子供が小さいときにはキャンプに頻繁に行ったものの、今では家族で出かけること自体が減り、使わなくなったキャンプ道具がそのまま残っているという家庭も多いのではないだろうか。キャンプ道具はそろえるときにはそれなりのお金がかかるため、使わなくなったからといってそのまま捨ててしまうのでは、やはり勿体ない。
買取業者やオークションサイト・フリマアプリを利用して、不用品も賢く処分しよう。こちらでは、人気のローカスギア(LOCUS GEAR)の製品情報や買取相場について解説する。
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このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
ローカスギアとは
ローカスギアは2009年に、日本で創業されたアウトドア・ガレージブランドだ。神奈川県相模原市に本拠地を置いていて、シェルターやタープなどが主力製品である。ガレージブランドというのは従来のブランドよりも小規模に製造・販売されるブランドのことで、個人事業などで営業されているケースが多い。
ガレージで営業するような規模という意味で、ガレージブランドと呼ばれている。ガレージブランドは通常よりもユーザーとの距離感が近いため、より希望に沿ったものを製品化しやすいというのが特徴だ。店主が小売店を営業しつつ、訪れる顧客の意見を取り込んで製品も作るという形をイメージしてもらうと分かりやすいだろう。
ローカスギアは歴史はまだ浅いものの、作り出される製品のデザインと性能の良さで急成長し、今や日本を代表するアウトドア・ガレージブランドとなっている。世界のアウトドアファンからも注目を集める存在だ。
ローカスギア製品の特徴
ローカスギア製品の特徴は、何と言っても素材へのこだわりにある。強度に優れた軽量素材を採用し、アウトドアで行動するためには必須の、荷物の軽量化とさまざまな条件下でも耐える強度の両立を図っている。
さらにアウトドアファンをワクワクさせるのが、形と素材の組み合わせを自由に選ぶことによって、自分だけのこだわりのギアを作ることができるという点だ。アウトドア好きの人にとっては、キャンプなどに行った先で焚火を囲みながら、気の合う仲間とギアについて語り合うことも楽しみの1つであろう。ローカスギアの製品は実用的であるだけでなく、製品について語り合うことの喜びもたっぷりと与えてくれるのである。
ローカスギアのシェルター
以下より、ローカスギアを代表する製品であるシェルターについて紹介しよう。ちなみに、文中で掲載する価格はいずれも2019年2月時点のものである。
クフ
ローカスギアのシェルターの中でも最も人気の高い製品だ。1人用で、フロアレスのワンポール・シェルターである。別売りのメッシュ・シェルターと組み合わせることによって床と蚊帳の機能を追加することができ、夏場でも快適に過ごせるようになる。
さらに、別売りのトレッキングポールなどを組み合わせれば、一層居住性が増す。この場合、中央のポールがなくなるため2人での使用も可能となる。価格は33,800円。
ハピ
クフの短辺側の幅を20cm広げた2人用のシェルターである。クフでは長辺側に設けられている入り口を短辺側につけ変えているため、夜間に奥に寝ている人がトイレに行きたくなっても手前の人をまたいで行く必要がない。価格は35,800円。
カフラ
家族でキャンプに出掛けたいという人に人気なのが、カフラだ。1人~4人までの人数に対応している。ポールの高さが170cm以上あり、フロアの形状が正方形であるため広々と使用できる。
そのままだとクフと同様にフロアレスであるが、別売りのメッシュ・シェルターでさまざまなシーンに対応可能なのが魅力である。フルメッシュの他、半土間のハーフメッシュもある。価格は40,800円。
メンカウラ・シル
カフラを少し小さくしたのが、メンカウラ・シルだ。長辺・短辺共にカフラより10cmずつ短く、ポールの高さは130cmにおさえられている。推奨使用人数は1人~2人で、フロアレスのワンポール・シェルターである。価格は37,800円。
セロ・シル
110cmのポールで設営する、1人用のコンパクトなシェルターである。重量はたったの405gしかない。収納したときのサイズも24cm×8cmで、軽量・コンパクトぞろいのローカスギアの中でも最もコンパクトに収納が可能だ。価格は33,800円。
アポロ・タイベック
四角形が多いワンポール・シェルターの中で、その形状が一際目を引くのがアポロ・タイベックだ。珍しい八角錐のティピー型で非常にオシャレである。1人~2人用とサイズも手頃で、本格的なアウトドア・キャンプだけではなく、音楽フェスなどにも使い勝手が良さそうである。価格は29,800円。
ソリス・シル
他のローカスシェルターが全てワンポール・シェルターであるのに対し、ソリス・シルは唯一のツインポール・シェルターだ。ローカスギアシェルターの中で最も大型で、6人~8人用と、グループでの使用に適している。それだけの大きさにも関わらず重量はわずかに1.87kgで、他社製品を圧倒する軽さを誇っている。
バイクのツーリング時にバイクガレージとして使うことができる他、パーティシーンでの使用にも適している。また、グループでこれ1つのシェルターを使うことにすれば、1人当たりの荷物重量を減らすこともできる。価格は120,000円。
ローカスギアのシェルター素材
次に、ローカスギアシェルターの素材を紹介する。シェルターと組み合わせることのできる素材は4つある。
タイベック
タイベックはその丈夫さと軽さから、近年はバッグなどのさまざまな用途に使われることも増えているので、聞いたことがある人もいるだろう。高密度ポリエチレン100%の不織布がタイベックである。
防水性・透湿性・耐久性という、シェルターには必要不可欠な3つの要素をバランス良く備えており、価格もそこまで高価ではないため選びやすい素材である。シェルターの中では、クフとアポロの形に対応している。
