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はじめに
ここ数年で急速に普及してきた「格安SIM」。昔は、知る人ぞ知る存在であったが、ネットだけでなくテレビでCMを流すなどして知名度が上がった結果、現在では、日常生活に溶け込むほどに一般的な存在になったのである。
この格安SIMとは、日本の移動体通信の分野で大きなシェアを持つ通信会社であるNTTドコモ、au、ソフトバンクのいわゆる3大キャリアより、格安な料金で通話やデータ通信をすることができるICカードの事を指し、そして、この格安SIMを展開しているのが、3大キャリアから回線を借りて通信事業を行っているMVNO(仮想移動体通信事業者)である。
MVNOは、格安SIMの普及に合わせて参入する事業者が増えたことから、現在は数百もの事業者がMVNOとして通信サービスを展開していると言われ、今後も増えることが予想される。
事業者が多ければ、事業者間の競争が激しくなり、利用料金やサービスの面で、消費者は得をすることもあるが、各MVNOにはそれぞれ特徴があり、自分の通信環境や使用目的にあった特徴を持つMVNOを選択しないと、MVNOのメリットを享受できない可能性も出てくる。MVNOと契約の前に、各MVNOの特徴などを良く知ることが大切といえる。
そこで、今回は、MVNOの中の1つであるNifmoについて紹介していく。
Nifmoとは
Nifmoは、インターネットサービスプロバイダを展開する老舗の通信事業者であるニフティが展開するMVNOである。サービス開始は、2014年11月26日であるが、ニフティは、それ以前からNifmoとは別にデータ通信向けのMVNO事業を行っていた実績があり、MVNOの分野においても老舗といえる存在である。
Nifmoは、NTTドコモのLTEサービス「Xi(クロッシィ)」、および「FOMA」エリアに対応しており、Xiのエリア内では、下り最大375Mbps、上り最大50Mbpsという高速の通信回線を使用することが可能だ。さらに、NTTドコモの通信可能エリアは、日本のほぼ全域となっていることから、NTTドコモを利用しているNifmoも、日本のほぼ全域で通話、データ通信をすることが可能となっている。
Nifmoの特徴について
Nifmoの特徴としてまず挙げられるのは、「NifMo バリュープログラム」である。「NifMo バリュープログラム」とは、Nifmoが提携するショップサイトで買い物をしたり、Nifmoおすすめのアプリをダウンロードしたりすることで、Nifmoの利用料金が割引される、というものである。
割引率は、それぞれ異なるが、例えば提携ショップで買い物をした場合は、約0.9〜19.5%の割引を受けることができる、とされている。提携ショップは、Yahoo!ショッピングや7net、ZOZOTOWNなど大手サイトも多く、いつものお買い物でNifmoの利用料金が安くなる嬉しいサービスと言える。
また、買い物だけでなく、食事などでも、NifMo バリュープログラムから店を検索し、事前に応募しておけば、その店で食事後にアンケートを記入することで同様に利用料金の割引をうけることができる。
さらに、買い物や食事、アプリをダウンロードしなくても、NifMo バリュープログラムが展開するアンケートに答えるだけで割引を受けられることもあり、Nifmo利用者には、なくてはならないサービスといえる。
次の特徴として、NifMo が提供するアプリであるMy NifMo / NifMoコネクトをインストールすることで、全国に展開されているWi-FiスポットであるBBモバイルポイントを使用できることが挙げられる。
Wi-Fiスポット経由の通信は、データ通信量にカウントされないことから、データ通信量が少ないMVNO利用者にとってなくてはならない存在であるが、NifMoであれば、My NifMo / NifMoコネクトをインストールすることで、BBモバイルポイントを無料で使用することができる。
BBモバイルポイントは、JR主要駅、空港、ファストフード店、カフェ、ホテル、東海道新幹線(東京〜新大阪間)のN700系車内等など、全国約5,200で使用することができることから、お出かけ先でもBBモバイルポイントを使用することができるのは、NifMoの大きなメリットといえるだろう。
さらに、親会社であるニフティと連携したサービスもあり、ニフティのプロバイダサービスである@nifty光などに加入している場合は、Nifmoの月額の利用料金から200円の割引を受けることができるサービスがある。ニフティのプロバイダサービス利用者にとってはかなり有利なサービスとなるだろう(ただし「音声通話対応SIMカード スタートプラン」と「1.1GBプラン」は対象外)。
