バーストナー(Burstner)は、ドイツのキャンピングカー、キャンピング・トレーラー製造メーカーである。
ヨーロッパのキャンピングカーとしては最大級と言われているメジャーなブランドである。
Burstner Brevio t640 / martinrstone
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バーストナーの歴史
ドイツは、キャンピングカー製造では歴史があり、1930年代初頭頃から作られていたとされる。
バーストナーの前身の会社が最初のキャンピングカーをつくったのは、1950年代後半。その後、1973年に社名をBurstner GmbH & Co. KGとし、事業を拡大していく。
1977年には合計8,500台、1989年には2万台製造し、売上高156百万ユーロに達した。近年は、本国ドイツやイギリス、オランダなどヨーロッパ各国で様々な賞を受賞している。
バーストナーの日本での展開
日本でも、ラグジュアリーで快適なキャンピングカーとして知られており、テレビで取り上げられたこともあるバーストナー。
日本での購入方法
正規販売代理店は愛知県岡崎市や静岡県浜松市などに拠点があるが、全国の自動車販売店で購入することができ、指定修理工場も全国各地にある。
購入はネット通販でも可能だ。
人気のポイント
日本ではサイズの大きいキャンピングカーの部類に入るが、そのぶん中がとても広くて快適、そして、キャンプ文化の根付いているドイツ製らしく、装備が充実しているという点で高く評価されている。
キャンピングカーとキャンピング・トレーラーの違い
基本的なことではあるが、キャンピングカーとキャンピング・トレーラーの違いを説明しよう
キャンピングカー
キャンピングカーとは、キャンプ用に製造された車、または、バスやトラック、ワンボックスを改造してキャンプ用の車にしたものを指す。
エンジンを積んでおり、運転して公道を走ることができる。トレーラーと比べると運転しやすく、駐車スペースを見つけるのも比較的容易だというメリットがある。
キャンピング・トレーラー
キャンピング・トレーラーはエンジンを積んでおらず、乗用車などで牽引してキャンプ場まで運んで使用する。
現地に到着したら切り離して設置する必要があるため、どこででも泊まれるというわけではない。移動はキャンピングカーの方が楽だが、現地では切り離した乗用車だけで出かけられるというメリットがある。
人気車種の買取価格相場
輸入車というと高額なイメージがあるが、バーストナーは、そのクオリティに対して価格が安く、コストパフォーマンスの良い車とされている。人気のある車のおおよその買取価格の目安を挙げていく。
フィアット デュカト(Fiat Ducato)
キャンピングカーのベースとして非常に人気が高いのが、イタリアのフィアットの製造するデュカトである。1981年に発売されて以来、キャンピングカーだけでなく、トラック、バス、バンなど、これまでに数百万台を売り上げている。
中古車の中でも人気
設定はディーゼルのみだが、エンジンやシャーシのバリエーションが多く、小回りがきくため使い勝手が良い。バーストナーの中古車の中でも、フィアット デュカトは人気があるキャンピングカーだ。
・574-2 発電機搭載(ホワイトグレー)110万円
・572-2 外部充電(ホワイト)105万円
イクセオ、イクセオタイム(Ixeo/Ixeo time)
馬力があり、運転しやすく乗り心地も安定しているため、運転手にも同乗者にも評価が高い車である。大型シャーシをベースにしているため、中が広くとても快適だ。外装デザインも色使いが洗練されており、お洒落で人気が高い。
ラグジュアリーな内装
インテリアは木目で、キャンピングカーのイメージが覆る、とても落ち着いた空間である。高級感あふれるベッドも、ホテルの一室のようだ。
このクラスの日本製キャンピングカーと比べても、質は高いが価格は安く設定されている。
・it 726G(グリーン)250万円
・it720(ホワイト)230万円
・it674(シルバー)225万円
・it585(ホワイト)210万円
キャンピングカーの査定ポイント
多種多様なカスタマイズがあるキャンピングカーは、査定も複雑である。どのような基準で買取価格が決まるのか、紹介しよう。
外装の状態
状態の良い車は高値査定してもらえるので、日頃のメンテナンスも大切である。
特に、アルミボディは劣化すると修繕がの手間がかかってしまうため、定期的にメンテナンスをしておくようにしたい。
事前に洗車をしておいた方が、適正価格で査定してもらえる可能性が高い。査定額に洗車が直接影響するわけではないが、綺麗な車の方が状態を正しく把握でき、業者の持つ印象も良くなるためだ。
内装の状態
寝泊まりに利用するキャンピングカーは、清潔感が大切である。
内装が綺麗であるに越したことはないので、査定前には掃除と消臭をしっかりしておくと良いだろう。
特に、犬を連れてキャンプに行っていた車は、自分では気づかない臭いがついていることがあるので注意が必要だ。
設備
キャンピングカーには色々なものが設置されているが、その中には、プラス査定になりやすいものと、マイナス査定になりやすいものがある。
電子レンジやアンテナ、性能の良い発電機などは、種類にもよるがプラス査定になりやすい。
もしマイナス査定になりやすいパーツをつけている場合は、純正パーツに戻せるようなら戻しておいた方が良いだろう。分からなければ無理に外さず、買取業者で聞いてから対応する方法もある。
売却は専門店で
一般の中古車買取業者にキャンピングカーを持ち込むと、場合によってはキャンピングカーとしてではなく、単なる改造車として査定されてしまうことがある。
その場合は、ベースの車種として買取額が算出されるが、そこにはキャンピングカーとしての設備の価値が全く反映されていない。
キャンピングカー専門の買取業者は複数あるので、そのような店に依頼した方が高額査定をしてもらえるだろう。