SIGMA (シグマ) 10-20mmはコストパフォーマンスの高さから神レンズと呼ばれ、純正カメラの広角レンズと人気を二分している。SIGMAの熱狂的なファンも多く、中古市場ではすぐに買い手がつくほど人気が高い。しかし、SIGMA 10-20mmをはじめとするカメラレンズは買取査定が厳しく、ちょっとしたことで査定額が下がる可能性もある。
今回はSIGMA 10-20mmの買取価格と査定情報をまとめ、価値を落とさず売却するポイントを紹介する。
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SIGMAとは
SIGMA 10-20mmを生産しているSIGMAは、一眼レフカメラのレンズ製造を中心に事業展開しているメーカーだ。あまり知られていないがカメラも販売している。初心者からプロまで幅広い層に愛されており、中古市場でも人気がある。
人気の理由
昭和36年創業以来続くこだわりにSIGMA人気の秘密がある。海外に工場を移すメーカーが多い中、SIGMAはMade in Japanを貫き今でも製品のほとんどを国内で製造している。写真のこまやかな描写技術に力を入れており、独創的なレンズやカメラも多い。
カメラレンズ業界をけん引する存在として、マニアから熱い支持を得ているのだ。
SIGMA 10-20mmとは
SIGMA 10-20mm(SIGMA10-20mm F3.5 EX DC HSM)は、2009年に発売されたSIGMAの定番超広角レンズだ。広大な風景や狭い室内、暗い場所での撮影など守備範囲がとても広く、ほかの超広角レンズに比べると扱いやすいと言われている。レンズが平面なので、フィルターも装着可能。
SIGMAの大人気シリーズARTに匹敵する高画質で、プロが太鼓判を押す性能ながら価格が手ごろなのも人気の理由だ。シグマ・キャノン・ニコン・ソニーAマウント・ペンタックスと対応機種も多い。
買取相場と査定情報
さっそくSIGMA 10-20mmの買取相場を見ていこう。ここでは新品販売価格・中古販売価格・買取価格・オークションやフリマアプリなどの取引価格の4種類を紹介する。それぞれの価格を比較することで買取相場が正確に把握できるだろう。
紹介する価格はどれも2019年5月21日現在のものだ。
販売価格
2009年発表当時のSIGMA 10-20mm希望価格は94,300円だったが、現在はSIGMAの正規オンラインショップで54,540円で売られている。アマゾンでの新品販売価格は38,000~104,000円。価格コムでは38,000~69,000円だった。
中古販売価格
中古のSIGMA 10-20mm販売価格は商品状態のランクによって大きく異なる。ほぼ新品だと約33,000~54,000円、美品では約30,000~55,000円と正規の新品販売価格と同等、もしくはより高値で売られていることもある。良品になると少し安くなり約25,000~48,000円、難ありの最安値は約23,000円だった。
買取価格
買取業者のアールイーによると、SIGMA 10-20mmの新品買取価格は29,000円。中古品買取となると価格が下がり、売却時の状態によって価格差が広がる。
買取価格
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対策
もっとも買取価格に幅があったのはカメラのキタムラの約5,800~12,000円。
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パソコン工房やじゃんぱら、リサイクルプロショップなどの買取業者は約12,000~18,000円の買取価格を提示している。
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対策
カメラのナニワでは約20,000円、カメラバーンは23,000円、カメラ買取専門店THEMINXでは12,000~23,000円での買取実績があるようだ。
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取引価格
オークションでの取引データ分析サイトオークファンによると、SIGMA 10-20mmの落札平均価格は約22,000円。未使用品もしくは美品が多く取引されており、説明内容が充実しているものがよく売れている。メルカリでは新品未使用品で38,000円、中古品だと10,000~36,000円にて取引が成立していた。
最高額で取引されていた36,000円のSIGMA 10-20mmは、5、6回使用した後に1年半保管されていたものだった。
査定額アップのために知っておくべきこと
SIGMA 10-20mmを買取価格を上げるために知っておくべきこととやるべきことがある。ここでは買取価格を上げる方法をこの2種類に分けて紹介する。SIGMA 10-20mmを売る前にはどちらも確認しておこう。
買取業者に依頼する
買取相場を見るとオークションなどの方が売却額は高いが、取引が成立しているものはSIGMA 10-20mm出品全体のひと握り。出品する手間をかけても売れるかはわからない。確実な現金化を望むなら買取業者に依頼するのがいいだろう。