それに加え、同じくニフティのサービスである@niftyでんき利用者は、月額250円を割引を受けることができ、@niftyでんきとニフティプロバイダーの両方とも利用している場合は、合わせて月額450円もの割引を受けることができるのだ。
プロバイダや電気をすべてニフティでまとめている人には、これしかない、と言えるほどの大きな割引だろう。
割引についてはまだあり、NifmoでSIMと一緒にスマートフォンも購入すると、機器セット割が適用され、こちらも月額利用料金から200円割引される。Nifmoが扱うすべてのスマートフォンが機器セット割の対象ではないが、富士通の人気スマートフォンであるarrows M03などが機器セット割の対象となっているため、初めてスマートフォンを購入する人向けのサービスといえる。
Nifmoの月額利用料金について
Nifmoの月額利用料金について記載していく。
データ通信SIM
- 1.1Gプラン: 640円
- 3GBプラン:900円
- 7GBプラン:1,600円
- 13GBプラン:2,800円
SMS対応SIM
- 1.1Gプラン:790円
- 3GBプラン:1,050円
- 7GBプラン:1,750円
- 13GBプラン:2,950円
音声通話対応SIM
- 1.1Gプラン:1,340円
- 3GBプラン:1,600円
- 7GBプラン:2,300円
- 13GBプラン:3,500円
- (金額はすべて税別)
データ通信量などを細かく分ける料金設定が多いMVNOの中で、Nifmoは、シンプルでわかりやすい料金設定となっている。
他のMVNOの月額利用料金と比べると、Nifmoの月額利用料金は、かなり安い設定となっており、これに前述の割引を適用すれば、MVNOの中でも最安となる、といっても過言ではないほどである。
この他に、ヨドバシカメラ限定であるが、データ通信量無制限で(ただし通信速度は最大200Kbps)、音声通話がついて、月額1,180円(税別)の音声通話対応SIMカード スタートプランもある。
なお、音声通話対応SIMカード スタートプランと1.1Gプランは、前述の割引の対象外となっているので契約時に注意が必要だ。
また、Nifmoでは、1契約につき最大6枚までSIMを増やすことができる「ファミリープログラム」を選択することができる。ファミリープログラムでは、元々の契約のデータ通信量を共有できるほか、1枚につき0.5GBデータ通信容量が追加される。
ファミリープログラムを適用する場合、追加料金は必要ないが、シェアプランへの契約変更が必要となるので、ファミリープログラムを希望する場合は、シェアプランへの契約変更を忘れない方がいいだろう。なお、シェアプラン契約時の月額利用料金は、通常の月額利用料金と同額である。
Nifmoの通信速度について
Nifmoの通信速度について記載していく。
Nifmoの通信速度についてのネットの書き込みなどを見ると、通信速度は問題ない、という書き込みもあるものの、遅いという書き込みがやや目立つ印象がある。
通信速度は、同じMVNOであっても、地域や通信環境によって差がある可能性があるので、一概にNifmoの通信速度が速いもしくは遅いとは言えないが、使用を想定している場所でのNifmoの通信速度について、可能であれば事前に確認をしたほうがいいかもしれない。
また、MVNOによくある昼間の通信速度低下は、Nifmoでも発生しているようで、昼間は、快適に使用できない場合もあるようだ。Nifmoに限らずMVNOを利用する時は、時間帯によって通信速度の低下があるということを理解して、速度低下が発生した場合は、大量のデータ通信を必要とする動画の視聴やアプリのダウンロードを行わないほか、Wi-Fiスポットを活用するなど、使い方を工夫したほうがいいだろう。
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https://smama.jp/simsまとめ
Nifmoは、老舗の信事業者であるニフティが運営するMVNOで、NTTドコモの回線を利用した高速で高品質の通信サービスを全国で利用することができる。また、月額利用料金も安く、各種割引を適用すれば、業界最安の価格で利用することも可能となる。
安くMVNOを利用したい人、@nifty光などニフティのサービスに加入している人、初めてスマートフォンを購入する人などに向いているMVNOであるといえるだろう。