ウイスキーには蒸留所直販と蒸留所のウイスキーを買取ボトリングして販売するボトラーズメーカーの2つが存在する。ボトラーズメーカーの中で世界の各地のウイスキー樽を買取ってボトリングするSMWSという団体がある。SMWSが提供するウイスキーは確かな舌を持つメンバーが認めたものしか提供されないため品質は高い評価を受けている。
このSMWSがボトリングするウイスキーの中に日本を代表する秩父蒸留所の1本が存在する。それがSMWS 130.3 秩父6年である。本記事では、SMWS 130.3 秩父6年の買取相場・査定情報についてご紹介する。
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SMWS 130.3 秩父6年について
SMWSはThe Scotch Malt Whisky Society(ザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティ)という会員制のボトラーズメーカのことだ。SMWSが秩父の蒸留所で熟成された樽を購入しボトリングした1本が、SMWS 130.3 秩父6年である。ではSMWSとはどんなボトラーズメーカーなのか、SMWS 130.3 秩父6年の中身はどんなウイスキーなのかをご説明しよう。
基本情報
SMWS 130.3 秩父6年の基本情報をご紹介する。
- ・発売日:2018.11.19
- ・蒸留年:2011.12
- ・熟成年数:6年
- ・カスク:バーボンバレル/ピノ・ノワールカスク
- ・ボトリング本数:200本
- ・アルコール度数:59.6%
- ・容量:700ml
- ・蒸留所:秩父蒸留所
カスクはバーボンバレルで3年熟成後にピノ・ノワールという赤ワインのカスクで仕上げたものだ。
SMWSによるテイスティングノートは以下の通りだ。
BAMBOO WOOD AND CHERRY BLOSSOM / 竹林と桜
[ノーズ]赤ワイン、コーラのグミ、チェリー味のキャンディ、赤スグリ、チョコレートオレンジ、そして磨き上げられた家具。
[パレット] シェリー、甘いロゼワイン、トニックワイン、グラッパ、煮たリンゴ、チェリーパイ、ココナッツ、そして咳止めシロップのニュアンス。さらに、竹木や桜のようで、蜂蜜がけのトーストと熟したイチジクの味わい。スパイシーで香り高いフィニッシュ。熟成による非常に複雑な味わいに仕上がっている。
SMWSとは
SMWSはThe Scotch Malt Whisky Societyの頭文字を取ったもので、1983年に創立された会員制度のボトラーズメーカーである。創立当時ではブレンデットウイスキーが主流だったが、ブレンドは一切していない。樽そのままの味わいを楽しみたいというメンバーの強い想いからシングルモルト・樽出し(加水なし)・ノン・チルフィルター(冷却濾過なし)をモットーとしている。
さらにラベルにはボトリング年やアルコール度数などは載っているものの、蒸留所の名前は載っておらず、コード番号が記載されているのみである。これは蒸留所を記載することによって先入観が生まれて、ウイスキーそのものの味が楽しめなくなることを恐れ、あえてこのような扱いをしている。
会員制であるSMWSのウイスキーは、会員になると詳しいテイスティングコメントが載った新しいウイスキーを毎月購入することが可能だ。入会は10,000円(年会費)から可能だ。入会に加えお試しボトルがついているセットなどもあり、ここでしか手に入らない厳選されたウイスキーを購入できることから全世界で3万人を超える会員が入会している。
もし会員でないが、SMWSのウイスキーを楽しみたい方はパートナーバーに訪れてみるといいだろう。北海道から福岡県まで全国各地にパートナーバーがあり、SMWSが厳選した1本を味わうことができる。
SMWS 130.3 秩父6年 中身はイチローズモルト
SMWS130.3秩父6年の中身は日本を代表する、高級ウイスキーイチローズモルトである。イチローズモルトは、日本のウイスキー界のパイオニア肥土伊知郎が創業した秩父蒸留所のウイスキーだ。
肥土伊知郎は、2004年ベンチャーウイスキー社を2004年に創業し、2007年に秩父蒸留所を設立する。長年SUNTORYとニッカが占めていたウイスキー市場に、わずか12年という短い期間で新しい風を巻き起こし日本のみならず世界中にその名を轟かせている。
イチローズモルトの特徴とその価値