売却すると決めたら早めに査定依頼を
買取業者に依頼すると決めたなら、なるべく早いタイミングで出すことを心がけたい。カメラのレンズは鮮度が命であり、SIGMA 10-20mmの保存状態がよくても日に日に価値が下がるからだ。さらに使わないまま放置しておくと故障や劣化がしやすくなり、査定額が大幅に下がる可能性もある。
買取業者の査定基準を把握する
買取業者は査定基準にのっとって買取価格を出すので、大まかな査定基準を把握することで売却額を予想できる。売却する前に自分が持っているレンズの状態と照らし合わせておくといいだろう。業者によって査定基準は違うので、あくまで目安として覚えてほしい。
今回はアマゾンを始めとする数店舗のランクを参考にした。
新品
未開封・保証書記入や捺印がなく、工場出荷時と同等の状態のものは新品とみなされる。一度開封したり、保証書に記入をしてしまった場合は中古未使用扱いになるので要注意。新品の買取価格の目安はおおよそ定価の6割くらいで、購入金額とは異なる。
また、買取業者がサイトに掲載している買取価格は中古か新品か明記されていない場合が多いので、確認が必要だ。
中古未使用品(ほぼ新品)
外観は小さなスレもほぼなく色つやともにきれいで、レンズ表面に拭いた痕跡もない品物をさす。レンズのリングなどの動作もスムーズなことが重要だ。開封した未使用品もこちらに該当する。
業者によっては定価の5割ほどの価格を提示してくれるはずだ。
美品
触った感じで使用頻度が少ないとわかる品物をさす。全体的に傷などが散見されず、レンズにチリはあってもカビや曇りがない状態なら美品として扱ってもらえるだろう。付属品がすべてそろっているのも美品の条件となるので覚えておくといい。
価格は定価の3~5割ほどだ。
良品
傷やスレなど外観に使用感はあるが、レンズに傷はなく内部の汚れもあまり見られない品物は良品に該当する。また、品物の状態が良品以上であっても、箱や説明書、付属品がないと良品として扱われることもある。経年劣化はあるがきれいな状態と判断できるなら、良品とみなしてもらえるだろう。
買取価格は2~4割ほどだが、特に良品の基準は業者によって大きく異なるので買取価格も差が開く可能性がある。
可
外観や動作に問題がなくてもレンズの中にチリや汚れやくもりがあるもの、もしくは外観に傷やひびがある場合も可として査定される。買取価格を見ると良品と可の価格差はほかの基準よりも大きい。買取価格は定価の2割に届かない可能性がある。
ジャンク品
正常に作動しない、レンズに大きな傷があるなど、商品として機能しないもの・不具合がある品物はジャンク品とみなされる。業者によっては買取不可になる場合も。しかし、コレクション用や自分で修理して使うなどジャンク品にも需要はあり、ジャンク品を専門にする買取業者も存在するのでまったくお金にならない訳ではない。
価格は定価の1割つけばいい方だろう。
買取業者の特徴を把握する
より高く売りたいなら、買取業者の特徴を把握することも重要だ。買取業者によって目利きや利益の出し方は異なり、その特徴が買取価格に反映される。例えば、中古レンズの販売もおこなう業者は買い取った品をすぐに売れるため査定額が高い傾向にある。
ほかにも下取として商品を受け取ることで高値をつけてくれる業者もあれば、ジャンク品に強い業者もある。買取業者の特徴を把握しSIGMA 10-20mmをより高く買ってくれる業者を見つけることで、想像以上に高く売却できるだろう。
高価売却を目指すなら買取より下取
買取業者の中には、買取ではなく下取に出すだけで査定額をアップしてくれるところもある。下取とは、新品の代金を一部を割り引く目的で品物を引き取ること。もし、新しいカメラやレンズの購入を検討しているなら、下取も選択肢に入れてほしい。
査定額アップのためにやっておきたいこと
査定額アップのためにやるべきことは、主にSIGMA 10-20mmの保存状態をよくすることだ。買取業者は、まずSIGMA 10-20mmの状態を見て査定額をつけるので、品物をできる限りいい状態で売ることが重要である。そのほかの査定額がアップする方法も紹介するので参考にしてほしい。
商品はきれいな状態で保存する
査定基準にもあるとおり、買取価格は保存状態が命である。汚れも査定対象なので、売る前に掃除をするだけで査定額がアップする可能性もある。SIGMA 10-20mmは精密機器なので正しい方法で掃除しよう。
売却を決めたら保管方法にも気を使うといい。
SIGMA 10-20mmの手入れ方法
SIGMA 10-20mmなどのカメラレンズは外で使われる機会が多いため、ホコリやチリなどの汚れがつきやすい。ブロアーでゴミを取り除いたら、クリーニングペーパーで汚れをしっかり拭きとろう。特にふちの周りや前玉は汚れが溜まりやすく、ここが汚れていると査定額が下がることもあるので入念に確認することをおすすめする。
また、査定時には拭き痕も減額対象となる。拭き掃除をしたあとはレンズペンでの仕上げもお忘れなく。詳しい手入れ方法はYouTubeなどでも紹介されているのでぜひ確認してほしい。
SIGMA 10-20mmの保管方法
