古い歴史を持つ通貨や貨幣の総称であるアンティークコインは近年、高価買取が期待できる商材としてさまざまなビジネスメディアで紹介されるようになった。特に日刊SPAなどの人気雑誌では、アンティークコインの相場や投資に関する特集が組まれているため、電車の中吊り広告などでこのキーワードを目にしたことのある人も多いことだろう。
今回は、一般商材とは一線を画する存在となるアンティークコインについて、これから購入や売却を検討している皆さんとともに「なぜ高く売れるのか?」という謎に迫っていきたいと思う。
Money makes the world go 'round. / Bohman
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アンティークコインが高く買い取りして貰える理由
金貨、銀貨、大判、小判、記念硬貨といったアンティークコインに高い需要がある背景には、これから紹介する5つの要因が関係している。
アンティークコイン投資ブーム
アンティークコインの販売・買取業者が急増し、さまざまな高価買取実績が見受けられる背景には、「集める・保管する・売る」という簡単なサイクルで実践できるアンティークコイン投資の人気が大きく関係している。アンティークコイン投資にはFXのようなリスクやギャンブル性もないため、「ノーリスク・ハイターン」という意味でも浸透性の高い存在と位置づけて良いだろう。また、Amazonでは24冊ものアンティークコイン投資関連書籍が販売されているため、初心者でも簡単にスタートできる指南書や資産運用の存在が、買取市場に活況を与えていると言えそうだ。
資産移動のしやすさ
ポケットや財布にも入るアンティークコインは、旅行や引っ越しなどの多いユーザでも、簡単に資産の移転ができる点も大きなメリットとされている。また不動産やマイカーを買った時のように固定資産税や自動車税を支払う必要もないため、節税対策としてアンティークコインを購入しまくる富裕層も急増傾向にあるのだ。
勉強する楽しさ
アンティークコインの収集や売却で高い利益を得ている人たちは、その商材の歴史や発行枚数、希少価値などの勉強をすることを楽しみにしている。また高価買取対象となる「鑑定済みコイン」には、グレーディング鑑定機関が付けた記号が付与されているため、販売業者の情報を見ただけでコンディションを把握できるようになることも、ファンの心に学びがいを与えてくれていると言えるだろう。
観賞用としての価値
アンティークコイン投資という資産運用の搭乗前は、観賞用としてコイン収集をする人々がほとんどだった。また金属製のコインは、絵画や彫刻などの古美術品と比べて「紫外線に当たってもコンディションへの影響が少ない」という利点があるため、直射日光の当たるリビングで「見る・飾る」といった楽しみも自然に実践できるのだ。
貴金属・アクセサリーとしての価値
アンティークコインの歴史が全くわからなくても、美しいデザインのコインをネックレスに加工して、普段の生活で身に着けることができる。またアンティークコインには「金や銀としての価値」もあるため、歴史や希少性といった付加価値がなくても十分な高額査定が狙えるのだ。このように非常に敷居の低いアンティークコインの特性は、初めてこの商材に触れる人たちに安心感を与えている。
人気のアンティークコインと参考買取相場
ここからは、アンティークコインの高価買取で定評のある専門店のデータから、ヒカカク!で「絶対に高く売れる」と判断した人気のラインナップと参考買取相場を紹介していきたい。
エドワード7世 1902年 5ポンド金貨
艶消し仕上げのマットプルーフにより、落ち着いた印象で知られるアンティークコインである。8,066枚という非常に少ない発行枚数により、トレジャーキング買取センター入間店では47万円もの高額査定を付けている。また販売店側では80万円~100万円前後の値がついているため、売買における金額的な目安を把握しやすいコインと位置づけて良いだろう。
エンゼル 1907年 100フラン金貨
憲法を書き込むエンジェルを中心に、権威の象徴ファスケスや雄鶏が描かれた芸術性の高いアンティークコインである。発行枚数の多い年でも39,000枚が上限となっているため、現存するコインの希少性についても期待度の高い存在と捉えて良いだろう。参考買取相場については、12万~13万円前後が一般的となっている。
