スマホやパソコンとは違う便利さが人気のタブレット。老若男女問わず、利用者が多くいる。当然中古商品であっても需要があり、買取を実施している企業は多い。今回はタブレットの中古相場に関して、ヤフオクやムスビーの価格を比較してみた。売買を検討している人は参考にしていただきたい。
なお、価格は2019年2月時点のものであることをご留意ください。またヤフオクではなるべく本体のみの値段を抽出している。
CONTENTS
このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク！」と「magi」の紹介も含まれています。
タブレットとは？
タブレットは、板状のデジタル機器だ。スマホとパソコンの中間に位置する。スマホより操作しやすく、パソコンよりも携帯性に優れていることが特徴だ。また、スマホと同様に通信会社と契約することで、Wi-Fiがない環境でもネット接続をすることができる。
ExcelやWordがパソコンと同じように使えないなどのデメリットがあるが、持っておくと何かと重宝するアイテムだ。
代表的なタブレットの中古相場
一口にタブレットと言っても各社とも、さまざまなタブレットを販売している。ここでは、代表的なタブレットの中古相場価格をヤフオクやムスビーの価格を比較しながら調べた。
iPad Pro 12.9インチ
iPadは、タブレットコンピューターの代表格だ。世界的に有名なアップル社が手がけていることもあって知名度も高い。動画などを大きな画面で楽しむことができる優れものだ。｢iPad Pro 12.9インチ｣は、2018年に発表された。Smart Keyboard FolioとBluetoothキーボードに対応しており、画面サイズも大きいなどから人気が高い。
ヤフオク
ヤフオクでは、終了120日分で 約87件の出品があり、 落札価格は最安が15,000円、平均56,564円、最高149,000円であった。最安値が付いた商品は、アクティベーションロックがかかっており、部品取り目的で出品されていた。
｢iPad Pro 12.9インチ｣の新品の場合、Wi-Fiモデルなら、64GBは111,800円（税別）、256GBは128,800円（税別）、512GBは150,800円（税別）、1TBは194,800円（税別）である。Wi-Fi + Cellularモデルなら、64GBは128,800円（税別）、256GBは145,800円（税別）、512GBは167,800円（税別）1TBは211,800円（税別）。
今回最高額が付いていたアイテムは美品の256GBなので、ほぼ新品と変わらない値段で出品されていることがわかる。中古品であっても状態が良ければ新品に近い価格で取引することが可能と言えるだろう。
ムスビ―
ムスビーでは31件の出品があり、最安値は49,348円、最高は256GBの未使用品で158,163円であった。ムスビーは書き方が統一されているので、細かい条件などを把握しやすい。価格帯をみると、ムスビーでも状態が良いものは高値で取引されている傾向があることがわかる。
2019年2月12日時点で、iPad Pro 12.9インチはiPadの最新版だ。今後、新しいモデルが出ると価格が下る可能性があるので、売却を検討している方は、早めに売りに出すことを推奨する。
iPad Pro 11インチ
2018年に登場した「iPad Pro 11インチ」。12.9インチよりも軽量ながら大画面で操作ができる。Smart Keyboard FolioとBluetoothキーボードに対応もしており、使い勝手も良いアイテムだ。
ヤフオク
ヤフオクでは、終了120日分で 約7件、 落札価格は最安が76,000円、平均96,328円、最高130,000円であった。最高値がついたアイテムは新品未開封である。
なお、｢iPad Pro 11インチ」は新品だと、Wi-Fiモデルで、64GBは89,800円（税別）、256GB106,800円（税別）、512GB128,800円（税別）、1TB172,800円（税別）である。Wi-Fi + Cellularモデルの場合は、64GB106,800円（税別）、256GB123,800円（税別）、512GB145,800円（税別）、1TB189,800円（税別）だ。状態が良ければ新品に近い値段で取引できる可能性がある。
ムスビー
ムスビーでは、11件の出品があった。最安値は88,800円、最高は152,800円 である。全てS新品同様か、SS未使用品の良品だ。高額の売買を狙っているならムスビーの活用は効果的だろう。
iPad Pro 10.5インチ
持ち運びしやすく家でも使いやすいモデルと言ったら｢iPad Pro 10.5インチ｣が挙げられる。ちょうどよいサイズ感と高機能な作りでファンが多い。絵を描く人にとっても使いやすいアイテムだ。価格も11インチや12.9インチと比べるとお手頃で、コストパフォーマンスが高い。
