現在では蒸留されていないグレンアルビンは、残された原酒の量も限られているため非常に希少価値の高いウイスキーだ。買取業者に査定見積もりを出してもらうと高価買取をしてもらえる可能性もある。買取業者を利用するのであれば、まずはグレンアルビンの価値を理解するようにしよう。
どのような歴史と背景を持ったウイスキーなのかを知ることで、より価値に対する理解を深め、安全に売却することができる。この記事ではグレンアルビンの歴史と特徴、買取業者を利用する際に注意したいポイント、そしておすすめの買取業者を紹介する。
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UDグレンアルビンとは
UDグレンアルビンの売却を考える前に、どういったウイスキーなのか理解を深めるようにしたい。誕生の背景や歴史を知ることで、よりUDグレンアルビンの価値を実感できることだろう。以下ではグレンアルビンを製造していたUD社とグレンアルビンの歴史、そして特徴について説明する。
UD社
UD社はユナイテッド・ディスティラリーズ社の略称だ。現在UD社はスコッチウイスキー界で世界最大規模の会社と称され、蒸留所を次々に買収していることでも知られている。特に有名なのが花と動物シリーズとレアモルトウイスキーの2つのシリーズだ。花と動物シリーズは比較的一般向けの商品であり、レアモルトウイスキーはプレミアム品のラインナップになっている。
グレンアルビンの歴史
グレンアルビンはスコットランドのインヴァネスにかつてあった蒸留所だ。現在では蒸留所は取り壊され、跡地にスーパーマーケットができている。そのため、今後再びグレンアルビンが蒸留されることはないということだ。
1846年に蒸留所は誕生した。当時廃墟となっていた醸造所を改築し、グレンアルビンの蒸留所は建設された。事業が始まった当初、経営はなかなかうまくいかず、火災にも見舞われ一時操業停止に追い込まれることもあった。その後も事業を停止し、売却しようにも買い手がつかず、グレンアルビンの蒸留所は改築され製粉所として使われることになる。
けれども1883年に再びウイスキー蒸留所として復帰する。蒸留所が新築され、再びグレンアルビンの製造が開始された。新しく生まれ変わったグレンアルビンは当時としては最新鋭の蒸留所であり、流通網を整備するために独自の線路まで備えていた。第一次世界大戦末期には一時的にウイスキーの製造を中止していたが、戦後も革新的なウイスキー製造に励んだ。
しかし1980年代のウイスキー不況を生き抜くことができず、ついに1983年に製造は停止されてしまった。製造の際に使っている水は、ネッシーで有名なネス湖からくみ取っている。他にも当時としては革新的な技術を積極的に取り入れ、ウイスキーを作ってきた蒸留所だった。
その後残った原酒はUD社がオーナーとなり、瓶詰めされ出荷されることになった。現在も残された原酒によってグレンアルビンは販売されている。原酒の量が限られているため、希少価値の高いウイスキーとなった。
グレンアルビンの特徴
非常にセクシーな味わいがあるのがグレンアルビンの特徴だ。長期間熟成されたことによるオールド感はあるものの、決して嫌味な雰囲気はない。すみれの花を思わせる可憐さもあわせ持っている。
強い麦の香りの中にかすかなピートを感じる。べっこう飴を思わせる優しい甘さもあり、さらにセクシーさを際立たせる味わいだ。
UDグレンアルビンの買取相場と種類
現在では蒸留されていないグレンアルビンは、希少価値が高いことから多くのウイスキー愛好家たちに求められている。買取業者に査定を依頼すると高価買取をしてもらえる可能性もある。自宅などにある場合は開封して飲む前に査定に出してみるのもおすすめだ。価値を理解した上で自分で飲むか売却するかを考えるのも悪いことではない。
買取相場
グレンアルビンは種類によって値段が異なってくる。熟成期間が長ければ長いほど希少価値も高くなるため、値段も高くなる傾向にある。市場では1本のボトルが10,000〜20,000円で出回っていることも珍しくない。さらに年代が古いものであれば、100,000円弱のものも存在する。
主なグレンアルビン
以下ではグレンアルビンの中のいくつかのボトルを紹介しよう。
グレンアルビン34年
濃厚なシェリーの風味を堪能できるウイスキーだ。香りにも味にもシェリーの雰囲気が満たされている。深みのある甘みと長期間熟成されたことを思わせるウッディネスがバランスよく混ざっている。
グレンアルビン21年
土っぽさのある香りとスモーキーさが鼻腔をくすぐる。煮詰めたカラメルのほろ苦さの中にかすかにスパイシーさも感じることだろう。
グレンアルビン31年
非常にコクのある香りと味がありながらスパイスの刺激も受け、はちみつレモンや洋ナシのタルトを思わせる甘みを感じる。飲み終えた後は口の中にピートの余韻が広がるウイスキーだ。
査定に出す前に準備しておきたいこと
自宅にグレンアルビンがある場合、買取業者を利用したいと考える人も多いことだろう。グレンアルビンのように現在では蒸留されていない希少価値の高いウイスキーは高価買取してもらえる可能性もある。査定に出す前に以下のことをチェックしておきたい。意識しておくことで査定額が変わることもあるだろう。
ボトルはきれいな状態にする
ウイスキーが入っているボトルはなるべくきれいな状態で査定に出すようにしよう。きれいな状態だと鑑定士からの印象もよく、より高い値段で買取ってもらえる可能性も出てくる。査定に出す前にはボトルについたほこりなどは払うようにしよう。
ウイスキーのようなアルコール度数が高いお酒が入ったボトルは瓶にカビなどが付着することもある。保管期間が長ければ長いほどカビがつくリスクは高まる。買取の際に業者のスタッフが清掃をおこなうこともあるが、どこまできれいにできるかは作業を始めてみないと分からない面もある。