雲上の女神 1908年 100コロナ金貨 オーストリア
雲上の女神「フランツ・ヨーゼフ」の像が美しいこの金貨は、観賞用としての価値も非常に高いアンティークコインである。1908年発行という古い歴史も相まって、最近では50~55万円前後で高価買取されるようになった。そんな雲上の女神は、300万円を超える売値になることでも知られているため、アンティークコイン投資をする人々にも絶対的価値のある存在と考えて良いだろう。
ファルーク 1938年 500ピアストレス金貨 エジプト
エジプト王 ファルーク1世のロイヤルウエディング記念で発行された、権威あふれるアンティークコインである。150万円前後で販売されるこの金貨は、30万円~40万円の査定が付くことで話題になっている。また高い重量感によって「金としての価値」もあるため、持っていて損のないコインと位置づけて良さそうだ。
クロムウェル 1658年 シリング銀貨
イングランドやアイルランドというヨーロッパの歴史が大きく関係しているこの銀貨は、世界中のコレクターが大注目する話題のアンティークコインである。グレードによっては30~50万円もの高額査定が期待できるため、その価値を知りたい場合は、早めに鑑定士に見てもらうべきと言えるだろう。銘文や紋章にもさまざまなパターンがあるため、シリーズで収集するスタイルも人気となっている。
ウルム寺院修復記念 1871年 ドイツ・ヴュルテンベルグ
ウルム寺院の修復を記念して、1869年と1871年に発行されたアンティークコインである。1871年の発行はたったの4,031枚となっているため、年式によって希少性が異なることも頭に入れておくべきだと言えそうだ。
無輪 旧10円金貨 明治4年
加納夏雄によってデザインされた旧10円金貨も、立派なアンティークコインである。旭日と龍図、錦の御旗という個性的な図案は、日本文化を好む外国人コレクターの心を掴むデザインとなっている。また国産の近代貨幣は初心者コレクターでもその価値が判断しやすいメリットがあるため、日本のコイン買取店でも納得の査定が出ることが多いと考えて良さそうだ。
慶長丁銀 前期 十二面打
江戸時代初期に作られていた慶長丁銀も、個性的なフォルムによって世界的な人気の高い貨幣である。銀の相場や重さで取引を行う秤量貨幣という特徴を有する慶長丁銀は、唯一無二である点も高く買取られる理由に繋がっていると考えて良いだろう。日本貨幣商協会同組合鑑定書が付いた慶長丁銀なら、50万円~75万円もの高額査定が期待できる。
アンティークコインの買取ならおたからや
ブランド品や骨董品などの買取を行っている買取専門店のおたからやでは、金貨や古銭も買取している。全国350店舗を展開し、知識の豊富なスタッフにより適正に査定してくれる。故人の部屋から趣味で集めていた金貨が出てきたので買い取ってほしい、本物かどうかわからないので見てほしいといった、どんな要望にも応えるようだ。
信頼のおける業者
また、ホームページにもどんな金貨に価値があり、どんな古銭が買い取れるのか等についてしっかり明記しているため、信頼のおける業者と言えよう。また、LINEによる写真での簡単な査定なども行っているため、おおよその価値が知りたい人はこれを活用すると良いだろう。
手数料等は一切不要
店頭買取の他、出張買取と宅配買取も行っている。宅配買取では「査定額〇〇円以上で送料無料」だとか「〇点以上で送料無料」や、査定後にキャンセルした場合には返送料がかかるなど、余計な費用が掛かることも多い。しかし、おたからやではお客様が負担する費用は一切かからないとしているため、余計な心配をすることなく申し込むことが出来る。
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まとめ
資産運用や鑑賞、収集といった幅広い用途のあるアンティークコインについて、日本の買取店で高く売れる理由を紹介してみた。納得の査定額でアンティークコイン売却をするためには、参考買取相場の把握と比較検討、情報収集が欠かせない要素となる。
当サイト「ヒカカク!」では、人気コインの買取上限額を簡単に比較できるサービスを提供している。またこのサービスを活用すれば、宅配買取、店頭買取、出張買取といったショップの特徴やサービスから比較検討を行うこともできるため、「アンティークコイン売却の手間を省きたい」という皆さんでも利用のメリットが高い存在になることは間違いない。