スズキからのOEM供給によって登場したモコは、日産自動車の軽自動車販売における第一号車種である。「若くてアクティブなママが、子供と一緒にどこに行ってもジャストフィットするベストパートナー」というコンセプトで生まれた可愛らしいモコは、さまざまな意匠を変更することで、OEM元であるスズキのMRワゴンよりも遥かに人気の高い車種へと急成長を遂げた。
今回は、そんな日産の軽自動車販売における土台を築いたモコについて、これから買い替えや売却を考えている人向けの情報を紹介していきたい。
Hiroshima City, Japan / Mic V.
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日産の動向から導き出されたモコの売り時とは？
2002年から多くのユーザに愛されてきたモコも、OEM供給先であるMRワゴンの生産終了に伴い、2016年中に日産のカタログから消えることが発表されている。この動きにより、モコの人気と知名度は次第に降下していく状況が想定されるため、愛車の買い替えを検討しているなら、日産のカタログに掲載されている「今のうち」に査定依頼をするのが理想と言えるだろう。
高値で売るための秘策とは？
愛車のモコを「少しでも高く売却したい」と考えるなら、これから紹介するポイントを抑えて買取業者へのアプローチやコミュニケーションを図ってみて欲しい。
イメージカラーは高値で売れる
モコピーチ、フォレストアクア、フィズブルーといったブランドイメージカラーのモコは、ホワイトやシルバーといった地味な色よりも5万円～10万円ほどの高額査定が期待できる。
また軽自動車の場合は、普通車と比べて可愛らしい色の需要が高い傾向があるため、価格交渉の際にアピールしてみても良いだろう。
さらに、もし時間があれば買取業者がどの車を在庫として持っているか、中古車を買う客として訪れてみて、自分の車のカラーを持っているか確認してみるのも良いだろう。そこの買取業者が他のカラーは揃えているのであれば、自分のモコのカラーの在庫が欲しいはずで、高値でも買取る可能性があるからだ。
タバコの臭いは厳禁
冒頭でも述べたように、「若くてアクティブなママ」をターゲットにしているモコは、タバコの臭いがマイナス査定に直結する代表車種である。また、子供のアレルギーを不安視する主婦ユーザの場合は、ペット臭も毛嫌いする傾向が高いため、消臭剤、ファブリーズなどを使って徹底消臭をしてから買取店に持ち込むようにして欲しい。
洗車、室内清掃、メンテナンスも忘れずに
洗車、室内清掃、メンテナンスも消臭同様忘れずに行ってほしい。やはり、見た目から印象をまず受け、この車がほしいかどうかが決まる。泥がついていたり細かい傷がたくさんついているモコは、印象が悪くなってしまい、あまり高額で買い取りたい気持ちも減ってしまうだろう。
洗車については、自分でやるか、またはガソリンスタンドの洗車サービスなどで十分である。また、細かい傷についてはコンパウンドを使用すると大体のものは綺麗になる。
また、汚れを傷と勘違いしてしまう場合もあるので、まずは洗ってみて、傷があるか確かめよう。コンパウンドで綺麗にできない傷については、無理に隠そうとせず、買取業者に向かった方が無難かもしれない。下手に隠そう色を塗ったりするとかえって目立たせてしまうことがあるからだ。へこみなどある場合も修理は高額なのでオススメできない。
たくさんの業者に査定依頼をする
まず、面倒であるから、またはここの買取業者であれば高額で買い取っってくれるだろう、などの理由で1社にしか査定に出さないのは避けてほしい。なるべく多くの買取業者に査定依頼をすることが高額査定の一番の秘訣とも言っても過言でない
からだ。自分の愛車の価値をわかっていないままその1社にのみ買取査定に行けば、相場を知らないことも買取業者の営業もプロなのでわかり、うまく安く買い取れるよう説得され兼ねない。査定額の9割はどの買取業者に売るか決まると言ってもか過言でないほど買取業者選びは重要である。どんなに愛車を綺麗にして完璧にしていても、買取業者が安く買い取る業者だった場合あまり意味がない。モコを欲しがっている業者に出せば20万円以上の差が出ることもある。モコを欲しがっている業者を探そう。
では、まず、多くの買取業者に買取査定を申し込み、見積もりを取っていると、モコの買取相場情報を客観的に分析しやすくなる。どこが高く買い取ってくれ、どこが高く買い取ってくれないのかがわかり、さらに自分の愛車の大体の相場を把握できる。また、価格交渉を行う上でも複数社から出てきた見積もりは欠かせない判断材料となるため、高価買取を狙うなら絶対に相見積もりをするべきと言えるだろう。
一括査定サイトを利用してみよう
複数の業者に買取査定を申し込み、見積もりを取るべきだと言われても、そんな手間や時間もかけている暇はないと言う人も少なくはないだろう。そんな人にオススメなのが一括査定サイトである。まず、一括査定サイトで査定金額を比較してから買取業者を回るのも一つの手である。
一括査定サイトでは車種や年式、走行距離と連絡先を入力するなどの簡単な登録で、最大10社の中から一番高く買い取る業者が把握、売ることができるサービスである。自分で10社それぞれ査定に出すのは非常に手間と時間がかかるところが、一括査定サイトを使用すれば一回で済むため非常に便利だ。
一括査定サイトを使用する際も、一つでなく、3つは一括査定サイトを活用してみるようにして比較するようにするとさらにたくさんの情報を得ることができ、高額買取業者を見つける手助けになるろう。
下取りに出さない
時間もない、買取業者はどこに出したら良いかわからないから下取りに出そうと思っている、下取りに出してもそんなに変わらないだろうと思っている人もいるかもしれない。しかし、下取りに出すことは非常にもったいない。
下取りに出すてしまうと、ネット上の情報では34万円も買取と差が出てしまうこともある。ここまで損をしてでも下取りに出したいのであれば、下取りでも問題ないが、少しでも損したくない、高額が良いのであれば、下取りに出すことは1番選んでは行けない手段であると言えるだろう。
参考買取相場と変動率を調べてみた
2016年3月時点の平均買取価格は、57万円となっている。この金額のボーダーラインは5年落ちと考えられているため、もし2011年以前に購入した愛車の買い替えを検討しているなら早めに売却する必要があると言えるだろう。
またスズキのMRワゴンをベースとしたモコは、走行距離による査定基準への影響が少ない車種のため、エアロスタイルやショコラティエなどの特別仕様車であれば7～8万キロ乗っていても40～50万円前後の高額査定が期待できそうだ。
現在マイナス11%であるモコの変動率は、新車販売の終了とともに更に急落することが想定できる。このような市場動向によって愛車の売却タイミングを逃さないためにも、モコの買い替えを考えているなら早めに査定だけでも受けるべきと言えるだろう。
まとめ
広々としたスペース、シックなインテリアといった女性に嬉しい要素が詰まったモコは、新車の販売終了によって相場変動が生じる車種である。特に2016年以降は、在庫の減少と相場の急落というダブルの波が押し寄せることが想定できるため、まだ市場が安定している今のうちに査定依頼を通して愛車の価値をチェックしておくべきと言えるだろう。
愛車のモコを納得の査定額で売却するためにも、当ページで紹介したポイント、特に一括査定サイトの利用、複数の業者への買取査定申し込み、下取りに出さないことを抑えて買取店へのアプローチを図ってみて欲しい。
