PhaseOne(フェーズワン)は、デンマークの光学・視聴覚機器のメーカーで1990年代の創立以来、その高度な技術はプロの写真家に絶賛され数々の賞を獲得してきた。日本でも早くから代理店が置かれ、マミヤ・デジタル・イメージングとの長年にわたる技術提携でも知られている。
その実績と認知度から買取市場では新品はもちろん、中古品にも高い人気があるメーカーだ。この記事では、PhaseOneの売却を検討している人のために買取相場や高額査定のポイントとなる情報、買取業者の選び方などについて解説する。
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買取相場は?高額査定が期待できる?
PhaseOneの買取相場を把握することは難しい。その理由は、PhaseOneが航空イメージの作成に使われるようなプロユースの機材であるため、めったに市場に出回らない希少品だからだ。
カメラのボディ(本体)は、通常ファインダーとセットで売却・販売がおこなわれるものであるため、ここでもセットの価格を調査してみたが、検索しても驚くほど情報がないことがわかる。販売も買取もほとんどひっかからないのだ。それでも目安にできる情報はある。
とある買取業者の一例
例えば、ある買取業者ではPhaseOne XFのボディとファインダーのセットに対し、買取価格は255,793円となっている。ただしこれはあくまで目安であり、ものの状態や条件によっては、さらに高額の査定もありえるのだ。
販売業者の販売価格からの予測
一方、販売業者では同じセットの美品が599,814円で販売されているのを見つけることができた。この販売業者では最低ランクのジャンク品から新品同様のものまで、7段階に分けて商品の評価をおこなっているのだが、このXFのセットは上から3番目のAランクである。Aランクとは、前の所有者に大切に扱われており、中古品であってもほぼ使用感のない美品ということだ。
もちろん、販売業者の価格は買取価格に儲け分を上乗せしたものだが、仮に販売価格の2/3程度と考えると買取価格は400,000円ほどになる。つまり、PhaseOne XFのボディとファインダーのセットを買取に出した場合、その価格は250,000~400,000円前後と考えることができる。
高額査定が期待できる理由
PhaseOneには多くの機種が存在するため、すべての買取価格にあてはめることはできないが参考価格として覚えておいてほしい。需要に対して、常に供給が不足しているPhaseOneは、総じて高額査定が期待できるカメラである。
査定前に状態のチェックとお手入れを
高額査定を実現するための最も大切なポイントは、新品の状態に近いものであることだ。査定の前にPhaseOneの状態を念入りに確認しておこう。
ボディとファインダーのチェック
傷や細かなスレ、欠けた部分がないか、目盛りなどの表示はきちんと読めるか、ファインダーの取り付け部分、アクセサリシューが変形していないかを確かめる。調整ダイヤルも回してみて、スムーズに動作するかどうかをチェックしよう。次にファインダーを覗いて、表示が正確かどうかを確認する。シミや異物が見えなければ、ひとまず査定に支障はない。
レンズ部分のチェック
割れやスレ、ゆがみの有無はもちろん、特に気をつけたいのは、レンズの内側についたゴミやほこりである。長い間保管されていたものは、知らない間にこうしたものが入り込んでしまっていることが多いのだ。
何より恐ろしいのはカビである。無機物であるレンズにも、保管状態によっては目に見えないほど小さなダニなどが潜り込み、その死骸が付着することによってカビがはびこる事態となってしまう。外側の汚れや曇りはともかく、内部の劣化は家庭では回復不可能でカメラが故障する原因ともなるため、普段から保管場所には気を配っておきたい。
付属品の有無を確認しよう
PhaseOneのボディのみであっても査定に出すことは可能だが、購入時にあったものがそろっているほど買取価格は高くなるのだ。付属品には、レンズキャップやストラップのほか、取扱説明書や保証書、カメラを収めていた箱や内部のパッケージなども含まれる。
査定に出す前にできるだけそろえておこう。未開封のものであれば、そのまま査定にかけるのが最も間違いのない方法だ。
査定価格をアップさせる適切なボディの手入れとは
同じ状態であっても、見た目が美しく整っているものほど、査定では有利になる。適切な手入れをおこなって査定価格のアップに繋げよう。専用のクロスが手元にあれば、それを使うのが最も良い方法だ。ボディを軽く拭いてほこりを取り、指紋を消しておく。なければ、眼鏡用のクロスなど乾いたやわらかい布を使って掃除しよう。
レンズの手入れは慣れている人がおこなう
問題はレンズである。自分でも長年カメラを扱っていて、慣れているという人なら専用のクリーニングキットを使って手入れができるが、そうでない人はレンズを傷つけてしまう可能性もあるので手を出さないほうがいい。
今までカメラに触ったことはほとんどないが、誰かから譲り受けたといった場合には、むしろそのまま査定に出すのが無難だ。あるいは、レンズの交換・修理をおこなうという方法もある。まず買取業者に目安となる買取額を問い合わせ、交換・修理費用とのバランスを検討してみよう。
査定をスムーズに進めるためのコツとは
買取業者に査定を申込む前に、PhaseOneの情報が用意されていれば、より交渉をスムーズに進めることができる。
形式番号を確認する
特に、形式番号は査定価格に大きな影響を与えることになるので前もって確認しておこう。PhaseOneの形式番号は、ボディをレンズ側から見て右側に記載されている。番号一つで大きく評価が変わることもあるため、査定を依頼するときに間違って問い合わせることがないよう、特に気をつけたい部分だ。
保証期間の有無に注意
