カルティエ(Cartier)といえば、多くの有名人や芸能人が愛用するフランスの高級ジュエリーブランドである。ジュエリーの他に高級時計、革製品、ライターなどで世界的に有名であるが、万年筆も販売している。そのカルティエの歴史、カルティエ万年筆の特徴や買取相場、査定情報などについてまとめたので参考にしていただきたい。
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カルティエの歴史
1847年にフランスパリの宝石細工師であった ルイ・フランソワ・カルティエが、現在のパリ1区レ・アール地区にアトリアエを構えたのが始まりである。当時カルティエの師であった アドルフ・ピカールからジュエリー工房を受け継いだものである。
カルティエが創る高級ジュエリーはフランスの上流社会に受け入れられ、やがては王室御用達のブランドとなっていった。エドワード7世はカルティエを王の宝石商、宝石商の王と呼んだといわれる。
そんなカルティエが最初の万年筆を発売したのは1976年のことだ。最初のモデルが当時では珍しい楕円形をした万年筆オーバルペンであった。万年筆はジュエリーと並び大変な評判を呼んだ。日本においては、1980年代の後半まではカルチェと発音していたが、それ以降はフランスや英語の発音により近い発音としてカルティエに統一されるようになった。
ボディの特徴と種類
万年筆の持ちやすさは、文字を書くときのバランスに大事な要素となる。カルティエ万年筆のボディには、真鍮とシルバーの2種類がある。
カルティエの万年筆のほとんどが真鍮製のボディを採用しており、見た目の質感と高級感が魅力だ。塗装には滑らかな光沢感のブラックラッカー加工、クラシックな色味のブラウンラッカー加工、硬質感のあるパラジウム加工などがある。
シルバーボディにはどっしりとした重量感がある。真鍮が多いカルティエのボディの中でも、スターリングシルバーという銀含有量が92.5%の銀合金製のボディが存在する。
通常の銀と比較しても硬度が高いため、耐久性に優れている素材である。持った感じも重量感があり、見た目にも特徴的で存在感がある。また価格が高価なのも特徴だ。
ペン先の種類と特徴
万年筆を使ううえで重要なポイントとなるペン先。カルティエ万年筆のペン先には18金ゴールドとロジウム加工ゴールドの2種類の素材が使われている。
18金ゴールドのペン先の特徴は、書き心地がしなやかなことだ。ペン先にはいろいろな素材が使われるが、安価な万年筆にはステンレススチールが使われることが多い。インクはほとんど酸性であるため、長く使うとペン先が腐食することがある。その点、金は耐腐食性に優れているので安心して使える。
金には14金(14K)、18金(18K)、24金(24K)がある。24金は混ざりのない純金なので、万年筆のペン先には柔らかすぎて使えない。そのため一般的には18金か14金が使われる。
18金の金の含有量は約75%、14金は約58%であり、18金の方が柔らかい。そのため、書く回数が増えれば増えるほどペン先は削られてくる。ペン先が自分の書き癖に応じて削られているので、書けば書くほど書き心地が良くなり手になじんでくる。
ロジウム加工ゴールドはその名のとおり、18金ゴールドにロジウム加工を施したものだ。ロジウム加工をすると書き味はやや硬めになる。ロジウム加工のメリットは耐久性であり金よりも硬質なので、すり減りにくく長く使用していても書き心地は変わらないのが特徴である。
カルティエ万年筆の種類
カルティエ万年筆にはさまざまな種類がある。代表的なモデルは次の4つだ。
アールデコ ドゥ カルティエ
天冠の深紅がアクセントでペン先にかけて細く流れるようなフォルムが美しい。
サントス ドゥ カルティエ
コンパクトなボディとラインが美しいのが特徴である。カルティエのオリジナルギフトボックスが付属で付いている。
ロードスター ドゥ カルティエ
1950年~1960年代のカーレースの世界からインスピレーションを得て誕生したモデルだ。天冠にのブルーサファイアがその存在感を高めている。
ディアボロ ドゥ カルティエ
カルティエ万年筆の代表的なモデルである。天冠には合成スピネルのカボションがセットされている。シンプルでありながら、ジュエリーブランドならではの洗練されたセンスがあふれている。
カルティエ万年筆の人気の秘密
