ビデオカード(グラフィックボード)は、数ある拡張カードの中で、最も高価買取の期待できるPCパーツだ。
パソコンで行う3Dゲームやオンラインゲームが人気の近頃では、ストレスなく高画質ゲームを楽しむために高性能のビデオカードを購入する人たちが増えている。
また、ゲーマー達の動向はこの市場のターンオーバーにも好循環をもたらしているため、ビデオカードは一般のPCパーツと比べて高価買取が狙いやすい商品と位置付けて良いだろう。
今回は、高価買取実績の大変多いビデオカードについて、一般の皆さんが効率良く売却するコツや手順を徹底解説していく。
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ビデオカードを高額査定に繋げるコツ
ビデオカードを少しでも高く売りたいと願うなら、多くのユーザが実践している下記6つのポイントを重視して売却に向けた準備や行動を起こすようにして欲しい。
新品のビデオカードを買う
PCパーツ専門店で歓迎されるのは、「新品のビデオカードがメイン」である。
良心的なリサイクルショップなどであれば、もちろん中古のビデオカードでも査定をしてくれる。しかし中古品が2人以上のユーザが使ったカードと考えれば、「次のユーザに売却しても安全に使える保証は少ない」と捉えられると言えるだろう。
こういった理由で買取NGを出されないためにも、売却予定のビデオカードは新品を買うことが理想となる。
保証期間内に売る
最新モデルが次から次へと登場するビデオカードは、「早く売ること」が高額査定の鉄則となる。
また一般メーカーでは1~2年、EVGAでは3年を保証期間としているため、この時期を過ぎたビデオカードは「確実に動作するか?」といった信頼性の部分でも評価が低くなってしまうと捉えた方が良い。
全ての付属品を揃える
ショップが公開する買取上限額で売るなら、ビデオカードの外箱を含めた付属品の全てを付けるようにして欲しい。
業者に査定依頼をするまでに付属品の管理をしっかりできない場合は、パッケージやマニュアルなどを簡略化している、玄人志向などの中上級者向けメーカーを選んだ方が良いかもしれない。
ビデオカード買取に積極的な店を利用する
ビデオカードの買取に積極的なのは、PCパーツ専門店が中心となる。
これに対してHARD OFF、おたからや、駿河屋などのリサイクルショップも、専門性では若干劣る難点があるものの、ビデオカードの査定を受け付けているようだ。
そんなビデオカード買取業者の中には、じゃんぱら、コムショップ買取、ソフマップ・ドットコムのように専用買取ページで価格表を公開しているところも多く見受けられるため、時間さえあれば業者の比較検討も可能な商品と捉えて良いだろう。
高く売るなら相見積もりを忘れずに
高いリセールバリューで知られるビデオカードは、多くのショップに型番を知らせて相見積もりをとる作業を必ず行うようにして欲しい。
複数社から見積もりを集めると、優柔不断な人でもスムーズに業者選定を進められる。
また、PCパーツ専門店の中には価格交渉を受け付けているところも多く見受けられるため、他店の金額を把握した方が査定士とのコミュニケーションもしやすくなると言えるだろう。
古いビデオカードが大量にある時は?
長年の自作PC作りで余ったビデオカードが大量にある場合は、最終手段としてECOTERMや大畑商事といったスクラップ業者に持ち込む方法もある。
基盤スクラップとして買い取られるビデオカードはジャンク品でも問題がないため、「コンディションを気にせず査定に出せる」といった意味でもPCルームの断捨離には大変おすすめ度の高い存在と言えるだろう。
高く売れるビデオカードのメーカーと参考買取相場 まとめ
最後に、大半のショップで高価買取対象とされているビデオカードの人気メーカーと、実際の参考買取相場をまとめていこう。
MSI
Twin Frozrクーラーを搭載したMSIは、冷却性と静音性に優れたビデオカードメーカーだ。
GeForce GTX 980 GAMING 4Gなどの人気モデルは、自作パソコン内に取り付けられた物でも20,000円前後の高額査定がつく。
また、一般のビデオカードと比べて性能の高いオーバークロックモデルは、リセールバリューの高さでも定評があるため、Lightningというシリーズにこだわって買い物をするのもおすすめと言えるだろう。
ASUS
耐久性の高さで定評のあるASUSは、静音性に優れたDirectCU IIというクーラーによって知名度を更にアップさせた人気メーカーだ。
価格.comのランキングで50位以内に入るDUAL-GTX1060-O6Gは、発売から1ヶ月以内というのもあり、40~44%前後の換金率となる。
そんなASUSには、33,000円以上の高額査定が期待できるSTRIX-R9390X-DC3OC-8GD5-Gなどの並行輸入品もあるため、幅広い製品に目を向けることも、高く売れるビデオカードと出逢う良策だと言えるだろう。
ZOTAC
小さなパソコンケースに適したビデオカードを多く作るZOTACも、大半のパソコンパーツ専門店から歓迎されるメーカーだ。
GeForce GTX680搭載のZTGTX680-2GD5NVTR001などは、9,300円~10,100円ほどの買取上限額となっている。
これに対して、大変コンパクトなZT-60802-10PやZT-60901-10Mについては、日本正規代理店で購入した物でも4,600円~6,700円ほどの査定になると考えた方が良いだろう。
GIGABYTE
リーズナブルな価格と大型ファンで定評のあるGIGABYTEには、20,000円を超える高額査定実績が非常に多い。
GTX1080搭載のOCモデル・GV-N1080WF3OC-8GDは、新品未使用なら35,000円~38,000円の高額査定がつく。
手頃な価格で購入できるGV-N710SL-2GLなどは、2016年5月発売であっても1,800円~2,000円前後の査定となるため、商品ランクや性能にこだわることもGIGABYTEのビデオカードを高く売るコツだと考えて良いだろう。
玄人志向
カスタマーサポート不要の中上級ユーザをターゲットとした玄人志向も、高く売れるグラフィックボードの多い人気メーカーだ。
オーバークロックモデルのGF-GTX960-E4GB/OC2/SHORTなら、8,000円~9,300円ほどで買い取られる。
また、1070搭載コストダウンモデルGF-GTX1070-E8GB/BLFについては、19,000円~22,000円の高額査定実績が多いため、機能性だけでなくリセールバリューでもユーザを満足させてくれると考えて良いだろう。
まとめ
画像品質というPCライフの大事な部分を担うビデオカードは、人気モデルを保証期間内に売却すれば満足の査定額が得られやすい商品と捉えて良さそうだ。
そんなビデオカードの買取相場はヒカカク!でも公開しているため、高額査定の狙える人気メーカーの商品なら型番などの情報を当サイトで検索をかけてみて欲しい。