シル
とにかく防水性能にこだわるのであれば、シルを選ぶと良い。リップストップ・ナイロンという素材にシリコン樹脂を両面コーティングして仕上げた素材である。非常に滑らかで防水性能が高い。
またよく伸びるため、張りを持たせるのが意外と難しいシェルターの設営も綺麗にできる。ただし、両面シリコンコーティングの性質上、透湿性はない。対応シェルターはセロ・クフ・ハピ・カフラ・メンカウラ・ソリスである。
DCF/DCFーB
DCFというのはダイニーマ・コンポジット・ファブリックの略で、キューベンファイバーとしても知られている素材である。特殊繊維をUV樹脂でラミネートしており、非常に薄く軽量なのにも関わらず、強度に優れているのが特徴である。その強靭性を重量で比較した場合には何と鉄の15倍、アラミド線維の40%以上となる。水分・紫外線・化学薬品などにも耐久性がある。
そしてDCFーBは、ボンディング製法によって加工したDCFのことである。ボンディングとは生地と生地を貼り合わせるということで、通常必要となる縫い目部分のシール加工が不要となり、より一層軽量化ができる。DCFとDCFーBは軽く強靭であるが、残念ながら透湿性はない。シェルターのうち、クフ・ハピ・カフラの3つに対応している。
DCFーeVent
透湿性がないというのが欠点であったDCFを改良して、透湿性能を加えたのがDCFーeVentである。DCFに通気性を持たせた繊維を使用し、さらに防水透湿膜をラミネートしている。その透湿性はゴアテックスの2~3倍もあるとされ近年注目を集め始めているが、この素材を使用すると重量はかなり増してしまう。クフ・ハピ・カフラに対応している。
売買のコツと買取相場
ここでは、ローカスギアをより高値で売るためのコツと買取相場をご紹介する。
特に人気の高いコレクション
ローカスギアの製品の中でも特に人気の高いシェルターやタープは、スタンダード・コレクションとカスタム・コレクションがある。スタンダード・コレクションはいわゆる量産モデルのことで、決まったデザインのものを工場でライン生産する。在庫があれば、注文から数日で手に入れることが可能だ。
カスタム・コレクションは受注生産のことで、注文を受けてから職人が一点一点手作りする。色や素材の組み合わせをさまざまに楽しむことができるため、非常に人気が高い。手に入るまで2カ月以上待つということは珍しくない。
まずは複数の媒体を利用してみよう
ローカスギアのシェルターなどをどうしても早く手に入れたいという場合には、中古市場などを利用してみるのも手だ。ヤフオクやメルカリなど、オークションサイトやフリマアプリでもローカスギア製品が売買されることが増えている。
一般的な総合リサイクルショップなどでは、特別アウトドア製品に力を入れているというのではない限りなかなか見かけることはないが、こまめに足を運んでチェックしていると、お宝に出会えるかもしれない。では逆に、ローカスギア製品を高く売りたいというときにはどうすれば良いだろうか。
これに関しては、買取業者・オークションサイトやフリマアプリなど、さまざまな媒体を複数当たってみるのに勝る方法はない。なぜならば、オークションサイトやフリマアプリでは需給のバランスによって価格が決まるため思わぬ高値がつくときもあるが、逆に思ったほど価格が伸びないこともある。
買取業者では、アウトドアギアに詳しい業者に依頼すれば良さそうにも思えるが、詳しいからこそ査定額が伸びないこともある。どれか1つの方法に決めてしまうのは、高値売却を狙うときには避けよう。
ネットの無料査定や出張買取もあるので、手間をいとわずに複数の業者に査定を依頼してみよう。ヤフオクやメルカリなどをこまめにチェックすることも大切だ。
中古市場での買取相場
参考までに、ローカスギア製品の査定額、中古市場での売買額を紹介しよう。ある業者では、カフラ・シルに20,000円、ソリス・シルは55,000円、クフ・タイベックに14,000円という買取参考価格がつけられている。
個人売買サイトでは、多少傷・汚れのあるクフ・シルが18,500円、ほぼ未使用のカフラ・シルが、ハーフメッシュシェルターとポールもセットで52,000円である。また、クフ・シルでも、カスタム・コレクションで未使用、さらにメッシュ・シェルターとフットプリントをセットという条件が付くと、57,500円という、ほぼ定価で売買が成立している。
これらのことから、製品単体だと定価の大体半額が買取・売却価格の相場と言える。より高く売却したい場合には、未使用に近いこと、カスタム・コレクションなどの人気の高い製品であること、メッシュ・シェルターやポール、その他製品と共にセット売りにすることなどが条件となりそうだ。
また、できるだけ綺麗な状態になるように手入れをしたり、破損や傷がないか、細かくチェックすることも高値売却のためには必須である。最後ににローカスギアを売る際におすすめの買取業者を紹介する。
セカンドギア
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
セカンドギアは東京吉祥寺にあるアウトドアブランドの買取店。専門店なので、アウトドア製品の知識豊富なスタッフが品物を1点1点丁寧に査定し、高価買取が実現される。雑誌などメディアでも紹介されている、人気の買取店だ。
まとめ
ローカスギア キャンプ用品の買取相場・査定情報をご紹介した。ローカスギアは多くの種類や組み合わせがあるが、だいたい定価の半額程度が相場と言えるだろう。ただし、売る場所や時期によって買取価格に差があるため注意しよう。
おすすめは、複数の中古買取業者・ヤフオク・メルカリの買取価格を調べ比較してみることだ。また、事前にきれいに手入れをしたりなど、未使用に近い状態で査定に出すと高値で買い取ってくれる。今回ご紹介したポイントを参考にして、満足のいく取引をしてほしい。