万年筆はボールペンとはまた違った使い良さがあるといわれる。使えば使うほど自分の手になじんでくるのだ。その点、カルティエ万年筆は先にも述べたように、ボディやペン先の素材にこだわり、抜群の書き心地を実現している。
こうした機能性の他に万年筆の人気を決定づけるのは、そのデザインである。カルティエ万年筆はジュエリーブランドならではの美しく洗練されたデザインに定評がある。カルティエ万年筆は世界中の万年筆愛好家だけでなく、カルティエのジュエリーを愛する人々にも価値のあるものだといえる。
カルティエ万年筆の買取相場
買取業者が新品でも中古品でも万年筆を買い取ってくれるのは、他の業者や消費者に対して再販するのが目的である。どの業者も市場で人気のある商品を買取したいのだ。
カルティエの万年筆は種類も多く、中古市場でも人気のある商品である。そのため、条件さえそろえば高価な取引額を提示してくれる。カルティエ万年筆は使用状態が良好であれば、定価の3分の1ないしはそれ以上で買い取ってくれる。
少しでも高く売るためのコツ
カルティエ万年筆を少しでも高く売ろうとするならば、それなりの準備が必要である。そのためのポイントをいくつか確認しておきたい。これから査定してもらおうと思っている万年筆の状態を事前にチェックしておこう。次のような状態であれば買取そのものが難しいので注意が必要だ。
- ・ペン先が曲がっている、折れているもの
- ・ペン先が変色しているもの
- ・ペン先がさびているもの
- ・改造された商品及び修理跡のあるもの
- ・イニシャル、名前などが刻印されているもの(印刷はOK)
- ・盗品、偽造品、模造品
高価買取を実現するためのポイントもあわせて確認しておきたい。
商品の清掃
未使用・未開封の万年筆であれば、ケースに入れたままにしてホコリを落としておこう。手に入れたときの状態をそのままキープできていれば、かなり高価な査定が得られるだろう。
万年筆を1度でも使用したのであれば、査定に出す前にキレイに掃除しておくことが大事だ。インクなどはしっかり拭き取りできるだけキレイな印象を与えるのが高価買取のコツだ。新しくキレイな状態ほど買取価格が高くなるので、ひと手間をかけておきたい。
付属品の完備
万年筆は購入した場合でも戴いた場合でも付属品が付いている。
- ・万年筆本体
- ・ケース
- ・インク、カートリッジ
- ・保証書、領収書など
上記の他にも何か付属品があれば、すべてそろえて査定に出すことで買取金額も高くなる。限りなく新品の状態が望ましい。
多くの業者に査定してもらう
最低2社以上、できればより多くの業者から査定してもらうのがオススメだ。筆記用具専門の業者だからといって必ずしも買取価格が高いとは限らない。専門かどうかにはあまりこだわらない方が良い。
店頭売りの在庫が少なくなったなどの理由で、査定に出された商品をどうしても欲しいという業者にあたることがある。この場合は、他社よりも高価買取をしてくれることがあるので、チャンスである。
ネットオークションに出品する方法
ネットオークションを利用すると、カルティエ万年筆のような人気の商品は思わぬ高価格で取引が成立することもある。出品のための手間が面倒なことと、いつ売れるか分からないのが難点である。売り急いでいない場合には一度トライしてみる価値はある。
ネットオークションを利用する際のメリットとデメリットについて理解しておきたい。まずメリットについて説明しよう。
- ・人気の商品であれば高価格で売れる
- ・万年筆愛好家だけでなくカルティエのアイテムを欲しい人の目にとまる
次にデメリットについても確認しておこう。
- ・いつ売れるか分からない
- ・説明や写真と現物が違うなど購入者とトラブルになる可能性がある
ネットオークションはあくまでも個人間の取引になるため、トラブルやクレームはつきものである。デメリットの大きさを考えると、プロの買取業者に査定を依頼した方が良いといえる。
カルティエ万年筆の主な買取業者
カルティエ万年筆のような名門ブランドの万年筆は、売却価格も相応であってほしい。万年筆を取り扱う業者は数多くいるが、カルティエのみを扱う業者だけではないのだ。1円でも多く売るための秘訣は、何社かに査定を依頼することである。
万年筆専門館
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
万年筆専門館は万年筆のみを売買している業者である。中野ブロードウェイにある本店と、ホームページで切り盛りをしている。買取の方法も店とホームページを合わせた手法でおこなっているのだ。
