
MARUMI レンズフィルターのバリエーション
MARUMI レンズフィルターはレンズを守るだけでなく、色彩を豊かにしたり、キラキラとした効果を演出するエフェクトの役割を持ったものも存在する。以下にそれぞれのフィルターと効果を紹介する。取りたい写真は意外とレンズフィルターで撮影することができるようになるかもしれない。
色彩を豊かにする偏光フィルター
風景写真において、青空と白い雲のコントラストが非常にはっきりしている写真はまず偏光フィルターを使っている。普通のフィルターやフィルター無しでとった写真の場合、出来上がった写真の色が実際とは違うように感じることがある。
偏光フィルターは二重構造になっており、前枠が回転するようになっていて指で回すと徐々に効果が加わるようになっている。ファインダーを見ながら実際に目で見た印象と最も近い効果が得られるのが偏光フィルターの特徴だ。
また偏光フィルターは表面反射を抑えることもでき、たとえば水面の反射を取り去ったり、ガラスの反射も抑えることができる。風景写真にとどまらない効果を持っているのが偏光フィルターだ。
キラキラとした写真が撮れるクロスフィルター
よくイルミネーションの写真などで、特に強く光っている部分が星の光のように強調されている写真を見たことがある人は多いだろう。実はそういった写真はレンズフィルターにより実現されている。
光の強い部分の光源がクロスしているように光る写真を撮れるフィルターをクロスフィルターと呼ぶ。このクロスした光源を光条と呼ぶが、MARUMI レンズフィルターのラインナップにクロスフィルターもあり、さらに偏光フィルター同様、回転枠が付いており、指で調節することによって光条の位置を自由に変更させることもできる。
もちろんこのフィルターもゴーストやフレアへの対策はしっかりしており、安心して夜景を撮ることができる。冬場など、イルミネーションがきれいな季節に役立つフィルターといっていいだろう。
接写にうってつけのマクロフィルター
MARUMI レンズフィルターにはレンズに装着するだけで、被写体近づいて大きく映せるマクロフィルターというものもある。マクロレンズを持っていなくても、このフィルターを使えばレンズの最短撮影距離が短くなり、草花や小物など、小さなものが映える写真を撮ることができる。
MARUMI レンズフィルターのそれぞれの相場
MARUMI レンズフィルターはAmazonなどの大手サイトで購入することができる。ただし、レンズの口径により価格にかなりばらつきがある。例えば直径37ミリのフィルターなら2019年5月現在3,654円だが、もっとも口径の大きい95ミリになると12,400円になる。
手持ちの一眼レフカメラのレンズの口径を調べてから買わないと、買ったはいいがサイズが合わないということもあるので要注意だ。
MARUMI レンズフィルターの買取価格
MARUMI レンズフィルターの買取価格は200円から2,900円ほどの買取価格だ。もちろん箱や付属品が揃っているのが前提条件だが、あまり高値で売れるものではない。
MARUMI レンズフィルターのオークションの値段
MARUMI レンズフィルターのヤフーオークションでの出品価格は2,100円から1,300円と非常に低い価格水準になっており、即決価格も開始価格が2,100円のものなら2,100円と設定されており、低めの価格設定になっている。
MARUMI レンズフィルターのフリーマーケットの値段
メルカリにてMARUMI レンズフィルターも多数出品されているが、こちらもオークション同様、2,300円や2,100円など手の届きやすい値段で出品されている。
MARUMI レンズフィルターを買取に出すときのコツ
ネットオークションの買取について
MARUMI レンズフィルターをネットオークションで出品する場合は、それほど高値がつかないという前提で価格設定をする必要があるだろう。もしくは、即決値段とオークション開始値段を同額にするのも一つの手だ。
使い古したフィルターなら問題だが、もともと大切に扱うものなので、付属品や箱などが完品の状態ならオークションの開始値段が即決価格でも出品者評価を下げられる心配はないだろう。
ネットフリマでの買取について
こちらもオークション同様、高値を期待して出品するものではないので、中古価格の相場をよく調べたうえで出品してみよう。前述したように2,300円や2,100円など手の届きやすい値段で出品されているので、その価格帯を参考に値段を付ければトラブルに巻き込まれることもないだろう。
複数のフィルターを持っている場合はまとめて出品することで少し高めに値段設定しても購入してくれる人はいるかもしれない。
おすすめの買取業者の紹介
まず箱や付属品の欠品がある時点で大幅減額されるといっていいのが家電機器製品なので、箱や説明書、また保証書なども大事に取っておく必要がある。買取に出す場合は前述の相場を理解したうえで、本当に売りに出す必要があるのかどうかも含めて検討しよう。後継のカメラの購入資金に充てる金額になれば、買取に出す価値が出てくるはずだ。
レンズフィルター買取NET
レンズフィルター買取NETは埼玉県に店舗を構える、家電や住宅設備、楽器や工具、カー用品、オーディオ機器、厨房機器、カメラ、業務用製品、農耕機、自転車まで買取ってくれる。捨てるのはもったいなくても、どこに買取に出せばいいのかわからないときに頼れる買取業者だ。
また大量の在庫を持っている法人の在庫一括買取にも対応しており、訳あり品や型落ち品なども買取ってくれる。
買取方法は宅配買取、持ち込み買取、出張買取に対応している。買取に関して手数料などは一切かからないところも魅力の一つだ。
宅配買取
レンズフィルター買取NETのお問い合わせフォームから買取を依頼する。レンズフィルター買取NETは過剰な個人情報を収集しないというセールスポイントがあり、なんと匿名で問い合わせができる。査定は最短当日に行ってくれるうえ、1営業日以内にメールにて査定結果が届くようになっている。
査定結果に納得すれば、レンズフィルター買取NETから買取申込書に関するメールが届き、振込先などの簡単な記入内容のメールが送信されてくる。あとは指定した日時に宅配業者が送料無料で引き取ってくれる。その際に梱包は必要ない。商品が到着して検品が完了すれば振込手数料無料で翌日、または1週間程度で入金される。
持ち込み買取
こちらは非常に簡単な買取方法だ。レンズフィルター買取NETのお問い合わせフォームから買取を依頼するところまでは宅配買取と同じだが、あとは店舗に持ち込み、査定され、査定結果に納得すればそのまま現金で支払ってくれる。
出張買取
こちらも非常にシンプルな買取方法だ。レンズフィルター買取NETのお問い合わせフォームから買取を依頼するのも前述の通り同じだが、査定員の自宅への訪問日を決めれば、あとは査定員に商品を査定してもらい、納得の額ならばその場で支払いをしてもらえる。もちろん手数料はレンズフィルター買取NETが負担する。
まとめ
MARUMI レンズフィルターの買取相場と査定情報、またフィルターに関する写真への効果を紹介した。一眼レフは今でも憧れる人は多いうえに、趣味としてどんどん掘り下げられるのも醍醐味だ。レンズフィルター一つといえど、使うか使わないかによって写真の写りに非常に影響してくるので、もしMARUMI レンズフィルターを持っていて、コンパクトデジタルカメラやスマートフォンの写真で十分という人は、ぜひオークションやネットフリマに出品したり、紹介した買取業者に査定してもらうことをおすすめする。