交鈔(こうしょう)は、12世紀から14世紀にかけて中国に存在した金王朝、および元王朝の時代に流通した紙幣である。
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通貨としての交鈔
金がまだ女真族の国として中国の東北部にあった時代から存在した交渉は、金が北宋王朝を滅ぼした後に華北を支配した際、不足した銅貨の代わりの貨幣として導入された。
その金を滅ぼしたモンゴル帝国は金の通貨制度を引き継ぎ、さらに元王朝が南宋を滅ぼして中国が統一された後、諸路通行中統元宝交鈔を発行し、通貨が統一された。
元王朝を通して流通した交鈔だが、元王朝の滅亡とともに廃止され、通貨としての役割を終えた。
世界初の紙幣として発行された交子が、元々銭貨との交換券から発展して通貨になったのに対して、交鈔は最初から通貨として発行されたものである。
交鈔の買取価格は
今から数百年以上前に流通していた紙幣となる交鈔は、歴史的な資料として価値が高いものである。
しかし、コレクション的な価値としては同時代の硬貨などと比べるとあまり人気はなく、取引価格もそれほど高いとはいえない。
中国の古札として人気があるのは清王朝以降の古札であり、世界初の紙幣である交子、そして交鈔、さらに元の次の王朝である明が発行した大明宝鈔は大量に発行されたため、コレクション的な人気は高くないようだ。
買取価格としては、状態が良いもので数千円程度となっているようだ。
交鈔の売却について
歴史的な資料としての価値は高いものの、コレクションとしてはあまり人気がない交鈔は、買取業者がホームページなどに提示している買取可能な古札の中に含まれていない場合が多い。
買取可能かどうか事前確認しておこう
そのため、まずは交鈔の買取を受け付けている買取業者を探すことから始めた方がいいだろう。
また、買取を受け付けていたとしても、状態がいいもの、もしくは交鈔が複数なければ断られる可能性もあるため、事前に買取条件も確認しておこう。
見積は複数を比較してみよう
また、なるべく複数の買取業者に買取を依頼することをおすすめする。
交鈔の買取価格は各買取業者の事情により異なる場合が多いため、1社の買取業者だけに見積を依頼したのでは他社の見積と比較できずに提示された見積が高額かどうかわからない。
そこで複数の買取業者に見積の依頼を行い、得られた見積を比較して一番高額の見積を提示した買取業者と買取の交渉を行えば、少しでも高額で売却できる可能性が高まるといえる。
買取業者の選択について
交鈔の見積を依頼する買取業者については、いくつか留意したほうがいいポイントがある。
買取実績
まず、交鈔などの中国の古銭含む通貨の買取実績が豊富であること。
買取実績が多いということは、それだけ多くのユーザーがその買取業者に買取を依頼していることになる。
ユーザーが買取業者を選択する基準として一番多いのは、アイテムを高額で買取してくれることである。
そのため、買取実績が多いということはそれだけアイテムを高額で買取してくれる期待ができるということとなる。
それに加えて、買取実績が豊富な業者は、そのアイテムに対しての知識も豊富であることが多いため、価値を見抜いて正確な査定を行えるのだ。
交鈔の買取についても同様のことがいえる。
サービス内容
また、買取業者のサービス内容が充実していることも大切なポイントだ。
買取業者のサービス内容によっては、損をしたりスムーズな買取が出来なかったりする場合もある。
買取の際には送料、出張料といった手数料が必要になることもあるが、これらが高額であるとたとえアイテムが高額で買取されても、前述の費用分が差し引かれ、売却益が減ってしまう。これらの費用はできるだけ安い買取業者を選ぶといいだろう。
さらに事前の問い合わせや買取時の説明、買取後のアフターサービスなども、スムーズな買取には重要だ。
トラブルにあわないためにも、買取業者のサービス内容が充実していることは重要なのである。