- ・宅配買取
- ・出張買取
- ・店頭買取
万年筆専門館では、買取キャンペーンをおこなっており、定価の99%で買取をしてもらえる。自分の保有するカルティエ万年筆が、特定の条件を満たすか確認しておくと良い。
- ・買取合計金額が99%買取万年筆の定価の6倍以上であること
- ・定価が100,000円以下の新品未使用品であること
- ・購入時の付属品が全部そろっていること
- ・購入時のレシートや購入店・購入金額・購入日時など証明になる書類があること
カルティエ万年筆のR ドゥ カルティエの場合、定価78,300円(税込)である。キャンペーンの条件を満たすには、合計の買取価格は469,800円以上が必要ということだ。
- 会社名
- 株式会社 SCスタイル
- 住所
- 本社〒164-0001 東京都中野区中野5-52-15 中野ブロ-ドウエイB1
ジュエルカフェ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
万年筆を主としながら、他の商品も扱うジュエルカフェ。国内だけでも200店舗以上あり、国外にも4店舗構えているのだ。世界的ブランドに詳しいスタッフも設けているところが特徴的である。
カルティエ万年筆の状態さえ良ければ、どこよりも高価に買い取ってくれる場合もあり得るのだ。数多ある業者の中でも査定を1度はお願いしたい業者である。
- ・LINE査定
- ・宅配査定、買取
- ・出張査定、買取
- ・店頭査定、買取
ジュエルカフェにはもう1つ送料無料という魅力がある。宅配査定・買取を依頼したものの、金額が腑に落ちない場合の取り消しでも送料は負担してくれるのだ。
- 会社名
- 株式会社クレイン
- 住所
- 本社〒107-0062 東京都港区南青山5-6-26 青山246ビル5F
- 営業時間
- 店舗によって異なる
- 定休日
- 店舗によって異なる
- 店舗からのコメント
- 満足価格に口コミ多数
- 買取価格
- 要相談
キングダムノート
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
キングダムノートは、筆記用具だけ取り扱っている業者である。一般的な買取の他にオンライン査定もおこなっているのだ。商品の持ち運びが面倒な人には推奨する手法である。
キングダムノートでは自社で出している買取表の値段そのまま買取するワンプライス買取をおこなっている。見積もりを待ったり金額交渉のの手間が省けるのである。
- ・オンライン査定
- ・宅配査定、買取
- ・出張査定、買取
- ・店頭査定、買取
キングダムノートは、宅配買取の配送キットがある。送る際に必須な梱包材も必要なく、かつ送料がかからない。キャンセル時の返送料もかからないのだ。まさに良いこと尽くしである。
- 会社名
- シュッピン株式会社 Syuppin Co.,Ltd.
- 住所
- 〒160-0023東京都新宿区西新宿1丁目14番11 Daiwa西新宿ビル3階
- 営業時間
- オンライン受付:24時間対応/電話受付:11:00~20:30
- 定休日
- 無休
- 買取価格
- 要相談
万年筆買取ノースブックセンター
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ノースブックセンターは、年間に2000本以上の万年筆を査定するプロ業者である。万年筆やボールペンに特化しているため査定も丁寧だ。イチオシは宅配買取に特化した業者であることである。
通常、店舗を持てば維持費がかかり出張は交通費がかかる。ホームページで運営するということは、コストを極限まで最小限におさえられるのである。ノースブックセンターでは、浮いた経費を買取価格に還元することを約束しているのだ。
- 会社名
- 株式会社 ノースフィールド
- 住所
- 本社〒192-0361 東京都八王子市越野8-23
まとめ
査定を依頼したところ、その業者が買取強化をしている期間などは高価買取が期待できる。 最初から売ることを目的として入手したのであれば、それなりに商品や付属品が汚れたり破損したりしないよう十分な注意が必要である。入手時と同じ状態に近ければ近いほど高価な買取価格を提示してくれる。
一度使い始めてから、何かの事情で売ることになった場合でもできるだけキレイな状態にしてから査定に出す方が良い。 より多くの買取業者に査定してもらって高価買取を実現しよう。