ヤフオク
ヤフオクでは、終了120日分で 約76件の出品があった。落札価格は最安25,300円、平均54,968円、最高83,000円だ。最安値がついたアイテムはジャンク品である。
新品時の値段はWi-Fiモデルの64GB69,800円（税別）、256GB86,800円（税別）512GB108,800円（税別）。Wi-Fi + Cellularモデルは、64GBが84,800円（税別）256GBは101,800円（税別）、512GBは123,800円（税別）。状態が良ければ高値での取引が見込めると言える。
ムスビー
ムスビーでは、19件の出品があった。最安は52,800円、最高は95,800円だ。状態が悪いものは価格が下る傾向があるので、売りたい希望がある方は、早めに売りに出したほうが良いだろう。
iPad（第6世代）
iPad（第6世代）の特徴は、元祖iPadと同じ9.7インチのサイズ感だ。長年利用している人にとっては使いやすいデザインとなっている。より大きな画面のiPadは登場しているが、根強い人気があるアイテムだ。コストパフォーマンスも高く、中古品においても需要は高い。2019年2月時点でも、中には値段や機能を考慮して、iPad（第6世代）の購入をすすめる人もいる。中古品として持っているなら値段が下がらないうちに早めに売りに出すことがおすすめだ。
ヤフオク
ヤフオクでは、終了120日分で約46件の取引があり、 落札価格は最安25,928円、平均39,337円、最高46,500円だった。
新品なら、Wi-Fiモデルで32GB37,800円（税別）、128GB48,800円（税別）。Wi-Fi + Cellularモデルの場合は、32GB52,800円（税別）、128GB63,800円（税別）。中古品でも高値で取引される可能性が高い商品と言えるだろう。
ムスビー
なおムスビーにおいては、38件の出品があり、最安34,800円、最高は59,800円であった。ムスビーに出品されているアイテムは状態が良いものが多いが、中には傷や汚れが目立つCランクのものもある。需要があるアイテムなので、使わなくなったiPad（第6世代）を持っているなら売りに出すことをおすすめする。
ASUS ZenPad 10 (Z301MFL)
アップル以外にもタブレットを販売している企業はたくさんある。台湾のメーカーであるASUSが手がけている｢ZenPad 10 (Z301MFL)｣も人気がある。非常に軽量な上にデザイン性に優れており、使い勝手が良いアイテムだ。また、動画鑑賞もおこなえる。値段は新品時でも2万円台と比較的お手頃で十分に使えるスペックを持っているので、コストパフォーマンスが高く中古でも需要がある。
ヤフオク
ヤフオクでは終了120日分で、約8件の取引があった。 落札価格は最安4,220円、平均15,437円、最高24,500円である。最安値がついたアイテムは｢難あり｣と記載されている。最高値がついたアイテムは美品な上に純正カバーが付いていた。付属品が付いているとより高い値段での取引が見込めることがわかる。
ムスビー
ムスビーでは、1件の取引が確認できた。SS未使用品クラスで18,520円だ。
もともとがお手頃な価格帯のアイテムだけに、一見すると中古品の値段が低いように思われるが、状態がよければ新品時の値段に誓い価格で取引される可能性があり、注目に値する。使わなくなった｢ZenPad 10 (Z301MFL)｣なら中古品として売りに出してみると良いだろう。
HUAWEI MediaPad M3 Lite 10 wp
中国の電子機器メーカーであるHUAWEI（ファーウェイ）もタブレットを販売している。IP67等級レベルの防塵耐水性能があり、野外やお風呂などの水がある環境でもタブレットを楽しむことが可能だ。水温15℃～35℃の水で、本体を水深1mのところに30分沈めても使えることが確認されている。使いやすいと感じる人は少なくない。
ヤフオク
ヤフオクでは、終了120日分で約4件の取引があり、 落札価格は最安13,500円、平均19,227円、最高25,800円であった。
ムスビー
なおムスビーでは調べた時点で出品は確認できなかった。
タブレットの中古相場価格帯には幅がある
機種にもよるがタブレットの中古相場価格帯には幅がある。自分が売りたいアイテムと中古品の最新の価格比較をしたいときは、売りたいアイテムと近い商品状態の価格を見ることが肝心だ。
機種はもちろん、容量、色、商品状態、付属品の有無など、細かく検証して調べておくとより相場価格に近い価格を把握できる。ヤフオクの場合、多くが個人が1品限りで出品しているので書き方に差があって比較しにくい。
短時間で価格比較をしたいなら、ムスビーのように書き方が統一されているサイトや、中古買取業者の無料査定を使う方法を推奨する。
