モバイルタイムズとは携帯乞食の人が運営する携帯買取価格の比較サイトであった。当サイト「ヒカカク！」がスマートフォンの買取価格比較という切り口でスタートしたこともあり、モバイルタイムズの動向は一昨年前から探っていた。モバイルタイムズには、携帯商店(コリアン)、携帯買取一丁目、トゥインクルモバイル、モバイルヘッド、JM Mobile、デバイスショップ、モバイルミックス、トップワンモバイル、ミラインターナショナル、ドラゴンモバイルなどといった白ロム高額買取業者の価格情報が掲載されていた。
HTC One (M8) vs Samsung Galaxy S5 / Janitors
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モバイルタイムズがなぜ評価されていたか？
全ての白ロムについて、買取価格が掲載され比較されていたわけでは無かったが、見やすい表形式で価格が一覧化され、相場の推移がグラフ化されていた。そのため、非常に見やすいサイトであったと言える。iPhoneだけでなく、SO01G(ソイジ)やSO02G(ソニジ)といった一括0円たたき売りの白ロム買取価格が掲載されていたのである。そんなモバイルタイムズは閉鎖前の月間検索数が4400回ほど。今はわずか50回だ。「iPhone 買取」と検索すれば一番上に来るほどグーグルからも評価されているサイトであった。
モバイルタイムズの閉鎖
そんなサイトが2015年の2月に突然閉鎖してしまった。一説によれば買取業者間で価格競争が激化し、迷惑したためクレームが入ったとのことである。勝手に価格掲載をしていたことが、中華系携帯買取業者の逆鱗に触れてしまったようだ。掲載料などを得ることも無く、無料でコンテンツ掲載をしてアクセスを集めたサイトであったようだ。モバイルヘッド店長によれば、価格更新をサボった結果、ある日からモバイルタイムズに載せて貰えなくなったそう。お店にモバイルタイムズの人が来ていた際に、更新するから載せてほしいとお願いすると1時間後には掲載開始されたとのことだ。
正直な所、買取価格情報はインターネット上に公開されているわけだから元々それぞれの携帯乞食が各サイトをチェックし、比較していたのを一サイトで集約したに過ぎないので法的な何らかの問題があったとは考えにくい。しかしながら、閉鎖に追い込まれたということは何らかの圧力がかかったことは事実だろう。
閉鎖後の動き
これを受けて、2chの携帯板では第2のモバイルタイムズを求める声が殺到した。「サイトを誰かやってくれるなら広告を踏んでも良い」と熱弁するユーザーが何人も現れるほどで、「金銭的な問題で継続できなかったのではないか」という憶測も飛び交っていた。現在、モバイルタイムズは新たにニュースサイトとしてデザインを一新し動き始めている。他方、現在では「白ロム買取価格比較」というサイトや「回覧」というサイトが引き続き白ロムの最新買取相場を掲載している。これらも個人運営のこじんまりとした無償のウェブサイトとなっているようだ。
スマホのマーケット（スママ）を紹介
最近では、新しく中古スマートフォンの売買に特化したスマホのマーケット(スママ)というサイトがある。スママでは動作保証の提供や品質チェックにSIM診断などオプションを自分で選ぶことができ、安心して利用することがでる。動作保証については万が一初期不良があった場合や赤ロムの場合は返金対応もしてくれるため、初めて利用する人も利用しやすいサイトである。これからは中古スマホを探すならスママがおススメと言える。
白ロムとは
最後に余談にはなってしまうが、赤ロムと白ロム、黒ロムについて知らない人のために紹介したいと思う。今後携帯を中古で買う時に是非参考にして欲しい。
白ロムとはSIMカードが入っていない端末のことを指す。つまり、電話番号が紐付けされていないスマホやガラケーのことを指す。それに対し黒ロムは電話番号が紐付けされているスマホのことを指す。
赤ロムとは
そして、中古市場で一番問題になるのが赤ロムである。赤ロム端末は携帯に制限がかかってしまっていて、一見問題なく使えるように見えるのだが、実際に自分のSIMを挿して使用しようとしてみると使用ができない。理由としては元の持ち主がその端末のローンをしっかり払わずキャリアから制限されている場合や、盗難品で持ち主が無くしたことに気がつき、キャリアに報告されたため制限がかかっていると言った理由などが挙げられる。
赤ロムの商品を買い取ってしまうと、先ほど述べたように使用することができない。そこで保証がついている業者で買い取っているのであれば交換や返品が可能だと思うが、もしフリマアプリなどを使用して購入した場合は問題になるケースもあるだろう。しかし、事前に確認する方法というのがある。それが、ソフトバンク、ドコモ、auの大手キャリアでIMEI番号で検索をかけることである。各社赤ロムか確認できるページを設けているため、そこでその番号を検索し、その3社のいずれかの赤ロム端末であればヒットするはずである。そうなった場合購入を避けることで対策はできるだろう。しかし、この3社がキャリアだった場合となるため、必ずそれで解決とは言えない。
白ロムの注意点
また、白ロムでも注意点がある。白ロムでの注意点がSIMロックである。例を挙げると、ドコモの端末であれば、ドコモのSIMしか使用することができない。auのSIMであればau・mineo・UQMobileが使用できる。また、ソフトバンクであればau、ドコモどちらのSIMも使用することができない。
SIMロック解除方法
この厄介なSIMロックだが、解除する方法はあるのだろうか。各社解除について異なるため、以下参考に見てみて欲しい。
ドコモ
ドコモは2015年5月以降に発売した端末を対象に、購入してから6ヶ月以上経過している端末がSIMロック解除可能である。ドコモショップでSIMロック解除を行うと3,000円かかってしまうが、My docomoでは無料で行うことができる。
au
auは、2015年5月以降に発売した端末で、購入日から181日以上経過している端末がSIMロック解除可能の対象である。しかし、2015年4月に発売されたGalaxy s6 edgeも例外としてSIMロック解除可能な端末となっている。解除にかかる費用はauのショップでは手数料3,000円、auお客様サポートサイトでは無料となっている。
ソフトバンク
ソフトバンクはau同様、2015年5月以降に発売した端末で、購入してから181日以上経過している端末SIMロック解除の対象である。しかし、2015年4月に発売されたBLADE Q+、301F、201HW、009Z、008Zもロック解除の対象となっている。また、auとドコモとは異なり、ソフトバンクは店舗のみでのSIMロック解除を行なっていて、手数料3,000円が必要である。
まとめ
いかがだっただろうか。今回は人気のあった白ロム買取比較サイトモバイルタイムズについて、また白ロムと赤ロム、黒ロムの注意点、ロック解除方法について紹介した。携帯端末は中古での購入で、他中古商品に比べてさらに注意が必要な商品である。また、買うときのみでなく、売るときも個人情報の漏えいなどがないよう十分注意しなければならない。ほとんどの人が携帯やスマホを持っている今の時代では、特に必要な知識となってくるため是非ここで紹介した内容を忘れずに携帯やスマホの購入、買取を行なって欲しい。
