スマートフォンを利用するため通信会社と契約する時、NTTドコモ、au、ソフトバンクといった大手通信会社や新興のMVNOから選択することになるが、どの通信会社を選択するかは、人それぞれとなる。
例えば、利用料金が安い通信会社を選択する人、大容量の通信容量を使用できる通信会社を選択する人、サポートのために近くのショップがある通信会社を選択する人、といった感じに、様々な場合がある。
このうち、利用料金が安い通信会社を選択する場合であるが、現在であれば、契約先としてMVNOを選択する人が多いかもしれない。
MVNOは、大手通信会社より通信回線を借りて通信サービスを提供している通信会社で、建設や維持に多額の費用がかかる通信回線を持たない代わりに、その分の費用を利用料金の引き下げに回したため、大手通信会社より安い利用料金を実現しているのである。
そして、MVNOの中でも、契約するプランやサービスの内容などにより、利用料金に違いがあり、もし、より安い利用料金のMVNOとの契約を求めているのであれば、MVNOの利用料金を比較して、探す必要があるだろう。
今回は、MVNOの1つであるmineo(マイネオ)とmineoの利用料金について、他のMVNOとの比較などを記載していく。
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mineoとは
mineoとは、関西地方に本拠地を置く電力会社である関西電力の子会社のケイ・オプティコムが運営するMVNOである。
mineoは、NTTドコモの回線を利用するMVNOだけでなく、auの回線を利用するMVNOも提供しており、通信会社の中でも数少ない2つの回線を利用するMVNOであるマルチキャストMVNOとして知られている。
また、mineoは、コストパフォーマンスやサポート力など面で利用者から高く評価され、顧客満足度第1位に選ばれるなど、人気の高いMVNOでもある。
mineoの月額利用料金について
Mineoは、前述のようにNTTドコモとauの回線を利用した2つの通信サービスであるが、NTTドコモの回線を利用したドコモプランと、auの回線を利用したauプランそれぞれの利用料金は、以下のようになる(表示されている金額は税抜)。
ドコモプラン
基本データ容量 | シングルタイプ | デュアルタイプ |
---|---|---|
500MB | 700円 | 1400円 |
1GB | 800円 | 1500円 |
3GB | 900円 | 1600円 |
6GB | 1580円 | 2280円 |
10GB | 2520円 | 3220円 |
20GB | 3980円 | 4680円 |
30GB | 5900円 | 6600円 |
auプラン
基本データ容量 | シングルタイプ | デュアルタイプ |
---|---|---|
500MB | 700円 | 1310円 |
1GB | 800円 | 1410円 |
3GB | 900円 | 1510円 |
6GB | 1580円 | 2190円 |
10GB | 2520円 | 3130円 |
20GB | 3980円 | 4590円 |
30GB | 5900円 | 6510円 |
シングルプランは、データ通信のみのプラン、デュアルタイプは、データ通信と音声通話がセットになったプランである。
利用料金は、ドコモプランのデュアルプランが、auプランのデュアルプランより90円高いほかは、シングルタイプの料金は、auプラン、ドコモプランとも同額となっている。
SMSについては、ドコモプランは、シングルタイプは、利用料金+120円で、デュアルタイプは追加料金なく利用することができる。auプランは、どちらも追加料金なしでSMSを利用することができる。
サービスなどを抜きにして、単純にそれぞれの料金だけ比較すれば、シングルタイプは追加料金なしにSMSを使用することができ、デュアルタイプは90円安い、auプランの方がお得といえるかもしれない。
他の主要MVNOとの料金比較について
ドコモプランとauプランの利用料金について、それぞれNTTドコモの回線を利用している主要MVNO、auの回線を利用している主要MVNOとの利用料金について比較していく。
ドコモプラン
基本データ量500MBのプランであるが、同様のプランは、他の主要MVNOにはなく、こちらについては、mineoの独壇場といっていいだろう。