イチローズモルトの世界からの評価も高く、世界中で発刊されているウイスキーマガジンではジャパニーズモルトの中で最高のゴールドアワードを獲得するなど、ジャパニーズウイスキーの中で今最も注目されている。では、なぜ設立間もない秩父蒸留所のイチローズモルトがここまでウイスキー愛好家から高い評価を得ているのか、その理由をご説明しよう。
秩父蒸留所は2007年設立のため、2019年現在でも12年ものが最長である。しかし、熟成年数が短いイチローズモルトの味わいは長期熟成ものと比べても遜色ない。その理由は2つある。1つはモロミを発酵させる発酵槽にもミズナラを使用しており、ミズナラの熟成がより進みやすい工夫がなされていること。
もう1つは、秩父の環境だ。秩父は盆地のため夏は酷暑で冬は極寒になる。この温度差によりミズナラ樽が膨張と収縮を繰り返し、よりウイスキーの熟成が進みやすくなる。そして秩父蒸留所のウイスキー造りは、高い割合で熱意のある若いメンバーによる丁寧な手作業でおこなわれており、それもイチローズモルトという魅力あるウイスキーが生まれた理由である。
SMWS 130.3 秩父6年の買取相場・査定情報
では、SMWS 130.3 秩父6年の買取相場・査定情報についてご紹介する。これらの買取相場や販売価格から予測すると買取店での査定額は75,000~100,000円。オークションやフリマサイトでの価格は120,000~150,000円程度の相場になるだろう。
ここで注意してほしいのは、いずれも新品未開封の状態での価格であることだ。状態が悪いものは紹介した価格より下がってしまうのでご了承願いたい。ではそれぞれの査定額と販売価格を見ていこう。
大黒屋の査定額
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
全国に店舗を構える買取大手大黒屋のSMWS 130.3 秩父6年の買取相場は75,000円(2019年7月5日現在)だ。お酒の買取店での査定額ではこちらの価格が基準になる。この価格を元に他の買取店で見積もりをしてもらうと、この価格以上の査定額も期待できるだろう。
このような競争原理もあり、価格はある程度交渉が可能であるので査定をおこなう場合は複数社で見積もりすることをオススメする。当サイトのヒカカクでは、最大20社まで同時査定が可能なので是非利用してみてほしい。
ラクマでの販売価格は138,000円
楽天が手がけるフリマサイト、ラクマでのSMWS 130.3 秩父6年の販売価格は138,000円。フリマサイトでは消費者同士でのやり取りができるため、価格が高くなる傾向にある。もし高値での売却を希望しているのであれば、フリマアプリを使用するのもひとつの手だろう。
ヤフオクでの落札価格は150,000円
日本最大のオークションサイト、ヤフオクの落札価格は150,000円。ヤフオクでもラクマと同様に消費者同士のやり取りにより、高値がつく傾向にある。
現在216,000円で出品されているものがあるが落札はされていないため、今後出品すれば130,000円~150,000円程度で落札されると予想される。これらの買取相場や販売価格から自分に合った買取方法を探してみてほしい。
SMWS 130.3 秩父6年の高値買取のポイント
ウイスキーを高値で買取してもらうためにはいくつか抑えておくべきポイントがある。ここではSMWS 130.3 秩父6年を高値買取のポイントをご紹介する。
新品でも保管状態が重要
上の項でご説明した買取相場や落札価格などは全て新品未開封であることが前提だ。そのため、開封されてしまったものは、価値は大きく下がってしまう。しかし新品であっても価値が下がってしまうことがある、それは保管状態だ。特に直射日光による紫外線と湿気によるカビをいかに防ぐかが重要になってくる。
紫外線
まず、紫外線についてであるが食品全般で直射日光を避けて保存してくださいという表記は見覚えがあるだろう。これは紫外線により食品の品質が変わってしまうため、このような表記をおこなっている。もちろんウイスキーに関しても同様のことが言える。
紫外線によってウイスキーの品質が変わってしまい澱(オリ)と言われるものが発生し、味・香りともに落ちてしまうことがある。そのため紫外線があたらないように冷暗所で保存しておく必要がある。
カビ
次にカビだ。カビは湿気の多い場所や温度変化の激しい場所に置いておくと発生しやすい。そしてカビの最も恐ろしいところは、その臭いである。ラベルなどに付着すると取ることは難しく、ウイスキーを注ぐときに入りこんでしまう可能性もある。