SIGMA 10-20mmレンズの内部にカビがあると大きく減額される。売るまでの保管方法も査定額アップの大きなポイントだ。ドライボックス(防湿庫)があるならドライボックスで保管し、ドライボックスがない場合は風通しのいい部屋でほこりをかぶらないように保管するといいだろう。
正規店舗に修理に出す時は要注意
自分では取りきれない汚れがあるなら、SIGMAの正規修理に出すのもひとつの手だ。状態がよくなる分買取価格も上がる可能性もあるが、場合によっては売却しても利益がほとんど出ない可能性があるので気をつけてほしい。SIGMAの修理料金は分解しない軽度なものなら約6,500円。
分解する修理になると1万円は平気で飛んでいってしまう。修理に出すならSIGMA 10-20mmの状態と予想査定額と相談してからにしよう。
付属品をそろえる
購入したときの状態により近い方が高く買い取ってもらえる。ケースや花形フード、箱もしっかりそろえよう。また、付属品の有無だけでなく、保証書や付属品の状態も査定対象となる。
売却する前はSIGMA 10-20mm本体だけではなく、付属品の状態も確認しておくのが鉄則だ。
まとめて売る
SIGMA10-20mmを単品で買取業者に売却するより、複数まとめて出す方が査定額が高くなる。それは一度に複数査定することで、業者側の手間とコストが減るからだ。SIGMA 10-20mmレンズのほかに売却するものがないか確認し、売り残しがないようにしよう。
おすすめの買取業者
買取相場や買取価格を上げる方法を踏まえ、SIGMA 10-20mm買取におすすめの業者を4つ紹介する。ここは高価買取を狙えるので、見積もりだけでも依頼するといいだろう。どこも査定は無料なのでぜひ試してほしい。
カメラのキタムラ
買取価格
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手数料
許可番号
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ウイルス
対策
写真用品店として有名な大手であるカメラのキタムラは、高額で買取や下取もおこなっている業者だ。キタムラ保証期間中なら査定価格を10%上乗せする、買取強化指定アイテムを直送買取してくれたら上限価格で買取する(トクトク買取サービス)などさまざまなサービスを実施している。買取方法は、店頭買取・直送買取・出張買取の3タイプから選べる。
カメラ買取専門店THEMINX
買取価格
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ポリシー
ウイルス
対策
買取価格にこだわるならネットでのカメラ買取専門店THEMINXがおすすめだ。実店舗を持っておらず大幅に削減した経費を査定額に上乗せしている。全体的に買取価格が高い傾向にあり、買取事例でもSIGMA 10-20mmの査定額はほかの業者より高かった。
買取方法は配送買取だけだが、送った商品を丁寧に扱い、キャンセルしたときも丁寧に梱包してくれるから安心だ。ほかにもサイトが見やすくコールセンターの受付が丁寧で満足度も高い。
MapCamera
買取価格
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手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
より早く売却したい人やSIGMA 10-20mmの状態がよくない人にはMapCameraをおすすめする。MapCamera最大の特徴は定額買取(ワンプライス買取)をおこなっているところ。通常、査定額は品物の状態を見て減点方法で決定するが、MapCameraは商品の査定額を事前に設定し傷や汚れがあってもその価格で買い取っている。
買取価格がすでに決まっているため査定も時間はかからず、最短3分で査定結果がわかるのも魅力だ。ほかにも下取交換や買取リピーター制度など、面白い取り組みをおこなっている。買取方法は店頭買取・クイック、スムーズに種類選べる発送買取・下取交換・先取交換など多岐にわたる。
カメラのナニワ
買取価格
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手数料
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ウイルス
対策
レンズを初めて売却するならカメラのナニワにも査定を出そう。長年のノウハウと実績を活かし、50年以上の古いカメラなどどんなカメラでも真摯に査定をしてくれると高い評価を得ている。宅配買取も店頭買取と同じスタッフが査定してくれるから安心だ。
買取方法は店頭買取・出張買取・宅配買取の3種類となっている。
まとめ
SIGMA 10-20mmは買取市場でも人気のある商品だが、カメラレンズの精密さや繊細さから高く売却するのが難しい一面もある。SIGMA 10-20mmは事前にお手入れしてから買取業者に出すのは必須。事前にきれいにしておけば査定士の印象も良くなり、相場以上の買取価格をつけてもらえることもあるだろう。
この記事を参考に大切なレンズを気持ちよく売却できることを願っている。