あらかじめきれいな状態にした上で査定に出すことでスタッフも安心して買取れるのだ。できる範囲で構わないのでボトルについた汚れは落とすようにしよう。
付属品などはすべてそろえる
ウイスキーを査定に出す際には、購入した際についていた付属品もすべてそろえるようにしよう。ボトルだけでなく、化粧箱やリーフレット、場合によってはグラスや替え栓なども付属品に含まれる。付属品がすべてそろった状態であればより高額で買取をしてもらえるようになるだろう。
ウイスキー愛好家は決してボトルの中身のウイスキーだけが好きなのではない。そこに含まれる歴史や物語も愛しているのだ。そのためボトルの付属品などを熱心に集めているコレクターも少なくない。
特に価値あるウイスキーになると付属品にもかなりの価値が認められるのだ。そのためウイスキーを購入した際には付属品も同時に保管するようにし、大切に扱うようにしよう。
未開封の状態で査定にだす
開栓後のウイスキーは品質が一気に劣化してしまう。アルコールは空気に触れることで変質してしまうためだ。そのためどんなに価値あるウイスキーであっても、未開封の状態と開栓後では大きく価値が異なってくる。買取業者の中には開栓したウイスキーは買い取らないと決めているものもあるほどだ。
買取業者を利用するのであれば、なるべく未開封の状態で出すようにしよう。飲むために開栓してしまった後では価値が変わってしまう。自身で飲むかどうか迷っているのであれば、1度査定に出してみるのもおすすめだ。
未開封の状態であっても中身が劣化している恐れがある
ウイスキーは保管方法が悪いと未開封の状態でも中身が劣化することがある。高いアルコール度数を持ち、製造の際に高温処理がされるウイスキーは腐敗する心配もなく基本的に賞味期限も定められていない。しかしアルコール度数が高いからこそ、保管方法を誤ってしまうと劣化してしまうものでもあるのだ。
アルコールが変質してしまうと開栓していなくても中身の量が減ってしまうことがある。内容量が減少し、液面が低下したウイスキーは価値があるものだったとしても高い値段をつけてもらえないだろう。
空き瓶を買取ってもらえる場合もある
価値のあるウイスキーであれば、空き瓶を買取ってもらえる場合も存在する。上記の通り、多くのウイスキー愛好家はボトルの中身のお酒だけでなく、付属品にも注目しているためだ。ウイスキーの空き瓶のコレクターも少なくない。現在では蒸留されておらず、希少価値の高いグレンアルビンの空き瓶でも欲しいと思っている人は少なからずいる。
複数社に査定を依頼する
価値あるウイスキーの買取を依頼するときには、なるべく複数社に査定見積もりを出してもらうようにしよう。査定額は買取業者によって異なってくる。複数社を競合させ、最も高い値段で買取ってくれる業者を選んだ方がお得だ。買取業者を選ぶ際には、以下をチェックするようにしよう。
- ・ウイスキーの査定に詳しい鑑定士が在籍しているかどうか
- ・ウイスキー買取の実績があるかどうか
ウイスキーの価値をしっかりと理解し、過去に実績があることを発信している買取業者であれば安心して査定を依頼できる。
おすすめの買取業者
グレンアルビンの買取を任せられる、おすすめの買取業者を3社紹介する。複数の買取業者に査定見積もりを出してもらい、最も高く買取ってもらえる業者を利用しよう。
バイセル
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
バイセルは数多くのブランド品や切手などの買取を取り扱っている業者だ。お酒の買取にも力を入れており、安心して査定を依頼できる。CMなどでも有名なので利用者が多いのも特徴でもある。
出張買取も全国に対応している。持ち出すことが難しい価値あるウイスキーであっても、出張買取を利用すれば安全に買取ってもらえることだろう。査定にかかる費用はすべてバイセルが負担してくれるのも魅力的だ。
ファイブニーズ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
店舗数が多く、店頭買取を依頼しやすいのがファイブニーズの特徴だ。お酒の買取に特化した店でもあるため、経験豊富な鑑定士が多く在籍している。グレンアルビンなどの希少価値の高いウイスキーであっても正しく査定してもらえることだろう。以下の3つの方法で仮査定をしてもらえる。
- ・電話査定
- ・LINE査定
- ・オンライン査定
LINE査定とオンライン査定では指示された通りに写真を送るだけで査定してもらえるためとても便利だ。買取方法も以下の3つが用意されている。
- ・宅配買取
- ・店頭買取
- ・出張買取
リカーズ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
リカーズはメールやオンラインによる査定はおこなっていないが、宅配買取を利用しやすいのが魅力的な買取業者だ。依頼するとダンボールや梱包材などを自宅に届けてくれる。宅配業者が取りに来る形で発送できるため負担も少ない。
送られてきたキットに売りたいお酒を詰めるだけで買取ってもらえるのでとても便利だ。手数料などもかからないのもリカーズの特徴の1つだ。宅配買取を依頼しても、ダンボールなどの費用もかからない。
まとめ
長い歴史の中で常に革新的な技術を取り入れ、ウイスキーを製造してきたグレンアルビン。残された原酒の量も限られており、今後蒸留されることがないため、価値はどんどん上がっていくことだろう。自宅に未開封のグレンアルビンがある場合は自身で飲む前に査定に出してみるのもおすすめだ。
未開封の状態と開栓後では価値が大きく変わってしまう。価値を理解した上で飲むか売却するかを判断した方がいい。買取業者を利用する場合は複数の業者に見積もりを出してもらうとより高い値段で買取ってもらえるようになる。LINEなどで手軽に査定してもらえる業者も存在するので利用しよう。