1GBプランは、主要MVNOの中ではやや高めの料金設定となっている。特に、最安値のイオンモバイル、DMMmobileは、データ通信のみのプランを480円で提供しており、それらと比べるとmineoのドコモプランの800円は、高めと感じられるかもしれない。
3GBプランは、MVNOの中でも多く契約されているプランと言われていて、主要MVNOの価格設定は似通った金額となっており、mienoのドコモプランも最安値ではないが、最安値とそれほど変わらない平均的な金額となっている。
6GBプランは、このデータ量のプランを用意しているMVNOは少ない。そのためか、利用料金設定は、主要MVNOの間で大きな違いはなく、mineoのドコモプランの料金設定も、最安値ではないものの、最安値とさほど違わない金額となっておいる。
10GBプランは、主要MVNOの中ではやや高めの料金設定となっており、このプランで最安値の料金となってるDTISIMから400円以上高いことから、単純に料金だけ比較すれば、高いと感じるかもしれない。
20GBプランは、主要MVNOの中でも最安値となっており、最も高額の価格設定のDTISIMより1,000円近く安く、10GBプランとは逆に、単純に料金だけ比較すれば、安いと感じるかもしれない。
30GBプランは、主要MVNOの中では、中間の平均的な価格設定となっている。
ドコモプランの利用料金については、プランによっては、主要MVNOの中では高めの価格設定となっている場合もあるが、主要MVNOの中では安めの価格設定となっているプランもあり、mineoを使用するのであれば、他のMVNOより有利な価格設定のプランを選択したほうがいいだろう。
そういう意味では、主要MVNOの中では最安の料金設定で、1GB当りの料金も安くコストパフォーマンスが高い、20GBプランがオススメといえるかもしれない。
auプラン
auプランは、前述のようにauの回線を利用したMVNO であるが、auの回線を利用したMVNO 自体があまり多くないので、ドコモプランほど主要MVNOの間で利用料金に差が出ることはない。
基本データ量500MBのプランは、ドコモプランと同じく主要MVNOで設定しているところはなく、mineoの独壇場となっている。
1GBプランは、auプランのほかにBIGLOBEモバイル タイプAが1GBプランを用意しているが、BIGLOBEモバイル タイプAの1GBプランにはデータ通信のみのプランはなく、シングルプランはmineoだけとなる。
デュアルプランは、auプランと1GBプランのシングルプランは、ほぼ同じ料金設定となっている。
3GBプランは、主要MVNOの中では最安値の料金設定となっているが、他のMVNOとの価格差はあまりないので、ドコモプランと同じく、このプランの価格設定は、各MVNOとも横一線となっていると考えていいだろう。
6GBプランも、3GBプランと同じく主要MVNOで料金の差はほとんどなく、auプランも最安値ではないものの、他のMVNOと同じような価格設定となっている。
10GBプランは、auプランのほかIIJmio モバイルサービス タイプAがサービスを行っているが、auプランのほうが若干安いものの、価格差はあまりなく、ほぼ同じ料金設定と言っていいだろう。
20GBプラン、30GBプランは、auプランのほかにBIGLOBEモバイル タイプAが用意しているが、どちらのプランにおいてもauプランのほうが数百円安く、auプランのほうが有利といえる。
auプランの利用料金については、全体に似たような料金設定になっており、auプランも他のMVNOより有利というわけではない。
ただ、提供しているMVNOが少ない、20GBプラン、30GBプランについては、auプランが最安値となっており、auプランを契約するのであれば、20GBプラン、30GBプランがオススメかもしれない。
まとめ
mineoと、mineoの利用料金、さらに主要MVNOとの料金の比較について記載したが、mineoは、他のMVNOより安いプランはあるものの、料金設定としては平均的と言っていいかもしれない。
ただ、MVNOの選択において利用料金の安さだけ考えると、通信速度が遅いとかサポートがダメとか、利用料金以外のサービスにおいて悪い場合もあり、利用料金の安さだけでなく、通信の品質やサービス内容などを総合的に検討し、バランスの良い料金プランのMVNOを選択した方がいいかもしれない。
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