ミュウミュウ(miu miu)は、1993年にミウッチャ・プラダによって創設されたファッションブランド。プラダとはまた違った女性的な魅力を打ち出し、特に若い女性が支持するブランドとして知られている。当然買取に出せば高値査定が期待できるブランドであり、その中でもバッグ製品は中古市場でも人気が高いだけに、積極的に買取されるアイテムの1つである。
ここでは買取に出す際に必要となる、ミュウミュウのバッグ製品の「型番」の特徴やその調べ方、さらにはモデル名との関連や命名規則などについて解説する。
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ミュウミュウのバッグ製品の型番について
製品を管理するためにつけられた製品番号のことを、型番、あるいは品番と呼ぶ。製品ごとに異なるナンバーが振られており、商品を特定するためのツールとしてよく利用されている。従って、オフィシャルサイトはもちろんのこと、中古品を扱うショッピングサイトやフリマサイトであっても、ブランド名+型番英数字で検索すれば、希望の商品を販売しているサイトがすぐに見つけられるはずである。
さらに、バッグを買取査定に出す際にも、多くの業者が商品を特定するために型番を聞いてくる。製品を特定するには、型番は便利なツールなのである。
ではまず最初に、ミュウミュウのバッグ製品の型番がどんな構造となっているのか確認し、その特徴を説明していこう。型番の特徴を覚えておけば、型番を見るだけでどの商品かわかることもあり、製品を判別する際に非常に便利だ。
ミュウミュウのバッグ製品のモデル名と型番
ひと口にミュウミュウのバッグと言っても、ハンドバッグからショルダーバッグ、バックパックなど製品の幅も商品点数も非常に多い。ここでは、その中からいくつか製品をピックアップしたうえで、その型番を検証する。ミュウミュウの型番に関しては、同ブランドの日本版公式サイトに記載の型番を参照した。
- <ハンドバッグ>
- ・ミュウ クリック(ブラック):5BA054_2AJB_F0002_V_OOO
- ・ミュウ クリック(レッド+ブラック):5BA054_2AJB_F0C9F_V_OOO
- ・ミュウ クリック(ベージュ ピンク):5BA054_2AJB_F0770_V_OOO
- ・ミュウ メガ(ブラック):5BB027_N88_F0002_V_OOO
- ・ミュウ メガ(レッド):5BB027_N88_F068Z_V_OOO
- ・ミュウ メガ(オフホワイト):5BB027_N88_F0P3K_V_OOO
- <トートバッグ>
- ・トートバッグ(カーキ/マスタードイエロー):5BG002_2AJB_F0TIR_V_OOO
- ・トートバッグ(ブラウン/アクアマリン):5BG002_2AJB_F0TGG_V_OOO
- ・トートバッグ(ブラック):5BG080_3R7_F0002_V_OOO
- ・トートバッグ(ベージュ ピンク):5BG080_3R7_F0770_V_OOO
- <ショルダーバッグ>
- ・ミュウ メガ(ブラック):5BC022_N88_F0002_V_OOO
- ・ミュウ メガ(ホワイト):5BC022_N88_F0009_V_OOO
- ・ミュウミュウ クリスタル(ブラック):5BD233_FVJ_F0002_V_OOO
- ・ミュウミュウ クリスタル(シルバー):5BD233_FVJ_F0135_V_OOO
- ・ミュウミュウ クリスタル(ライトグレー):5BD233_FVJ_F0424_V_OOO
- <バックパック>
- ・バックパック(ブラック):5BZ013_2AJB_F0DKX_V_OOO
- ・バックパック(ピンク):5BZ013_2AJB_F0615_V_OOO
- ・バックパック(ゴールド):5BZ015_N88_F0846_V_OOO
- ・バックパック(ベージュピンク):5BZ015_N88_F0770_V_OOO
ミュウミュウのバッグ製品の型番の最大の特徴は、当然ながらプラダと同じということ。プラダの型番は、アンダーバーも含めるとトータルで22ケタ、あるいは23ケタある長い型番であり、全体をアンダーバーによって5つのユニットに分け、冒頭は6ケタ、2ユニット目が3ケタか4ケタ、3ユニット目が5ケタ、4ユニット目が1文字、5ユニット目が3ケタという構成だが、これとまったく同様である。
異なる部分としては、プラダの型番は「1B」から始まっていたが、ミュウミュウの型番は「5B」から始まるということだろう。ちなみに4ユニット目の「V」は、プラダと同じく全型番で共通である。
ミュウミュウの型番の各ユニットが示すもの
ミュウミュウの型番は、プラダの型番とまったく同じ構成になっている。各ユニットごとの特徴も変わらないが、それも踏まえてミュウミュウ固有の情報も加えて以下にまとめた。なお型番の法則はあくまでも推測であり、例外が出てくることも考えられるので、参考程度にとどめておいていただきたい。