タブレットを少しでも高く売るためのポイント
ヤフオクやムスビーなどでタブレットが数多く取引されていることがわかる。少しでも高く売るためのポイントをまとめてみた。
同機種の中古価格帯を調べる
タブレットの種類は多い。売却を検討しているなら、自分が売りたいと考えている端末の中古価格帯を調べることが肝心だ。ヤフオクのようにオークション形式とは言え即決額が決められる媒体を利用するなら、同機種の中古販売価格を押さえておかないと中古市場と希望の値段がかけ離れてしてしまうリスクがある。売りたいと思ったらまず中古販売価格を調べてみよう。
もちろんこの記事も参考になる。ただし、状況によって値段は変わることがあるので、最新のデータを検証することも大事だ。プロの鑑定士のように正確な相場価格はわからなくとも、ヤフオクやムスビーで同じ機種の値段を調べてみるだけでも相場が見えてくる。
新品時の値段を把握して、新品時の値段を上回らないことも肝心だ。もし新品よりも高い値段を付けるのであれば、それ相応の理由を明記する必要がある。
付属品はそろえる
付属品がそろっていると中古価格は上がる。特に電子機器に関しては充電器や取扱説明書など、こまごまとした付属品がそろっているほど、購入予定者からの印象が良くなる。
中古買取専門店に査定に出すときにも、付属品がなるべくそろっていたほうがポイントが高い。できる限り付属品をそろえてから売りに出すことがおすすめだ。
状態をキレイにする
基本的にタブレットは美品であるほど中古取引金額が高くなる傾向がある。売りに出す前に状態をなるべくキレイにすることを心がけよう。普段からカバーや保護シートを愛用し、新品時に近い状態が維持されていると理想的だ。
売りに出す前に自分にできる範囲で掃除をすることも有効である。電源を切った上で柔らかなクリーニングクロスで拭くだけでも見た目が違ってくる。もし汚れがあるときは、素直に申告することがおすすめだ。買取店に売りに出すときは自分から汚れや傷の位置を伝えると信頼される可能性が高くなる。
また、ヤフオクなどに売りに出す際は、注意書きをすることはもちろんのこと、その部分の写真をとりあげて掲載しておくと丁寧だ。専門の業者に清掃を依頼するまではしなくても良いが、なるべくキレイに見えるように整えると良いだろう。
早めに売る
電子機器はどんどん進歩し、次々に新しい商品が販売されている。タブレットも例外ではなく新しい機種が続々と出てきている。基本的に新商品が販売されるとそれ以前の機種の値段は下がる。
少しでも高く売りたいなら後継機種が出る前に売りに出すことが肝心だ。発売日から日数が経過していない商品ほど高値で取引される可能性が大きい。売りに出したいと思ったら、すぐに動くことをおすすめする。
まずは買取専門店の無料査定を利用してその時点の値段を調べることをおすすめする。量販店型の買取店の場合、相場価格を反映していないことがあるので、タブレットを専門的に買い取りしている専門店を選んで査定に出すことがおすすめだ。3店舗程度の査定額を比較すると、相場が把握しやすい。なお、ヤフオクやムスビーで最新の取引価格を調べる方法も有効だ。
使わなくなってただ持っているだけだとますます買取価格が下るリスクある。もし使っていなかったとしても経年劣化するので注意が必要だ。しばらく使っていないで売りに出す場合は、電源が入るかどうかなど基本的な動作をチェックしてから売りに出すことをおすすめする。事前に調べておくことで後々のトラブルを避けられる。
売る場所を選ぼう
現在では中古品を売買できるプラットフォームが多い。ヤフオクやムスビーを利用して個人間でやりとりする方法も効果的だろう。売る場所は自分の使いやすい場所を選ぶことが肝心だ。
ヤフオクのように直接個人と取引する場合は、取引相手が信用できるかどうかもしっかりチェックしよう。トラブルにつながると対処のために時間や労力、お金などがかさんでしまう。中古品の取引に慣れていないならムスビーのように間に仲介業者が入るサイトかタブレット専門の中古品買取業者を選ぶ方法を推奨する。
中古品買取業者の場合は特定の機種の買取価格をアップするキャンペーンを打ち出す場合があるので、キャンペーン情報にも気を配っておくと良いだろう。お店選びも重要である。事前に無料見積を取って複数店舗を比較したうえで取引を進める方法が無難だ。
まとめ
タブレットにはたくさんの種類がある。中古品でも人気が高いものは多い。使わなくなったタブレットを持っているなら、早めに売りに出すことをおすすめする。状態が良ければ高値で取引される可能性が高い。
なるべく状態の良いうちに売りに出す方法も有効だ。ヤフオクであれば値段がせり上がる可能性がある。ムスビーであれば安心して取引しやすいだろう。自分に合ったプラットフォームを活用し、納得できる値段で売りに出すことが肝心だ。
