「デュアルOS」という言葉を知っているだろうか。簡単に言うと、1つの端末に2つのOSが組み込まれている状態のことだ。別名デュアルブート、マルチブートとも呼ばれている。以前は専用ソフトを使って、自力で端末をデュアルOSにするケースが多かった。しかし最近では、複数のメーカーがデュアルOSのタブレットを販売している。そこで今回は、デュアルOSのメリット・デメリットとおすすめのデュアルOSタブレットを5つご紹介したい。
King's Bounty: Legions on Android Tablet / Sergey Galyonkin
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デュアルOSとは
前述した通り、デュアルOSとは1つの端末に複数のOSが組み込まれている状態を指す。従来の常識では1つの端末には1つのOSが当たり前だったが、現在は1台のパソコンにMacとWindowsのOSを両方搭載することも可能なのだ。実際に使用する時は、起動のタイミングでどちらのOSを利用するか選択する。では、デュアルOSにはどのようなメリットがあるのだろうか。
デュアルOSのメリット
exploring the miScroll £120 android tablet - landfill or superstar? / philcampbell
デュアルOSのメリットは主に2つある。まず1つ目は、特定のOSでしか使えないソフトを端末のOSを切り替えるだけで使えることだ。例えば、WindowsとMacのデュアルOSにしておけば、Windows OSでしか使えないソフトもMac OSでしか使えないソフトも1台のパソコンで利用できるようになる。
2つ目のメリットは、作成したデータが他のOSで問題なく表示されるかどうかを、1台のパソコンで確かめられることだ。資料作りやクリエイティブな仕事をする方には便利かもしれない。
デュアルOSのデメリット
デュアルOSのデメリットは主に2つだ。1つ目は、再起動しなければOSを切り替えられないことだ。2台のパソコンを持ち運ぶよりは楽だが、慣れるまでは面倒くさいと感じるかもしれない。もう1つのデメリットは、端末に2つのOSのデータが入ることだ。片方のOSのトラブルがもう片方のOSに影響する可能性もゼロではない。セキュリティーソフトもそれぞれのOSに用意しておくと良いだろう。
おすすめのデュアルOSタブレット
海外では、デュアルOSがデフォルトのタブレットが多数販売されている。そこで今回はオススメのデュアルOSタブレットを5つ紹介したい。なお、デュアルOSにこだわらないという人は、以下のコラムも参考にしてみると良いだろう。
ONDA V919 3G Air Dual OS 64GB
中国のメーカーが販売している、AndroidとWindows 8.1のデュアルOSタブレット。サイズは9.7inchで、画面には高品質なIPS液晶が使われている。もちろんBluetoothも使用可能だ。
AzICHI AWOS-0701
B&Sパートナーズが販売している、Windows 8.1とAndroid 4.4のデュアルOSタブレット。サイズは7inchで、ホーム画面でタップするだけでOSを切り替えられる。
iWork 7 DualOS
中国のメーカーが発売した、Android 4.4 とWindows 8.1 with Bing32bitのデュアルOSタブレット。BluetoothやmicroSDスロットも付いている。電源を入れるタイミングでどちらのOSを利用するか選択するため、OSの切り替えが非常に簡単だ。
V89 DualOS
中国のメーカーが販売している、Android 4.4 とWindows 8.1 with Bing32bitのデュアルOSタブレット。画面のサイズは8.9inchで、3G通信も可能だ。BluetoothやSIMスロットも付いている。
X89 Air 3G デュアルブート版
台湾のメーカーが発売した、AndroidとWindows8.1のデュアルOSタブレット。Windows Officeがデフォルトで付属している。中国語になっているが、日本語に切り替えれば問題なく使えるだろう。
まとめ
今回はデュアルOSのメリットとデメリットに加え、オススメのデュアルOSタブレットを5つご紹介した。1つの端末に複数のOSが当たり前になる時代は、案外すぐにやってくるかもしれない。尚、今手持ちのiPadなどタブレットが要らなくなる場合は買取業者に売却してしまおう。