海外製SIMフリースマホを代表するZenFoneには、型番・品番の調査時に少し特殊な注意点がある。こうしたポイントをしっかり把握していると、自分の欲しい情報をスムーズに入手できる。また製品名が少し複雑なZenFoneの場合、型番・品番を使った方が自分の気になるスマホの情報を集めやすくなることだろう。
今回は、SIMフリースマホ市場の人気機種ZenFoneにおける型番の調べ方と命名規則、製品の特徴などを詳しく解説していく。
ASUS Zenfone 2 / Janitors
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Zenfoneとは？
ZenFoneは、台湾メーカーASUSによって開発されたスマホシリーズだ。ZenFoneブランドで発売中の製品は、その全てがSIMフリー端末となっている。「心に平和をもたらす、無駄のない美しさ」や「ワンランク上の贅沢」をコンセプトとするZenFoneは、日本語の「禅」からネーミングが考え出されているようだ。
SIMフリースマホって何？
ドコモ、ソフトバンク、auといったキャリア会社に縛られず、自由度の高い回線選びができるスマートフォンをSIMフリー機と呼ぶ。今話題の格安SIMとの相性も良いSIMフリースマホは、家電量販店だけでなくMVNO会社などでも販売されている。価格についてはローエンドモデルであれば新品でも20,000円以内で購入できるため、なるべくコストをかけずにスマホ利用をしたいと考える皆さんにとって、ZenFoneを中心としたSIMフリー端末のおすすめ度は非常に高いと言えそうだ。
Zenfoneにおける製品名・モデル番号・型番の違いとは？
ASUSホームページのFAQに書かれた「スマートフォンのモデル番号の確認方法に関して」という記事に目を通すと、ZenFoneには製品識別に使える情報が下記のように製品名・モデル番号・型番という3種類も存在することに気付かされる。
ZenFoneの型番やモデル番号は何に使われているの？
最後がKLもしくはMLで終わる型番は、Amazonや楽天市場といった総合通販サイトや、当サイト・ヒカカク！での商品検索にも利用できる。2や3といったシリーズの中にLaserやDeluxeといった複数モデルが存在するZenFoneの場合、自分の求める機種の情報を確実に入手するためには、製品名よりも型番を使うことがおすすめとなるだろう。これに対してスマホ本体から調査のできるモデル番号は、型番と比べて商品情報の検索に使われるケース少ない位置付けとなっている。
Zenfoneで型番・品番を調べる方法
ZenFoneのホームページでは、モデル番号と型番それぞれの確認をする方法を下記のように紹介している。
スマホ画面から型番を調べる
内部的な情報とも言えるモデル番号は、スマホ画面の設定メニューをタップした後に開かれる端末情報内から確認をすることができる。メニューなども英語表記となっているグローバルモデルの場合は、Setting→Aboutと掘り下げていった中にあるModel Numberを確認する形となるようだ。ちなみにASUSサイト内には、ZenFone2のモデル番号を調べたときの結果がASUS_Z00ADと表示された具体例が掲載されている。
外箱から型番を調べる
ZenFoneの入っていた外箱には、モデル番号と型番の両方が書かれている。たくさんのバーコードとアルファベットの並ぶZenFoneの外箱は、一般の皆さんにとって「どれが型番か？」の判断が難しい内容だ。しかし左上に書かれたアルファベットを確認してみると、ASUS_Z00SD（ZE551ML）といった形で非常にわかりやすくモデル番号と型番が並んでいることに気付かされる。
保証書・取扱説明書・レシートなどを見る
ZenFoneの型番は、保証書や領収書などにも記載されている。こうした紙資料を付属品と一緒にとっておくと、不要になったスマホを売却する時に高額査定に繋げやすくなる。またヤフオクやメルカリなどで個人売買をする際にも、期限切れであっても保証書や取扱説明書が付いていた方が落札者に対して好印象を与えられる傾向があるようだ。
《ZenFone 5》
- モデル番号：T00P
- 型番：A500KL
《ZenFone 2》
- モデル番号：Z00AD
- 型番：Z551ML
《ZenFone2 Laser》
- モデル番号：Z00ED
- 型番：ZE500KL
《ZenFone Zoom》
- モデル番号：Z00XS
- 型番：ZX551ML
《ZenFone Max》
- モデル番号：Z010DB
- 型番：ZC550KL
《ZenFone Go》
- モデル番号：X013DB
- 型番：ZB551KL
《ZenFone 2 Laser》
- モデル番号：Z011D
- 型番：ZE601KL
《ZenFone 3》
- モデル番号：Z017DA
- 型番：ZE520KL
《ZenFone 3 Deluxe》
- モデル番号：Z01FD
- 型番：ZS550KL
ZenFoneの人気シリーズの特徴 まとめ
海外製SIMフリースマホランキング1位になることも多いZenFoneには、非常に多くのモデルが存在している。特に格安スマホの需要が高まる近頃では、2016年〜2017年の間だけで10種類以上のスマートフォンが発売されているようだ。ここからは、ZenFone購入を検討している皆さんに、人気モデルの特徴を少しご紹介していきたい。
ZenFone4
「We Love Photo」をコンセプトにするZenFone4は、インスタ女子にもおすすめの商品だ。2017年9月半ばに発表されたZenFone4には、自撮り&広角撮影が可能なデュアルカメラが搭載されている。また前面のインカメラも800万画素となっており、ポートレートモードを使うとセルフィー時に背景のボケ感を楽しめる仕様のようだ。こうした形でカメラ機能の充実したZenFone4は、SNS発信の多い皆さんでも満足できるモデルとなるだろう。
ZenFone4 Pro
