スマートフォンを利用しているときに、高速データ通信が出来なくなる場合があるが、それは、契約で決められた高速データ通信できる通信容量の上限を超えた場合が多い。
高速データ通信が利用できる通信容量は、20GBや30GBといった大容量の通信容量ができる契約もあるが、通常であれば、2GBや3GB、多くて7GBが上限の場合が多い。
LINEやFacebook、ツイッターなどSNSを利用するのであれば、高速データ通信はそれほど必要ではないが、動画の視聴やアプリなどのコンテンツのダウンロードを行う場合は、高速データ通信は必須であり、動画の視聴やコンテンツのダウンロードを多く利用してしまうと、契約で決められた高速データ通信できる通信容量の上限を超えてしまうことになる。
もし、契約で決められた高速データ通信できる通信容量の上限を超えた場合は、動画の視聴などが快適に行えなくなるのだが、その場合、高速データ通信できる通信容量を追加することで、再び高速データ通信を利用できるようになる場合がある。
通信会社によって異なるのであるが、500MBや1GBの通信容量を追加できるもので、追加すれば、その容量だけ高速データ通信をすることができるのである。
通信容量の追加とはどのようなものか、などについて、MVNOの1つであるUQモバイルの対応について記載していく。
Money - Savings / 401(K) 2013
CONTENTS
このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
UQモバイルとは
UQモバイルは、通信会社UQコミュニケーションズが運営するMVNOである。
UQコミュニケーションズは、実は、3大キャリアの1つであるauを展開する大手通信会社KDDIの子会社であり、そのため、UQモバイルは、親会社が展開しているauの回線を利用した通信サービスを提供している。
また、UQモバイルは、通信速度の速さで知られ、時間帯によっては、他のMVNOを圧倒するほどの通信速度となるほか、他のMVNOの通信速度が落ちる昼間や夕方の時間帯であっても、比較的安定した通信速度を維持しており、通信の品質においては、他のMVNOとは一線を画する存在となっている。
UQモバイルにおける通信速度制限について
UQモバイルでは、通信速度が低速になる通信速度制限の制度がある。
通信速度制限になるパターンは以下の2つある。
- ・直近3日間の高速データ通信量が6GBを超えた場合
- ・各通信プランで定められている高速データ通信の通信容量の上限を超えた場合
直近3日間の高速データ通信量が6GBを超えた場合の通信制限は、次の日になれば、解除される場合が多いが、高速データ通信の通信容量の上限を超えた場合は、次の月にならないと制限は解除されない。
そのため、高速データ通信の通信容量の上限を超えた場合は、状況によっては、かなり長い間通信速度制限の状態となっている可能性があり、通信速度制限の解除をはやめに実施した方がいいと言える。
UQモバイルのデータチャージとは
UQモバイルのデータチャージとは、UQモバイルにおける高速データ通信の通信容量追加のことを指す。
このデータチャージを実施することで、高速データ通信の通信容量の上限を超えた場合の速度制限を解除することが可能となる。
UQモバイルは、高速データ通信で使用できるデータ容量と追加で購入することができる。価格は、100MB(税抜200円)、500MB(税抜500円)となっており、データチャージサイト(https://dc.uqmobile.jp/index)から購入できるほか、UQモバイルが展開しているアプリであるUQ mobile ポータルアプリからも購入することは可能となる。
データチャージサイトにログインするには、my UQ mobile ID と パスワードが必要となる。
データチャージされたデータ容量の有効期限は90日間であるが、データチャージされたデータ容量は翌月に繰り越すことはできない。
UQモバイルのデータチャージで注意する事
UQモバイルのデータチャージで注意する事であるが、UQモバイルのデータチャージで通信速度制限が解除されるのは、高速データ通信の通信容量の上限を超えた場合だけであり、直近3日間の高速データ通信量が6GBを超えた場合の通信速度制限は、データチャージでは解除されないので、通信速度制限になった場合、何が原因で通信速度制限になったのか、データチャージを購入する前に確認をしたほうがいいだろう。
また、UQモバイルは、高速データ通信の通信容量が余っていた場合は、翌月に繰り越すことができるが、データチャージで追加した通信容量は、翌月に繰り越すことができないので、こちらも注意したほうがいいだろう。
データチャージを購入しないためには
データチャージがあれば、高速データ通信の通信容量の上限を超えた場合でも、通信制限を解除することができるが、追加の料金を支払うのは、せっかく格安の料金のMVNOを契約した意味がなくなってしまうかもしれない。
例えば、おしゃべりプランSやぴったりプランSは、月々1,980円で利用可能であるが、データチャージ500MBを1回実施した場合、次の月の利用料金は、2,480円となり、25%も多く支払いが必要となってしまう。
そのため、できればデータチャージを購入しないようにしたいところであるが、では、どのようにすれば、高速データ通信の通信容量の上限を超えないようにできるのか。
実は、UQモバイルは、高速データ通信の通信容量を節約するために、「ターボ機能」と呼ばれる機能を用意している。
ターボ機能とは、高速データ通信のONとOFFを設定できる機能を指す。つまり、利用する用途により、高速データ通信の利用を管理すれば、高速データ通信の通信容量を節約することができ、高速データ通信の通信容量の上限を超えることがなくなることから、結果として、データチャージを購入しなくて済む、ということになる。
例えば、LINEやツイッターといったSNSや標準画質の動画の視聴であれば、高速データ通信を利用せずに低速のデータ通信でも問題なく利用が可能である場合が多い。
そのため、SNSを利用する時などは、ターボ機能により高速データ通信をOFFに設定して、高速データ通信を利用しないようにするのである。そうすることで、高速データ通信の通信容量の節約が可能となる。
高速データ通信の通信容量がすべてのプランの中で一番少ない2GBしかないおしゃべりプランSやぴったりプランSでは、何も対策を行わずに利用すると、すぐに高速データ通信の通信容量の上限となってしまう場合もあるので、このターボ機能の活用は必須といえる。
ターボ機能は、データチャージを購入するデータチャージサイトから設定の変更が可能であるほか、UQモバイルが展開しているアプリであるUQ mobile ポータルアプリからも設定の変更が可能となっている。
まとめ
UQモバイルのデータチャージについて記載したが、データチャージは、高速データ通信の通信容量の上限を超えて通信速度制限がかかった場合に、緊急避難的に解除するためのもので、本来は、データチャージを購入しないほうがいいといえる。
もし、毎月のように、また1月で何回もデータチャージを購入するようであれば、例えば、高速データ通信の通信容量が2GBのおしゃべりプランS、ぴったりプランSから、6GBのおしゃべりプランM、ぴったりプランMに契約を変更するなど、契約したデータ通信容量を増やす契約にするように、契約内容を見直した方がいいだろう。
また、逆に毎月のようにデータ通信容量を繰り越すのであれば、データ通信容量を使いきれてない事となり、データ通信容量を少なくするようにプランを変更するのもいいかもしれない。
例えば、おしゃべりプランM、ぴったりプランMを契約しているのであれば、おしゃべりプランS、ぴったりプランSに変更するなどがある。
契約するプランは、利用を続けることで、はじめて自分にぴったりなプランがわかる場合もあるので、データ通信容量は、常に確認をしたほうがいいだろう。