1ユニット目(6ケタ英数字):どの型番も「5B」で始まり、各モデル(サイズや形状)を区別するモデルナンバーと見られる。ただし「5B」は全モデルで共通なので、厳密にいえば、「5B」の部分を抜かした1ユニット目の末尾4ケタの英数字こそがモデルナンバーとみなすこともできる。
2ユニット目(3もしくは4ケタ英数字):素材とその加工法を示したコードと思われる。頻出する「2AJB」は、ゴート(山羊革)が使われているバッグであることを示している。
3ユニット目(5ケタ英数字):色を表すコード。ブラックを表すナンバー「F0002」はプラダで使用されるナンバーと同じ。他の色も同じコードが使用されている。
4ユニット目(1文字)と5ユニット目(3ケタ英数字):ショップによってはこの4ユニット目以降を略して記載している。4ユニット目の「V」はどのモデルでも変わらないところはプラダと同様である。やはりあまり変化が見えないため、何を示しているかは不明だ。
ミュウミュウのバッグ製品のモデル名のつけ方
ミュウミュウのバッグ製品のモデル名は、プラダ同様にシンプルだ。基本的には「ハンドバッグ」、「トートバッグ」、「ショルダーバッグ」といった一般名詞が使われている。ライン名があるシリーズモデルの場合には、ハンドバッグやショルダーバッグのカテゴリーに関わらず、「ミュウ メガ」、「ミュウミュウ クリスタル」といったライン名が使われ、統一されたデザインが施されている。
上記リストでハンドバッグとショルダーバッグの両カテゴリーに登場する「ミュウ メガ」は、同じモデル名でも大きさが異なっている。ハンドバッグの「ミュウ メガ」のモデルナンバーは「5BB027」で、ショルダーバッグのほうは「5BC022」。製品の特定のために、モデル名称とともに型番をセットでチェックしておく理由がここにある。
ミュウミュウの型番の調べ方
ミュウミュウのバッグ製品の型番は、正規販売店で購入した製品であれば、必ず購入時に渡されるギャランティーカードに記載されているはずである。ミュウミュウのギャランティーカードは最初から型番やシリアルナンバーが印刷されたカードで、これがミュウミュウの製品であることのもっとも確実な証明となる。
そして、製品の型番もこのカードを参照するのがもっとも手っ取り早い方法になる。また、ミュウミュウ公式サイトにも型番が製品ごとに記載されている。現行の販売モデルであれば、こちらでも調べることができる。そして実際の店頭では、商品タグにも型番が記載されているはず。少なくとも正規の販売店で購入した製品であれば、型番はすぐにわかるようになっている。
大切に保存しておきたいギャランティーカード
前述の「ギャランティカード」の存在は、特に買取に出す際には非常に重要だ。業者によっては、こうした証明書がない場合は買取を行わないケースもあるので、製品を証明するカードは大切に保存しておいてほしい。
一方で、並行輸入製品を扱うショップ(ブランド製品を扱うディスカウントストアなど)で購入した場合は、「ギャランティカード」はつかないことが多い。自分で所有している限り問題はないが、買取に出す際には不利な条件となってしまうケースもあることは覚えておきたい。
ギャランティカードも商品タグもない場合
ギャランティカードも商品タグもない場合、その製品の型番はどうやって調べたらよいのだろうか。1つの方策として、購入した店舗に問い合わせることによって、判明するかもしれない。また製品が本物であれば、正規販売店やオフィシャルサポートに問い合わせることで製品名称と型番がわかる可能性がある。
ただし、中古品の場合にどこまで対応してくれるかどうかはわからないので、まずは問い合わせてみるところから始めてみるしかないだろう。あるいは、買取査定に出してみるのはいかがだろうか。買取業者はブランドバッグに関しても非常に豊富な知識を有しているので、型番もわかる可能性が高い。
いずれにせよ、本物の製品であることが前提。本物である限り、何らかのサポートを利用することで型番を調べることができる可能性があると考えてよいだろう。
まとめ
バッグ製品は似たような名称、形の商品が多くなってしまうので、型番による商品の特定が欠かせないということは、文中で説明してきたとおりだ。欲しい商品がある場合には、必ずモデル名とともに型番のチェックもしておくべきだ。その際、当記事で説明した特徴を念頭に確認できると、なお覚えやすいと思われる。
また、買取査定に出す際に自分の持つ商品がどういう特徴を持つのかわからない場合にも、やはり型番がわかればネット検索をすることでその特徴がわかる。その意味で、型番が書かれたギャランティカードは失くすことのないようしっかり保管しておいてほしい。
なお、ミュウミュウのバッグ製品を買取に出す際には、以下の関連記事に高く売るためのコツや、査定に出す前に注意すべきポイントが詳しく書かれている。ぜひご一読のうえ、役立てていただきたい。