保証書が残っていても保証期間が切れていれば、次の購入者にとっては意味がない。逆に、保証期間が長く残っているPhaseOneならそれだけ安心して使うことができるため、その分査定価格はアップする。未開封のもので、直接保証書を確認できないときは、購入した年月日と店舗を調べておこう。
修理・オーバーホールの履歴は積極的に伝えよう
カメラは精密機械であるため、使っているうちにどこかしらが傷んでくるものである。大きな故障はなくても、細部の磨耗や劣化は避けられない運命なのだ。そのため、長く丁寧に使っている人は何度か細かな修理やオーバーホールをおこなうことが多い。
オーバーホールとは、専門の技術者に依頼して、カメラをパーツごとに分解し、徹底的に清掃することだ。プロによる修理やオーバーホールは、カメラを間違いなく最適な状態にする。そのため、オーバーホールをおこなったカメラは、普通の中古品よりも高い査定価格になることが少なくない。
レンズについても同様である。もしも査定にかけるPhaseOneやレンズに、修理やオーバーホールの履歴があるなら堂々と査定で伝えることだ。修理内容証明書、または修理保証所を添えれば、より履歴が確かなものになるので、あらかじめ準備しておくと良い。
良い買取業者を見分けるための注意点
PhaseOneの売却を検討している人にとって、最も気がかりなのは、どの業者が1番高価格の査定を出してくれるかということだ。ただし、価格にばかり気を取られているといい加減な業者に引っかかってしまい損害をこうむったり、騙されて元も子もなくしてしまったりということになりかねない。売却をあおる調子のいいフレーズに釣られず、以下の3点に注意して良い買取業者を見分けよう。
買取価格は相場にあったものか
多くの買取業者では、店舗でもホームページでも買取できる機種を掲示し、目安となる買取価格を記載している。誠実な業者であれば、その額は自然と相場にふさわしいものになっているものだ。しかし中には、他店と比較して極端に高い額をつけている業者も見かけられる。
こうした業者はいざ査定に出してみるといちいち細かな傷を指摘するなどして、どんどん査定価格を下げていくという方法で結果的に相場以下の価格を出してくるというのがよくあるパターンなのだ。高すぎる買取価格にはそれなりの裏があると考えよう。
宅配買取の負担額は明記されているか
宅配による査定や買取は、買取業者の店舗が近所にない人やまとまった時間が取れない人にとって非常に便利なシステムである。ここで気をつけたいのは、客が負担する料金だ。良心的な買取業者であれば、商品の発送料や買取をキャンセルしたときの返送料などを宅配システムの説明部分に明記している。
客側の負担をすべて無料としている業者もあり、そのような業者では発送の際に客が困らないようダンボールや緩衝材などがセットになった宅配キットを用意していることが多い。
即日査定、最短即日入金の業者を選ぼう
とにかくトラブルが起こりがちなのが、買取金の入金だ。
事前に電話やメールでおこなった仮査定では丁寧に対応し、納得のいく価格を出してくれたので安心してカメラを発送した。商品到着から本査定に数日かかるため、買取金の入金には1週間ほどかかると言われたので待っていたのだが数週間たっても入金がなく、ホームページを確認してみるとメンテナンス中になっている。いつ連絡がつくのかわからず、入金まで非常に心配させられた。
という体験談は決して少なくないのだ。客の身になって考えられない業者は、良い取引相手とは言えない。査定を依頼するなら、商品到着後の即日査定、買取金の最短即日入金を実行している業者を選ぼう。
おすすめの買取業者はトリオカメラ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
カメラ・レンズ買取のトリオカメラは、Webでの営業、宅配買取に特化している買取業者だ。トリオカメラの特徴は、徹底したコスト削減により、業界でもトップレベルの高価買取を実現している点にある。まず、無店舗経営にすることで不要な固定費をカット。
次に即現金化できる販売ルートを確保することで在庫期間を短縮して、保管費を削減し、大量の買取が可能としたのだ。もちろん査定はプロの目によりしっかりとおこない、相場は常にチェックして適正価格を提示してくれる。
また、トリオカメラは事前の仮査定と本査定の提示額にほぼ差がないことも自慢だ。これは形式番号だけで判断するのではなく、仮査定の段階から商品の状態を丁寧に聞き取ることで提示額のブレを最小限に抑えているからである。査定で客をぬか喜びさせないよう、正直で誠実な取引をおこなっているのだ。
トリオカメラの客に対する配慮はそれだけではない。査定商品の配送料金は、発送時はもちろんキャンセル時の返送料、宅配キットもすべて無料である。宅配システムの説明ページでは、商品を傷めない適切な梱包方法も丁寧に解説されているため、カメラの取扱いに慣れない人も安心して発送できるのだ。また、買取額の振り込み手数料も無料である。
さらに最低買取価格保証も実施している。本査定の回答は商品到着後即日~翌営業日以内、買取金の入金も最短即日とストレスを感じさせないシステムだ。PhaseOneを売却するなら、トリオカメラでの査定を検討してみよう。
まとめ
上記してきたようにフォトグラファーの中でも、高級品として位置づけられ、高い人気を誇っているPhaseOneのカメラは十分に高額買取が狙える商品と言える。そんなPhaseOneのカメラを所持していて、売却を考えている方や自宅に眠ったままという方はぜひ、1度査定に乗り出してみてはいかがだろうか。
面倒だからと価値のあるPhaseOneのカメラを眠らせたままにしてしまうのは、あまりにももったいないことだ。査定に持ち込んだり、宅配に出すのも面倒くさいと思う方は、当サイトのような簡単入力で査定ができる一括査定サイトを活用してほしい。