イエス!(YES! Young Engineers Sportscar)は、ドイツ発のスポーツカーである。製造しているのは、フンケ&ヴィル(Funke & Will AG)という会社だ。
ドイツのドレスデン郊外、グロッセンハイムという町にある、航空機の格納庫だった建物を改造した自動車工場。併設している3.5kmにおよぶ滑走路でテストドライブを繰り返しながら、とにかくよく走る車の研究、開発を続けているベンチャー企業である。
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イエス!ロードスターの特徴
ひたすら走りを追求した、他に類を見ないスポーツカーである。その大きな特徴を紹介しよう。
超パワフルにチューニングされたエンジン
フォルクスワーゲン製のエンジンにチューニングを施した、1.8Lターボ、3.2LV型6気筒、3.2LV型6気筒ターボがあるが、このチューニングがすごい。たとえば1.8Lターボは、オリジナルが150馬力のものを286馬力にまでチューンナップされているのである。3.2は255馬力、3.2ターボは355馬力の高性能エンジンだ。
ターボは、日本では見かけることのなくなった、いわゆる「ドッカンターボ」。低回転の間はパワーがないと感じるが、3,000rmから3,500rmを超えると突然加速する。いまの車ではなかなか味わうことのない衝撃だ。
レースカーのような走りの超軽量ボディ
イエス!ロードスターは、アルミフレーム、FRPボディを採用した非常に頑丈な車だが、総重量は830kgと超軽量。日本の軽自動車並みである。軽いボディにドッカンターボ。さらに、ステアリングにはパワーアシストがなく、横滑り防止装置などもない。ブレーキにも倍力装置といわれるブースターがついていないため、自分でしっかり踏むしかない。運転するにはそれなりの技術が必要だが、レーシングカーの走りを堪能できる車なのである。
注目度バツグンのデザイン
ガルウィングのオープンカーは、街中で非常に目立つ。フロントデザインも他では見ない独特のものであり、めったに見かけないめずらしい車なので、どこへ行っても注目を浴びることになるだろう。乗り込むときに一瞬狭く感じるかもしれないが、座ってみると中は意外と広い。内装はシンプルで、ここにもレーシングカーの雰囲気が現れている。レカロ製シートはリクライニング機能のないタイプだが、ホールド感が高い。どれをとっても一般の車とは全く違う類のスポーツカーである。
買取価格相場
一台一台手作りされているイエス!ロードスター。エンジンルームには、製造した技術者6名の直筆サインがついている。日本には数台しが輸入されておらず、非常に希少な車だ。
新車販売価格は、1.8LターボがM
輸入スポーツカーの中古車市場
一般家庭向けの車とは購入層の違う輸入スポーツカーは、市場も少し特殊である。人気モデルは、希少で状態の良い車であれば、年式にかかわらずかなり高値で売買されている。一方、人気の低いものは新しくてもなかなか買い手がつかないという状況だ。
中古車の査定額は、リスト化された価格基準があり、それをもとに車の状態などから査定士が判断して価格を決めている。そのため、業者によって、査定士によって、そのときの状況によって買取価格が変わる。イエス!ロードスターの場合は、価格基準もなく相場も決まっていないため、業者による価格差はさらに大きくなることが予想される。できるだけ高く買い取ってもらうためには、複数業者で査定してもらうのが良いだろう。
刻々と変わる中古車買取相場
中古車の価格相場は、予想以上に変動している。国内のいろいろな情勢によって変わるのはもちろんのこと、世界の情勢や為替なども相場に大きく影響する。査定見積もりに有効期限があるのはそのためだ。車を売ると決めたら、できるだけ早いうちに査定をしてもらおう。時間がたてばたつほど車は劣化し、情勢の変化で買取価格が急落する可能性もないわけではない。良い条件で買い取ってもらえるうちに売却してしまう方が良いのである。
中古車売却でよくある例としては、後継車の発表により相場が下がるというケースがある。後継車が近く発売されるとなると、現行車両は1世代前ということになってしまい、価値が大幅に下がる。そのため買取価格も下がってしまうということなのである。
査定前に洗車は必要か
洗車してあるかどうかは、査定額には直接影響はないと言われているが、できればしておいた方が良い。査定に出された車が綺麗か汚れているかによって、印象が全く違うためである。普段から綺麗に使われている車の方が、当然メンテナンスが行き届いているような印象を受け、査定士に良いイメージを持ってもらえるだろう。たかが洗車で査定額が少しでも上がる可能性があるのであれば、しておいて損はないだろう。