ZenFone4 Pro は、2017年秋時点の最上位モデルとなる。Android7.1.1が搭載されたこの機種には、スマートマイレージやアプリショートカットといった新機能も入っている。また内部ストレージについても64GBと128GBの2種類が用意されているため、クラウドなどを利用しない皆さんでも十分に自分のスマホの中に写真や音楽データなどを保存できると言えそうだ。
ZenFone3 Max
2017年1月中旬に発売されたZenFone3 Maxには、4,100mAhの大容量バッテリーを搭載されている。しかし5.2インチのコンパクトなサイズに仕上げられたこのモデルは、なるべく荷物を少なくしたいと考えるユーザの間でも注目度の高い存在となっているようだ。また人気の高い指紋認証センサーも搭載されているため、スピーディーにアンロックができるといった意味でも使い勝手の良い機種となるだろう。
ZenFone3 Ultra
ZenFone3 Ultraには、ZenFone3シリーズで最も大きな6.8インチのスクリーンが搭載されている。このモデルの特徴とも言えるオールメタルボディは、チープな質感を感じさせないデザインとして多くのユーザから高く評価されている。また一般メーカーのスマホで目立ちがちなアンテナも目立ちにくく設計されているため、どこから見ても美しいボディデザインのSIMフリースマホとして多くのメディアで話題になっていたようだ。そんなZenFone3 Ultraには、4,600mAhものバッテリーが搭載されており、約2.5時間でフル充電可能となっている。
ZenFone3 Laser
3万円台の価格で4GBものメモリを搭載するZenFone3 Laserは、コストパフォーマンスが非常に良い格安スマホだ。ZenFone3 Laserのサイトを見てみると、わずか0.03秒で被写体に合わせられるレーザーオートフォーカスや、その場で切り出したような写真が撮れるディープトレンチアイソレーションといったカメラ機能が多く掲載されている。また背面にある指紋センサーは、とても使いやすい位置に置かれているため、ZenFone3 Laserは操作性重視でスマホ選びをする皆さんにもおすすめ度の高いモデルになりそうだ。
ZenFone3 Deluxe5.7インチ / 5.5インチ
2017年2月発売のZenFone3 Deluxe5.7インチは当時、国内で最も速いAndroidスマホと言われていた。洗練されたオールメタルボディや、6GBのメモリ、TriTechオートフォーカス搭載の2,300万画素カメラといったまさにDeluxeと言える最強スペックを備えたこのモデルには、2016年と2017年のBCN AWARD SIMフリースマホ部門で2年連続受賞実績があるようだ。精巧なステップから成り立つZenFone3 Deluxe5.7インチのボディには、航空宇宙産業で用いられる特殊な合金が使われている。
ZenFone3
ZenFone3は、このシリーズのフラッグシップモデルだ。平均的なスペックを持つこのモデルは、オーソドックスなSIMフリースマホを求める皆さんにおすすめ度の高い位置付けとなる。また5.2インチと少しコンパクトな設計となっているため、手の小さな女性でもストレス無く操作可能なモデルと捉えて良いだろう。ZenFone3は、2枚のSIMカードを挿入できるデュアルスタンバイに対応している。そのため、プライベートと仕事用といった複数種類のMVNO契約をする方々からも高い評価があるようだ。
ZenFone GO
新品でも19,800円の低価格で購入できるZenFone GOは、格安スマホデビューにおすすめのエントリーモデルだ。発売から1年半近く経った2017年10月現在では、中古市場で10,000円〜15,000円ほどの相場で販売されている。人間工学に基づいた背面デザインは、右利き・左利きどちらの人でも自然かつ簡単に操作ができるように設計されている。またカメラには夜景モードや美人エフェクトといった機能があるため、ZenFone GO はInstagramなどへの投稿が多い人でも楽しめるスマホと捉えて良いだろう。
ZenFone Max
ZenFone Maxには、5,000mAhの大容量バッテリーを搭載されている。リバースチャージ機能のあるこのスマホは、2台持ちのスマートフォンやタブレット端末の充電にも利用することができる。また連続待ち受け時間は脅威の38日間となっているため、出張や旅行、アウトドアなどをする機会が多く、毎日スマホの充電ができない皆さんにも安心して使えるモデルになると言えるだろう。
ZenFone Zoom
ZenFone Zoomは、その名のとおり光学3倍ズームのできる話題のスマホだ。HOYA製品のレンズを搭載するこのモデルは、デジタルカメラ代わりに使えるスマートフォンとして多くのユーザから注目されていた。また4段相当の光学手ブレ補正や16倍の長時間露光といった機能も搭載されたZenFone Zoomは、毎日ポケットに入れているスマホで高画質な写真が撮れるといった意味でも評価の高いモデルとなっていたようだ。
ZenFone5
2014年に発売されたZenFone5も、中古スマホの買取市場では未だに3,000円〜10,000円ほどの高額査定が付いている。シンプルさが魅力となるこのモデルは当時、SIMフリースマホに挑戦する多くのユーザから注目を集める存在だった。また背面カバーには樹脂素材が使われているため、ミドルレンジ的な位置付けとは思えない高級感によって男性からの人気も高かったようだ。
まとめ
大変多くの商品が存在するASUS ZenFoneも、当ページで紹介した型番やモデル番号を使って比較検討を行えば、自分のライフスタイルに合ったシリーズと出逢いやすくなる。また製品名や型番、品番といった情報は、不要になったZenFoneの売却時にも欠かせない位置付けとなるため、将来的にスマートフォンの現金化などを考えているなら、当ページの方法を使って早めに型番の調査を行なっておくようにして欲しい。
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