ウイスキーの命は香りだ。ウイスキーは飲む香水とも呼ばれ、作り手はボトルを開けたときの香り、口に含んだときに鼻に抜ける香りを非常に重要視している。この香りが保存中に発生したカビによって台無しにされてしまうので、絶対に避ける必要がある。
これら紫外線・カビを避けて保存する方法はワインセラーによる保存だ。ワインセラーは温度湿度は一定に保つことができ、直射日光も防ぐことが可能だ。ワインだけではなく、ウイスキーの保存にも是非活用してほしい。
売却タイミングが重要
もう1つ高値で売却するポイントとしては、売却タイミングである。需要と供給の関係でウイスキーの買取価格は変動する。話題性が強ければ強いほど需要は高くなり、買取価格も高くなる傾向にある。
中国や新興国の経済成長により世界中でウイスキーの需要が高まる中、さらに2019~2020年にかけて閉鎖された蒸留所が次々と復活している。ウイスキー市場は今まさに最盛期を迎えつつあると言っていい。過去のブレンデットウイスキーが主流の時代では、シングルモルトを供給する蒸留所は閉鎖に追い込まれたり、経営不振に見舞われることもあったほどだ。
さらにイチローズモルトはウイスキーマガジンではジャパニーズモルトの中で最高のゴールドアワードを2007年から5年連続、2017~2019年にも獲得するほど世界で評価が高いウイスキーだ。ウイスキー市場が盛り上がっている今が売却タイミングとして最適だと筆者は考える。
複数社で査定する
最後に重要なのは買取をおこなう際は複数社で見積もりをおこなうことだ。1社だけで見積もりを終わらせてしまうとその価格から高く売れることはない。さらに買取店によっては、強化買取をおこなっている商品もありそれ以外は数千円の価格しか付かないところもあるのだ。
SMWS 130.3 秩父6年は少なくとも75,000円の価格は期待できるウイスキーだ。できるだけ複数の買取店で見積もりをおこない、他社の買取価格を提示することでさらに高値の買取が期待できる。
当サイトのヒカカクでは最大20社に一括で買取査定をおこなうことができる。複数の買取店で査定できるので高値買取を希望しているのであれば是非利用してほしい。
SMWS 130.3 秩父6年のおすすめの買取店
ではSMWS 130.3 秩父6年のおすすめの買取店をご紹介しよう。
お酒の買取TAMAYA
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
北は北海道、南は福岡まで主要都市に営業所を持つお酒の買取TAMAYA。査定方法はオンライン・電話・LINE・FAXに対応。買取は店頭・宅配・出張買取をおこなっている。宅配の場合は送料やキャンセルも無料でおこなってくれる。
そしてお酒の買取TAMAYAの最大の特徴は、相見積もり大歓迎、最後に見積もりしてもらえれば最高額で買い取りますと公言しているところだ。また他店では買取が難しい、液漏れや蒸発してしまったお酒でも買取対象としているので、ぜひ利用してみてほしい。
お酒買取専門店ジョイラボ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
北海道、東京、愛知、大阪、福岡に店舗を持つお酒買取専門店ジョイラボ査定方法はオンライン、電話、LINE、FAX、メール、店頭とあらゆる方法に対応している。買取方法も店頭、出張、宅配買取をおこなっており、送料無料、キャンセル料無料で気軽に利用することができる。
ジョイラボの特徴は買取価格が高いことだ。他店より高く買取というより、元々買取価格が高く設定されている。HP上に一部であるが買取価格表を載せており、週ごとに最新価格に更新されているので事前に査定額の目安がわかる。SMWS 130.3 秩父6年は載っていないが、買取価格に自信を持っているジョイラボをぜひ利用してみてほしい。
まとめ
世界中のウイスキーをテイスティングし、厳選されたウイスキーを長年提供してきたSMWS。ウイスキー愛好家から信頼を得るSMWSから販売された日本を代表する秩父蒸留所のウイスキーSMWS 130.3 秩父6年は本数は200本限定ということもあり、希少価値が高い。
さらに、SMWS 130.3 秩父6年は中身がイチローズモルトということで、世界から注目を集める1本であり高値が期待できる。複数の買取査定などを利用し1円でも高値での買取をおこなってほしい。